本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:イリソ電子工業(株)(6908)は、2年後の「小1の壁」に役立つ高配当株か?
こんにちは、みずきです。
最近、娘(5歳、年長)の小学校入学準備で頭がいっぱいです。学童のこと、習い事のスケジュール、そして何より家計のやりくり。いよいよ「小1の壁」が目の前に迫ってきました。
私たち夫婦は今、上の子が小学校に入学する来年と、もし第二子を授かった場合の「育休期間」(約2年後)のダブルパンチに備えて、守りの配当金投資を強化しています。
今回注目したのは、車載用コネクタでトップクラスの技術を持つ(6908)イリソ電子工業です。利回り4.50%(2026年1月16日時点)と高水準で、特にEV(電気自動車)や自動運転といった未来の技術に欠かせない部品を作っている点に魅力を感じています。
ただ、直近の業績には少し不安要素も見えますよね。鉄壁の財務基盤がある中で、この不安定な収益性は我が家の家計サポートの役割を果たせるのでしょうか?「人生設計」の視点から、徹底的に評価していきます。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」と必要な配当額
銘柄を見る前に、まずは我が家の目標設定から確認です。これがブレると、せっかくの高配当もただの「博打」になってしまいますからね。
我が家の現在地と家計課題(2026年現在)
- 娘:5歳(年長)
- 夫婦:共働き。第二子を検討中で、もし授かれば2028年春頃から育休に入る予定
- 家計の目標:2027年春の「小1の壁」と2028年春からの「育休」が重なる時期の家計減少分を、投資からのキャッシュフローで埋めたい。
○年後の家計課題と目標配当額
我が家が設定した「守りの目標」は、2年後(2028年)から、月1万円(年間12万円)の配当収入を確保することです。
これは、娘の小学校の放課後プログラムや、スイミングなどの習い事費用、そして育休に入った場合の家計の足しとして使いたいと考えています。特に育休期間は、収入が減っても心の余裕を持つために、配当収入は精神安定剤になります。
| 目標時期 | 家計課題 | 必要な年間配当額(税引前) |
|---|---|---|
| 2年後(2028年)以降 | 小1の壁による習い事・学童費の増加 + 育休による収入減 | 120,000円 |
2. 目標配当額12万円を実現するための逆算計算
イリソ電子工業(6908)は、会社予想配当利回り4.50%です(2026年1月16日時点)。
この利回りを使って、目標年間配当額120,000円を実現するために必要な投資元本を逆算してみます。
【必要投資元本(税引前)の計算】
120,000円 ÷ 0.0450 = 2,666,667円
約267万円の元本が必要です。イリソ電子工業の最低購入金額は約33.3万円(100株)なので、約8単元を目標に買い進める必要がありますね。
この約270万円という金額は、我が家の貯蓄ペースだと、2年後の目標時期までに、コアな高配当枠として集中投資できるギリギリのラインだと思います。
3. イリソ電子工業(6908)の企業分析と成長性
この270万円という、我が家にとっては大きなお金を投じる価値があるのか、イリソ電子工業の具体的な強みと弱みを見ていきましょう。
企業概要:車載コネクタのスペシャリスト
イリソ電子工業は、主に車載分野向けにコネクタ(電子部品をつなぐ接続部品)を開発・製造しています。自動車の電動化(EV)や知能化(ADAS/自動運転)が進むほど、車内の電子制御ユニット(ECU)が増え、接続部品であるコネクタの需要も増えるというビジネスモデルですね。
将来性のある市場を向いていることは間違いないと思います。
我が家がチェックする財務データ(2026年1月16日時点)
| 項目 | 数値 | みずきの評価 |
|---|---|---|
| 株価 / 最低投資額 | 3,335円 / 333,500円 | やや高め。つみたて投資しにくいのが難点。 |
| 配当利回り(会社予想) | 4.50% | 高配当水準で魅力的。 |
| 1株配当(会社予想) | 150.00円 | 目標達成に貢献大。 |
| 配当性向 | 約66.7% (150円 ÷ 224.81円) | 許容範囲だが、やや高め。業績悪化時は減配リスク。 |
| 自己資本比率 | 77.3% | 鉄壁の安定性!不況耐性が高い。 |
| PER(会社予想) | 14.83倍 | 妥当な水準。 |
配当の持続性に関する懸念点
財務の安定性(自己資本比率77.3%)は素晴らしいです。これだけ自己資本が厚ければ、一時的に業績が悪化してもすぐに倒産する心配はありません。
しかし、データを見ると「収益性は悪化」しており、直近の業績は不安定なようです。今期予想のEPS(一株利益)224.81円に対し、配当150円は配当性向が約66.7%と、やや高めです。
もし来期以降、景気後退や自動車市場の調整で利益がさらに落ち込むと、この150円の配当を維持するために配当性向が80%や90%を超えてしまう可能性があります。子育て世帯が求める「安定的な家計サポート」という役割を考えると、この収益性の不安定さは正直なところ、大きな懸念点だと思います。
安定性を重視するなら、収益が悪化しても配当性向が50%程度に収まる銘柄(例えば以前検討した高財務の製造業のエーワン精密など)の方が安心かもしれませんね。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
イリソ電子工業が我が家の人生設計にどれくらいマッチするか、3つの軸で評価してみます。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
- 評価理由:EV・自動運転のトレンドに乗っているのは魅力的ですが、直近の収益性が悪化している点がネックです。配当性向66.7%は、増配余地が少ない上に、業績悪化時には減配の可能性を否定できません。財務の安定性は◎ですが、キャッシュフローの安定性が△です。
B. 人生設計との適合性:○(悪くない)
- 評価理由:4.50%という利回りは魅力的で、2年後の目標額(月1万円)を約270万円の投資で実現できる計算です。時期と目標額の実現性という点では「悪くない」選択肢だと思います。もしこの配当が維持できれば、小1の壁を乗り越える大きな助けになります。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)
- 評価理由:我が家は2年後に育休に入る可能性があるため、極力配当の安定性を求めています。イリソ電子工業は事業内容が魅力的で長期の成長期待はありますが、「短期~中期(2年後〜5年後)」の家計を支えるには、今の収益性の不安定さがリスクとなります。コアな家計サポート枠に入れるには、少し緊張感がありますね。
5. みずきの総合評価+判断:成長期待枠でジュニアNISA活用を検討
イリソ電子工業は、財務基盤が強固で将来の自動車産業のトレンドに乗る有望な企業ですが、我が家の短期的な家計サポート(2年後の月1万円確保)という目的には、配当の安定性という点で一歩劣るかな、というのが正直な感想です。
私の中では、家計サポートの最優先は「減配しないこと」なので、配当性向66.7%で収益悪化傾向にあるのは、育休を控えている私たちにとってはリスクに感じられます。
しかし、長期的な成長性、特に車載関連の将来性を考えると、魅力を感じます。そこで、我が家ではポートフォリオを分けて、以下のように判断しました。
みずきの結論:
- コアな家計サポート枠(月1万円の死守):より配当性向が低く、業績変動が少ない銘柄(REITやインフラファンド、もしくは安定した製造業)を優先する。
- 教育資金成長枠(長期目線):イリソ電子工業は、娘のジュニアNISA口座で、将来の教育資金を育てるための成長期待株として少額保有する。
ジュニアNISAなら配当金が非課税になるため、もし増配が続けば、将来的に大学費用の一部を大きくサポートしてくれる可能性があります。非課税のメリットを最大限に活かしつつ、成長性の恩恵を受けたいというハイブリッド戦略ですね。
6. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAの最強メリット
個別株投資において、私たち子育て世代が絶対に見逃せないのが税制優遇制度の活用です。
ジュニアNISAの活用
イリソ電子工業の配当利回りは4.50%です。通常、この配当金からは約20%の税金が引かれます。
150円の配当 → 手取り120円程度
これをジュニアNISA口座で保有すると、配当金が非課税になります。
150円の配当 → 手取り150円
税金分の約30円(100株あたり3,000円)がまるまる浮くわけです。この「非課税で再投資できる力」は、長期で複利を効かせる教育資金投資には最強の武器となります。
配当控除の活用
配当控除は、国内株の配当金にかかる税金を一部戻してくれる制度ですが、イリソ電子工業のような個別株の場合、総合課税を選択すると適用されます。
ただし、総合課税は確定申告の手間がかかるため、私たち子育てママは正直、手間とリターンを天秤にかけると、そこまで重視していません。それよりも、手間なく非課税にできるジュニアNISAを優先して活用したいと考えています。
我が家では、成長性が期待できる銘柄や、安定性が高いが利回りがやや低めの銘柄は、積極的につみたてNISAやiDeCoで全世界株式やS&P500といったインデックスファンドに分散投資しています。イリソ電子工業のような特定産業の個別株は、インデックス投資では拾いにくい「成長の種」として、ジュニアNISAで育てていくのが最適だと思います。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
実はイリソ電子工業を検討するにあたって、一番迷ったのは、この「購入のタイミング」です。
株価は2026年1月16日に年初来高値を更新しています。業績が不安定な中で高値圏にある銘柄を、教育資金枠とはいえ、まとまった金額で買うのは少し勇気がいりますよね。
もし、景気後退期や自動車市場の調整で株価が大きく下がる局面があれば、その時に買い増して平均取得単価を下げたいと思っています。今すぐ全額を投じるのではなく、まずは最低単元だけをジュニアNISAで試しに購入し、残りの資金はいつでも動かせるように置いておくのが、我が家のリスク許容度と合っているかなと思っています。
理想論だけではなく、実際に子育て家計が投資をする際は、タイミングの迷い、そして何より現金の確保が大事です。完璧な投資なんてないからこそ、自分たちのライフイベントに合わせて「最悪減配しても大丈夫」な程度の余裕資金で運用することが重要だと改めて感じました。
家計の守りを固めるために、これからも堅実な高配当株を探していきますね!


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