はじめに:高配当株を探すのは、人生設計を逆算するため
こんにちは、みずきです。2026年に入り、新NISAを意識して高配当株への関心が高まっているママ友も多いですよね。私のブログではいつも言っているのですが、銘柄選びは「今いくら配当利回りが高いか」よりも、「我が家の人生設計で、いつ、どう役立つか」が何よりも大事だと思っています。
今回は、高い配当利回りで注目されている(株)アイモバイル(6535)について、我が家の家計目線で徹底的に検討していきたいと思います。この銘柄は、5.36%という魅力的な利回りを持っていますが、アドテクや「ふるなび」といった事業特性から、安定性には少し懸念もあります。私たち子育て世代が、この高利回りをどう活かせるか、リスクも踏まえて考えてみますね。
1. シナリオ設定:「2年後の育休中の習い事費を確保したい」
我が家は今、娘(5歳・年長)がいて、夫と第二子を検討中です。もし計画通りに進むと、2年後には私は育児休業に入り、家計収入が一時的に減少します。この時期、上の娘は小学校に入学し、学童やピアノの習い事などで支出が増える予定です。いわゆる「小1の壁」と「育休による収入減」のダブルパンチに備えたいんです。
我が家の家計課題と目標額
- 我が家の現在地:娘5歳。2年後に第二子を検討中。つみたてNISAやiDeCoでコア資産は形成済み。
- 2年後の家計課題:育休による収入減と、娘の習い事費(月5,000円)の増加。
- その課題を解決するために必要な配当額:月5,000円、年間60,000円を配当で確保したい。
この年間6万円という目標は、家計全体から見れば小さな金額かもしれませんが、配当金という不労所得で子どもの教育費を賄えるという精神的な安心感は、育休中には計り知れないものがあると思っています。
2. 目標配当額を実現するための逆算計算
では、アイモバイルの現在の利回り(予想5.36%)を使って、年間60,000円の配当を得るために、どれくらい投資が必要かを計算してみます。
必要投資額 = 目標年間配当額 ÷ 予想配当利回り
60,000円 ÷ 0.0536 ≒ 1,119,400円
結論:アイモバイルに約112万円投資すれば、目標の年間6万円(月5,000円)の配当収入が得られる計算になりますね。株価が1株508円(2026年1月7日時点)なので、約2,200株の購入が必要です。
他の銘柄で利回り3.0%のものだと、同じ配当を得るには200万円が必要になりますから、5.36%という高利回りは、必要投資額を抑えられるという点で、子育て世代の私たちには非常に魅力的なんです。
3. 複数銘柄の比較紹介とアイモバイルの特性
高利回り銘柄は、その分、収益構造に何らかの不安を抱えていることが多いので、アイモバイルの特性を理解するために、他の一般的な高配当銘柄と比較してみます。
アイモバイルは、主にアドネットワーク事業(モバイル広告)と、ふるさと納税サイト「ふるなび」を含むコンシューマ事業が柱です。成長性はあるものの、競争環境が激しいデジタル分野の銘柄です。
高配当実現のための3つの選択肢(年間配当6万円目標)
| 銘柄 | アイモバイル(6535) | 銘柄B(例:高財務の化学メーカー) | 銘柄C(例:安定インフラ系) |
|---|---|---|---|
| 予想配当利回り | 5.36% | 4.5% | 3.5% |
| 必要投資額(年間6万配当) | 約112万円 | 約133万円 | 約171万円 |
| 配当性向(予想) | 約48.5% | 約40% | 約50% |
| 財務安定性(自己資本比率) | 59.3%(高水準) | 70%超(非常に高い) | 50%(標準) |
| 事業特性 | 成長/景気敏感(広告、ふるさと納税) | ディフェンシブ/安定 | ディフェンシブ/安定 |
アイモバイルを選ぶ「投資額」と「ポートフォリオ上の位置」
アイモバイルの最大の魅力は、やはり利回りの高さから来る「少ない投資額で目標配当に届く」点です。約112万円で月5,000円は、私たちのような子育て中で大きな資金を動かしにくい世代にとって非常に魅力的です。
ただし、注意したいのは、収益性に関する指標です。データを見ると、直近で「純利益率は前年同期比で大きく低下」「営業利益率も弱い動き」とあり、収益が悪化トレンドにあるようです。EPS(1株当たり利益)も落ち込んでいるため、この高配当が維持できるのか、という懸念が付きまといます。自己資本比率59.3%と財務自体は堅いのですが、事業の収益力低下は、配当の持続性に直結します。
アイモバイルは、我が家のポートフォリオでは「高利回りで短期目標(育休中の家計サポート)を達成するためのハイブリッド枠」に位置づけたいと思います。
外部ニュースから見るアイモバイルの事業環境
アイモバイルの主戦場であるモバイル関連事業は、常に新しいテクノロジーや競争に晒されています。例えば、iPhoneなどのモバイル端末に関するニュースは、広告環境に直結します。
ITmedia Mobileの報道によると、iPhoneのケースやアクセサリーの市場も活発で、新しい機種の登場に合わせて需要が生まれています。
「厚さ約1.4mm、約20gのiPhone 17向け極薄クリアケース 初売りセールで23%オフ」
これは一見、アイモバイルと関係ないように見えますが、iPhoneの買い替えサイクルや、新しいモバイル端末への注目度が高いことは、アイモバイルが提供するモバイル向けアドネットワークの市場規模が引き続き大きいことを示唆しています。ただ、その分、競争も激しいので、技術革新に対応し続けられるかが鍵となりますね。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
配当性向(約48.5%)自体はまだ余裕がありますが、直近の収益性の悪化は無視できません。アイモバイルの主要ビジネスの一つであるふるさと納税関連は、制度改正や競争激化の影響を受けやすいビジネスモデルです。もしこのトレンドが続けば、今の高い配当を維持するために無理をすることになりかねません。我が家としては、10年単位で増配を期待するというよりは、「今の利回りが数年維持できるか」を重要視して見守りたいところです。
不況が来ても安定して配当を維持する企業としては、以前検討したディーエムエス(9739)のような財務が堅固でディフェンシブな銘柄の方が安心感はありますね。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
我が家の「2年後の育休中の月5,000円配当」という短期目標に対しては、約112万円という投資額で実現できるため、資金効率が非常に良いです。今から2年間でこの資金を準備することは現実的です。配当金がそのまま娘のピアノ教室代になるという具体的なイメージが持てるため、目標設定としてはぴったりだと言えます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)
育休に入る時期は、家計が最もデリケートになる時期です。もしこの時期にアイモバイルの業績が悪化し、株価が下落したり、最悪減配したりすると、精神的に大きなプレッシャーになります。高利回りであることは魅力的ですが、全資金を集中させるのは避けるべきです。我が家では、コア資産(インデックス投資)で守りを固めているので、その一部をこの銘柄に振り分け、「もしダメでも生活に響かない」という範囲で投資するのが適切だと判断します。
5. みずきの総合評価+判断
アイモバイルは、利回り5.36%という魅力と、PER 9.05倍という割安感を併せ持つ一方で、直近の収益悪化トレンドという大きな不安要素を抱えています。これが私の率直な感想です。
我が家の人生設計に当てはめると、育休中の短期的な目標達成には非常に役立つ銘柄ですが、その配当の持続性については、他の高配当の安定株よりも注意深く見守る必要があります。
だからこそ、私はこの銘柄を「安定の柱」にはしません。投資戦略としては、以下の組み合わせを検討するのが現実的だと思います。
- 安定配当銘柄(例:インフラ、ディフェンシブ系)に資金の70%を振り向け、配当の土台を固める。
- アイモバイルに資金の30%を振り向け、高利回りの恩恵を享受しつつ、2年後の目標達成を加速させる。
もし、業績回復の兆しが見えれば、株価の上昇と配当の両取りも期待できますが、もし収益悪化が続けば、売却して安定銘柄に切り替える判断も視野に入れる必要がありそうです。
6. 税制優遇制度(ジュニアNISA)との組み合わせ
アイモバイルのような高配当銘柄こそ、非課税制度の恩恵を最大限に受けるべきだと考えています。
もし、目標の約112万円分のアイモバイル株を、娘名義のジュニアNISAで保有したらどうなるでしょうか。
年間配当60,000円に対して、通常かかる税金(約20%)が一切引かれません。非課税で受け取れる配当金は、そのまま娘の習い事費用(年間6万円)に充てられます。これが18歳まで続くと仮定すれば、単純計算で18年間で108万円(6万円×18年)です。
この配当金が非課税で受け取れるメリットは絶大です。個別株で高配当を狙う場合は、新NISAの成長投資枠だけでなく、娘の人生設計を意識したジュニアNISAの活用は必須だと私は考えています。
また、私たち親が新NISAの成長投資枠で購入する場合は、配当金に対して税金がかかりますが、確定申告で配当控除を使うと、その税金の一部が戻ってくる可能性があります。ただし、個別株投資は手間がかかるので、私はなるべく非課税枠(NISA/ジュニアNISA)を優先するようにしています。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
正直なところ、アイモバイルの高利回りには魅力を感じる一方で、直近の収益悪化データを見ると、長期で安心して持ち続けるには少し勇気が要ります。
特に「ふるなび」事業は、自治体との関係や制度変更、他のふるさと納税サイトとの競争が激しく、今後も安定的に利益を伸ばし続けるかは不透明です。また、アドテク事業も景気敏感な側面があり、もし景気が大きく後退した場合、広告費の削減で真っ先に影響を受けるリスクがあります。
もし2年後の育休時期が、景気後退局面と重なってしまったら…。この銘柄をメインに据えていると、家計を支えるはずの配当が減ってしまうかもしれない、という懸念が残ります。
だからこそ、アイモバイルへの投資は「攻め」の要素と位置づけ、投資額をコントロールすることが大切ですね。高利回りだからと飛びつくのではなく、自分の人生設計のタイムラインと照らし合わせて、リスクを許容できる範囲で取り組む。これが、私たち子育てママが無理なく資産形成を続けるための秘訣だと改めて思います。
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。


コメント