△(7305)新家工業 : 2年後育休家計、月1万円習い事費へ高配当6%とPBR0.75倍で貢献

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

我が家の人生設計:2年後の「月1万円の習い事代」をどう作るか

こんにちは、みずきです。2026年もあっという間に12月。年末に向けて、来年以降の家計計画を夫婦で見直す時期ですね。

我が家は今、娘(5歳・年長)の小学校入学準備と並行して、第二子を迎え入れる準備も進めています。もし予定通りにいけば、2年後には私は育児休業に入る見込みです。

育休中は当然、収入が一時的に減ります。それなのに、上の娘の教育費は増えていくんですよね。特に頭を悩ませているのが、小学校入学後から始まる「習い事費用」です。

我が家では、習い事に月1万円程度を予算として確保したいと考えています。この1万円を、育休期間中の家計から捻出するのは結構大変!

そこで今回、この「月1万円の習い事費」を、安定した配当金で賄えないか、というシナリオで高配当銘柄を検討してみました。

○年後の家計課題と目標

  • 我が家の現在地:2年後に第二子育休開始予定。娘(年長)は小学校入学直後。
  • 家計課題:育休による収入減と、上の子の習い事費用増加が重なる。
  • 目標配当額:月10,000円(年間120,000円)の配当収入を2年後までに確立する。

目標配当額12万円を実現するための逆算計算

年間12万円の配当金を得るために、どれくらいの投資が必要でしょうか。

今回注目した新家工業(5938)は、記事執筆時点で非常に魅力的な高配当利回りを示しています。配当利回りは、なんと5.99%(約6.0%)です。

この利回りを使って、必要な投資額を逆算してみます。

目標年間配当額: 120,000円

新家工業の配当利回り(予想): 6.0%

必要投資額 = 120,000円 ÷ 0.06 = 2,000,000円

つまり、新家工業に約200万円を投資することで、理論上は2年後の育休中に月1万円の配当収入が得られる計算になります。現在の株価(5,010円)だと、約4単元(400株)を購入することになりますね。

200万円という投資額は決して小さくありませんが、短期間でこれだけの配当リターンを期待できるのは高配当株ならではの魅力です。ただし、この利回りの「安定性」をしっかりチェックする必要があります。

新家工業(5938)はどんな会社?:高利回り・低PBRの理由

新家工業は、主に鋼管や土木建築用の鋼材、建設資材などを製造・販売している企業です。私たちの生活に欠かせないインフラや建築物の土台を支える、地味だけど大切な役割を担っています。

新家工業の基本データ(2026年12月30日時点)

項目 数値 みずきの注目ポイント
株価 5,010円 最低投資額は501,000円(100株)
配当利回り(会社予想) 5.99% 驚異的な高水準
1株配当(会社予想) 300.00円 1株あたり300円の配当
PBR(実績) 0.75倍 資産価値に対して割安感あり
自己資本比率(実績) 59.8% 財務は非常に安定しています

私がこの銘柄を検討している最大の理由は、利回りの高さだけでなく、PBRが0.75倍と低い点です。

PBRが1倍未満ということは、会社が持つ純資産に対して、市場からの評価額が低い状態(いわゆる「割安」)ということ。東京証券取引所はPBRが1倍未満の企業に対し、資本効率の改善を求めていますよね。この流れを受けて、新家工業も株主還元(高配当)を強化している可能性があると考えられます。

財務基盤が自己資本比率59.8%と非常に安定しているのも心強い点です。本業が景気に左右されやすいセクターであっても、この財務体力があれば不況への耐性はある程度あります。

懸念点:収益性の悪化と高すぎる配当性向

一方で、データからはっきりとした懸念点も見えています。

提供されたデータによると、新家工業は「収益性」が悪化傾向にあり、純利益率や営業利益率が直近で弱含んでいるとのこと。

さらに注目すべきは、配当性向です。

予想EPS(1株あたり利益)が314.65円に対して、予想配当金が300.00円。単純計算で、配当性向は約95%にもなります。これは、「会社が稼いだ利益のほとんど全てを配当に回している」状態です。

配当性向が95%だと、たった少しでも業績が悪化すれば、次の期には減配せざるを得ないリスクが極めて高いことを示しています。もし景気が後退し、利益が予想を下回れば、目標としていた月1万円の配当が突然得られなくなるかもしれません。

【比較検討】安定性と高利回りのバランス

同じ目標(2年後の育休中の家計サポート)を考える上で、この新家工業(高利回り・高リスク)を、過去に検討した安定高配当銘柄と比較してみます。

例えば、食品セクターで安定性の高い◎(2831)はごろもフーズや、インフラ系の◎(5020)ENEOSホールディングスといった銘柄と新家工業の役割は大きく異なります。

銘柄 利回り 配当性向 財務安定性 家計への役割
新家工業(5938) 5.99% 約95% ◎(自己資本比率59.8%) 目標達成が早い、PBR改善期待
はごろもフーズ(2831) 約2.7% 約40% 減配リスクが極めて低く、長期保有の「家計の柱」
ENEOS HD(5020) 約4.0% 約45% エネルギーインフラとしての安定配当

新家工業は、利回りだけで見れば圧倒的ですが、配当性向がネックです。育休中の家計サポートは「絶対に失敗できない計画」なので、安定性のある銘柄でコア部分を固めたいのが正直なところ。

新家工業は、ポートフォリオ全体のリターンを押し上げるための「高リスク・サテライト枠」としての役割が適していると感じますね。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

これらの状況を踏まえて、我が家の人生設計に新家工業がどれくらい適合するか、3つの軸で評価します。

A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)

利回りはトップクラスですが、配当性向が95%と高すぎます。会社はPBR対策として高配当を続けているのかもしれませんが、収益が悪化している中でこの水準を維持するのは、景気後退局面では難しいと考えられます。

「この配当は10年単位で続き、増えるか?」と考えると、現時点では「Yes」とは断言できません。減配リスクが高い分、成長性についても期待はしにくいです。

B. 人生設計との適合性:△(ミスマッチの可能性)

2年後の育休中に月1万円の配当が欲しい、というシナリオにおいて、新家工業はミスマッチになる可能性があります。なぜなら、育休中は家計の防衛ラインを固めたい時期だからです。

景気敏感なセクターで、配当性向が高い銘柄は、業績悪化と景気後退が重なると、株価も配当も大きく下落するリスクがあります。もし育休中にそうなると、精神的な負担も大きくなりますよね。もし採用するなら、全投資額の20%など、リスクを限定すべきです。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(サテライト枠なら大丈夫)

財務基盤が盤石(自己資本比率59.8%)で、PBR0.75倍という割安感があるため、「高配当とPBR改善のダブルの期待」を狙うには魅力的です。景気回復局面であれば、大きなリターンを生む可能性があります。

ただし、家計の「コア資産」として扱うのは危険です。我が家では、この銘柄は全体の安定性を損なわない範囲で、リターンを追求する「サテライト枠」として検討するべきですね。

みずきの総合評価+判断:高配当は魅力的だが、安定性は別の銘柄で

新家工業(5938)の魅力は、何と言っても6%近い高利回りと、PBR0.75倍という割安感です。東証の要請もあり、低PBR銘柄が株主還元を強化する流れに乗っている可能性は高いでしょう。

しかし、我が家の「2年後の育休中の家計サポート」という目標を考えると、配当性向95%はあまりにもリスクが高すぎます。この銘柄だけで月1万円の配当を賄おうとするのは、育休という重要な時期に家計全体を不安定にすることにつながりかねません。

私個人の判断としては、

  1. 目標配当額(月1万円)の半分(5,000円)は、はごろもフーズやENEOS HDのようなディフェンシブな安定高配当株で確保する。
  2. 残りの半分(5,000円)を、新家工業のような高利回り・低PBR銘柄で、株価上昇と高配当の期待を狙う。

という組み合わせ戦略が最も現実的だと考えます。これなら、もし新家工業が減配しても、家計へのダメージを最小限に抑えられます。

制度活用との組み合わせ:高配当こそジュニアNISA

新家工業のような高配当銘柄を検討する際に、絶対に忘れてはいけないのが制度活用です。

年間300円の配当(100株で30,000円)に対しては、通常約20%の税金がかかります。つまり、手取りは約24,000円です。しかし、この銘柄をジュニアNISAで娘名義で購入すれば、この約6,000円の税金が完全に非課税になります。

仮に200万円をジュニアNISAで投資し、年間12万円の配当を得られたとすると、非課税によるメリットは年間24,000円。これが複利で効いてくる効果は絶大です。

特に新家工業は高配当なので、非課税の恩恵を最大限に受けられるため、ジュニアNISAや新NISAの成長投資枠で検討すべきですね。

外部ニュースとの関連:産業界の環境変化

新家工業が扱う鋼材や建設資材は、景気の動向に非常に敏感です。景気が良くなれば建設投資が活発になり、業績が伸びますが、悪化すればその逆になります。

ここで、米国の産業界の動向を示すニュースを見てみましょう。

米国の産業製品・設備流通業者Global Industrial(GIC)がアナリスト評価を引き上げられたが、直近のEPSは予想を下回った。産業需要の変動が示唆される。【参照:Defense World】

このニュースはアメリカのものですが、世界的に見て産業需要は不安定な状況が続いており、新家工業のような企業もその影響を受けやすいと考えられます。

アナリスト評価はプラスでも、実際のEPS(利益)が予想を下回るという状況は、「期待」と「現実」のギャップを示しています。新家工業の配当性向95%という高水準は、このような世界経済の不安定さの中では、やはりリスキーだと改めて感じますね。

失敗・迷い・懸念も素直に述べる

正直に言うと、新家工業のPBR0.75倍はとても魅力的で、投資したい気持ちは強いです。会社が本気で資本効率改善に取り組み、配当を維持しながら利益体質を改善できれば、株価は大きく伸びる可能性があります。

でも、私たちがこの銘柄に求める役割は「育休中の家計サポート」です。もし、2年後に景気が悪化し、配当が減ってしまうと、習い事の計画をゼロから見直すことになります。

だからこそ、「この高利回りに全振りする」という選択肢は避けるべきだと判断しました。200万円の投資が必要なうち、安定性の高い銘柄(例:はごろもフーズ ◎(2831)はごろもフーズ : 育休中の月5,000円配当で家計を支える安心の道筋)と、新家工業を組み合わせて、リスクを分散しながら目標達成を目指すのが、子育て世代の現実的な投資かなと思っています。

安定重視のママさん投資家であれば、この銘柄は「観察リスト」に入れておき、配当性向が改善するか、あるいはPBR対策としてさらに強固な株主還元策が発表されるのを待つのが賢明かもしれませんね。

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