◎(5949)ユニプレス : 5.24%配当で6年後の教育費を支える計画

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

みなさん、こんにちは!子育てママ投資家のみずきです。2020年1月生まれの娘もすくすくと育ち、我が家では日々の成長を喜びながらも、将来の教育費や家計の準備について夫婦で話す機会が増えてきました。

我が家では2021年からつみたてNISAやiDeCoを活用しながら、家計の現金流(キャッシュフロー)を豊かにするために高配当株投資に取り組んでいます。株式投資って「安く買って高く売る」という値上がり益のイメージが強いかもしれませんが、子育て世代の我が家にとって本当に助かるのは、定期的に家計口座に入ってくる「配当金」なんですよね。

今回は、自動車向けプレス部品で世界屈指の技術力を持つユニプレス株式会社(5949)を取り上げます。配当利回りが5%を超える非常に魅力的な水準となっていますが、単に「利回りが高いから買い」とするのではなく、「我が家の人生設計において、この銘柄がいつどんな形で役立つのか」という逆算思考でじっくり考えてみたいと思います。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」

投資の銘柄を選ぶ前に、まずは「何のために、いつまでに、いくらのお金が必要なのか」という我が家の人生設計シナリオを整理します。我が家の場合、銘柄ありきではなく、常にこの「家計のタイムライン」から逆算して投資判断を行っています。

我が家の現在地と、将来の課題は以下の通りです。

我が家の現在地と将来のタイムライン

私(みずき)は1985年生まれで、現在は上場企業の営業・企画職として働きながら、2020年1月生まれの長女を育てています。長女は2026年4月に小学校へ入学する予定です。将来的には第二子も迎えられたらいいなと考えていますが、まずは長女の成長に合わせた教育費の増加にしっかりと備えたいと考えています。

子どもが小学校低学年のうちは、公立小学校であれば学校教育費自体はそれほど大きくありません。しかし、娘が小学校高学年(小学5年・6年)から中学生になる6年後〜8年後(2032年頃〜)を想像すると、教育費の波が一気に押し寄せてくることが目に見えています。

6年後に直面する家計の課題

娘が小学校高学年になると、以下のような費用が発生・増額してきます。

・進学塾や専門的な習い事の月謝(高学年になると一気に単価が上がります)
・夏期講習や冬期講習、サマーキャンプなどの季節イベント費用
・中学生を見据えた部活動の用具代や準備費

夫婦の給与所得だけでこれらをすべて賄うことも可能ですが、それだと毎月の貯蓄ペースが落ちてしまい、将来の大学資金や自分たちの老後資金の積み立てに影響が出てしまいます。そこで我が家では、「娘が小学校高学年になる6年後までに、教育費の増加分を補う月1万円(年間12万円)の配当収入の柱を作る」という目標を設定しました。

2. 目標配当額の逆算計算

では、「6年後に月1万円(年間12万円)の配当金を得る」ためには、具体的な投資額や計画がどうなるのかを逆算してみましょう。

税引前で年間12万円の配当金を得るための試算は以下のようになります。

項目 試算内容・数値
目標配当額(年間) 120,000円(月額10,000円換算)
想定配当利回り(ユニプレス) 5.24%(会社予想、1株配当70円、株価1,336円時点)
必要な必要投資額(税引前) 約2,290,000円(120,000円 ÷ 5.24%)
購入可能株数(最低単元) 100株(約133,600円)
100株保有時の年間配当金 7,000円(税引前)

ユニプレスの場合、株価1,336円(最低購入代金:133,600円)で年間配当予想が70円ですので、配当利回りは5.24%という高水準です。

目標となる年間12万円をユニプレス1銘柄だけで達成しようとすると、約229万円(約1,700株)の投資が必要になります。しかし、我が家のリスク管理ルールとして「単一の個別銘柄に集中投資しすぎない」という方針があります。特に自動車関連などの景気敏感株(シクリカル銘柄)には、ポートフォリオの一定割合までに抑えたいところです。

したがって、この「年間12万円」という目標枠のうち、ユニプレスには「100株〜300株(投資額約13.3万円〜40万円、年間配当7,000円〜21,000円)」というサテライト枠(補強枠)として貢献してもらうのが、家計のリスク許容度に合った現実的な設計だと考えています。

3. 複数銘柄の比較紹介

同じ自動車部品・関連セクターには、高配当で魅力的な銘柄がいくつか存在します。我が家でも「目標配当」を実現するために、単一銘柄ではなく類似の選択肢と比較検討を行っています。

ここでは、過去に我が家でも検討してきた自動車部品・関連の高配当株の中から、ユニプレスと比較しやすい銘柄を並べてみます。

銘柄名(証券コード) 株価 / 最低購入代金 予想配当利回り PBR(実績) 特徴・我が家での位置づけ
ユニプレス(5949) 1,336円 / 133,600円 5.24% 0.45倍 車体プレス部品大手。超ハイテン材技術に強み。利回り5%超と超割安感が魅力。
タチエス(7239) 約1,800円前後 / 約18万円 約5.08% 約0.5倍 自動車シート独立系大手。強固な財務基盤と還元姿勢が魅力の安定枠。
日本プラスト(7313) 約500円前後 / 約5万円 約5.39% 約0.3倍 樹脂部品・ステアリング大手。少額から買える高利回りサテライト枠。
リケンNPR(6209) 約2,800円前後 / 約28万円 約5.30% 約0.6倍 ピストンリング統合大手。高い技術力と事業再編による効率化が期待。

自動車関連銘柄は全体的にPBR(株価純資産倍率)が1倍を大きく下回っており、市場から割安に放置されている傾向があります。その中でもユニプレスはPBR0.45倍、配当利回り5.24%と、解散価値を下回るほどの割安水準にあります。

同じ自動車部品でも、内装やシートを扱うタチエスや、エンジン部品に関わるリケンNPRなど、ビジネスモデルや電動化(EV化)への影響度が異なります。ユニプレスの車体骨格プレス技術は、ガソリン車だけでなくEVやハイブリッド車にも必ず必要な「車体構造そのもの」を支える技術であるため、電動化による淘汰のリスクが比較的低いという特徴があります。

外部ニュースから見る企業のガバナンスと還元姿勢

最近の株式市場では、企業のガバナンス(企業統治)や株主還元に対する姿勢が非常に厳しく問われるようになってきています。例えば、近頃大きな話題となったニュースとして、買収防衛策を巡り会社に多額の損失を与えたとして元経営陣に賠償命令が出されたユニゾホールディングスの裁判(買収防衛策巡り会社に損失、ユニゾHD元社長に29億円超の賠償命令…読売新聞)がありました。

名前が似ているため一瞬驚かれる方もいるかもしれませんが、不動産会社の「ユニゾ」と、自動車部品メーカーの「ユニプレス」は全く別の会社です。しかし、このニュースが私たち投資家に教えてくれる教訓は「株主や企業の価値を軽視した経営は、最終的に大きな不祥事や損失につながる」ということです。

ユニプレスのようにPBRが0.45倍と低迷している企業に対しては、東京証券取引所からも「資本コストや株価を意識した経営」が強く求められています。企業が内部留保を適切に配当や自社株買いとして株主に還元し、PBR1倍を目指して企業価値を高めていく姿勢を見せているかどうかが、私たち子育て世代が安心して長期保有できるかの重要な鍵になります。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

我が家の人生設計(6年後の教育費増加に備える)に照らし合わせて、ユニプレスを3つの軸で評価してみました。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

ユニプレスの直近の財務指標を見ると、自己資本比率は45.4%と健全な水準を維持しており、有利子負債も減少傾向にあります。収益性に関しては過去に一時的な落ち込みがあったものの、営業利益率・純利益率は前年同期比で改善傾向にあり、会社予想のEPS(1株当たり当期純利益)は100.93円となっています。

予想1株配当70円に対して、EPSが100.93円ですので、配当性向は約69%となります。一般的な目安である50%以下よりは少し高めですが、フリーキャッシュフローの改善が進んでおり、財務の安定性(自己資本比率45.4%)を考えると、短期間で大幅な減配に追い込まれるリスクは限定的だと判断できます。ただし、自動車業界全体の生産調整や景気変動には影響を受けやすいため、評価は「○」としました。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

我が家の目標である「6年後の教育費補填」という観点では、1株当たり1,336円、最低購入代金約13.3万円という手頃な金額で買える点が非常に魅力的です。配当利回りが5.24%と高いため、少額の投資でもしっかりと家計に現金(配当)を運んでくれます。

例えば、NISAの成長投資枠で100株(約13.3万円)を購入しておくだけで、年間7,000円(非課税)の配当が得られます。これは娘が小学校高学年になった時の習い事の教材費や、ちょっとした図書カード代などにそのまま充てることができるため、人生設計との親和性は非常に高いです。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○(まあ大丈夫)」

我が家は共働きで家計の基礎体力がある程度整っているため、インデックス投資を資産形成の「コア(核)」としつつ、高配当株を「サテライト(補強)」として保有する戦略をとっています。

ユニプレスは景気敏感株に分類されるため、景気後退期には株価の変動が大きくなるリスクがあります。ですが、我が家のポートフォリオ全体の中にしめるサテライト枠の1銘柄として100株〜200株程度保有する分には、仮に一時的な株価下落があっても家計全体が揺らぐことはありません。安心して保有できる範囲のサイズで分散投資するのがベストだと感じています。

5. みずきの総合評価+判断

以上の分析を踏まえた、我が家におけるユニプレス(5949)の総合判断です。

我が家での総合評価:【サテライト枠として買い増し検討したい銘柄】

ユニプレスは、配当利回り5.24%という魅力的なインカムゲインを提供してくれる優秀な高配当株です。自動車業界の変革期(電動化やSDV化)において、軽量で頑丈な車体骨格を作る技術(プレス技術)は今後も不可欠です。

現在のPBR0.45倍という放置された水準は、見方を変えれば「今後の増配や自社株買いなどの株主還元強化が期待できる伸び代」でもあります。我が家の人生設計においては、6年後の教育費ピークに向けた「現金創出マシーン」として、ポートフォリオのサテライト枠(100株〜200株程度)に組み入れる価値が十分にあると判断しています。

6. 制度活用(NISA・配当控除など)との組み合わせ

みずきブログで一番お伝えしたいのが、この「制度活用の視点」です。高配当株投資の効果を最大限に高めるには、税金面のコントロールが欠かせません。

① 新NISA(成長投資枠)での活用

個別株であるユニプレスを購入する場合、最も優先したいのが新NISAの「成長投資枠」です。

通常の特定口座だと、配当金には20.315%の税金(所得税・住民税・復興特別所得税)がかかります。100株で年間7,000円の配当が出た場合、特定口座だと約1,422円が引かれて手元には約5,578円しか残りません。しかし、NISA枠を活用すれば7,000円が丸々手元に残ります。

この差額の1,422円は、子どもへの本や文房具を買うお金になります。子育て世代にとって、非課税の恩恵は本当に大きいと感じます。

② つみたて投資枠やiDeCo(コア)との相乗効果

我が家では、新NISAの「つみたて投資枠」やiDeCoを使って、全世界株式(オール・カントリー)や全米株式のインデックスファンドを毎月定額で積立購入しています。これが資産形成の不動の「コア(軸)」です。

インデックスファンドは将来の大きな資産形成(大学費用や老後資金)のために放置し、ユニプレスのようにお金を生み出す高配当株を「サテライト」として持つことで、「将来の資産増加」と「今〜数年後のキャッシュフロー改善」を両立させることができます。

③ 特定口座で保有する場合の配当控除

もしNISA枠を使い切ってしまい、特定口座で購入する場合でも諦める必要はありません。会社員で総合課税を選択して確定申告をすれば、「配当控除」を利用できる場合があります。

課税所得が一定以下の家庭(目安として課税所得900万円以下)であれば、総合課税で確定申告することで、配当にかかる実質的な税率を20.315%よりも低く抑えることができます。子育て世代は扶養控除や住宅ローン控除など様々な税制が絡んできますので、税制の仕組みを知っておくだけで手残りを大きく増やせます。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

ここまで良い点ばかりをお話ししてきましたが、完璧な銘柄というものは存在しません。我が家が購入を検討する上でも、いくつかの「迷いや懸念点」があります。

懸念点①:業績の振れ幅と配当性向の高さ

直近の業績は改善傾向にありますが、過去のROE(自己資本利益率)を見るとマイナスを記録する時期もあり、収益性の安定感にはまだ課題が残ります。現在の予想1株配当70円に対する予想EPSは100.93円(配当性向約69%)ですので、もし為替の急変動や世界的な自動車販売不振が起こり業績が下振れした場合、減配のリスクが完全にゼロとは言えません。

懸念点②:主要顧客(ホンダ・日産など)の動向への依存

ユニプレスは日産自動車や本田技研工業などの大手自動車メーカーへの依存度が比較的高いビジネスモデルです。顧客メーカーの販売不振や減産体制が長引くと、ダイレクトにユニプレスの稼働率と利益を圧迫します。

我が家の結論とリスク対策

「減配リスクがあるなら買わない」とするのではなく、「リスクがあるからこそ、保有量を適切にコントロールする」というのが我が家の答えです。

ユニプレスをポートフォリオの主力にするのではなく、あくまで「利回り5%超のボーナス枠」として100株(約13.3万円)から無理のない範囲で保有する。そして、得られた配当金はそのまま使ってしまうのではなく、NISAでのインデックス再投資や娘の教育費口座に回すことで、万が一の減配時にも家計が痛まない構造を作っておくことが大切だと考えています。

子育てや家計管理と同じで、投資も「100点満点の完璧な選択」を探す必要はありません。自分たちの人生設計やリスク許容度に合わせて、「我が家にぴったりの75点〜80点の選択肢」を少しずつ組み合わせていくのが、無理なく長く続けられるコツだと思います。

みなさんのご家庭では、数年後の教育費や家計のイベントに向けて、どのような準備をされていますか?この記事が、みなさんの人生設計と投資を考えるきっかけになればとても嬉しいです!

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