はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
こんにちは、みずきです。いつもブログ「みずきの家計簿+株」を読みに来てくださってありがとうございます。関東郊外で夫と、この春に小学校に入学したばかりの6歳の娘と3人で暮らしている、30代の働くママ投資家です。
2020年1月生まれの娘がこの春、ピカピカの一年生になりました。毎日、大きなランドセルを背負って元気に登校する姿を見送るたびに、胸がじーんと熱くなります。でも、それと同時にやってきたのが、世間でよく言われる「小1の壁」です。保育園の頃とは違って、放課後の過ごし方や長期休みの学童の確保、そして何より、娘が「やりたい。」と言い出した新しい習い事の費用など、家計に小さくない変化が訪れています。
我が家では、投資を始めた2021年から「つみたてNISA」や「iDeCo」を中心に将来への土台を作ってきましたが、今この瞬間に必要な「習い事費用の月5,000円」をどう捻出するかという課題に直面しました。そこで活躍するのが、私が大好きな「高配当株」によるキャッシュフロー投資です。単に「お金を増やす」のではなく、「我が家の人生設計において、この銘柄がいつ、どうやって家計をサポートしてくれるのか」を逆算して考えるのが、みずき流の投資スタイルです。
今回は、就業管理システムや駐車場管理システムで圧倒的なシェアを誇るアマノ株式会社(6436)を主役に迎え、我が家の人生設計にどのようにフィットするのかを、リアルな判断プロセスとともにお届けします。子育てで忙しく、じっくり調べる時間がないママやパパにも分かりやすいように、難しい専門用語はしっかり噛み砕いてお話ししますね。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」と小1の壁
まずは、今回のアマノを検討する背景となる、我が家の「人生設計シナリオ」を具体的にお話しします。これがないと、どんなに良い銘柄でも、自分たちの家計にとって「本当に必要なのか」がブレてしまうからです。
我が家の現在地と、これからのライフプランにおける家計の課題を以下のように整理してみました。
我が家の現在地
・私(みずき):1985年生まれ(41歳になる年ですね)、上場企業の営業・企画職として勤務。
・夫:同世代の会社員。
・娘:2020年1月生まれの6歳。現在、公立小学校の1年生。
・家計状況:つみたてNISAやiDeCoで老後と将来の教育費(大学資金など)の土台は積立中。現在の貯蓄ペースは順調ですが、日々の生活費から新しい習い事の月謝を捻出するのは、家計に少し窮屈感を与えてしまいます。
直近6年間の家計課題:小1の壁と習い事費用の発生
娘が小学生になり、英語とスイミングに興味を持ち始めました。どちらか一つでも始めさせてあげたいと思うのが親心ですよね。しかし、月謝や交通費、道具代などを合わせると、どうしても月々5,000円(年間60,000円)程度の固定費が上乗せされます。この「月5,000円」を、今の生活費を削って捻出するのではなく、投資から生み出される「配当金」という自動販売機から支払う仕組みを作りたいと考えました。娘が小学校を卒業するまでの6年間、この仕組みが維持できれば、家計の貯蓄ペースを落とすことなく、娘の可能性を広げてあげることができます。
課題を解決するために必要な配当額
・必要な月額:5,000円
・必要な年間配当額:60,000円(税引き後)
この「年間60,000円の配当金を、いかに安全に、かつ税効率よく受け取るか」が今回のミッションです。ここから逆算して、必要な投資額と候補となる銘柄を絞り込んでいきます。
2. 目標配当額の逆算計算:いくら投資すれば月5,000円になる?
目標が「年間60,000円(税引き後)」と決まったら、次は「一体いくらの資金を投資に回せばそれが実現するのか」を逆算してみましょう。これが分かると、「我が家の貯蓄からいくら回せばいいのか」「何年かけて買い揃えればいいのか」という具体的なタイムスケジュールが見えてきます。
今回注目しているアマノ(6436)の会社予想配当データ(2026年6月17日時点)を参考に計算してみます。現在のデータは以下の通りです。
・株価(東証終値):3,563円(最低購入代金:約356,500円)
・会社予想1株配当:180.00円
・配当利回り(会社予想):5.05%
もし、税制優遇制度である「新NISAの成長投資枠」を活用して、配当金を非課税(税率0%)で受け取ると仮定した場合の逆算式は以下のようになります。
必要年間配当額 60,000円 ÷ 配当利回り 5.05% = 必要投資額 約1,188,118円
つまり、非課税枠を使えば、約119万円をアマノに投資することで、目標とする「月5,000円(年間60,000円)」の配当キャッシュフローが完成するわけです。株数に換算すると、以下のようになります。
目標株数:60,000円 ÷ 180円 = 333.3株(約334株)
単元株(100株単位)で考えると、300株(投資額約107万円で年間54,000円の配当)をコアとして保有し、残りの34株を単元未満株(ミニ株)で買い足すか、あるいは他の銘柄と組み合わせて合計で年間60,000円にするのが、現実的なアプローチになりそうですね。
「119万円を一度に投資するのは、家計のキャッシュに余裕がなくて難しいかも。」と思われるかもしれませんが、焦る必要はまったくありません。娘が小学校に通う6年間のうち、最初の1〜2年をかけて、新NISA枠で毎月少しずつ買い増していく「時間分散」を行えば、高値掴みのリスクを抑えながら、着実に目標へ近づくことができます。このように具体的な数字で逆算すると、投資がただのギャンブルではなく、人生設計に直結した「確実なロードマップ」になるのが面白いところですよね。
3. 複数銘柄の比較紹介:我が家の教育費を支える候補たち
ひとつの銘柄だけに集中投資するのは、万が一その企業が減配(配当を減らすこと)したときのリスクが大きすぎます。そのため、我が家では同じ「月5,000円」を達成するための選択肢として、ビジネスの性質や財務状況が異なる複数の銘柄を比較・検討するようにしています。
今回は、過去に私のブログでもご紹介した、財務が非常に頑強で教育費のサポートとして優秀な2つの銘柄と、今回のアマノを比較してみたいと思います。比較する銘柄は以下の通りです。
・イマジニア(4644):キャラクターIPやゲーム、教育コンテンツを展開。自己資本比率が極めて高く、財務の安定性に定評があります。◎(4644)イマジニア : 5.87%配当と92%の財務で小1の壁の習い事費月5千円を支える教育費の盾にて詳しく解説しています。
・学究社(9769):都立中高一貫校への進学指導に強みを持つ進学塾「ena」を運営。教育ビジネスそのものなので、我が家の教育費をまかなうというストーリーとも親和性が高いです。◎(9769)学究社 : 5.06%配当で小1の壁の習い事費月5千円を支える家計の教育費の盾にて詳しく解説しています。
・アマノ(6436):今回の主役。時間管理システムやパーキングシステムで国内トップシェアを誇り、高い自己資本比率と収益性を兼ね備えています。
それでは、これら3銘柄の主要な指標をわかりやすく表にまとめて比較してみましょう。
| 項目 | アマノ(6436) | イマジニア(4644) | 学究社(9769) |
|---|---|---|---|
| 株価(参考) | 3,563円 | 約1,100円 | 約1,050円 |
| 最低購入金額(単元) | 356,500円(100株) | 110,000円(100株) | 105,000円(100株) |
| 会社予想配当利回り | 5.05% | 5.87% | 5.06% |
| 1株配当(予想) | 180.00円 | 65.00円 | 53.00円 |
| 自己資本比率 | 71.8% | 約92.0% | 約50.0% |
| 主な事業領域 | 時間管理、駐車場システム | キャラクター、ゲーム | 進学塾運営(教育) |
| 配当方針の傾向 | 業績連動・高い還元志向 | 安定配当・株主重視 | 高配当維持・業績連動 |
こうして並べてみると、それぞれの銘柄が持つ個性がよく見えてきますね。
アマノ(6436)のビジネスと指標の特徴
アマノは、私たちが普段オフィスで見かけるタイムレコーダーや就業管理ソフト、そして駅前や商業施設のタイムズなどの「コインパーキングの精算機やゲート」を作っている、日本の社会インフラを裏で支える超実力派企業です。時価総額は253,493百万円(約2,534億円)と大きく、安定感は抜群です。PBRは1.78倍と適正水準で、ROEは14.68%と日本の製造・システム業の中でも非常に高い水準を誇っています。自己資本比率も71.8%と、財務の健全性は申し分ありません。
さらに注目したいのが、プロの証券アナリストによるレーティング情報です。外部ニュースである「IFIS株予報」のレポートによると、日系大手証券会社がレーティングを最高評価の「強気」で継続しており、目標株価をこれまでの水準から4,850円へ引き上げています。現在(2026年6月中旬)の株価3,563円に対して、プロがかなり割安だと評価しているというファクトは、購入を検討する上で心強い安心材料になりますね(参考レポート:IFIS株予報 アマノ(6436))。
イマジニア(4644)の特徴
イマジニアは自己資本比率が92%という、実質無借金経営の「鉄壁の盾」のような企業です。キャラクターIPや知育アプリなどを手がけているため、子どもを持つ親としてもビジネスが理解しやすいのが魅力です。利回りも5.87%と非常に高く、少額(約11万円)から投資をスタートできるため、最初の一歩として非常に優秀です。
学究社(9769)の特徴
学究社は、東京を中心に都立中高一貫校の合格実績NO.1を誇る進学塾を運営しています。少子化の中でも、公立中高一貫校の人気は根強く、親の教育熱に支えられたディフェンシブなビジネスモデルです。配当利回りは5.06%と高く、教育費を教育関連ビジネスの配当でまかなうという「家計の自己調達ストーリー」が綺麗に描けるのが特徴です。
これら3つの選択肢がある中で、アマノは「オフィスDXによる就業管理のクラウド化」や「駐車場のチケットレス・キャッシュレス化」という、強力な現代のトレンドに乗っているのが強みです。一過性の流行ではなく、10年、20年先も社会に必要なシステムを提供し続ける安定性があるからこそ、我が家の長期的な教育費サポーターとして検討に値すると考えています。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
さて、ここからはアマノ(6436)が、我が家の「人生設計」にどれくらいマッチしているのかを、みずき流の3つの軸で客観的に評価してみたいと思います。良いところだけでなく、課題もしっかり見つめることで、本当に納得のいくポートフォリオが組めるようになりますよ。
A. 配当の持続性・成長性:評価「◎」(強く信頼できる)
まず一番大切な「配当金がずっと続くか、そして増えるか」という点ですが、アマノの評価は非常に高いです。収益性・安定性・成長性の3つの側面から見てみましょう。
・収益性:純利益率は各四半期とも前年同期比で上向き、直近も好調な勢いが続いています。営業利益率も改善傾向にあり、ROE(実績)は14.68%と極めて良好です。会社四季報などの情報でも、企業の「稼ぐ力」が安定していることが分かります。
・安定性:自己資本比率は71.8%と、一般的に健全とされる目安(40%以上)を大きく上回っており、財務は鉄壁です。有利子負債も大きな振れがなく横ばい圏。さらに、1株利益を表すEPS(会社予想:254.11円)も前年同期比で着実に伸びており、ぶれが限定的です。これなら、不況がやってきても、すぐに減配に追い込まれる可能性は極めて低いと言えます。
・成長性:企業の生命線である売上高も前年同期比で拡大を続けており、フリーキャッシュフローも直近で良好に推移しています。これは、昨今の働き方改革による「正確な労働時間の把握(就業管理のクラウド化)」や、駐車場の「スマート化(AIによる車両認識やノンストップ精算)」といった、国や社会が推進するDX需要をガッチリと取り込んでいるからです。
配当性向(利益のうちどれだけ配当に回しているか)を計算してみると、1株配当180円 ÷ EPS 254.11円 = 約70.8%となります。一般的な高配当株の目安とされる「30〜50%」に比べると、やや高めの水準に見えます。しかし、アマノは株主への利益還元に非常に積極的な企業であり、配当方針として「配当性向40%以上、かつ自己資本配当率(DOE)を意識した安定的な配当」を掲げています。財務が潤沢でキャッシュが積み上がっているため、利益の多くを株主に分配してもビクともしないだけの体力があるわけです。この点から、配当の持続性は十分に信頼できると判断しています。
B. 人生設計との適合性:評価「○」(悪くない)
「娘が小学生のあいだ、必要な時期に十分な配当が得られるか」という視点での評価です。
現在、アマノの配当利回りは5.05%。新NISAの成長投資枠を使って、目標とする月5,000円(年間60,000円)のキャッシュフローを作るのに必要な資金は約119万円です。
この金額は、我が家の年間投資予算からすると十分に現実的な範囲内です。ただ、最低購入金額が約35.6万円(100株)と、やや高額なのが子育て家庭の家計管理としては少しネックになります。「今月、ポンと35万円を出すのは厳しいな」というときは、1株単位で買える単元未満株(ミニ株)の制度を使って、毎月5株ずつ(約1万8千円ずつ)積立購入していく方法がおすすめです。娘が小学校低学年のうちに、2年程度かけて300株まで買い揃えていくようなタイムプランであれば、家計の貯蓄を圧迫することなく、人生設計に綺麗に組み込むことができます。成長投資枠は非課税期間が無期限なので、一度買い揃えてしまえば、娘が高校・大学に進学する10年後、15年後までずっと非課税で配当を出し続けてくれる、我が家の頼もしい「私設財団」になってくれますね。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「◎」(安心して持てる)
「今の我が家が、この銘柄にどれくらいリスクを負えるか」という評価です。我が家は私と夫の共働きですが、将来的に第二子が欲しいという思いもあり、もし産休や育休に入った場合は、一時的に世帯収入が減少する可能性があります。そんなときに、株価が乱高下したり、急に減配したりするような「ハイリスク・ハイリターン」の銘柄を抱えていると、精神的なゆとりが失われてしまいます。
その点、アマノは「時間管理」と「駐車場システム」という、ストック性の高いビジネスを展開しています。一度導入された就業システムや駐車場の精算機は、保守メンテナンス費用やクラウドの月額利用料といった形で、毎年安定した「ストック収入」をアマノにもたらします。景気が少し悪くなったからといって、企業がタイムカードの管理を完全にやめたり、駐車場がすべて閉鎖されたりすることは考えにくいですよね。この高い「景気耐性(ディフェンシブ性)」こそが、子育て中の我が家が求めるリスク許容度と完璧に一致しています。ポートフォリオの中核を支える「安定したディフェンシブ枠」として、安心して長く保有できる銘柄だと思います。
5. みずきの総合評価+判断
これまでの分析を踏まえて、我が家の人生設計におけるアマノ(6436)の総合的な評価と判断をまとめてみたいと思います。
総合評価:★★★★☆(星4つ)
アマノは、非の打ち所がないほど強固な財務体質(自己資本比率71.8%)と、時代のニーズ(働き方改革やキャッシュレス化)を捉えた素晴らしいビジネスモデルを持っています。配当利回りが5%を超える水準でありながら、プロのアナリストからも「強気」と評価されている現状は、投資先として極めて魅力的です。
星をひとつ減らした理由は、やはり「最低購入代金の高さ(約35.6万円)」と「配当性向の高さ(約71%)」という、子育て家計ならではの心理的なハードルです。しかし、これらは「買い方の工夫」と「他の銘柄との組み合わせ」で十分に解決できます。
我が家の具体的な投資判断プロセス
もし我が家がアマノをポートフォリオに組み入れる場合、119万円を一度にアマノだけに投資するのではなく、以下のように複数の高配当株を組み合わせた「小1の壁攻略・ハイブリッドポートフォリオ」を構築します。
・アマノ(6436):200株(投資額約71万円、年間配当36,000円)
・イマジニア(4644):100株(投資額約11万円、年間配当6,500円)
・学究社(9769):200株(投資額約21万円、年間配当10,600円)
合計投資額:約103万円 = 年間配当金:53,100円(月平均:約4,425円)
このように分散することで、投資に必要な総額を約100万円に抑えつつ、ほぼ目標(月5,000円)に近い配当キャッシュフローを作ることができます。しかも、「オフィスDX・駐車場システム」「エンターテインメント」「教育」という、まったく異なる3つの業界に分散されているため、どこか一つの業界に逆風が吹いても、他の2つが家計を支えてくれるという「守りの分散投資」が完成します。アマノをその「大黒柱」として位置づけるのが、我が家の現在の人生設計において最も美しい形かな、と思っています。
6. 制度活用との組み合わせ:みずき流・税効率を究めるテクニック
ブログ「みずきの家計簿+株」の最大のこだわりであり、読者の皆さんにお伝えしたい最強の武器が、「国の税制優遇制度をとことん使い倒すこと」です。私たちは日々、仕事に子育てに、本当に忙しい毎日を送っていますよね。だからこそ、国が用意してくれているお得な制度を活用して、1円でも多くの配当金を手元に残す工夫が大切になります。個別株へ投資する際に意識したい、3つの「制度活用の観点」をご紹介しますね。
1. 新NISA「成長投資枠」での保有を基本とする
通常、株の配当金には約20.315%の税金がかかります。つまり、アマノから18,000円の配当をもらっても、特定口座(通常の口座)だと約3,650円が税金として差し引かれ、手元には約14,350円しか残りません。これでは効率が良くないですよね。
しかし、新NISAの「成長投資枠」を活用すれば、この約20%の税金が丸々非課税になります。18,000円がそのまま18,000円として我が家の家計に入ってくるわけです。月5,000円の習い事代を確実にまかなうためには、まずNISA枠での購入を最優先するのが鉄則です。インデックス投資(オルカンやS&P500など)は「つみたて投資枠」でコツコツと老後のために積み立て、この個別高配当株は「成長投資枠」を使って「今使えるお小遣い」として受け取る。この「将来の安心」と「今の手元のゆとり」のハイブリッド戦略が、私たちが日々の生活を楽しむための賢いお金の使い方だと思います。
2. もし特定口座で保有するなら「配当控除」を活用する
「すでにNISA枠を使い切ってしまっている」「他の投資信託で枠が埋まっている」という方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、特定口座(課税口座)で保有することになりますが、ここで諦めてはいけません。日本の税制には「配当控除」という、個人投資家にとって非常に有利な仕組みがあります。
確定申告の際、課税方法を「総合課税」として申告すると、課税所得金額が特定の水準(一般的に課税所得900万円以下、実質的な所得税率が抑えられる水準)であれば、配当金にかかる税率が源泉徴収(約20%)よりも実質的に低くなり、払いすぎた税金が還付金(キャッシュバック)として戻ってきます。夫や私の給与所得と合算して計算するため、少し複雑に感じるかもしれませんが、確定申告書を作るスマホの画面でぽちぽちと入力するだけで、数万円が戻ってくる可能性があるのですから、やらない手はありません。このような制度をフル活用して家計の「防御力」を高めることが、個人投資家の大きなメリットになります。
3. つみたて投資(インデックス)との美しい補完関係
「つみたてNISAで全世界株式(オルカン)を毎月買っているけれど、個別株も買うべき?」と迷うママも多いですよね。私は、インデックス投資と個別高配当株は「役割がまったく違う」と考えています。
インデックス投資は「将来(15〜20年後)の大きな資産を作るためのエンジン」であり、途中で取り崩さずに福利の力で増やしていくものです。一方、今回ご紹介しているアマノのような高配当株は「今(毎月・毎年)の生活費を豊かにするためのサポーター」です。娘が今、やりたいと言っているスイミングの月謝を、15年後に増えているかもしれないオルカンから支払うことはできません。今、必要なキャッシュを生み出してくれる個別高配当株と、未来の資産を作るインデックス投資。この2つを両輪として回していくことこそが、子育て世帯にとって最もバランスの良い資産形成の形です。
7. ママ投資家みずきの葛藤:アマノを検討する上での懸念と弱点
私のブログでは、良いことばかりを並べる「完璧な投資家」のフリはしません(笑)。投資に絶対はありませんし、アマノを検討する上でも、私が個人的に「うーん、どうしようかな」と悩んでいるリアルな懸念点や弱点もしっかりと共有しますね。皆さんもぜひ、ご自身の家計と照らし合わせて一緒に悩んでみてください。
懸念1:最低購入金額「約35万円」の心理的ハードル
一番の悩みは、やはり単元(100株)を買うのに約35.6万円というまとまった資金が必要なことです。イマジニアや学究社が10万円台前半で買えるのと比べると、お買い物としてはかなり「大物」ですよね。「もし買ってすぐに株価が下がったらどうしよう」という恐怖感は、私も投資歴5年目ですが今でも普通にあります。娘の靴や服を買うのとはわけが違いますからね(笑)。
この対策としては、やはり一括で買わないことです。SBI証券などの単元未満株(S株)サービスなどを利用して、「今月は5株だけ買ってみよう(約1万8千円)」といった形で、家計に負担のない範囲で毎月コツコツと買い増していくのが、我が家のような普通のサラリーマン家庭には一番合っていると思います。
懸念2:配当性向70%の「高さ」に対する警戒感
先ほども計算した通り、現在の予想配当性向は約70%と高水準です。これは、アマノが「儲かった利益の7割を株主に配るよ」と言っている状態です。株主としては嬉しい限りですが、もし今後、急激な大不況が来て企業の業績が悪化(EPSが低下)した場合、今の180円という配当金を維持するのが苦しくなり、減配を選択するリスクがあります。
ただ、アマノにはそれを補うだけの潤沢な内部留保(自己資本比率71.8%、BPS 2,001.48円)があります。一時的な業績悪化であれば、これまでの貯金(内部留保)を取り崩して配当を維持してくれる「安定配当の姿勢」が過去の歴史からも見られます。それでも、この配当性向の高さは、今後の決算発表(特に四半期ごとのEPSの推移)をしっかりとウォッチしていく必要がある、最大の注目ポイントですね。
懸念3:就業スタイルの変化とオフィスのあり方
アマノの主力事業である「就業管理システム」は、企業のオフィスで働く人たちの管理に直結しています。今後、もしリモートワークがさらに極端に普及し、「オフィスに出社してタイムカードを押す・管理する」という概念そのものが衰退してしまった場合、市場が縮小するリスクがあります。また、若者の車離れやEVシフトなどにより、都市部のコインパーキング需要が中長期的にどう変化していくかも、少し気になるところです。
ただ、現在のところアマノはクラウド型の就業システムへの移行を急速に進めており、在宅勤務や多様な働き方(フレックスタイム制など)に対応したソフトで市場をリードしています。駐車場についても、自動運転やカーシェアリングの拠点としてのスマート駐車場化が進んでおり、むしろ新しいテクノロジーを導入する機会としてプラスに捉えられているようです。ビジネスが「オールド産業」に見えて、中身はしっかり「現代版にアップデートされているか」を、今後も親の目線で優しく、かつ厳しく見守っていきたいと思います。
8. まとめ:我が家の「小1の壁」攻略ポートフォリオの完成に向けて
今回は、就業管理と駐車場のリーディングカンパニーであるアマノ(6436)をご紹介しながら、我が家の人生設計における役割や評価についてたっぷりとお話ししてきました。最後に、今回お伝えしたかったポイントを整理しますね。
・人生設計からの逆算:娘の「小1の壁」に伴う習い事費(月5,000円、年間60,000円)を、安定した高配当株から捻出する。
・アマノの魅力:利回り5.05%の高水準、自己資本比率71.8%の鉄壁の財務、ストック型ビジネスが生み出す抜群の景気耐性。プロのレーティングも「強気」で目標株価は4,850円へ引き上げ中。
・投資戦略:約119万円の一括投資はハードルが高いため、他銘柄(イマジニアや学究社など)と分散して「月5,000円ポートフォリオ」を組み、新NISAの成長投資枠を使って単元未満株でコツコツ買い増していく。
・制度の活用:NISAを主軸にしつつ、特定口座で保有する場合も「配当控除」を活用して、血税を1円でも多く我が家の家計に取り戻す。
投資を始めた頃の私は、「どの株が一番値上がりするんだろう?」ということばかり気にして、毎日株価の画面を見ては一喜一憂していました。でも、娘が生まれて、子育てと仕事の両立に追われる中で気づいたんです。大切なのは、「何倍になるか分からない幻の利益」を追うことではなく、「我が家がいつ、どんな目的で、いくらのお金が必要なのか」という人生設計に寄り添った、確かで優しいキャッシュフローを作ることなのだと。
アマノがもたらしてくれる配当金は、娘が小学校を卒業するまでの6年間、そしてその先の未来に向けて、家計をそっと支えてくれる頼もしい「教育費の盾」になってくれると考えています。
皆さんのご家庭でも、「○年後に家族でこういう暮らしをしたいな」「子どもにこんな体験をさせてあげたいな」という人生設計から逆算して、ぴったりの高配当株ポートフォリオを考えてみてはいかがでしょうか?きっと、日々の家計管理や投資が、もっとワクワクする楽しい時間になりますよ。
今回も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。皆さんの投資と子育てが、笑顔に満ちた素敵な日々になりますように!みずきでした。また次回の記事でお会いしましょうね。


コメント