はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
こんにちは!みずきです。2026年も早いもので7月に入りましたね。関東の夏は相変わらず暑いですが、子どもと一緒にプールに行く計画を立てたりして、バタバタしながらも楽しい毎日を送っています。
さて、7月といえば、多くの会社員にとって待ちに待った「夏のボーナス」の時期ですよね。我が家でも、夫婦で「今年のボーナス、どうやって活用しようか?」という作戦会議を開いています。物価高が続く中で、ただ銀行に預けておくだけではお金の価値が目減りしてしまうような気がして、どうしてもそわそわしてしまいますよね。
ちょうどそんな時、面白いコラムを見つけました。三菱UFJ信託銀行の「マネーライターの取材裏話」という記事です(参考:5年連続アップの「夏のボーナス」、何に預けるのが正解?:三菱UFJ信託銀行)。この記事によると、好調な企業業績を背景に、夏のボーナスは5年連続でアップしているのだそうです。でも、その一方で「増えたボーナスを何に預けるのが正解なのか」と迷う声も多いのだとか。まさに今の我が家と同じ悩みです。
我が家では、ボーナスの一部を「未来の家族をサポートするキャッシュフロー」に変えるため、高配当株への投資を検討しています。今回は、現在株価が1,200円台で、配当利回りがなんと5%を超えている富士ユナイトホールディングス(以下、富士ユナイトHD)という銘柄に注目してみました。我が家の人生設計に照らし合わせながら、この銘柄がいつ、どのように役立つのかをじっくりと考えていきたいと思います。
我が家の人生設計シナリオ:小1の今から備える「3年後の小4の壁」
投資を考えるとき、私はいつも「何のために、いつまでに、いくら必要なのか」という人生設計から逆算するようにしています。銘柄ありきで投資を始めてしまうと、株価のちょっとした上下に一喜一憂して、精神的に疲れてしまうからです。
まずは、我が家の現在の状況をお話しさせてください。
娘は2020年1月生まれで、今年の4月にめでたく小学校に入学しました(2026年7月現在、小学1年生です)。ランドセルを背負って元気に登校する姿を見て、日々成長を感じています。ただ、小学校に入ると「小1の壁」と呼ばれる預かり時間の短縮や、長期休暇中の預け先問題など、仕事との両立の難しさを実感する場面も増えてきました。
しかし、家計の視点で本当に大きなインパクトがあるのは、実は3年後の「小4の壁」だと思っています。
娘が小学4年生になる3年後(2029年4月)には、次のような課題が一気に押し寄せてきます。
- 地域の公立学童が原則として利用できなくなるケースが多い(または優先順位が下がる)
- 民間学童や、遅い時間まで預かってくれる塾、専門的な習い事に移行する必要がある
- 中学受験をするにしても、しないにしても、学習塾や習い事の月謝が本格的に高額化する(月3万円〜5万円以上の負担増も珍しくありません)
つまり、今から3年後までに、家計のキャッシュフローに「習い事・教育費の足しになるゆとり」を上乗せしておく必要があるわけです。
そこで我が家が立てた目標は、「3年後までに、配当金で月5,000円(年間60,000円)の副収入を作る」というシナリオです。月5,000円あれば、英語やプログラミングなど、娘がやりたいと言った習い事の月謝の半分くらいをカバーできます。これがあるだけで、家計の心理的な負担は驚くほど軽くなりますよね。
目標配当額「年間6万円」の逆算計算
目標が「3年後に年間6万円の配当」と決まったら、次はそれを実現するためにどれくらいの投資額が必要なのかを逆算していきます。
今回検討している富士ユナイトHDの指標データは以下の通りです(2026年7月10日時点)。
- 株価(前日終値):1,205円
- 最低購入代金:121,300円(100株単位)
- 会社予想1株配当:62.00円(2027年3月期予想)
- 予想配当利回り:5.11%
この驚異的な「5.11%」という利回りを使って、年間60,000円の配当を得るための必要投資額を計算してみます。税制優遇制度(新NISAの成長投資枠など)を使って、非課税で受け取ることを前提として計算します。
必要投資額 = 目標年間配当額 60,000円 ÷ 配当利回り 5.11% = 約1,174,168円
つまり、富士ユナイトHDの株を約118万円分(株数にして約1,000株、単元で10口座分)保有することができれば、それだけで「3年後に月5,000円の教育費サポート」という目標が達成できる計算になります。
もちろん、1つの銘柄に100万円以上を集中投資するのは、中小型株のリスクを考えると少し怖い部分もあります。でも、「富士ユナイトHDなら118万円で済むけれど、もし利回り3%の安定株だったら200万円の資金が必要になるんだな」という比較ができるようになりますよね。このように具体的な数字で把握することが、無理のない家計管理と投資計画の第一歩になります。
複数銘柄の比較検討:同じ目標を達成するための選択肢
我が家では、教育費という「絶対に失敗したくない資金」を準備するため、1つの銘柄に依存するのではなく、複数の候補を並べて比較するようにしています。今回は、同じく「3年後の小4の壁」に向けて、私が過去にブログで検討したことのある優秀な高配当銘柄と比較してみましょう。
比較対象とするのは、以下の2銘柄です。
- レイズネクスト(1937):プラントメンテナンスの老舗で、抜群の安定性を誇る企業。我が家の「インフラ保全戦略」として検討しました。(参考記事:◎(1937)レイズネクスト : 3年後の小4の壁に月5,000円の配当で備えるインフラ保全戦略)
- 都築電気(8157):ICTソリューションを展開する、業績堅調な情報通信セクターの企業。家計の「主戦力」として評価しました。(参考記事:◎(8157)都築電気 : 4.80%配当で3年後の小4の壁に向けた習い事費を支える家計の主戦力)
これらと富士ユナイトHDを、表で並べて比較してみます。
| 銘柄名(コード) | 株価(目安) | 予想配当利回り | 自己資本比率 | 特徴・位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| 富士ユナイトHD | 1,205円 | 5.11% | 43.8% | 時価総額約80億円の中小型。圧倒的な高利回りが魅力。 |
| レイズネクスト(1937) | 1,600円前後 | 約4.5%〜4.8% | 約60% | インフラ保全で需要が途切れない。財務が極めて健全。 |
| 都築電気(8157) | 2,200円前後 | 4.80% | 約50% | ITセクターでDX需要を捉える。成長性と配当のバランスが良い。 |
富士ユナイトHDの最大の特徴は、やはり5.11%という圧倒的な配当利回りと、PBR 0.82倍という割安さです。一般的にPBRが1倍を割っている企業は、市場から「資産価値に対して株価が安すぎる」と評価されている状態で、東証からの改善要請などもあり、今後株主還元(増配や自社株買い)を強化する動きが期待できます。
一方で、時価総額が約80億円と他の2銘柄に比べてかなり規模が小さいため、業績の振れ幅や株価のボラティリティ(変動幅)は大きくなる傾向があります。この特徴を理解した上で、「我が家のポートフォリオにどう組み込むか」を考える必要がありますね。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
それでは、富士ユナイドHDが我が家のライフプランにどれくらいフィットしているのか、3つの軸で厳しく、かつ愛情を持って評価してみたいと思います!
A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」
子育て世代の投資で最も避けたいのは、投資した後に「業績悪化で配当が半分になってしまった!」という減配リスクです。富士ユナイトHDの財務データを見てみましょう。
- 予想EPS(1株当たり利益):90.92円
- 予想配当:62.00円
- 配当性向:約68.2%
配当性向が68%というのは、利益の約7割を配当に回している状態です。一般的に「配当性向30〜50%」が健全とされる中で、やや高めの水準に見えます。これは「無理をして配当を出している」とも受け取れますが、BPS(1株当たり純資産)が1,481.95円と株価(1,205円)を大きく上回っており、財務的な裏付け(内部留保)は比較的厚いと考えられます。
自己資本比率も43.8%と、製造・サービス業としては合格ラインを維持しています。ROE(自己資本利益率)は7.42%と、日本企業の平均レベル。景気の波を大きく受けるセクターでもあるため、10年、20年と「無条件に増配し続ける」ほどの超優良株とまでは言えませんが、少なくとも3〜5年という中期のスパンであれば、配当を維持できる底力は持っていると判断しています。
B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」
3年後の「小4の壁」に向けて、月5,000円のキャッシュフローを作るという我が家の短期〜中期の人生設計には、この「5%超」という圧倒的な利回りは大きな味方になってくれます。なぜなら、必要となる軍資金(投資額)を大幅に抑えられるからです。
例えば、もし利回り3%の銘柄だけでこの目標を達成しようとすると、200万円の資金を準備しなければなりませんが、富士ユナイトHDであれば約118万円で済みます。この「資金効率の良さ」は、教育費や日々の生活費で何かとお金が出ていく子育て世代にとって、本当にありがたい存在です。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(やや緊張感あり)」
ただし、リスク管理の視点からは「△」としました。その理由は、指標データにある「出来高 3,400株(07/10)」という数字です。これは、1日に取引されている株数が非常に少ないことを意味しています。
出来高が少ない中小型株は、市場全体が荒れたときや、個別で悪いニュースが出たときに、売りたくても買い手がつかずに株価が急落する「流動性リスク」があります。また、信用倍率が10.22倍(2026年7月3日時点)と買い残が多めなのも、将来的な売り圧力になり得るため、少し警戒が必要です。
現在、私自身は上場企業で働きながら安定した給与収入を得ていますが、将来的に第2子の育休に入る可能性なども考慮すると、家計のリスク許容度を最大まで高めるわけにはいきません。したがって、この銘柄は「我が家の資産の半分を預けるようなエース」ではなく、あくまでポートフォリオの数%〜10%程度に留める「優秀なサテライト(補強)枠」として扱うのが正解だと考えています。
みずきの総合評価+判断
これまでの分析を踏まえた、我が家としての総合評価は次のようになります。
総合評価:サテライト枠として「100株(約12万円)から少しずつお迎えしたい銘柄」
富士ユナイトHDは、利回り5.11%という抜群の攻撃力(インカムゲインの創出力)を持っています。しかし、時価総額の小ささや流動性の低さを考えると、一気に100万円以上をこれ一本に投じるのは、子育て世帯の家計管理としては少しスリリングが過ぎます。
そこで、我が家が考える現実的な戦略は「組み合わせ保有」です。
例えば、全体の予算120万円のうち、半分強(約70万円)を極めて財務が頑強な「レイズネクスト」や「都築電気」といった中大型の高配当株に配分し、残りの40万〜50万円程度を富士ユナイトHDのような「超高利回りの中小型株」に配分します。こうすることで、ポートフォリオ全体の平均利回りを4.8%以上に維持しつつ、中小型株特有の流動性リスクを適度に薄めることができます。これこそが、安心感と高パフォーマンスを両立させる、ママ投資家らしい「美味しいとこ取り」の戦略です!
税制優遇制度との組み合わせで効果を最大化する
そして、私のアドバイスとして絶対に外せないのが「制度のフル活用」です。どんなに素晴らしい高配当株を見つけても、税金で20.315%も引かれてしまっては、家計への貢献度はガクンと下がってしまいます。
1. 新NISA「成長投資枠」での保有
富士ユナイトHDを新NISAの成長投資枠で購入すれば、年間62円(100株で6,200円)の配当金がそのまま丸々非課税で受け取れます。これは本当に大きいです!仮に特定口座(課税口座)だと、約1,260円が税金として差し引かれ、手元には約4,940円しか残りません。小1の今から3年かけて買い増していくなら、新NISAの非課税枠を優先的に使いたいですね。
2. ジュニアNISA(旧制度)の残高や子ども名義での運用の視点
新規の投資はできませんが、過去にジュニアNISA口座で保有している資産がある場合、そこで得られる分配金や配当金も非課税で運用され続けています。もし「子ども自身の教育費」として完全に色分けして管理したい場合は、こうした子どもの未来のための口座で得られた非課税の配当金を、そのまま次の教育資金としてストックしていく流れを作るのもおすすめです。
3. つみたて投資枠(オルカン・S&P500)との補完関係
我が家では、新NISAの「つみたて投資枠」や「iDeCo」を使って、全世界株式(オルカン)やS&P500といったインデックスファンドを毎月コツコツ積み立てています。これらは20年後の「老後資金」や「大学進学資金」を見据えた長期のコア資産です。
しかし、インデックス投資は「将来の資産を最大化する」のには向いていますが、「今、毎月使えるお小遣い(キャッシュフロー)」は生み出してくれません。
だからこそ、今回ご紹介した富士ユナイトHDのような個別高配当株を「成長投資枠」でトッピングすることで、「20年後の大きな資産形成(インデックス)」と「3年後の日々の生活費サポート(個別高配当)」の両輪を同時に回すことができるのです。
失敗・迷い・懸念も素直に告白します
ブログの読者の皆さんには、良いところだけでなく、私のリアルな「迷い」や「失敗のリスク」も隠さずにお伝えしたいと思っています。
実は私、投資を始めたばかりの2021年頃に、利回りだけで選んだ中小型の高配当株を買って、その後の決算で業績下方修正&大幅減配という手痛い洗礼を受けたことがあります。あの時は、株価も一緒にドカンと下がって、本当に泣きそうになりました……(笑)。
今回の富士ユナイトHDについても、やはり「1日の出来高が3,400株」という点は、どうしても慎重にならざるを得ないポイントです。仮に「来月急にお金が必要になったから、この株をすべて売りたい!」と思っても、希望する株価でスムーズに約定しない可能性があります。子育て世帯にとって「現金が必要なときにすぐに用意できること(流動性)」はとても大切です。
そのため、もしこの銘柄を検討される場合は、以下のルールを自分の中に設けることを強くおすすめします。
- 「生活防衛資金(生活費の半年〜1年分)」は絶対に別口座に確保しておく
- 決して一括で大きく買わず、まずは100株(約12万円)だけ購入して、会社の決算や株価の動きを数ヶ月間「観察」する
- もし減配や業績悪化のサインが出たら、損切りする心の準備をしておく
完璧な銘柄なんて、この世には存在しません。大事なのは、その銘柄の「弱点」を理解した上で、自分たちのリスク許容度の範囲内で賢く付き合っていくことだと思います。
まとめ:夏のボーナスを未来の「ゆとり」に変えるために
ここまで、富士ユナイトHDの分析と、我が家の人生設計への活用方法についてお話ししてきました。
小学1年生の娘の夏休みを前に、毎日「今日のご飯はどうしよう」「学童のお弁当作り、大変だな」と頭を悩ませている私ですが、こうして少し先の「3年後、5年後の家計」について考える時間は、自分にとっての素晴らしい息抜きであり、未来への希望でもあります。
三菱UFJ信託銀行のコラムにもあったように、せっかく一生懸命働いて得た「夏のボーナス」です。家族で美味しいものを食べたり、旅行に行ったりして「今」を楽しむために使うのも大賛成です(我が家も少しは使います!)。ただ、そのうちのほんの一部、例えば10万円〜20万円だけでも、こうして「未来の家族を助けてくれる仕組み」に回してみるのはいかがでしょうか。
富士ユナイトHDは、出来高の少なさという中小型株特有のリスクはあるものの、5%を超える利回りは、私たちの「小4の壁」を乗り越えるための強力なサポーターになってくれる可能性を秘めています。我が家では、この夏のボーナスから、まずは成長投資枠を使って100株、お財布と相談しながら打診買いをして、大切に育てていこうと考えています。
皆さんのご家庭では、この夏のボーナス、どんなライフプランに活用しますか?この記事が、皆さんのこれからの人生設計や、家計管理のヒントになればとても嬉しいです。一緒に、無理のない範囲で、一歩ずつ資産形成を頑張っていきましょうね!


コメント