△(7952)ピジョン : 1年後月1万円!育休・小1の壁を4.56%配当で支える現実

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:子育て費用の波に備える「育児銘柄」の役割

こんにちは、みずきです。

2026年に入り、娘(年長、5歳)の小学校入学がぐっと現実味を帯びてきました。同時に、我が家では第二子の計画も進めています。まさに「お金が必要なイベント」が集中する時期ですよね。

子育て世代の投資家として、今の私の最大の関心事は、この「ダブルの壁」(小1の壁と育休による収入減)をどう乗り切るか、ということです。単純に貯金するだけでなく、配当金という形で生活費の支えを作っておきたいんですよね。

そこで今回、私たちの人生設計において非常にシンボリックな存在である銘柄、ピジョン(7952)を詳しく評価してみます。育児用品のトップメーカーであるピジョンが、我が家の家計にどう貢献してくれるのか、逆算思考で見ていきましょう。

我が家の人生設計シナリオ:1年後、「小1の壁」と「育休」のサポートを

我が家では、短期目標として「娘が小学校に入学する1年後(2027年4月)から、月に1万円の配当収入を確保する」ことを設定しています。

この1万円は、学童保育や習い事の費用、あるいは育休に入った際の不足分を補うための、いわば「家計の防波堤」としての役割です。

我が家の現在地と家計課題(2026年1月)

現在、娘は年長で、教育費の大きな出費はまだありませんが、来年からは学童代や英語・プログラミング教室などの習い事費が増えます。夫婦の収入は安定していますが、第二子の育休(夫は短期間、私は1年程度を想定)に入ると、手取りが大きく減少する見込みです。

我が家がピジョン株を検討する上でのポイントは二つあります。

  1. 小1の壁対策:毎月の固定費増(学童代・習い事代)を配当金で賄いたい。
  2. 育休中の家計サポート:収入減に対する精神的な安心感を得たい。

目標配当額の逆算計算

目標は「年間12万円の配当金(月1万円)を非課税で受け取る」ことです。これを実現するために、ピジョン株にいくら投資する必要があるかを逆算します。

項目 数値 補足
目標年間配当額(税引前) 120,000円 月1万円×12ヶ月
ピジョン予想配当利回り 4.56% 2026年1月時点のデータ
必要投資元本 約2,631,579円 120,000円 ÷ 4.56%
単元株数 100株
必要株数(概算) 1,600株

約263万円を投資することで、年間12万円の配当が実現可能だということがわかりました。この金額を、娘名義のジュニアNISAや、私の新NISA(成長投資枠)を使って構築していく計画です。

複数銘柄の比較紹介:ピジョンは「育児の顔」として安定配当を提供できるか

ピジョンは、その事業内容から「景気に左右されにくい生活必需品」セクターに分類されますが、少子化という国内特有の課題にも直面しています。そのため、単なる高配当利回りだけでなく、その安定性や成長戦略をしっかりと見極める必要があります。

ここでは、ピジョンと、同じく生活に密着し安定性を重視する銘柄を比較して、我が家のポートフォリオに合うか検討します。

銘柄A:ピジョン(株) (7952)

ピジョンは、哺乳瓶やスキンケア用品など、乳幼児向け製品の国内トップシェアを持ちます。近年は中国をはじめとする海外市場での展開を強化しており、国内の少子化を海外の成長でカバーする戦略を取っています。

項目 ピジョン (7952) みずきの評価
株価 / 最低購入額 (2026/1時点) 約1,646円 / 約16.7万円 手の出しやすい金額ですね
予想配当利回り 4.56% 高水準
1株配当(予想) 76.00円
配当性向 約108% (EPS 70.22円換算) 注意点! 会社予想EPSから計算すると100%超え。実質的な減配リスクあり。
自己資本比率 74.9% 財務は鉄壁。配当維持の体力はある。
配当方針 安定配当志向 財務は非常に安定しているため、一時的な業績悪化でも配当維持に強い意志が見られます。
過去の配当推移 2023年までは増配・維持傾向。近年は業績変動を受け停滞気味。
株主優待 なし

ピジョンの最大の懸念点は、予想配当性向が100%を超えている点です(データによるとEPS 70.22円に対し配当76.00円)。これは、「稼ぎ以上に配当を出す」状態であり、高い自己資本比率(74.9%)が許容しているとも言えますが、長期的な持続性には疑問符がつきます。減配リスクを考慮しつつ、財務の安定性をどこまで評価するかが鍵になります。

銘柄B:ヘルスケア系の安定高配当銘柄(仮:医薬品卸 A社)

育児関連から少し広げ、同じく生活インフラに関わるヘルスケアセクターの安定銘柄と比較します。安定した流通網を持ち、利回りも高いが、成長性は緩やかな銘柄を想定します。

項目 医薬品卸 A社(仮)
予想配当利回り 4.20%
配当性向 50%
自己資本比率 55%
特徴 安定的な事業基盤。配当性向は健全で、増配は期待できるが緩やか。

銘柄C:低PBR・高財務の日用品メーカー(仮:日用品 B社)

景気変動の影響を受けにくい日用品セクターの中で、PBRが低く、将来的な株主還元強化に期待が持てる銘柄と比較します。

項目 日用品 B社(仮)
予想配当利回り 3.80%
配当性向 35%
自己資本比率 68%
特徴 配当利回りは低いが、配当性向が低く増配余地が大きい。資本効率改善(PBR対策)の期待。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)

ピジョンは自己資本比率74.9%と、財務の安定性は抜群です。これは、多少業績が悪化しても、内部留保を使って配当を維持できる体力があることを意味します。

しかし、予想配当性向が100%を超えている点は無視できません。これは、「現在の利回り4.56%は、企業が無理をして出している可能性が高い」というシグナルです。確かに、ピジョンは長期的に株主還元に積極的ですが、業績が改善しなければ、いずれは減配の判断を迫られる時期が来るかもしれません。配当成長を期待するよりは、「高利回りの維持」を期待する銘柄として捉えるべきでしょう。

評価:△(鉄壁財務が支えるが、収益性に対する配当の比重が大きすぎるため、成長性は期待しにくい)

B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)

「育児費用を、育児関連銘柄の配当で賄う」という目標には、ピジョンは最高の適合性があります。

目標配当額(月1万円)を実現するための必要投資額は約263万円。我が家の貯蓄ペースであれば、1年後の目標時期までに、この金額をジュニアNISAと新NISAの成長投資枠に分散して投入することは現実的です。

特に、娘名義のジュニアNISAでピジョン株を持つことは、単なる資産形成以上の意味を持ちます。娘が大きくなった時、「あなたが赤ちゃんだった頃に使っていた哺乳瓶の会社の株主なんだよ」と教えられ、お金と生活の繋がりを教育する良い機会になると思うんです。

評価:◎(目標達成に必要な金額が現実的で、人生のイベントとテーマが完全に一致する)

C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(まあ大丈夫)

我が家はまだ子育ての初期段階で、大きなリスクは負えません。ピジョンは事業の性質上、生活必需品セクターであり、財務の安定性も非常に高いです。

リスク許容度としては「安心してポートフォリオの守備固め」として持てる水準です。ただし、前述の通り配当性向リスクを抱えているため、ポートフォリオ全体のリスクを管理するために、この銘柄をコア(中核)にするのは避けた方が良いと考えています。

ピジョンは、ヘルスケア系の安定銘柄(銘柄BやC)と比較すると、利回りは高いものの、配当性向はリスクが高いです。そのため、高配当目的のサテライト(衛星)的な役割として、全体の5%程度の比率で組み入れるのが適切だと判断します。

評価:○(財務の安定性で不安は少ないが、配当性向が高い点で、完全なコア銘柄にはしない)

制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAと配当控除の活用

育児銘柄だからこそ、ジュニアNISAを最大限活用したい

2026年時点では、ジュニアNISAの新規買い付けは終了していますが、2023年末までに投資した資産は、娘が18歳になるまで非課税で運用できます。我が家では、この非課税枠を最大限活用して配当収入を得る計画です。

ピジョン株を子どもの名義で保有する最大のメリットは、高い配当利回り(4.56%)の配当金が非課税になることです。通常、配当金には約20%の税金がかかりますが、これが丸々手元に残るため、実質的な利回りが大きく向上します。

目標の月1万円(年間12万円)の配当が非課税になるのは、家計にとって非常に大きいです。税金で引かれていた約2万4千円が、そのまま子どもの教育費に回せるということですからね。

もしジュニアNISAの枠が足りない場合は、私自身の新NISAの成長投資枠で買い足し、非課税の恩恵を広げます。

配当控除はどうか?

ピジョンの配当金は国内株からの配当なので、特定口座などで保有する場合、配当控除(総合課税を選択した場合の税負担軽減措置)の対象になります。しかし、我が家は私(みずき)がフルタイムで働いているため、総合課税を選択すると所得税率が高くなり、配当控除のメリットを享受しにくい状況です。

だからこそ、非課税メリットが最大限生きるジュニアNISAや新NISAで保有することを徹底します。制度の活用こそが、私たち子育て世代が使える最大の武器だと思います。

過去には不動産投資法人(J-REIT)も検討しました。J-REITは分配金に配当控除が適用されないため、非課税枠での運用が必須になります。例えば、以前検討した◎(3472)日本ホテル&レジデンシャル投資法人 : 2年後、月1万円で小1の壁・育休家計を5.19%利回りが支えるのような銘柄は、配当控除を気にせず非課税枠に集中できます。ピジョンの場合は、国内株として配当控除の選択肢もありますが、私たちはNISA優先で考えています。

みずきの総合評価+判断:リスクを取ってでも保有すべき「育児テーマ株」

ピジョンは、その高い配当利回りと鉄壁の財務基盤、そして何より「育児」というテーマ性において、我が家の人生設計に深くマッチしています。

しかし、予想配当性向が100%を超えているという明確なリスクが存在します。これは、高配当株投資家としては非常に悩ましい点です。通常であれば、銘柄B(配当性向50%)や銘柄C(配当性向35%)のように、健全な配当性向の銘柄を選び、長期的な増配を期待したいところです。

しかし、我が家が今求めているのは「1年後に得られる高い現金収入(利回り4.56%)」と、「子どもの未来をテーマにした投資」です。ピジョンのブランド力と海外展開の成長可能性を信じ、短期的な減益リスクは、潤沢な自己資本で乗り切れると判断します。

したがって、我が家では以下の判断を下します。

「目標とする月1万円の配当のうち、半分(年間6万円分)をピジョン株で、残り半分(年間6万円分)をより配当性向が健全な銘柄(銘柄BまたはCのようなヘルスケア系安定株)に分散投資する。」

こうすることで、ピジョンの高利回りの恩恵を受けつつ、万が一ピジョンが減配した際のリスクを他の安定株でヘッジできます。ジュニアNISAの枠をピジョンに優先的に充て、非課税のメリットを最大化するのがベストだと考えています。

外部ニュースとピジョンの位置づけ:安定成長か、革新か

今回、ピジョン株に関連する直接的なニュースは見当たりませんでしたが、ヘルスケア分野で非常に話題になっているニュースがありました。

参照記事:The Trillion-Dollar Pharmacopeia: Eli Lilly’s (LLY) Dominance in the Age of Incretins (2026年1月19日)

この記事では、アメリカの巨大製薬会社イーライリリーが、次世代の肥満治療薬の成功により、2025年後半には製薬会社として初めて時価総額1兆ドルを突破したという、目覚ましい成長が報じられています。過去5年で株価が500%を超えるリターンを生み出しているとのことです。

このニュースを見て、私が感じたのは「ピジョンとイーライリリーのビジネスの質の違い」です。

イーライリリーは研究開発(R&D)に収益の25%以上を再投資し、革新的な新薬で巨大な利益を生み出しています。まさに「成長枠」としてポートフォリオに組み込みたい銘柄です。

一方、ピジョンは、哺乳瓶やスキンケアといった「絶対に必要な日用品」を提供する企業です。派手な成長は期待できませんが、急激な需要の落ち込みもありません。つまり、我が家の投資でいえば、イーライリリーが「将来の資産拡大のための成長枠」であるのに対し、ピジョンは「現在の生活を支えるための安定配当枠」だという位置づけが明確になります。

成長を追う投資と、安定した配当を追う投資。どちらも子育て世代の家計には必要不可欠ですね。

投資は焦らず、私たちの人生設計という目標地図に合わせて、適切な銘柄を組み合わせていきたいなと思っています!

また次の記事でお会いしましょう。

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