◎(1810)松井建設 : 5.23%配当と堅実財務で小1の壁の習い事費月5千円を支える教育費の盾

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

こんにちは、みずきです。2020年の1月に生まれた娘も、早いもので今年の4月に小学校に入学しました。いわゆる「小1の壁」という言葉を身をもって実感する今日この頃です。保育園の時とは違って、放課後の学童保育の費用や、娘自身がやりたがっている新しい習い事(英語とスイミングに興味津々です)の月謝など、地味に家計への負担が増えていく時期ですね。私自身、平日は仕事をしながら、いかに効率よく家計を管理し、同時に将来に向けた資産を作っていくか、毎日試行錯誤しています。

そんな中、我が家で大切にしている投資の軸が、「人生設計から逆算して、必要な配当金を得るために、どの銘柄に働いてもらうか」を決めることです。ただやみくもに「利回りが高いから」と株を買うのではなく、数年後の家族の暮らしを思い描きながら、その暮らしを支えてくれるパートナーとしての銘柄を探すプロセスを何より重視しています。

今回は、伝統と抜群の財務安定性を誇る建設会社、松井建設(1762)を主軸に据えて、我が家の人生設計にどのようにフィットするのかを、具体的かつリアルな数字を交えて考えてみたいと思います。他の建設セクターの銘柄とも比較しながら、みずき流の判断プロセスを余すところなくお伝えしますね。

我が家の人生設計シナリオ:小1の壁と月5,000円の習い事費

まずは、なぜ今、我が家が新しい配当源を検討しているのか、その背景となる人生設計のシナリオを共有させてください。ここが明確になっていないと、どんなに素晴らしい銘柄に出会っても「自分の家計にとって本当に必要なのか」が分からなくなってしまうからです。

我が家の現在の状況と、これからの課題は以下の通りです。

【我が家の現在地と直近の課題】
・家族構成:私(1985年生まれ、時短勤務も取り入れつつ営業・企画職)、夫、娘(2020年1月生まれ、現在小学1年生)の3人家族。
・家計の現状:共働きで毎月の生活費はなんとか黒字をキープ。つみたてNISAやiDeCoなど、長期のインデックス投資は毎月コツコツ上限まで積み立てています。
・直面している課題:娘の小学校入学に伴い、保育園時代にはかからなかった学童の延長料金や、民間学童の利用料、さらに本人が「やりたい」と言い出した習い事の月謝が発生。毎月の固定費がジワジワと数千円〜1万円規模で押し上げられています。

ここで、我が家が設定した目標は「1年以内に、配当金で月5,000円(年間60,000円)のゆとりを新たに生み出すこと」です。月5,000円という金額は、家計全体から見れば小さな一歩かもしれません。しかし、これがあるだけで「娘が『スイミングを始めたい』と言ったとき、家計簿を睨みつけずに『いいよ、やってみよう!』と笑顔で背中を押してあげられる」という、精神的な大安心に繋がるのです。

この「月5,000円の教育・習い事サポート金」を、個別株の配当という「我が家の第3の給与」でまかなうのが、今回の人生設計のミッションです。

目標配当額の逆算シミュレーション

目標が「月5,000円(年間60,000円)」と決まれば、次は「それを実現するために、いくら投資が必要なのか」を具体的な数字で逆算していきます。この計算を飛ばしてしまうと、無理な投資をしてしまったり、逆に目標に全然届かない額で満足してしまったりするので、とても大切なステップです。

今回は、2026年6月12日時点の松井建設の会社予想データ(2027年3月期予想)を基準にしてシミュレーションを行ってみます。

【逆算シミュレーションの条件】
・目標年間配当額(税引前):60,000円
・松井建設の1株当たり予想配当金:70.00円
・松井建設の株価(2026年6月12日終値付近想定):1,339円
・配当利回り(会社予想):5.23%

この条件で、必要な株数と投資額を計算してみましょう。

【必要株数の計算】
60,000円(目標額) ÷ 70円(1株配当) = 857.1株

日本の個別株は基本的に100株単位(単元株)での取引になりますので、端数を切り上げて900株(9単元)を保有することが目標になります。

【必要投資額の計算】
900株 × 1,339円(想定株価) = 1,205,100円(約120万5,000円)

つまり、松井建設の株を約120万円分保有すれば、年間で税引前63,000円の配当金が得られ、我が家の「月5,000円の習い事費」をほぼクリアできるというわけです。最低購入金額が133,900円(100株)と、個人投資家にとっても手が届きやすい価格帯なのも嬉しいポイントですね。

ただ、ここで私の「家計管理&投資の哲学」が頭をもたげます。それは、「いくら財務が良くても、1つの個別銘柄に120万円を集中投資するのは、子育て世帯のリスク許容度を超えているのではないか」という懸念です。万が一、建設業界全体が不況に陥ったり、個別企業に予期せぬトラブルが発生したりして減配(配当金が減ること)になった場合、我が家の「月5,000円の夢」は一瞬で崩れ去ってしまいます。

ですから、現実的なアプローチとしては、松井建設をポートフォリオの核の一つ(例えば100株〜200株、投資額13万〜26万円程度)として保有し、残りの枠は他の高配当な銘柄と組み合わせて「チーム」で目標の月5,000円を達成するのが、最も我が家に合った現実的な選択肢だと考えています。

建設セクターで比較する3つの高配当銘柄

では、同じ「月5,000円」を達成するために、どのような銘柄を組み合わせるのが良いでしょうか。今回は、同じ建設・設備・プラント関連のセクターから、我が家の候補に上がった3つの高配当銘柄を並べて比較してみます。利回りだけでなく、財務の健全性やビジネスの特徴を横並びで見ることで、それぞれの個性が浮かび上がってきますよ。

銘柄名(証券コード) 松井建設(1762) 佐田建設(1777) ソネック(1768)
直近株価(購入単位) 1,339円(100株:13.39万円) 約820円(100株:約8.2万円) 約1,100円(100株:約11万円)
予想配当利回り 5.23% 6.10% 5.05%
予想1株配当(年) 70.00円 50.00円 55.00円
PBR(実績) 0.67倍 約0.55倍 約0.62倍
自己資本比率(実績) 65.1% 約45.0% 70.1%
企業の主な強み 社寺建築で唯一無二の実績。1586年創業という日本最古級の歴史と信用。 群馬県を中心とした北関東の地域インフラ。公共工事に強み。 兵庫県を地盤とする地域密着型ゼネコン。極めて強固な無借金経営。

この表を眺めているだけでも、それぞれの企業の特徴がよく分かりますね。各銘柄について、我が家の視点から簡単に整理してみます。

まず、佐田建設(1777)は、予想配当利回りが6.10%と、この3つの中では圧倒的な高さを誇ります。最低購入金額も8万円台と非常にスリムで、お財布に優しいのが大きなメリットです。ただ、地域密着の公共工事が主体のゼネコンであるため、景気や行政の予算方針によって業績が左右されやすい「ややボラティリティ(変動)が大きいスパイス枠」という位置づけになります。

次に、ソネック(1768)は、自己資本比率が70%を超えており、実質的に無借金経営を続けている超優良な財務を誇っています。配当利回りも5.05%と、5%の大台をしっかりとキープしてくれており、我が家の「教育費の盾」として非常に心強い存在です。兵庫県という特定の地域に根ざしているため、良くも悪くもドラスティックな成長は望みにくいものの、守りの堅さは天下一品です。

そして、今回の主役である松井建設(1762)は、その2つのちょうど「良いとこ取り」をしているような絶妙なバランス感を持っています。配当利回りは5.23%と、ソネックを上回る水準でありながら、自己資本比率は65.1%と極めて頑強。しかも、創業はなんと1586年(天正14年)!豊臣秀吉の時代から続く、日本でも最古の歴史を持つ建設会社の一つなんです。特にお寺や神社といった「社寺建築」の分野では、他社が真似できない職人技術と圧倒的なシェア、そして伝統的な信用を持っています。日本全国のお寺や神社が無くならない限り、彼らの特別な技術への需要は途絶えないという、独自のニッチな強みがあるのが最大の魅力ですね。

海外ニュースから見る「建設」という仕事の価値

ここで、少し視野を広げて、建設というビジネスが社会でどのような役割を果たしているのか、最近の海外ニュースを交えて考えてみたいと思います。私たちが普段、数字(利回りや株価)だけで捉えがちな株式投資ですが、その裏側には必ず「リアルな人間の営み」が存在します。

2026年6月14日付のミリタリー・ドットコムの記事、Coast Guard’s $140M Project Includes New Housing, Child Development Centerによると、アメリカのゼネコンであるTutor Perini社が、アラスカの沿岸警備隊コディアック基地において、総額1億4000万ドル(約200億円以上)にのぼる大規模な建設プロジェクトを受注したことが報じられました。

この記事の中で私が特に目を引かれたのは、プロジェクトの具体的な中身です。なんと、隊員たちのための家族向け住宅(デュプレックス)30戸の建設に加えて、22,000平方フィート(約2,000平方メートル)におよぶ巨大な「児童発達センター(Child Development Center)」と、11,000平方フィートの屋外プレイエリアの建設が含まれているのです。この施設によって、200人以上の子どもたちが安全で質の高い保育サービスを受けられるようになるとのことです。

このニュースを読んだとき、私はとても温かい気持ちになりました。アラスカという過酷な極寒の地で、国家の安全を守る任務に就いている隊員たちにとって、家族が安心して暮らせる住まいと、子どもが伸び伸びと過ごせる保育・教育施設があることが、どれほど心の支えになるでしょうか。彼らの生活を物理的に支えているのは、他でもない「建設会社」の技術力と仕事なのです。

建設業というのは、単にコンクリートの塊や効率的なオフィスビルを建てるだけの仕事ではありません。そこに暮らす家族の日常を支え、子どもの未来を育む「暮らしの基盤」そのものを作り上げる仕事なのだと、改めて実感させられました。

これは、松井建設のビジネスにも全く同じことが言えます。松井建設は社寺建築という、日本の歴史や人々の祈り、心の拠り所を守る仕事を続けてきました。同時に、学校やマンション、医療・福祉施設といった、私たちの日常に欠かせない数多くの建築物も手がけています。

娘に「ママが投資している松井建設っていう会社はね、みんなが何百年も大切にするお寺を直したり、子どもたちが元気に通う学校を建てたりしているんだよ」と、胸を張って説明できる。この「ビジネスの社会的意義に共感できるか」という視点も、子育て中のママ投資家としては、投資判断における大切な非財務指標(心の満足度)になっています。

みずきの「人生設計マッチ度」評価(松井建設)

それでは、これまでの分析と我が家の人生設計を重ね合わせて、松井建設の「人生設計マッチ度」を3つの軸で厳格に評価してみたいと思います。良いところばかりではなく、子育て世帯のリスク許容度に見合っているか、冷静な目で見ていきますね。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

松井建設の配当持続性は非常に高いと評価しています。まず、会社側が発表している指標データを見ても、自己資本比率が(連)65.1%と、建設業界の平均(およそ40%前後)を大きく上回る健全さを維持しています。有利子負債も縮小傾向にあり、会社が「借金まみれで配当を出している」わけではないことが分かります。また、BPS(1株当たり純資産)が(連)1,999.52円となっており、直近の株価(1,339円付近)を大幅に上回っている、いわゆる「解散価値割れ(低PBR)」の状態です。これだけの資産価値が裏付けとしてあるため、多少の景気変動があっても、配当の原資がすぐに枯渇するリスクは極めて低いと言えます。

一方で、成長性という観点では「爆発的な増配トレンド」を期待するような銘柄ではありません。建設業界全体の資材高騰や人手不足(いわゆる2024年問題への対応)の影響を受けやすいため、業績が踊り場を迎える時期もあります。それでも、収益性は直近で改善傾向にあり、ROE(自己資本利益率)も(連)8.08%と、望ましいとされる8%台に乗せてきています。無謀な高配当ではなく、「稼いだ利益の範囲内で、自社株の資産価値を背景にしっかり株主還元する」という姿勢が見えるため、細く長く、持続的な配当を期待するには十分なクオリティだと思います。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

我が家の「小1の壁に伴う、月5,000円(年間60,000円)の習い事費をサポートする」という時間軸に、非常に美しくフィットします。配当利回りが5.23%と高水準であるため、投資効率が良く、少ない原資でも具体的なキャッシュフロー(お小遣い)を生み出してくれます。もしこれが配当利回り2%の銘柄であれば、同じ年間60,000円を得るために300万円もの投資額が必要になり、我が家の今の貯蓄スピードでは何年もかかってしまいます。約120万円(あるいは、他社と分散して50万円程度)の投資でこのキャッシュフローを狙える松井建設は、子育て真っ最中で「今すぐ手元の現金流を強化したい」という我が家の人生設計にぴったり寄り添ってくれる存在です。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○(まあ大丈夫)」

財務が非常に強固で、倒産リスクなどの致命的なリスクが極めて低い点において、我が家のリスク許容度とよく整合しています。私は仕事を持っていますが、今後もし第二子を授かるようなことがあれば、一時的に育休に入り、世帯収入が減少するフェーズが再び訪れるかもしれません。そのような「ライフステージの守りの時期」においても、株価の乱高下にビクビクすることなく、実質的な純資産(BPS約2,000円)を盾に、どっしりと構えていられるディフェンシブさは大きな強みです。

ただし、信用倍率が19.25倍(2026年6月5日時点)とやや買い残が多い傾向にあり、短期的には需給の関係で株価が下押しされる局面があるかもしれません。そのため、一度にまとまった資金を入れるのではなく、株価が年初来安値(1,294円)付近に近づくような調整局面を狙って、何回かに分けて「時間を分散して拾っていく」という買い方が、我が家の精神衛生上、最も相性が良いと考えています。

税制優遇制度の最大活用とポートフォリオの補完

さて、ここからは「みずきのブログ」の最大の特徴でもある、税制優遇制度との組み合わせによる税効率の劇的改善ハックをお届けします。どんなに高い配当利回りの銘柄を選んでも、何も対策をしなければ配当金から約20.315%の税金が引かれてしまいます。5.23%の利回りが、実質約4.1%に目減りしてしまうのは、家計を預かる身としては非常にもったいないですよね。

そこで、我が家が活用している(あるいは活用を検討している)3つの制度アプローチをご紹介します。

1. 新NISA(成長投資枠)での完全非課税保有

最も王道で、かつシンプルなのが、新NISAの「成長投資枠」を利用して松井建設を保有することです。これなら、1株あたり70円の配当金が、税金を1円も引かれることなく丸々手元に入ってきます。900株保有していれば、年間63,000円がそのまま我が家の銀行口座(または証券口座)に入り、ダイレクトに娘の英語教室の月謝に充てることができます。夫婦それぞれの成長投資枠を合わせれば、枠に十分な余裕があるため、高配当株ポートフォリオの一部としてNISA内に組み込むのは非常にスマートな戦略です。

2. 特定口座における「配当控除」の徹底活用

もし、すでに新NISAの投資枠をインデックス投資などで使い切ってしまっている場合や、特定口座(課税口座)で保有せざるを得ない場合でも、諦める必要はありません。日本の個別株(J-REIT等を除く)の配当金は、確定申告で「総合課税」を選択することにより、「配当控除」という素晴らしい制度の適用を受けることができます。

共働きで、夫婦どちらかの課税所得が一定以下(目安として課税所得900万円以下)である場合、所得税の税率よりも配当控除の控除率(一般的に約10%)の方が有利になるため、確定申告をすることで、一度源泉徴収された税金の一部が還付されます。特に、時短勤務などで所得が一時的に下がっているママ名義の特定口座で高配当株を保有する場合、この配当控除を組み合わせることで、実質的な手取り利回りを限界まで高めることができます。少し手続きは面倒に感じるかもしれませんが、ワンオペ育児の合間を縫ってでも国税庁のサイトでポチポチと電子申告(e-Tax)する価値は十分にありますよ!

3. つみたてNISA(つみたて投資枠)&iDeCoとの「コア・サテライト」補完関係

我が家では、つみたてNISAやiDeCoといった制度を使って、オルカン(全世界株式)やS&P500といった米国株中心のインデックスファンドを「資産形成のコア(本尊)」として毎月自動で積み立てています。これは20年後、娘が社会人になり、私たち夫婦が老後を迎える瞬間に向けた「触らないお金」です。

しかし、これだけだと「今、目の前にある小1の壁の習い事費」という日々のキャッシュフロー不足は解決しません。なぜなら、インデックスファンドを取り崩して毎月の月謝に充てるのは、運用の複利効果を阻害してしまいますし、何より精神的に非常に面倒だからです。そこで、インデックス投資という鉄壁のコアがあるからこそ、サテライト(周辺)としてこうした日本の個別高配当株を配置し、「今使える現金」を毎月のお給料以外から生み出す。この2つの制度と戦略の組み合わせこそが、時間のない子育て世代がストレスフリーで資産を増やすための最強の最適解だと信じています。

失敗・迷い・懸念も素直に述べる:建設株ならではの弱点

ここまで松井建設の魅力や我が家での活用法を熱く語ってきましたが、もちろん「100点満点の完璧な銘柄」などこの世に存在しません。私が投資を検討する上で、夜も眠れなくなるほどではないけれど、しっかり頭の片隅に置いている懸念点や迷いも、正直にシェアしますね。

【建設株への投資で気をつけたい3つのリスク】
景気・資材価格の波にダイレクトに左右される: 建設業界は、鉄鋼やセメントといった原材料費の高騰、そして人手不足による労務費の上昇をモロに受けます。松井建設の収益性は現在「改善傾向」とされていますが、再びインフレが急加速した場合、利益率が圧迫され、予想していたEPS(1株当たり利益)に届かず、配当計画が狂うシナリオは常に想定しておく必要があります。
売買の流動性と株価のボラティリティ: 出来高が43,700株(2026年6月12日)と、超大型株に比べると取引量が少なめです。そのため、大口の投資家が売買した際や、決算発表の内容によって、株価が上下に大きく振れやすいという特徴があります。「毎日株価をチェックして、数万円下がっただけで胃が痛くなってしまう」という方には、少し刺激が強いかもしれません。
配当性向の推移を要警戒: 松井建設の1株当たり予想配当は70円、それに対する予想EPSは140.25円ですので、配当性向(利益のうちどれくらいを配当に回しているか)を計算すると、約49.9%となります。一般的に、子育て世帯が安心して長期保有できる「配当を減らされない安定企業」の目安として、配当性向は60%以下が望ましいと考えているため、現在の49.9%という水準は十分に安全圏です。しかし、将来的に業績が低迷してEPSが下がったにもかかわらず、無理に70円の配当を維持しようとして配当性向が70%、80%と跳ね上がってきた場合は、「おや?この配当はそろそろ無理をしているな」と立ち止まって、保有継続を再検討する冷静さが必要です。

完璧な銘柄を追い求めるのではなく、「このリスクがあるからこそ、私はこれくらいの金額(例えば資産全体の数パーセント)に留めておこう」というように、リスクと適度な距離感を保つことこそが、長期投資を楽しく続けるための秘訣ですね。

まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。伝統ある神社仏閣を守り続ける技術力を持ちながら、驚くほど健全な財務(自己資本比率65.1%)と、5.23%という魅力的な高配当を両立させている松井建設。我が家の「小1の壁」に立ち向かう習い事費(月5,000円)の頼もしいサポーター候補として、非常に魅力的なキャラクターを持っていることが伝わりましたでしょうか。

最後になりますが、我が家の結論をまとめておきますね。

【みずき家の松井建設に対する投資方針】
・1銘柄に120万円を集中して「月5,000円」をすべて背負わせることはしない。それは我が家のリスク許容度を超えているから。
・まずは、株価が年初来安値(1,294円)付近に近づく場面や、市場全体が調整するタイミングを見計らい、新NISA(成長投資枠)を使って100株〜200株(投資額約13万〜26万円、年間配当7,000円〜14,000円分)を優しくポートフォリオに組み入れる。
・残りの目標額は、ソネック(1768)などの超堅実な財務を持つ他の中小型高配当株や、インフラ・リートなどを組み合わせた「チーム高配当」を結成して分散保有する。
・iDeCoやインデックス投資で「20年後の未来」をしっかり守りつつ、こうした優良な日本株から得られる配当金で「今この瞬間の、娘の『やってみたい!』を叶えるゆとり」を作る。

投資の正解は、一つではありません。同じ「松井建設」という銘柄を見ても、独身の方、リタイア前後の方、そして私たちのように子育て真っ最中の世帯とでは、その評価も役割も全く異なってきます。

「我が家の人生設計において、この銘柄はいつ、どうやって家計を助けてくれるのか?」

そんな問いかけを自分自身にしながら、ぜひ皆さんもご自身のライフステージにぴったりの、素敵な「家計のパートナー銘柄」を見つけてみてくださいね。この記事が、日々子育てや家事、仕事に追われながらも、一歩ずつ未来のお金を作ろうと奮闘しているパパ・ママの、少しでも参考になればこれ以上に嬉しいことはありません。一緒に、できる範囲で、ゆるりと賢く資産形成を続けていきましょう!

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