○(2411)ゲンダイエージェンシー : 5.38%配当で3年後の小4の壁の習い事費を補うサテライト戦略

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

こんにちは、みずきです。毎日うだるような暑さが続いていますが、みなさん体調は崩されていませんか。我が家では、2020年1月生まれの長女がこの春に小学校に入学し、初めての夏休みを迎えようとしています。毎日「学童にお弁当を持っていく」という新しいミッションが加わり、朝からキッチンでドタバタしている今日この頃です。

子どもが小学生になると、保育園時代とは全く違ったお金の悩みが出てきますね。いわゆる「小1の壁」を乗り越えつつある我が家ですが、早くもその先にある「小4の壁」が気になり始めています。小学校4年生になると、学童の定員がいっぱいになって入れなくなったり、塾や本格的な習い事の費用が一気に跳ね上がったりすると先輩ママから聞いて、今から少しずつ準備をしておきたいなと思っているんです。

そこで今回は、「3年後の小4の壁に向けて、家計をサポートしてくれるキャッシュフローを作りたい」という我が家の人生設計をもとに、気になる高配当株をいくつかピックアップして比較検討してみました。その中でも、特にユニークなビジネスモデルで高い配当利回りを誇るゲンダイエージェンシー株式会社(2411)を中心に、我が家でのリアルな評価プロセスをお届けします。限られた時間の中で、家計の未来を少しでも明るくしたいと考えている子育て世帯の参考になれば嬉しいです。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」と3年後の課題

投資を始めるとき、ただ「利回りが高いから」「なんとなく有名だから」という理由だけで銘柄を選んでしまうと、株価のちょっとした上下に一喜一憂して、精神的に疲れてしまいますよね。私自身、投資を始めたばかりの2021年頃は、周りの声に流されて失敗した経験があります。だからこそ、今の我が家では「まず人生設計ありき」で、必要な金額を逆算してから銘柄を探すようにしています。

まずは、我が家の現在の状況と、3年後に訪れる家計の課題を整理してみましょう。

我が家の現在地と未来のタイムライン

現在、長女は6歳で小学1年生です。今のところ公立の学童保育と、週に2回のスイミング、英語の習い事に通っています。このあたりの費用は現在の家計の経常支出からなんとかやりくりできているのですが、問題は3年後の2029年4月、娘が4年生になるときです。

多くの地域で、高学年になると公立の学童保育の優先順位が下がり、預け先を民間の放課後スクールや学習塾に切り替える必要が出てきます。また、本人が「中学受験をしてみたい」と言い出す可能性もありますし、そうでなくても英語やプログラミングなど、より専門的な習い事にステップアップする時期です。そうなると、現在の習い事費用に加えて、毎月約5,000円から10,000円の追加費用が確実に発生すると見込んでいます。

課題を解決するために必要な配当額

この「3年後の月5,000円の教育費アップ」という課題に対して、すべてを毎月の給料や貯蓄から補うのではなく、株式からの配当金という「第2の給料」で自動的にカバーする仕組みを作りたいと考えています。毎月5,000円のキャッシュフローがあれば、年間で60,000円です。この金額を、3年後までにしっかり生み出せるポートフォリオを構築するのが今回の我が家のミッションです。

2. 目標配当額の逆算計算

「年間60,000円の配当金を得る」という目標が決まったら、次に必要なのが「いくらの投資資金が必要か」を逆算することです。投資に必要な額が分かれば、家計の貯蓄ペースと照らし合わせて、現実的なプランかどうかが判断できますね。

今回のターゲットであるゲンダイエージェンシーのデータを参考に、シミュレーションしてみましょう。現在のゲンダイエージェンシーの株価は465円、会社予想の1株配当は25.00円(2027年3月期予想)です。ここから計算される配当利回りは、なんと5.38%という非常に高い水準です。

では、この利回りをもとに、年間60,000円の配当金を得るための必要投資額を計算してみます。税制優遇制度(NISAなど)を活用して非課税で受け取る場合を想定します。

必要投資額の計算式
目標年間配当額:60,000円 ÷ 配当利回り:5.38% = 約1,115,241円

約111万5,000円の投資資金があれば、年間60,000円、つまり月5,000円の配当金が手に入ることになります。ゲンダイエージェンシーの株価は1株465円、最低購入単位は100株(単元)ですので、最低購入代金は46,500円です。これなら、一気に110万円を投資しなくても、毎月の家計の余剰資金から少しずつ買い増していく「積立投資」のスタイルでも無理なく進められそうですね。

もし、もう少し現実的に、他の高配当銘柄とも分散してポートフォリオを組むとしたら、どのくらいの投資額になるでしょうか。同じように利回り5%前後の他の銘柄と比較しながら、計画を具体化していきましょう。

3. 複数銘柄の比較紹介

一つの銘柄に資産を集中させるのは、子育て世帯の家計管理としてはリスクが高すぎますよね。そこで、ゲンダイエージェンシーと同様に、我が家の「小4の壁対策」の候補になり得る、広告・IT・サービス関連の高配当銘柄をいくつか集めて比較してみました。それぞれの特徴や財務状況を見て、どれが我が家の人生設計にフィットするか考えてみましょう。

今回比較するのは、ゲンダイエージェンシー(2411)、アフィリエイト広告大手のファンコミュニケーションズ(2461)、そしてアドネットワークやふるさと納税で有名なアイモバイル(6535)の3銘柄です。それぞれの詳細な指標を下記の表にまとめました。

項目 ゲンダイエージェンシー(2411) ファンコミュニケーションズ(2461) アイモバイル(6535)
直近株価(最低投資金額) 465円(46,500円) 約380円(38,000円)※参考 約470円(47,000円)※参考
予想配当利回り 5.38% 5.26% 5.30%
1株配当(会社予想) 25.00円 20.00円 25.00円
自己資本比率 71.9% 約80% 約75%
PER / PBR 9.84倍 / 1.31倍 約12倍 / 約1.1倍 約11倍 / 約1.5倍
主な事業領域 パチンコホール向け広告・マーケティング アフィリエイト広告(A8.netなど) ふるさと納税(ふるなび)、ネット広告

それぞれの銘柄について、子育てママ投資家の目線で特徴を掘り下げてみます。

候補1:ゲンダイエージェンシー(2411)

パチンコホールに特化した広告代理店という、非常にニッチな領域でトップシェアを誇る企業です。広告の企画立案からデザイン、新聞折込やデジタル広告の配信までワンストップで手掛けています。「パチンコ業界って将来性はどうなの?」と少し心配になる方もいるかもしれませんが、店舗側の集客ニーズは非常に強く、同社はネット広告やSNSを活用したデジタルシフトを進めることで、収益性を向上させています。自己資本比率が71.9%と極めて高く、無借金に近いクリーンな財務基盤が大きな魅力です。最低投資金額が4万円台と、主婦のお小遣いレベルでもコツコツ買いやすい点も嬉しいですね。

候補2:ファンコミュニケーションズ(2461)

こちらは以前にもブログで紹介した、アフィリエイト広告の老舗企業です。ネット広告業界は変化が激しいですが、同社が運営する「A8.net」は業界最大級の規模を誇り、安定したキャッシュ創出力があります。無借金経営で自己資本比率も80%近く、財務の鉄壁さはゲンダイエージェンシー以上。子どもが使う学習机や教材の広告なども多く扱っており、ビジネスモデルのイメージが湧きやすいのも特徴です。こちらの銘柄の詳細は、過去のブログ記事でも詳しく考察していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

○(2461)ファンコミュニケーションズ : 5.26%配当で小1の壁の習い事代を支える家計のサテライト枠

候補3:アイモバイル(6535)

インターネット広告事業からスタートし、現在はふるさと納税ポータルサイト「ふるなび」の運営が主力事業となっています。子育て世帯にとって、ふるさと納税は生活防衛の必須ツールですから、サービス自体に馴染みがある方も多いのではないでしょうか。地方創生という国の方針とも合致しており、成長性と配当(5.30%)のバランスが良いのが魅力です。ただ、ふるさと納税のルール改正など、制度変更による業績への影響リスクが常に付きまとう点が少し気になるところですね。このアイモバイルについても、過去に「小1の壁」対策として評価をまとめています。

◎(6535)アイモバイル : 5.30%配当で小1の壁の習い事費を支える家計の潤いエンジン

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

さて、ここからは、今回注目しているゲンダイエージェンシーについて、我が家の「人生設計マッチ度」を3つの軸で厳しく、かつリアルに評価していきます。利回りだけで飛びつくと痛い目を見るのが高配当株投資ですので、しっかり多角的に見ていきましょう。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

配当を出す原資となる企業の収益力ですが、ゲンダイエージェンシーの現在の業績は「改善傾向」にあります。営業利益率と純利益率は前年同期比で明確に上向いており、直近でもその勢いが続いています。ROE(自己資本利益率)は11.69%と、一般的に優良とされる10%の目安を上回る水準に達しているため、効率的にお金を稼げていると言えます。

また、予想EPS(1株当たり利益)は47.27円に対し、1株配当予想が25.00円。ここから逆算される配当性向は約52.9%となります。高配当株の中には、配当性向が80%や100%を超えて無理に配当を出している「たこ足配当」の企業もありますが、同社は50%台と適正な範囲に収まっています。これなら、多少の業績のブレがあっても、すぐに減配されるリスクは低いと考えられます。ただ、主力顧客であるパチンコ業界自体が、中長期的に遊技人口の減少という構造的な課題を抱えているため、持続性としては「超安心」の◎ではなく、「まあ大丈夫」の○としました。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

我が家の「3年後の小4の壁に備えて、月5,000円(年間60,000円)の配当を作る」という目標に対して、ゲンダイエージェンシーの適合性は非常に高いです。理由は、何と言っても5.38%という高い配当利回りと、4万円台から購入できるハードルの低さです。

もし利回り2%の安定優良株だけでこの目標を達成しようとすると、300万円もの投資資金が必要になります。しかし、5.38%の利回りがあれば、約112万円の投資で目標を達成できます。これなら、毎月の家計から3万円ずつ貯金&投資に回していけば、3年後には無理なく目標金額に達することができます。必要な時期(3年後)までにスピーディーに配当の土台を作りたい我が家にとって、この資金効率の良さは「◎」です。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(やや緊張感あり)」

家計の安全性を守る観点から言うと、ゲンダイエージェンシーへの投資には少し緊張感を持っています。自己資本比率が71.9%あり、借金が少ないため、会社が突然倒産するようなリスクは極めて低いと言えます。その意味では安心感があるのですが、パチンコ業界という特定のニッチな市場に依存しているため、業界の規制強化や景気動向によって業績が急激に悪化するリスクが常にあります。

現在、我が家は夫も私も働いている共働き世帯なので、ある程度のリスクは許容できますが、もし「2人目の子どもが生まれて私が育休に入る」といったライフステージの変化が起きた場合、家計のキャッシュフローは今よりシビアになります。そうした時期に、業績変化の激しい業界の株をたくさん持っているのは精神衛生上良くありません。そのため、我が家のメインの資産(コア資産)として大金を投じるのではなく、ポートフォリオの1割から2割程度に抑える「サテライト(脇役)枠」として保有するのが妥当だと判断し、評価は「△」としました。

5. みずきの総合評価+判断

以上の3つの軸から考えた、ゲンダイエージェンシーに対する我が家の総合評価は「○(小4の壁を乗り越えるための、心強いサテライトブースター枠)」です。

パチンコ業界向けというユニークなビジネスを展開しているため、万人に手放しでおすすめできるような王道銘柄ではありません。しかし、無借金に近く自己資本比率が70%を超える抜群の財務の硬さと、5%を超える圧倒的な配当利回りは、早期に教育費のキャッシュフローを確立したい我が家にとっては非常に魅力的な選択肢です。

我が家の具体的な投資戦略としては、以下のようなステップを考えています。

ステップ1:まずは100株からお試し購入(約4.6万円)
最低購入金額が低いので、家計へのダメージを最小限に抑えながら、まずは100株(単元)をNISA口座で購入してみます。実際に保有してみることで、決算書類などを読むモチベーションも湧き、ビジネスの動向を身近にチェックできるようになります。

ステップ2:最大でもポートフォリオの5%を上限として買い増し
ゲンダイエージェンシーだけに依存するのは危険ですので、目標の112万円をすべてこの銘柄に投じるのではなく、半分は先ほど比較したファンコミュニケーションズやアイモバイル、さらにはインデックス投資信託などに分散させます。ゲンダイエージェンシーの保有枠は、我が家全体の個別株ポートフォリオの5%以内を上限とし、利回りの高さという「ブースター効果」だけを美味しくいただく戦略が、一番家計に優しいかなと思っています。

6. 制度活用との組み合わせ:みずき流・税効率最大化プラン

高配当株投資の効果を何倍にも高めてくれるのが、国が用意してくれている税制優遇制度の活用です。我が家では、この制度をどのように組み合わせていくか、3つのポイントで整理しています。

ポイント①:新NISA(成長投資枠)での非課税運用

通常、日本の個別株から出る配当金には、約20.315%の税金がかかります。つまり、60,000円の配当金があっても、手元に残るのは約48,000円になってしまうわけです。これは子育て世帯にとって非常に大きな痛手ですよね。だからこそ、こうした高配当株は新NISAの「成長投資枠」を最優先で使って購入します。これにより、5.38%という高い配当金を1円も引かれることなく、そのまま丸ごと娘の将来の教育費として受け取ることができます。

ポイント②:つみたて投資枠やiDeCoとの「攻守のバランス」

我が家の資産形成の核(コア)は、あくまでも新NISAの「つみたて投資枠」で行っている全世界株式(オルカン)や米国株式(S&P500)のインデックス投資、そして夫婦のiDeCoです。これらは20年後の老後資金や、高校・大学進学時のまとまった費用を作るための「長期の守り」です。今回のゲンダイエージェンシーのような個別高配当株は、あくまでも数年後の直近で必要になる教育費を補うための「短期〜中期の攻め(キャッシュフロー獲得)」と位置づけています。この「コア(インデックス)とサテライト(個別高配当)」の役割分担を明確にすることが、家計を壊さないコツだと思っています。

ポイント③:配当控除の活用(課税口座の場合)

もし将来的にNISA枠を使い切ってしまい、特定口座(課税口座)で高配当株を保有することになった場合は、確定申告での「配当控除」の活用も視野に入れます。総合課税を選択して確定申告をすることで、所得税の還付を受けられるケースがあります(※所得金額によります)。特に共働きで、どちらか一方の所得が一定以下の場合などは、この配当控除を活用することで税効率を大きく改善できます。税制の仕組みを少し勉強するだけで、手元に残るお金が変わってくるのは、家計管理の面白いところですね。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べます

ブログの最後に、私がこの銘柄を検討するにあたって、最後まで迷っているリアルな本音や懸念点も隠さずに共有しておきますね。どんなに魅力的に見える銘柄でも、必ずデメリットや不確実性があります。

一番の懸念:パチンコ業界の市場縮小スピード
財務が良くて利益が出ていても、顧客であるパチンコホールの数が年々減っていることは事実です。いくらデジタル広告への移行が進んで客単価が上がっても、市場全体が小さくなれば、いつかはゲンダイエージェンシーの業績も頭打ちになってしまいます。3年後の「小4の壁」の時期までは配当が維持されたとしても、10年後、娘が高校生や大学生になるまでこの高配当が続いているかというと、正直言って確信は持てません。

高配当株に投資する際、私たちが最も気をつけなければならないのが、まさにこの「高配当の罠」です。実は、最近のニュースでも「高配当の落とし穴」についての興味深い記事がありました。

参考記事:高配当の落とし穴に注意!株主還元と成長を両立する5銘柄(トウシル) – Yahoo!ファイナンス

この記事でも指摘されている通り、単に「今の利回りが高いから」という理由だけで選ぶと、将来的に業績悪化によって配当が減らされ(減損・減配)、同時に株価も急落するというダブルパンチを食らう可能性があります。企業の「成長への投資」と「株主への還元(配当)」のバランスが取れているかを見極めることが、本当に大事なんですよね。

ゲンダイエージェンシーは、現時点では「改善傾向」でROEも高いですが、将来の成長投資という点では、パチンコ業界以外の新領域(例えば一般的な中小企業向けのデジタルマーケティングなど)で、どれだけ新しい収益の柱を作れるかが課題です。ここがうまくいかないと、長期保有は難しいかもしれません。

夫との話し合いでのひとコマ
実はこの銘柄について、週末に夫に「利回り5%以上の面白い会社があるんだよね」と話してみました。すると夫からは、「財務が良いのは安心だけど、自分たちがあまり使わないサービスの会社だから、業績の変化に気づきにくいかもね」という、もっともな意見が返ってきました。確かに、普段自分が利用しない業界の株は、変化の兆しを見落としがちです。投資は数字だけでなく、「自分たちにとって身近で、理解しやすいビジネスか」という納得感も大切だなと、改めて気づかされました。

完璧な銘柄なんて存在しません。だからこそ、「このリスクなら、我が家の家計の体力だったらこれくらいまで許容できるな」という自分たちの基準を持って、お付き合いしていくのが大切だと思います。

みなさんのご家庭では、数年後の教育費の備え、どのように準備されていますか。今回の私の迷いや思考プロセスが、みなさんの人生設計と投資を考える一つのきっかけになれば嬉しいです。それでは、また次回のブログでお会いしましょう。

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