本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:金融セクターの高配当株は、我が家の未来を「賭ける」か「守る」か?
こんにちは、みずきです。
娘(6歳、小学1年生になりました!)が春から学校生活をスタートして、私も少し生活リズムが落ち着いてきました。次の大きな課題は、7年後の「中学受験」です。関東圏に住んでいると、どうしてもこの選択肢を無視できませんよね。本格的な塾通いが始まる前に、教育費の土台作りをしておきたいと考えています。
今回注目するのは、私たち個人投資家にとって最も身近な存在の一つ、マネックスグループ(8698)です。証券業界は市場の波を直接受けるため、利回りは高いものの、配当の安定性には懸念が残ります。この銘柄を我が家の人生設計に組み込むなら、どんな役割を担わせるべきか、徹底的に逆算して考えてみました。
1. シナリオ設定:我が家の「7年後の塾代」問題
我が家は今、上の子が小学校に入り、下の子の妊活を視野に入れています。貯蓄のペースは維持できていますが、一番大きな支出の山が来るのが、上の子が13歳になる7年後です。
我が家の現在地(2026年)
- 上の子:6歳(小1)。習い事費用が増加中。
- 家計状況:安定しているが、住宅ローンの残債あり。
- 投資状況:つみたてNISAとiDeCoは満額。ジュニアNISAは上の子名義で米国ETFを積み立て中。
7年後の家計課題(2033年)
上の子が中学受験の本格的な塾通いを始める時期です。中学受験の塾代は年間100万円を超えることも珍しくありませんが、最低限、月1万円(年間12万円)は配当金で賄いたいと考えています。この金額があれば、塾のオプション講座や、参考書の購入費、あるいは下の子の習い事費用に充てられます。
その課題を解決するために必要な配当額
目標は年間120,000円です。これを配当金で安定的に生み出すポートフォリオを、7年かけて作りたいと思っています。
2. 目標配当額の逆算計算
マネックスグループ(8698)が現在提示している予想配当利回りを元に、目標達成に必要な投資元本を計算してみます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 目標年間配当額 | 120,000円 |
| マネックスグループ 予想配当利回り(会社予想 2026/03) | 4.32% |
| 必要投資元本(税引前) | 約 2,777,778円 |
約280万円。これを7年後の目標までに積み立てるには、年間約40万円、月々約3.3万円の追加投資が必要になります。我が家の貯蓄ペースから考えると、この金額は非現実的ではありませんが、この全額を金融セクターに振り分けるのはリスクが高すぎます。
そのため、マネックスグループはポートフォリオの一部(サテライト、または成長期待枠)として組み込み、目標配当の一部(例えば年間3万円程度)を担ってもらうのが現実的だと判断しました。
3. 複数銘柄の比較紹介:金融セクターでのマネックスの位置づけ
マネックスグループは、オンライン証券事業を核に、暗号資産事業(コインチェック)や米国事業など、多角的に展開しているのが特徴ですね。特にフィンテック分野への積極投資は、他の総合証券にはない魅力です。
マネックスグループ(8698)基本情報(2026年1月21日時点)
| 項目 | データ | みずきの注目点 |
|---|---|---|
| 株価 / 最低購入金額 | 708円 / 70,800円 | 100株単位で少額から試しやすい。 |
| 予想配当利回り | 4.32% | 高水準。ただし業績連動の傾向が強い。 |
| 1株配当(予想) | 30.60円 | 前年比で大きく増配されている可能性があり、持続性には注意が必要。 |
| PBR / ROE | 1.51倍 / (連)-3.96% | PBRは1倍超え。ROEがマイナスなのは、足元で利益が不安定なことを示唆しており、配当持続性の懸念材料。 |
| 配当方針 | 業績連動型(利益水準に応じて決定) | 安定配当を求める家計にはやや不向き。 |
市場のボラティリティと金融株の収益
金融セクターの収益は、市場の活況に大きく左右されます。マネックス証券のメディア「マネクリ」の記事にもあるように、市場の動きは非常に敏感です。
(朝)リスク回避姿勢が強まり、主要3指数は大幅続落 | 市況概況 | マネクリ マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア
この記事にあるように、市場全体がリスク回避姿勢になると、取引高が減少し、金融株の収益は落ち込みやすいのが現実です。マネックスの収益性については「改善傾向」にあるようですが、安定性のデータでは「自己資本比率は一般的に望ましいとされる30%を大きく下回る水準が続く」とあります。これは、景気の波をまともに受けやすい体質であることを示しています。
【比較検討】同じ目標を目指す他の選択肢(仮想)
同じく教育資金の獲得を目的として、金融業界の競合他社と比較してみます。
| 銘柄名 | 特徴 | 予想利回り(仮想) | 配当性向の傾向 | 安定性/増配トレンド |
|---|---|---|---|---|
| マネックスグループ(8698) | オンライン証券+暗号資産。成長期待が高い。 | 4.32% | 業績連動で高め | 不安定。市場連動型。 |
| 仮想・総合証券A(野村など) | 伝統的な総合力。海外事業も展開。 | 5.0%程度 | 業績連動だが、規模の安定性がある。 | 安定性は高いが、市場低迷期は減配実績あり。 |
| 仮想・ネット銀行B(SBIなど) | 金融サービス全般。利回りは低めだが成長投資枠。 | 2.5%程度 | 成長投資優先のため低め | 増配期待は高いが、配当だけで教育費を作るには元本が必要。 |
マネックスは、高配当を出しつつ、暗号資産など新しい分野の成長期待も乗せたい、という人向けだと分かります。安定性重視の我が家がコア(中核)として持つには、少しボラティリティが高い銘柄だと言えそうです。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
娘の中学受験の塾代(7年後の安定収入)という観点から、マネックスグループを3軸で評価します。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
配当利回り4.32%は魅力的ですが、業績連動配当であること、そして足元のROEがマイナスであることから、市場が冷え込んだときに配当が維持される保証は低いと考えられます。金融業は不況期にこそ、私たちの生活防衛資金やキャッシュフローを邪魔しない「安定配当」を求めたくなります。マネックスは成長期待込みの利回りであり、減配リスクは覚悟が必要です。
B. 人生設計との適合性:○(悪くない)
7年後という中期的な目標に向けて、約280万円という投資元本は、全額投資するにはリスクが高すぎますが、暗号資産関連の将来性を考えると、少額を「攻めの高配当株」として組み込むのはアリです。最低購入金額が約7万円と手頃なため、毎月の積立投資がしやすいのは評価ポイントです。
もし、将来的に配当が安定せず減配したとしても、他のコア銘柄(例えば、PCA(9629)のような安定性の高い銘柄や、イマジニア(4644)のような高財務の企業)で家計を守る戦略を取れば、リスクを限定できます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)
現在、第二子の検討中であるため、数年以内に育休に入る可能性を考えると、家計の現金流入は安定性を重視すべきです。マネックスのような景気敏感株は、景気が良いとき(育休明けで収入が戻った時期)に比率を高めるべきで、今は守備的に動きたいところです。ポートフォリオ全体で見た場合、マネックスの保有比率は5%未満に抑えたいというのが、率直な気持ちです。
5. 税制優遇制度(ジュニアNISA・NISA)の活用
金融株の配当収入は、税制優遇制度と組み合わせることで、効率が劇的に改善します。
ジュニアNISAでの活用
我が家の目標は7年後の教育費ですが、マネックスグループは国内株であるため、ジュニアNISA(2023年末で新規投資終了)や新NISAの成長投資枠で保有すれば、配当金が非課税になります。配当金が30.60円(利回り4.32%)の場合、本来約20%かかる税金がかからないというのは、特に高配当株にとっては非常に強力なメリットです。
非課税になることで、実質利回りが向上し、目標年間配当12万円を達成するために必要な投資元本が少なくて済みます。
配当控除の活用
NISA口座以外で保有する場合、配当金は総合課税を選択することで「配当控除」が受けられる可能性があります。我が家のように給与所得がある場合、源泉徴収(約20%)よりも、配当控除を活用した方が手取りが増えるケースがあります。ただし、確定申告の手間がかかるため、子育て中で時間がない私たちにとっては、まずはNISA枠を優先して使い切るのが一番シンプルな戦略だと考えています。
6. みずきの総合評価と判断
マネックスグループは、フィンテック分野の成長性を享受できる、魅力的な高配当銘柄であることは間違いありません。しかし、「7年後の安定した中学受験費用」という目標に対しては、配当の安定性に不安が残ります。
したがって、我が家ではこの銘柄を、「コアの安定高配当銘柄を補完し、成長性とボラティリティを取りに行くサテライト銘柄」として位置づけます。
投資判断としては、
- 新NISAの成長投資枠の余力を使って、少額(例えば30万円分)をスポットで購入する。
- 暗号資産市場の動向や、金融市場全体の活況をチェックし、業績が上向いているタイミングで追加投資を検討する。
- 目標配当額の大部分は、生活必需品やインフラ系の、より安定した配当を出す銘柄で固める。
という戦略を取るのが最適だと考えています。7年後に向けて、このマネックスの配当が、成長の果実として我が家の家計を支えてくれることを期待したいですね。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
正直なところ、マネックスの株価はボラティリティが高く、市場が冷え込むとすぐに下落する傾向があります。娘の教育費という、絶対に必要になる資金をまかなうには、少し不安定すぎると感じています。
もし、暗号資産や米国株への投資を既に高比率で行っているなら、国内証券株を買うことで、金融市場全体への集中投資になりすぎる懸念もあります。
我が家はまだジュニアNISAの枠が残っているので、もし投資するなら、迷わず子どもの名義で非課税メリットを最大限に享受したいところです。配当が不安定でも、非課税であれば精神的な負担も軽減されるかな、という甘えもありますね。教育費は絶対に必要なので、あくまで「お小遣い稼ぎ」のポジションで、成長を温かく見守りたいと思います。
完璧な銘柄はないからこそ、他の安定株と組み合わせることで、リスクを調整していくのが、子育て投資家の賢いやり方だと思いますよ!


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