◎(9739)NSW : 5.02%配当と自己資本比率76.9%で3年後の小4の壁の教育費を支える計画

銘柄紹介

はじめに

【ご注意】本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

皆さん、こんにちは!「みずきの家計簿+株」を運営しているみずきです。1985年生まれのワーキングママで、普段は企業で営業や企画の仕事をしながら、6歳(2020年1月生まれ)の娘の子育てに奮闘しています。

我が家の娘も2026年4月に無事小学校へ入学し、早いものでもうすぐ夏休みが終わる時期になってきました。子どもの成長は本当に早いものですが、親として頭をよぎるのが「これからの教育費と働き方」のバランスですよね。

今回は、独立系ITシステム開発大手であるNSW(株)(9739)をピックアップし、我が家の人生設計の中でこの高配当銘柄がどのように役立つのかをじっくり検証してみました。

1. 我が家の人生設計シナリオ:3年後の「小4の壁」に向けた教育費の準備

我が家で今、一番現実的な課題として見据えているのが「3年後の小4の壁」です。

小学校低学年の間は学童保育を利用できますが、小学4年生(2029年4月)になると受け入れ枠が狭まったり、子ども自身が学童に行きたがらなくなったりするケースが増えます。同時に、高学年に向けて学習塾や本格的な習い事費用が増えてくる時期でもあるんですよね。

働き方の見直しを余儀なくされる可能性を考えると、家計の労働収入だけに頼るのではなく、**「株式からの配当金という安定した現金流(キャッシュフロー)」**を今から作っておくことが、我が家の人生設計における大きな盾になります。

今回の目標は、3年後の「小4の壁」を迎えるタイミングまでに、「月1万円(年間12万円)」の配当金収入を家計に追加することです。月1万円あれば、新しい習い事の月謝や、塾の教材費をそのままカバーできますからね。

2. 目標配当額からの逆算計算

では、「月1万円(年間12万円)」の配当金を作るためには、どのくらいの投資資金が必要になるのでしょうか。逆算して計算してみましょう。

税引後で年間12万円(月1万円)を確実に受け取る場合、20.315%の税金を考慮すると、税引前で約15万円の配当収入が必要になります。

NSW(株)(9739)の現在の株価指標データは以下の通りです。

項目 数値・条件
株価(最低購入代金) 2,461円〜2,491円前後(約24.9万円 / 100株)
予想1株配当 125.00円(2027年3月期予想)
予想配当利回り 5.02%(税引前)
PER / PBR 9.90倍 / 1.00倍
自己資本比率 76.9%

予想配当利回りが5.02%と非常に高水準です。これを元に計算してみると次のようになります。

【計算式】
必要年間配当額(税引前):150,000円
予想配当利回り:5.02%
必要投資額 = 150,000円 ÷ 5.02% ≒ 約298.8万円(約1,200株)

1,200株(約300万円)を保有できれば、それだけで月1万円の目標を達成できる計算になります。もちろん、我が家のように共働きでコツコツ積立投資を行う家庭にとって、単一銘柄に一気に300万円を投じるのはリスク管理の観点から現実的ではありません。ですが、「約25万円(100株)で年間12,500円の配当がもらえる」と考えると、積み立てのステップがとてもイメージしやすいですよね。

3. 複数銘柄の比較紹介(IT・システム開発セクター)

高配当株投資では、1つの銘柄に依存せず、同業他社や類似セクターと比較して「我が家のポートフォリオにどう組み込むか」を考えることが不可欠です。今回は、過去に本ブログでも検討したIT・システム開発関連の高配当株と比較してみます。

銘柄名(コード) 株価 / 最低投資額 予想配当利回り 自己資本比率 主な特徴・財務評価
NSW(9739) 約2,491円 / 約24.9万円 5.02% 76.9% 独立系SIer。IoT・組込ソフトに強み。自己資本比率76.9%と超堅牢。
CAC Holdings(4725) 約1,850円 / 約18.5万円 約5.41% 約60.0% 製薬・金融向けITシステム強み。株主還元意欲が高く連続増配傾向。
PCIホールディングス(3918) 約1,050円 / 約10.5万円 約4.77% 約50.0% 車載・通信向けIT開発。比較的少額から購入しやすい。

以前記事にしたCAC Holdingsの分析PCIホールディングスの分析でも触れましたが、ITセクターは人件費高騰や顧客のIT投資拡大の波によって業績が左右される側面があります。

その中でもNSWの特徴は、**自己資本比率76.9%**という圧倒的な財務の固さです。有利子負債のリスクが低く、実質無借金経営に近い状態のため、不況や業績の一時的な停滞期においても配当を維持しやすい体質を持っています。

ちなみに、直近のニュースでも報じられた通り、NSWは第1四半期決算の発表を受けて短期的には株価が売られる場面がありました(参照:決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】(株探ニュース))。

収益性や営業利益率が前年比でやや悪化し、短期的には成長の伸び悩みが見られることが嫌気された形ですが、PBR 1.00倍、PER 9.90倍という割安な水準まで調整してくれたことで、利回りが5%台まで上昇しています。長期投資家、特にインカムゲインを目的とする我が家のような子育て世帯にとっては、こうした一時的な売り局面こそ冷静にチェックしたいポイントだと思います。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

我が家の人生設計(3年後の小4の壁に向けた現金流作り)に照らし合わせて、NSWを3つの軸で評価してみました。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

自己資本比率76.9%、ROE 10.12%と、稼ぐ力と財務の健全性は申し分ありません。ただし、直近の四半期業績では営業利益率の低下やフリーキャッシュフローの減少など、やや成長の鈍化が見られます。利益が大きく伸びない期間は増配スピードも緩やかになる懸念があるため、絶え間ない増配を期待するというよりは「安定した高利回りを維持してくれる枠」として捉えるのが現実的です。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

利回り5.02%という高火力は、短期間で目標配当額(月1万円)へ近づくための大きな武器になります。3年後という明確なタイムラインにおいて、効率よく配当金を積み上げられる点は我が家の人生設計に非常にマッチしています。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「◎(安心して持てる)」

子育て世帯にとって最も怖いのは「業績悪化による突然の無配・大幅減配」です。NSWの厚い財務余裕(自己資本比率76.9%)は、景気後退やIT投資の端境期が来てもクッションの役割を果たしてくれます。家計のリスク許容度を圧迫しにくい、極めて安全度の高い高配当銘柄と言えます。

5. みずきの総合評価+我が家の判断

以上の分析を踏まえた我が家の結論は、**「NSWは単体で集中投資するのではなく、他銘柄と組み合わせた配当コア枠の1つとして積極的に検討したい銘柄」**です!

例えば、NSWに100株〜200株(約25万〜50万円)投資しつつ、残りの枠をCAC Holdingsや他セクターの安定銘柄(商社やインフラ関連等)に分散配置します。そうすることで、特定企業の業績ブレをカバーしつつ、全体として高い利回りと堅牢なキャッシュフローを両立できます。

6. 制度活用との組み合わせ(新NISA・配当控除など)

私ブログの最大の差別化ポイントである「制度活用」の視点も忘れてはいけません。NSWのような高配当株を購入する際、どの口座を活用するかで手取り額が大きく変わります。

・新NISA(成長投資枠)の活用

一番のおすすめは新NISAの成長投資枠で購入することです。通常、配当金には約20.315%の税金がかかりますが、NISA口座なら完全に非課税となります。1株125円(予想)の配当がそのまま手元に入るため、利回り5.02%の恩恵をフルに享受できます。

・特定口座と「配当控除」の組み合わせ

もしNISA枠を使い切っている場合や、将来的に課税口座(特定口座)で購入する場合でも、日本の居住者であれば「総合課税を選択して配当控除を受ける」という選択肢があります。我が家のように夫婦共働きで課税所得が一定の範囲内であれば、配当控除を活用することで税金の一部が還付され、実質的な手取り利回りを引き上げることが可能です。

・iDeCoやインデックス投資との役割分担

我が家では、iDeCoやつみたて投資枠を使って全世界株式(オール・カントリー)などのインデックス投信を長期で運用しています。こちらは15年〜20年後の教育費ピーク期(大学進学時)や老後資金のための「未来の資産」です。一方で、今回のNSWのような個別高配当株は、3年後〜10年後の「目の前の暮らし(小4の壁や習い事費)」を支える「今の現金」を作るためのもの。この2つを明確に役割分担させることが、子育て世代のメンタル安定にもつながります。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に共有

ここまで良い点や活用法をお話ししてきましたが、投資に「完璧」はありません。私も過去に利回りだけに惹かれて購入し、業績悪化で減配されて落胆した失敗が何度もあります(笑)。

NSWに関する懸念点を素直に挙げるとすれば、やはり**「IT業界全般の人件費高騰と人材確保の難しさ」**です。案件の需要自体は堅調であっても、エンジニアの採用コストや給与水準が上がると利益率が圧迫されます。直近の決算で売られた要因も、そうしたコスト面での重荷が影を落としている可能性があります。

だからこそ、「利回りが5%超えていてお得そうだから今すぐ全額突っ込む!」という極端な行動は避け、四半期ごとの業績や利益率の推移を観察しながら、株価が落ち着いたタイミングでコツコツ拾っていく姿勢が大切だと感じています。

皆さんのご家庭では、3年後や5年後の人生設計に向けてどのような準備をされていますか?
投資の正解はご家庭の数だけ存在します。この記事が、皆さんの「自分たちに合った資産形成」を考えるきっかけになればとても嬉しいです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました