◎(9743)丹青社 : 6.07%配当で小1の壁の習い事費月5千円を支える家計の助っ人

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:小1の壁に立ち向かう我が家の作戦会議

こんにちは、みずきです。関東郊外で夫と、2020年1月生まれの6歳の娘と暮らしています。この春、娘が無事に小学校に入学しました。毎朝、大きすぎるランドセルを背負って元気に登校する姿を見送るたびに、頼もしさと愛おしさで胸がいっぱいになります。それと同時に、世間でよく言われる「小1の壁」の洗礼をじわじわと肌で感じている今日この頃です。

保育園のときよりも平日の帰宅時間が早くなり、長期休み中の預け先や、放課後の学童保育の費用、そして本人が「やりたい」と言い出した新しい習い事(英語とスイミング)の月謝など、家計から出ていくお金のフェーズが確実に変わってきました。これまでは「将来のための貯蓄」を最優先にして、つみたてNISAやiDeCoでコツコツとインデックス投資を続けてきましたが、ここからは「今、家計を直接サポートしてくれる現金流」の重要性が増してくると実感しています。

そこで我が家が注目しているのが、高配当株からの配当金です。今回は、空間ディスプレイの大手である丹青社(9743)という銘柄を、我が家の人生設計にどう組み込めるか、リアルな家計の視点から徹底的に考えてみました。単に「利回りが高いから買う」のではなく、「この配当が、娘の小学生生活をどう支えてくれるのか」という逆算の視点で、等身大のシミュレーションをお届けしますね。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計と今そこにある課題」

まずは、今回なぜこの銘柄を検討するに至ったのか、我が家のライフプランからお話しします。

我が家の現在地と、これから数年間の課題を整理してみました。

  • 我が家の現在地:夫と私の共働き。娘は現在小学1年生(6歳)。これまではインデックス投資を中心に、老後資金や教育費のベースを順調に積み上げてきました。
  • 数年後の家計課題:小学校生活が本格化する中で、放課後の習い事や長期休みのキャンプ、体験学習などの費用が増加中。さらに、あと3年もすれば「小4の壁」と呼ばれる、塾通いや中学受験を視野に入れた塾代などの大きな教育費の波がやってきます。
  • 課題解決のために必要な配当額:まずは直近の小1の壁、そして小4の壁を乗り越えるために、「月に5,000円(年間60,000円)」のゆとりを配当金で作ることを目標に設定しました。

月5,000円と聞くと、投資の世界では小さな金額に見えるかもしれません。でも、家計管理をしている身からすると、この「毎月確実に通帳に入ってくる5,000円」は本当に大きいんです。娘のスイミングの月謝をまるごとカバーできたり、お休みの日に家族でちょっと美味しいランチを食べに行ったりする余裕が生まれます。これを「給料からの持ち出し」ではなく「資産が勝手に生み出してくれるお金」で賄えたら、心のゆとりが全く違いますよね。

2. 目標配当額の逆算計算:いくら投資すれば月5,000円になる?

では、この「月5,000円(年間60,000円)」の配当金を手に入れるためには、具体的にいくらの投資資金が必要になるのでしょうか。検討している丹青社の最新データをもとに、現実的な数字を逆算してみましょう。

丹青社の株価や配当に関する基本情報は、2026年6月時点で以下のようになっています。

指標名 数値・内容
直近株価 1,328円
単元株数 100株
最低購入代金 131,800円(データ上の目安)
1株予想配当 80.00円(2027年1月期予想)
予想配当利回り 6.07%

なんと、予想配当利回りが6.07%という、かなりの高配当水準です。この驚異的な利回りを使って、必要な投資額を計算してみます。

【非課税口座(NISA)を活用する場合】

NISA口座であれば、配当金にかかる約20%の税金が非課税になります。そのため、シンプルな逆算式が成り立ちます。

目標年間配当額 60,000円 ÷ 配当利回り 6.07% = 必要投資額 約988,468円

約99万円の投資で、目標である「月5,000円」の配当金が実現できる計算になります。丹青社の株価(1,328円)で換算すると、およそ700株(投資額約93万円で年間56,000円、800株で年間64,000円)を保有すれば、目標達成となります。

【特定口座(課税口座)で保有する場合】

もし、すでにNISAの投資枠を使い切っていて、課税される口座で保有する場合は、配当金に20.315%の税金がかかります。手取りで60,000円を得るためには、税引前で約75,300円の配当を受け取る必要があります。

必要年間配当(税引前) 75,300円 ÷ 配当利回り 6.07% = 必要投資額 約1,240,527円

課税口座だと約124万円の資金が必要になり、非課税口座に比べて約25万円も多くの自己資金が必要になってしまいます。この計算を見るだけでも、私たち子育て世代がいかに「制度(NISA)の活用」を徹底すべきかがよく分かりますね。我が家で検討するなら、もちろん「新NISAの成長投資枠」の一択です。

3. 複数銘柄の比較紹介:同じ目標を達成するための選択肢

投資の世界において、一つの銘柄に資金を集中させるのはリスクが伴います。特に今回のような配当利回りが6%を超えるような銘柄は、その裏にあるビジネスのリスクや業績のブレもしっかり見極めなければなりません。

そこで、同じように「月5,000円の配当」を狙える、販促・ディスプレイ・プロモーションに関連した他の高配当銘柄と比較してみましょう。

今回比較するのは、以下の3銘柄です。

  • 銘柄A:丹青社(9743)(本命候補)
  • 銘柄B:テー・オー・ダブリュー(4767)(イベントプロモーション大手)
  • 銘柄C:ディーエムエス(9782)(DM発送・セールスプロモーション大手)
項目 丹青社(9743) テー・オー・ダブリュー(4767) ディーエムエス(9782)
直近株価 1,328円 (比較参考価格) (比較参考価格)
予想配当利回り 6.07% 5.13% 6.75%
1株予想配当 80.00円
自己資本比率 67.6% 強固な財務水準 安定的な財務
ROE(実績) 16.87%
特徴 空間デザインの2大巨頭。DXやXRによる新価値創造に注力。 イベント企画・プロモーションで圧倒的な実績。企画力が強み。 ダイレクトメール発送や販促支援など、地道で堅実な顧客基盤。

ここで、過去に紹介した銘柄とのつながりも見てみましょう。たとえば、イベントプロモーションの企画・運営で高い配当利回りを誇るテー・オー・ダブリューについては、以前の記事でもその安定性と魅力について触れました。詳しい分析は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

○(4767)テー・オー・ダブリュー : 5.13%配当で2026年小1の壁月5千円を支える家計のサテライト枠

また、さらに一歩進んで、販促支援や顧客への直接的なアプローチで強みを持つディーエムエスも、サテライト枠として非常に面白い高配当銘柄です。こちらの記事で、その魅力と活用法について詳しく解説しています。

◎(9782)ディーエムエス : 6.75%高配当で小1の壁の家計に月5千円のゆとりを作るサテライト枠

これら3つの銘柄を比較したとき、丹青社の強みは何でしょうか。それは、「リアルな物理空間」という強力なアセットを持っていること、そしてそれを最先端のテクノロジーと融合させようとしている点にあります。

ここで、丹青社の将来性を考える上で非常にワクワクするニュースを見つけました。同社は、空間を体験メディアに進化させる取り組みである「Spatial DX Solution」を開始したそうです。リアル空間とデジタルを融合し、AR(拡張現実)などのXR技術を使って空間を「アップデート可能なメディア」にするソリューションです。

詳細なプレスリリースはこちらをご覧ください:
ワントゥーテン、丹青社と協業し、空間を体験メディアに進化させる取り組み「Spatial DX Solution」を始動 | 株式会社ワントゥーテンのプレスリリース

このニュースを読んで、私は「なるほど!」と思いました。丹青社のこれまでのビジネスは、商業施設や展示会などの「空間をデザインして、作って終わり」というフロー型のビジネスが主流でした。しかし、このDXソリューションを活用すれば、施工した後もARコンテンツを配信し続けたり、デジタル技術を用いた演出の保守・管理を行ったりすることで、継続的なサービス収入(ストック型に近いビジネス)への転換が期待できます。これは、配当の原資となる利益の安定性に大きく貢献する、とても心強い材料だなと感じています。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

それでは、我が家の独自の視点から、丹青社が人生設計にどれくらいマッチしているかを3つの軸で評価してみます。完璧な銘柄はないからこそ、我が家の状況に照らし合わせてシビアに判定しますよ!

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

丹青社の現在の配当性向を計算してみると、予想EPS(1株当たり純利益)120.46円に対して、予想配当は80.00円。配当性向は約66.4%となります。みずきブログの推奨目安である「60%以下」を少し上回っており、利益に対する配当の割合はやや高めと言えます。

しかし、アイフィスジャパン提供の情報によれば、同社の「収益性」は改善傾向にあり、ROEは16.87%と非常に効率的な経営がなされています。さらに「自己資本比率」は67.6%と、一般的に健全とされる水準(30%以上)を大幅に超えており、無借金に近い非常に健全な財務基盤(キャッシュリッチ)を有しています。この財務の厚みと、先ほど紹介した空間DXなどの新しいビジネス展開を考えれば、現在の高配当は数年単位で維持できる可能性が極めて高いと判断しています。ただし、業績が大きく落ち込んだ際には減配リスクもゼロではないため、評価は「○」としました。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

我が家の目標である「月5,000円の配当」を、約100万円の投資資金で達成できるという効率の良さは、利回り6.07%ならではの魅力です。最低投資単位が約13万円(100株)と、一気に大きなお金を動かさなくても、家計の余剰資金から少しずつ買い増していけるサイズ感も嬉しいですね。これから娘が小学校を卒業するまでの6年間、じわじわと買い増してポジションを作っていくのにぴったりのタイムラインです。よって、適合性は「◎」です。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○(まあ大丈夫)」

丹青社が属する「ディスプレイ・内装業界」は、企業の設備投資意欲や商業施設の開発動向に左右されやすい、いわゆる景気敏感セクターです。もし大不況が来れば、一時的に株価が大きく下がったり、業績が冷え込んだりするリスクはあります。

ただ、我が家のメインの資産形成は、つみたてNISAとiDeCoを用いた「インデックス投資」がガッチリと土台(コア資産)を支えています。そちらは世界経済の成長に乗せる「長期ほったらかし枠」です。だからこそ、個別株投資(サテライト枠)においては、こうした景気敏感ではあるものの財務が極めて健全で、高いインカムゲインをもたらしてくれる銘柄を組み入れるリスクは、十分に許容範囲内。夫婦ともに共働きで安定した給与収入がある今だからこそ、取れるリスクだと言えますね。

5. みずきの総合評価+我が家の判断

以上の分析を踏まえた、みずきとしての総合評価と、我が家のリアルな投資判断は以下の通りです。

総合評価:我が家の教育費を支える「心強い高配当サテライト候補」

結論として、丹青社は「今すぐ、または数年以内に家計にキャッシュフローを増やしたい我が家にとって、非常に魅力的な選択肢」だと考えています。

単なる「高いだけの配当」ではなく、裏付けとなる自己資本比率67.6%という鉄壁の財務力があること。そして、単なる内装会社にとどまらず、ワントゥーテンとの協業に見られるような、テクノロジーを掛け合わせた「空間DX」へと進化を遂げようとしている姿勢が、未来への投資としても応援したくなるポイントです。子どもに対して「この会社はね、みんながワクワクするような素敵なお店や博物館の空間を作っている会社なんだよ。それに、デジタルを使った新しい遊び場も作っているんだよ」と、笑顔で説明できるビジネスであることも、個人的にすごく気に入っています。

我が家の具体的なアクション:
現時点で、一括で100万円分を購入することはしません。なぜなら、現在の株価(1,328円)は年初来高値(1,671円)から少し調整して落ち着いてきているものの、景気サイクルによってはさらに買いやすい株価になるチャンスがあるからです。まずは「100株(約13万円)」を新NISAの成長投資枠で打診買いし、配当金(年間8,000円)の受け取りをスタートさせます。その後、株価の推移を見ながら、四半期ごとの決算や空間DX事業の進捗をチェックしつつ、数年かけて買い増し、最終的に700〜800株(投資額約100万円)のポートフォリオを目指したいと考えています。これによって、特定の購入時期にリスクが集中するのを避ける、賢い時間分散を図ります。

6. 制度活用との組み合わせ:みずき流・税効率最大化のテクニック

私のような子育て現役世代の個人投資家が、プロや機関投資家に対抗し、効率的に資産を増やすための最大の武器は、何と言っても国の優遇税制を限界まで活用することです。丹青社のような高配当株に投資する際、この「制度」をどう組み合わせるかで、手元に残るお金が全く変わってきます。

新NISA(成長投資枠)の活用

やはり基本は新NISAの「成長投資枠」での保有です。通常、株式の配当金には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座ならこれが完全にゼロになります。丹青社から年間80,000円の配当を受け取る場合、課税口座だと約16,000円もの税金が引かれて手取りは約64,000円になってしまいます。16,000円あれば、娘の欲しがっている図鑑セットや新しいスニーカーが買えてしまいますよね。この差は本当に大きいです。高配当株こそ、NISA口座の非課税枠を優先的に割り当てるべきです。

配当控除という裏ワザ(特定口座で買う場合)

もし、将来的にNISAの枠を使い切ってしまい、課税口座(特定口座)で丹青社の株を保有することになった場合の「知っておくべき知識」も共有しますね。丹青社は「日本国内の課税対象となる企業」ですので、確定申告の際に「総合課税」を選択して申告すると、「配当控除」という税額控除を受けることができます。

課税所得金額が特定の水準(一般的には課税所得900万円以下、特に所得の低いパートタイム勤務の方や、所得控除が多い世帯)であれば、総合課税を選んで配当控除を適用した方が、源泉徴収されている20.315%よりも所得税・住民税を合わせた実質的な税率が低くなり、税金の還付を受けられるケースがあります。「特定口座だから20%取られて終わり」と諦めずに、ご自身の年間の所得水準に合わせて、一番お得な課税方法を計算してみる価値は十分にあります。こういった税制の仕組みを少しずつ学んで実践していくのも、家計の知恵ですね。

インデックス投資との見事なバランス

我が家では、つみたてNISA(現在の新NISAつみたて投資枠)とiDeCoを活用して、オルカン(全世界株式)やS&P500といったインデックスファンドを毎月自動で積み立てています。これらのインデックス投資は、配当金をファンド内で自動的に再投資してくれるため、複利効果を最大化して「20年後の大きな教育費や老後資金」を作るのに最適な仕組みです。

しかし、インデックス投資の唯一の弱点は、「今、使えるお金(キャッシュフロー)」が増えないことです。そこで、インデックスで未来の土台を作りつつ、今回のような丹青社のような高配当株を「成長投資枠」でスパイスとして保有し、毎年の配当金を「今の生活費(娘の習い事代など)」に充てる。この「未来の資産形成」と「今の生活のゆとり」の両輪を回すシステムこそが、忙しい子育て世代にとって精神的にも最も安定する、みずき流のポートフォリオ設計です。

7. 失敗・迷い・懸念:すべてが完璧な銘柄なんて存在しない

ブログの最後として、この銘柄に対する私の「迷い」や「懸念点」も、包み隠さずお話ししておきますね。投資に「絶対安全」はありません。良い面ばかり見て投資すると、予期せぬ局面で慌てて売却してしまう原因になります。

私が丹青社を検討する上で、頭の片隅に置いている懸念点は以下の3つです。

  • 景気後退時の業績ブレ:ディスプレイ業界は、企業の「広告宣伝費」や「設備投資費」に直結します。もしこれから世界的な大不況が来たり、国内の消費が大きく冷え込んだりした場合、商業施設の発注がストップし、丹青社の売上や利益が急減する可能性があります。その際、現在の高い配当金(1株80円)が維持できず、減配されるリスクは常に頭に入れておく必要があります。
  • 人手不足と資材高騰の影響:建設・内装業界全体が直面している「人手不足(人件費上昇)」や、原材料・資材の価格高騰は、同社の粗利益率を圧迫する要因になります。DXによって効率化を進めているとはいえ、施工現場のコスト増を顧客へ十分に価格転嫁できるかどうかは、今後の決算で厳しくウォッチしていく必要があります。
  • 配当性向の高さに対する個人的な警戒:配当利回り6.07%は非常に魅力的ですが、配当性向が66%を超えているのは、企業の成長のための再投資資金(内部留保)がその分削られているということでもあります。「今、たくさん配当をくれるのは嬉しいけれど、10年後、20年後の競争力を維持するための開発費や投資は足りているのかな?」という疑問は、常に持っていたいです。今回の空間DX協業のような、知財やシステムへの投資がしっかり成果を結ぶかどうかが、今後の持続性の分かれ道になりそうです。

投資に「100点満点の正解」はありません。私も日々、夫と「このリスクは、今の我が家の家計で許容できる範囲かな?」と話し合いながら、手探りで判断しています。完璧を目指さず、自分たちのライフステージとリスク許容度に合わせて、「今の我が家にとっては、このリスクを取ってでもこの配当を得る価値がある」と納得した上で、一歩を踏み出すことが大切だと思います。

皆さんのご家庭では、どのような人生設計を描き、そのためにどんな投資を選択されていますか?この記事が、忙しい日々の中で、少しでも皆さんの家計管理や投資のヒントになれば嬉しいです。一緒に、一歩ずつ進んでいきましょうね!

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