本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:ハイリスク・ハイリターン?ベンチャーキャピタル銘柄をなぜ家計の柱に考えるのか
こんにちは、みずきです。現在2026年。娘は5歳になり、小学校入学が近づいてきました。家計も投資も、いよいよ「守り」と「攻め」のバランスを見直す時期に入ったな、と感じています。
我が家の投資の基本は、長期安定配当で家計を支えること。ですが、今回は少し毛色の違う銘柄を検討してみました。それが、ベンチャーキャピタル(VC)事業を担うジャフコ グループ(8595)です。
VCというと、業績の変動が激しいイメージがありますよね。でも、ジャフコは今、予想配当利回り5.45%(2026/01/06時点)という高水準です。さらに、PBR(株価純資産倍率)は0.94倍と解散価値を下回っていて、自己資本比率も83.0%と非常に堅固。この「高配当なのにPBR1倍割れ、しかも財務は超安定」というギャップに、子育て家計にとってのチャンスがないか、真剣に分析してみました。
1. シナリオ設定:「2年後の育休」を配当で乗り切る
今、私が最も具体的に「現金が必要になるタイミング」として意識しているのが、2年後の第二子出産に伴う育休期間です。
上の娘も小学生になり、習い事や学童などで支出が増える上に、私の給与が一時的に減るとなると、家計の余裕がかなりタイトになります。理想を言えば、育休中の家計をカバーするため、毎月7,000円程度の配当収入があれば、精神的なプレッシャーがだいぶ軽減されると考えています。
- 我が家の現在地:娘5歳(年長)。貯蓄は進んでいるが、教育資金と生活防衛資金は切り分けたい。
- 2年後の家計課題:第二子育休開始。収入減と小学校入学後の支出増のダブルパンチ。
- その課題を解決するために必要な配当額:月7,000円(年間84,000円)
2. 目標配当額の逆算計算:約146万円で年間8.4万円を狙う
この「年間84,000円」という配当目標を、ジャフコで実現するには、いくら投資すればいいのでしょうか?
ジャフコ グループの会社予想配当利回り(2026/01/06時点)は5.45%です。この利回りを使って逆算してみます。
目標年間配当額: 84,000円
予想配当利回り: 5.45%
必要投資額 = 84,000円 ÷ 0.0545 ≈ 1,541,284円
現在(2026/01/06)の株価が2,440円なので、最低購入代金は244,000円(100株)です。
目標額を実現するには、約154万円が必要になります。100株単位だと、約6単元(600株)を購入すれば、およそ146万円の投資で目標に到達できる計算です。我が家では、この金額なら「攻めの高配当枠」として投資してもいいかな、という判断ラインです。
3. 複数銘柄の比較とジャフコの特徴
5%を超える高利回り銘柄はいくつかあります。例えば、前回分析したセントラル・リート投資法人(3488)のようなJ-REITは、配当の安定性では抜群に高いです。では、ジャフコを選ぶメリットとリスクはどこにあるのでしょうか。
ジャフコ グループ(8595)のビジネスと特性
- 業界:ベンチャーキャピタル(VC)。未上場企業への投資・育成がメイン。
- 配当利回り:5.45%(高水準)
- 財務安定性:自己資本比率83.0%(非常に高い)
- 株価水準:PBR 0.94倍(解散価値を下回る割安水準)
- 配当方針:原則として、ファンドの利益(投資先企業の売却益など)を主な原資とする「利益連動型」です。
VC事業は、投資先のIPOやM&Aによる売却(Exit)の成功に大きく業績が左右されます。そのため、毎年の利益と配当は非常にブレやすいという特徴があります。
ただし、ジャフコが持つ「超安定した財務」と「割安な株価水準」は、このブレをある程度カバーしてくれる魅力があります。
VC業界の活発化とM&A事例
ジャフコのようなVCが収益を上げるためには、投資先の成長とM&A市場の活発化が欠かせません。最近も、海外ではスタートアップ関連のM&Aのニュースが続いています。
例えば、2026年1月6日の報道では、カナダの投資会社Valsoft Corporationが、通信・インフラ請負業者向けのワークフォース管理ソフトウェアを提供するPenguinDataを買収したという発表がありました。(Valsoft Corporation Acquires PenguinData…)
これは日本国内のジャフコの案件ではありませんが、世界的にスタートアップとそのExitを巡る市場が活発であることの証左です。つまり、ジャフコが抱えている多くの投資先が、将来的にExitするチャンスは豊富にあるということです。
安定高配当銘柄との比較
もし2年後の育休中に「絶対に毎月7,000円」が必要なら、業績に連動して配当がブレるジャフコよりも、配当の安定性を重視する銘柄(例えば、J-REITや高財務のディフェンシブ銘柄)を選ぶべきです。
でも、もし「高配当で、かつPBR1倍割れの修正期待による株価上昇も狙いたい」と考えるなら、ジャフコは非常にバランスの取れた選択肢になります。
利回りが5%台と高いため、もし一時的に減配されたとしても、他の安定銘柄に比べてリターンが高く、株価が純資産を下回っているため、大崩れのリスクも相対的に低いからです。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
ジャフコ グループを我が家の人生設計シナリオ(2年後の育休家計サポート)に照らして評価してみました。
A. 配当の持続性・成長性:△(安定性重視なら要注意)
高配当利回りは魅力的ですが、VC事業の特性上、配当はExitの状況に強く連動します。会社は利益還元の姿勢が明確ですが、「安定配当」ではありません。収益性も、ROEが6.87%と「望ましいとされる8%」にはまだ届いておらず、業績のバラつきはあります。もし景気後退期に入り、投資先がなかなかExitできなくなると、配当金は大きく減る可能性があります。この点が、育休中の「絶対的な安定収入」を求める我が家にとっては懸念点です。
B. 人生設計との適合性:○(リスクを理解して利用するなら)
約146万円の投資で、目標の年間8.4万円の配当が実現できるという点で、目標到達の効率は非常に高いです。しかし、2年後の育休中に配当がブレると、心理的な負担が大きいかもしれません。よって、この銘柄を「家計を支えるコア」にするのは不向きですが、「高利回りを活用しつつ、将来の株価修正(PBR1倍回復)によるキャピタルゲインも狙う」という、ハイブリッドな役割を与えるなら適合性は高いです。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:◎(財務の安定性が優秀)
VC事業は本来リスクが高いのですが、ジャフコの自己資本比率が83.0%と非常に高いおかげで、安心感があります。業績が悪化しても、すぐに会社が傾くリスクは極めて低いと言えます。PBRも0.94倍と割安なので、大きく株価が下がる余地も限定的でしょう。この「攻めの事業内容」と「鉄壁の財務基盤」の組み合わせが、私たち子育て世代が手を出しやすいポイントです。最悪の場合でも、資産価値は保たれやすいと判断できます。
5. みずきの総合評価+判断:ジュニアNISAで非課税の恩恵を最大化
ジャフコ グループは、配当の変動リスクはあるものの、それを補って余りある「高利回り」「高財務(自己資本比率83.0%)」「PBR割安」の三拍子が揃った魅力的な銘柄だと評価しました。
我が家では、この銘柄を「育休中の絶対的な安定収入源」ではなく、「子どもの教育資金を増やすための高利回り・成長期待枠」として活用するのがベストだと考えています。
特に、この銘柄は高配当なので、ジュニアNISAで運用するのが最適です。
制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAの力
ジャフコ グループの予想配当利回り5.45%は非常に高いです。通常、配当金には約20%の税金がかかりますが、ジュニアNISA(現行制度)で娘名義で保有すれば、配当金がまるごと非課税になります。
もし目標の年間84,000円(月7,000円)を配当で受け取った場合、通常は手取りが約67,200円になりますが、ジュニアNISAなら非課税で84,000円全額が手元に残ります。この差は大きく、特に高配当銘柄であればあるほど、制度活用の効果は絶大です。
娘はまだ5歳ですから、この配当を現金として使わずにそのまま再投資することで、13年後の大学進学時まで、複利の力を最大限に生かすことができます。
VCという「成長をサポートする事業」の個別株を、子どもの「成長をサポートするジュニアNISA口座」に入れるというのは、なんだか人生設計としてもしっくりくる組み合わせだな、と思うんです。
6. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
正直なところ、VCは景気敏感度が高い業種です。ベンチャー投資は景気が良いときに活発になり、不況になるとExitが難しくなります。
もし2年後の育休に入るタイミングで、世界的な景気後退期が重なると、ジャフコの業績が悪化し、せっかくの配当が減ってしまうかもしれません。
だからこそ、我が家でこの銘柄に投資する場合は、「育休中の生活費は、J-REITなど安定性の高い他の銘柄(コア資産)の配当で賄う」という前提を崩しません。
ジャフコはあくまで、「鉄壁の財務に裏打ちされた高利回りで、株価修正期待もあるサテライト(成長期待)枠」として位置づけるべきですね。
目標の154万円を一気に投資するのではなく、数回に分けて分散投資することで、株価変動リスクも抑えながら、長期的にPBR1倍割れが解消されるのを待ちたいと考えています。
投資は人生設計ありき。高利回りだからと飛びつくのではなく、この銘柄の「変動リスク」と「高い財務安定性」の特性を理解した上で、ポートフォリオのどの役割を担わせるかを決めることが本当に大事ですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
みずき


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