本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:PCA(ピー・シー・エー)は「家計の守備固め」に使えるか?
こんにちは、みずきです。早いもので2026年に入り、娘(年長、5歳)の小学校入学まであと2年になりました。いよいよ「小1の壁」が迫ってきて、夫婦で話し合う時間が増えていますね。
今はありがたいことに、つみたてNISAやiDeCoで長期資産を育てつつ、ジュニアNISAで娘の教育資金の種まきも進めています。ただ、目の前の「生活費の変動」に対応できる現金流がもっと欲しいな、というのが最近の悩みです。
特に、もし第二子を授かることになれば、2027年後半には私が育休に入るかもしれません。そうなると、収入減と小1の壁のダブルパンチで家計が一時的にキュッと締まってしまいます。
そこで今回は、高配当銘柄の中でも、企業の業務インフラを支える安定性の高いピー・シー・エー(9629)を検討してみました。ここは配当利回り(会社予想)が4.78%と非常に高く、しかも財務が安定しているのが魅力的です。このPCAが、我が家の短期的な家計の「守備固め」にどう貢献するかを逆算で見ていきたいと思います。
我が家の人生設計シナリオ:2年後の家計の穴埋め
まずは、PCAの配当金に期待する役割を明確にしますね。
我が家の最大の課題は、2年後の2028年春に娘が小学生になること、そしてもしその時期に育休に入っていた場合の家計の補填です。
- 我が家の現在地(2026年):娘5歳(年長)。夫婦共働き。
- 2年後の家計課題(2028年):
- 小1の壁:学童保育や習い事など、予期せぬ出費が増える。
- 育休の可能性:もし私が育休に入れば、給与が一時的に減額される。
- その課題を解決するために必要な配当額:
- 学童保育代や予備費として、毎月7,000円(年間84,000円)の配当収入を確保したい。
この月7,000円の配当が実現すれば、育休中の生活費の圧迫が減ったり、小学校入学後の習い事代を配当で賄えたりと、精神的な余裕につながります。これが、投資を頑張る最大のモチベーションですね。
目標配当額の逆算計算
目標は「年間84,000円の配当金」です。これを、PCAの予想配当利回り4.78%で達成するために、いくら投資する必要があるかを逆算してみます。
(※税金は考慮せず、非課税枠(ジュニアNISA)を最大限活用することを前提としています。)
| 項目 | 数値 | 計算方法 |
|---|---|---|
| 目標年間配当額 | 84,000円 | 月7,000円 × 12ヶ月 |
| 候補銘柄の予想配当利回り | 4.78% | PCA(9629) |
| 必要投資額(目安) | 約176万円 | 84,000円 ÷ 0.0478 |
約176万円。PCAの最低購入代金は約20万円(100株、株価1,989円)ですから、まとまった資金が必要になりますね。我が家の場合、今すぐに176万円全額を振り向けるのは難しいため、数回に分けて購入するか、ジュニアNISA枠をフル活用して非課税で効率よく配当を受け取れるように設計する必要があります。
複数銘柄の比較紹介:PCAの安定性は魅力的
業務システムを提供するPCAは、インボイス制度や電子帳簿保存法といった法改正の度に需要が発生する、非常に安定したビジネスモデルを持っています。これは、景気に左右されにくい「ディフェンシブ」な高配当株を探している子育て世代には魅力的です。
ここで、同じく中期的な家計サポートに使える、高配当の安定銘柄と比較してみます。(※比較銘柄は、私が過去に検討したIT・製造業系の安定株を想定しています。)
(2026年1月時点のデータに基づく)
| 銘柄名(コード) | 事業内容 | 予想配当利回り | 配当性向(目安) | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|
| ピー・シー・エー (9629) | 会計・業務ソフト開発・販売 | 4.78% | 約115% | 54.5% |
| ITインフラ系 仮想銘柄A | 企業のインフラ構築・保守 | 4.0% | 50% | 40% |
| 精密機器製造 仮想銘柄B | 切削工具製造(◎エーワン精密のようなイメージ) | 5.30% | 60% | 70% |
ピー・シー・エー (9629) の評価ポイント
PCAの魅力は、その安定した収益基盤と高い配当利回りにあります。ただ、データを見るといくつか気になる点がありますね。
- ビジネスの安定性:PCAは、企業の基幹業務システム(会計、給与、販売など)を提供しています。一度導入されると乗り換えが大変なため、安定した保守収益が見込めます。この安定性が、4.78%という高利回りを支える土台になっています。
- 財務の安定性:自己資本比率54.5%と非常に高く、財務は盤石です。これは、不況期でも安易に減配に踏み切らない防御壁になると期待できます。
- 懸念点:配当性向の高さ:一方で、予想PER 24.19倍に対して、配当性向を逆算すると約115%(1株配当95円 ÷ EPS 82.24円)と、利益を上回る配当を出していることが分かります。これは一時的なものか、利益剰余金を吐き出す特別な配当方針なのか、注視が必要です。安定配当を重視する姿勢は評価できますが、この水準が続くと将来の増配余地が小さくなります。
- 最低投資金額:約20万円と、私たちが検討する高配当銘柄としては手が出しやすい水準です。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
このPCA(4.78%)が、我が家の「2年後の家計の穴埋め(月7,000円)」という目標にどれだけマッチするかを評価します。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
配当の絶対的な安定性は高いと見ていますが、「成長性」という点では懸念が残ります。自己資本比率54.5%という鉄壁の財務と、基盤事業の安定性から、配当の「持続性」は○です。
しかし、配当性向が100%を超えている(EPSを上回る配当)現状では、この先、業績が伸び悩むと減配リスクが表面化します。もし、今後、企業がPBR是正策として成長投資を優先する方針に転換した場合、株主還元策を見直す可能性も否定できません。現時点では「高配当だけど増配は期待できない、むしろ維持に全力を注いでいる状態」と評価すべきでしょう。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
短期〜中期的な「現金流の安定化」という我が家のニーズにはぴったりです。目標利回り4%台後半で、2年後に必要な月7,000円を実現するための必要投資額(約176万円)は、努力すれば届く現実的なラインです。
この銘柄は、長期的な教育資金の種まき枠というよりは、「2028年までの家計防衛資金を配当で稼ぐための短期安定枠」として機能すると考えています。最低投資額が約20万円なので、少しずつ買い足して目標額に近づける戦略も取りやすいですね。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(まあ大丈夫)
我が家はまだ子育ての初期段階で、これから教育費のピークが来ます。そのため、ポートフォリオの核はインデックス投資で固めています。個別株は、その横で家計をサポートする役割を担っています。
PCAのビジネスの安定性、そして鉄壁の自己資本比率(54.5%)を考えると、リスク許容度は高いと言えます。ただし、配当性向115%超えという点は、私たち夫婦の懸念材料です。もし育休中に減配が発表されたら家計計画が崩れるため、この銘柄に家計のすべてを依存させるのは危険です。ポートフォリオ全体における「安定高配当枠」の一部として、比重を調整しながら保有するのが賢明だと思います。
制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで効率を上げる
PCAのような高配当銘柄を検討する際、税制優遇制度の活用は絶対に見逃せません。特に4.78%という高利回りの場合、配当金にかかる税金(約20%)を非課税にできるメリットは絶大です。
このPCAは、まさにジュニアNISAで保有するのに最適な銘柄の一つだと考えています。
- ジュニアNISAのメリット:娘はまだ5歳で、口座開設が可能です。年間80万円の非課税枠を使い、ここでPCAを保有すれば、配当金がまるまる非課税になります。176万円の投資が必要な我が家では、2年分ほどのジュニアNISA枠(合計160万円)を使えば、ほぼ目標配当額を非課税で受け取れます。
- 配当控除の活用:もし、ジュニアNISA枠で足りず、特定口座や一般NISA(旧制度)で保有する場合は、配当控除の活用を忘れてはいけません。国内株の配当金は総合課税を選択すれば、税率に応じて所得税の控除が受けられます。ただし、我が家はまだ高所得ではないためメリットは限定的かもしれませんが、確定申告の手間を考慮しつつ判断したいですね。
非課税で4.78%の配当を受け取れるというのは、税引き後の利回りが約6%に相当するのと同じくらい家計にとって強力なサポートになります。制度は子育て世代の最大の武器だということを改めて実感します。
みずきの総合評価+判断:高配当だけど、目標額達成の「時間制限付き」で保有
総合的に見て、ピー・シー・エー(9629)は、我が家の「2年後の育休・小1の壁」対策として、高利回りで現実的な貢献が期待できる銘柄だと評価します。
特に、ITインフラ系ビジネスの安定性と、鉄壁の財務体質が、高い配当性向というリスクを相殺していると判断できます。
【みずきの結論】
PCAは「目標配当額をジュニアNISA枠で集中的に確保する短期~中期的な家計の助っ人」として導入する価値が高いです。ただし、配当性向100%超えは将来的な減配リスクを内包するため、長期の増配を期待する「コア」な銘柄ではなく、あくまで「2年後の家計の穴埋め」という目的が達成できたら、再評価・売却も視野に入れる「サテライト」の位置づけで保有します。
購入の際は、まずは最低単元(約20万円)を娘のジュニアNISA枠で購入し、非課税メリットを享受しながら、徐々に買い増しを行って目標の176万円を目指します。
外部ニュースと資本効率改善の圧力について
最近の市場では、東証からのPBR(株価純資産倍率)1倍割れ是正要求が大きなテーマとなっていますね。PCAのPBRは2.22倍と1倍を大きく超えており、評価が高い状況です。
このPBR是正の流れについて、「2026年は再編ラッシュ?TOB有力候補『厳選20銘柄』リスト」という記事でも言及されていました。直接PCAがTOB候補かどうかは別として、市場全体で「株主資本を効率よく使うべき」という圧力が強まっています。
PCAはすでに高い配当を出していますが、この流れを受けて、さらに自社株買いや、余剰資金を使った成長投資(M&Aなど)に踏み切る可能性があります。安定した財務基盤(自己資本比率54.5%)を持つPCAが、この資本効率改善の流れにどう対応するのかは、株価上昇の期待材料となる一方で、M&Aなどによる事業リスクが生まれる可能性もあります。私たち子育て世代としては、安定的で分かりやすい業務を続けてほしいと願うばかりですが、今後の経営方針にはしっかり注目していきたいですね。


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