【注意事項】
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:子育てと投資のリアルな両立を目指して
こんにちは、みずきです!関東郊外で会社員(営業・企画職)をしながら、2020年1月生まれの娘を育てているワーキングママです。
2026年の春に娘が無事に小学校へ入学し、あっという間に小1の夏休みを迎えました。毎日の登下校や宿題のサポート、学童のお弁当作りなどに追われつつも、少しずつ小学生のいる生活リズムにも慣れてきたところです。
そんな我が家ですが、投資をスタートした2021年から一貫して大切にしているのは「人生設計(ライフプラン)から逆算して投資先を決める」という考え方です。単に「値上がりしそうだから」「利回りが高いから」という理由だけで選ぶのではなく、「この配当金が、我が家のいつのどんな支出を助けてくれるのか?」を具体的にイメージするようにしています。
今回は、金融機関や自治体向けのシステム開発・DX支援などを手掛ける独立系システムインテグレーター、(株)アイティフォー(4743)について、我が家のリアルな人生設計と照らし合わせながらじっくり検討してみました。配当利回り4.7%超という高いインカムの魅力と、足元の業績動向などの懸念点も含めて、本音のシミュレーションをお話ししていきたいと思います。
1. シナリオ設定:2年後(小学3年生)のデジタル・プログラミング学習費
まず、我が家が今直面している「これからの教育費シナリオ」についてお話ししますね。
現在小学1年生の娘は、学校から1人1台配布されたタブレット端末を使った授業をとても楽しそうに受けています。家庭学習でも知育アプリをすんなり使いこなしていて、子どものデジタルへの適応力には驚かされるばかりです。
そこで気になってくるのが、小学校中学年(3年生〜4年生)以降の「STEAM教育・プログラミング教室・オンライン学習」などの費用です。学校の授業でもプログラミング教育が必修化されていますが、本人の「もっとゲームを作ってみたい!」「ロボットを動かしてみたい!」という知的好奇心を伸ばしてあげるため、2年後の小学3年生(2028年度)からは民間のプログラミング教室やデジタル系の通信教育を本格的にスタートさせてあげたいなと考えています。
教育費のリサーチを進めたところ、一般的な小学生向けプログラミング教室やロボット教室の月謝は、教材費を含めて月額約6,500円〜7,000円(年間約80,000円)が相場です。
毎月の家計(お給料)から捻出しても良いのですが、今後学年が上がるにつれて塾代や習い事代はどんどん増えていきます。だからこそ、「年間8万円(月約6,660円)のデジタル教育費は、企業の配当金という不労所得で自動的に賄う仕組み」を作っておきたいと考えました。
2. 目標配当額からの逆算シミュレーション
目標とする配当額が決まったら、次に行うのが「目標を達成するために必要な投資額の逆算」です。これを行うことで、「自分たちの今の貯蓄ペースで現実的に届くのか?」が見えてきます。
| 項目 | 設定内容・計算式 |
|---|---|
| 目標とする年間配当額 | 80,000円(月額約6,666円:プログラミング・デジタル学習費) |
| アイティフォーの1株配当(予想) | 80.00円(2027年3月期予想) |
| 必要な目標保有株数 | 80,000円 ÷ 80円 = 1,000株(10単元) |
| 株価水準(直近株価) | 1,690円(最低投資金額:169,000円 / 100株) |
| 必要投資総額 | 1,690円 × 1,000株 = 1,690,000円(約169万円) |
アイティフォーは現在、1株あたりの年間配当予想が80円、予想配当利回りは4.73%という高水準です。そのため、1,000株(約169万円)を保有できれば、非課税口座(NISA)を活用した場合、目標である「年間80,000円」の教育費キャッシュフローがぴったり完成する計算になります。
我が家の毎月の積立投資予算やボーナスからの余力配分を考えると、2年後の小3進級までに169万円のポートフォリオを構築するのは十分に現実的なラインだと感じます。ですが、1銘柄だけに集中投資するのはリスクが高いため、他のIT・システム関連銘柄とも比較しながら最適な組み合わせを考えていく必要があります。
3. IT・システム関連の高配当候補銘柄と比較
同じように「教育費キャッシュフロー」を支える候補として、IT・システムセクターから財務基盤の強固な銘柄をピックアップし、比較表を作成してみました。
以前ブログで取り上げたベース(株)(4481)の分析記事や、堅実なストック型ビジネスを展開するIDホールディングス(4709)の分析記事、そして自己資本比率の高いNSW(9739)の分析記事とも並べて比較してみましょう。
| 企業名(コード) | 株価 / 最低購入額 | 予想配当利回り | 自己資本比率 | PER / PBR | 特徴と配当方針 |
|---|---|---|---|---|---|
| アイティフォー(4743) | 1,690円 (約16.9万円) |
4.73% | 73.6% | 13.15倍 2.23倍 |
金融・自治体向けに強み。好財務で高利回りだが、直近は業績の伸び悩みが課題。 |
| ベース(4481) | 3,100円前後 (約31.0万円) |
約5.6% | 75.3% | 約14.5倍 約3.5倍 |
金融・流通向けSIer。高い収益性と積極的な株主還元姿勢が特徴。 |
| IDホールディングス(4709) | 1,450円前後 (約14.5万円) |
約4.0% | 58.0% | 約13.0倍 約1.8倍 |
システム運用管理など安定したストック収益基盤。配当の安定感が高い。 |
| NSW(9739) | 2,700円前後 (約27.0万円) |
約5.0% | 76.9% | 約12.5倍 約1.5倍 |
組込ソフトやデバイス開発に強み。無借金経営に近い健全な財務体質。 |
こうして比較してみると、アイティフォーの強みは「自己資本比率73.6%という鉄壁の財務基盤」と「4.73%という高水準な利回り」のバランスにあることが分かります。
最近の株式市場では、米国の金融政策やジャクソンホール会議などを控えて生成AI関連のハイテク株に調整が入る一方、安定したキャッシュ創出力を持ち財務が強固なバリュー銘柄や低位株が見直される動きも見られます(参考:新興市場見通し:値動き重視で低位株買い、ジャクソンホール会議で生成AI株は見送り(フィスコ) – Yahoo!ファイナンス)。派手な値上がり益を狙うグロース株とは異なり、アイティフォーのような堅実な基盤を持つ企業は、下値の底堅さと確実なインカムを狙う家計防衛型の投資に適していると言えそうです。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
それでは、我が家の投資基準である3つの軸から、アイティフォーを厳しくチェックしてみましょう。
A. 配当の持続性・成長性:【 ○(まあ大丈夫) 】
アイティフォーの自己資本比率は73.6%と極めて高く、有利子負債も減少傾向にあり、実質無借金経営に近い状態です。BPS(1株あたり純資産)は757.82円、ROEも13.89%と資本効率は悪くありません。
ただし、会社側の開示データや業績動向を見ると、直近の売上高には頭打ち感があり、純利益率や営業利益率が前年同期比でやや低下するなど、収益性の勢いは落ち着いています。予想EPSは128.48円に対して年間配当予想が80円なので、予想配当性向は約62.3%となります。株主還元意欲が高い点は評価できますが、業績がこれ以上落ち込むと増配の余力が狭まる懸念があるため、評価は手堅く「○」としました。
B. 人生設計との適合性:【 ◎(ぴったり) 】
2年後の小学3年生から始めたいプログラミング学習費(年間8万円)に対して、1単元あたり年8,000円(税引前)の配当を生み出してくれる点は、非常に計算が立ちやすいです。最低購入代金も約16.9万円と手頃なため、ボーナスや毎月の家計余力から100株ずつコツコツと買い増していける柔軟性があります。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:【 ○(まあ大丈夫) 】
我が家は共働きで、生活防衛資金(半年〜1年分の生活費)は普通預金で確保しています。アイティフォーの財務は極めて強固なので、急激な倒産リスクや無配転落のリスクは非常に低いと考えられます。ただし、業績の停滞によって株価がボックス圏で推移する可能性もあるため、ポートフォリオの主軸(コア)ではなく、「配当利回りを底上げするサテライト枠(準主力)」として位置付けるのが心地よいリスクの取り方だと判断しました。
5. みずきの総合判断:我が家ではこう活用する!
総合評価としては、「財務健全性に裏打ちされた高利回りを活かし、2年後の教育費キャッシュフローを補強する有力候補」という結論になりました。
我が家のアクションプランとしては、以下のステップを考えています:
- いきなり1,000株(約169万円)を一括購入するのではなく、まずは200〜300株(約34万〜50万円)を打診買いして配当基盤を作る。
- 残りの目標枠は、より事業成長力の高い銘柄やストック性の高い銘柄(ベースやIDホールディングスなど)と分散させながら、全体で「年間8万円の配当」を達成する。
- 四半期決算ごとに売上高の回復や自治体・金融向けDX案件の受注動向をチェックし、減配リスクが生じていないかを定期点検する。
6. 制度活用との組み合わせ:税効率を最大化する知恵
高配当株投資で家計を助けるなら、税制優遇制度の活用が欠かせません。我が家で実践している工夫をご紹介しますね。
① 新NISA(成長投資枠)の活用
年間80,000円の配当を受け取る場合、特定口座(課税口座)だと約20.315%(約16,252円)が税金として引かれ、手取りは約63,748円に減ってしまいます。新NISAの成長投資枠を使えば、80,000円がまるまる手元に残るため、「月謝2ヶ月分以上の差」が生まれます。子育て世帯にとって、この非課税メリットは本当に大きいです。
② 旧ジュニアNISA口座のロールオーバーと残高管理
2023年末で新規投資が終了したジュニアNISAですが、我が家では子ども名義の口座で保有している高配当株が今も非課税で運用されています。18歳まで非課税で引き出せるようになったため、子ども名義の配当金はそのまま教育費専用のプール資金として再投資に回しています。
③ 特定口座で保有する場合の「配当控除」
もしNISA枠を使い切って特定口座でアイティフォーを保有する場合は、確定申告で「総合課税」を選択して配当控除を活用するのも有力な選択肢です。課税所得金額が一定以下であれば、源泉徴収された所得税・住民税の一部が還付され、手取り利回りを高めることができます。ご自身の世帯年収や働き方に合わせて、最も税効率の良い方法を選びたいですね。
7. 素直な迷いと懸念点:完璧な銘柄はないからこそ
最後に、私がアイティフォーを検討する中で感じている「迷いや弱点」についても率直にお話ししておきます。
一番の懸念は、やはり「売上高の伸び悩みと利益率の低下」です。システムインテグレーター業界は人件費の高騰やエンジニア不足が続いており、価格転嫁がスムーズに進まないと利益が圧迫されやすい構造にあります。直近の業績指標でも「収益性は不安定」「成長性は伸び悩み」と示されている通り、過去のような急成長を期待するのは難しいかもしれません。
また、配当性向が60%を超えてきているため、「業績が悪化しても増配を続けてくれるか?」というと、そこまでの過度な期待は禁物です。もし業績の悪化が長期化し、減配の兆候が見られた場合には、無理に持ち続けずに他の成長IT銘柄へ乗り換える柔軟さも持っておく必要があります。
投資に100点満点の正解はありません。だからこそ、「何のためにこの配当が必要なのか」「どこまでならリスクを許容できるのか」を家族で話し合い、自分たちの身の丈に合ったペースで資産形成を進めていきたいですね。
2年後に娘が笑顔で「プログラミング教室、すごく楽しい!」と言ってくれる日を思い描きながら、これからもコツコツと家計管理と投資を積み重ねていきたいと思います!


コメント