△(8897)MIRARTHホールディングス : 小1の壁・月1万円、5.38%高配当での家計サポートとリスク

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:高配当株は「不安定な時期の家計の保険」

こんにちは、みずきです。2026年1月26日の今日、娘は6歳になりました。早いもので、今年の4月からは小学校に入学です。子育てママの皆さんなら共感してくれると思いますが、小学校入学は「小1の壁」と呼ばれるように、ライフスタイルも家計も大きく変わる時期ですよね。

我が家では、この春から発生する固定費の増加(学童保育や習い事など)を、個別株の配当金で補填していくことを目標にしています。今回は、5%を超える高い配当利回りを提示しているMIRARTHホールディングス(株)(3880)について、我が家の人生設計に組み込めるかを徹底的に評価したいと思います。

1. 我が家の人生設計シナリオ:「小1の壁」の固定費を賄う

個別株投資は、いつまでに、いくら配当が欲しいのかという「人生設計」から逆算するのが私のやり方です。銘柄ありきで投資を始めてしまうと、目的を見失ってしまうからですね。

我が家の現在地と家計課題

娘は2020年1月生まれで、この4月から小学生です。夫婦共働きですが、私の仕事は裁量労働制的な部分もあり、学童の迎えや習い事の送迎が増えると、時間的な制約が増えるのは確実です。

ここで家計の課題となるのが、ずばり「小1の壁」です。小学校入学を機に、学童費、習い事費、学校関連の雑費が増え、年間で15〜20万円程度の新たな支出を見込んでいます。また、将来的に第二子を希望しており、もし私が育休に入ることになった場合、世帯収入が一時的に大きく下がることも想定しておかなければなりません。

そこで、まずは差し迫った「小1の壁」対策として、配当収入で月1万円の家計サポートを目指します。

目標:2026年4月から、月1万円の配当を実現する

目標年間配当額(手取り):120,000円

この配当があれば、娘のピアノとスイミングの月謝を賄うことができ、家計の現金流が安定します。配当金は税金が引かれますから、税引き前の配当収入を逆算する必要があります。

2. 目標配当額の逆算計算:約280万円が必要

目標手取り配当金(年間)120,000円を達成するために、今回の候補銘柄であるMIRARTHホールディングスの予想利回り(5.38%)を使って計算してみましょう。

※配当金には通常20.315%の税金がかかりますが、今回は一般的な特定口座での計算をします。新NISAで運用すれば非課税になりますが、まずは課税口座での概算です。

項目 数値
目標年間手取り配当額 120,000円
税引き前年間配当額(12万円 ÷ 0.79685) 約150,593円
MIRARTH HD 予想配当利回り 5.38%
必要投資額(150,593円 ÷ 5.38%) 約2,800,985円

この試算から、月1万円の配当を得るためには、MIRARTH HDに約280万円を投資する必要があることがわかりました。最低購入代金は39,000円(100株)と手が出しやすいですが、目標達成にはまとまった資金が必要ですね。

3. 複数銘柄の比較紹介:MIRARTH HDの魅力と懸念

MIRARTHホールディングス(3880)は、主に住宅分譲事業(旧タクトホーム)を展開している会社ですね。PBRが0.67倍と割安水準にあり、高利回りで注目されています。ただし、高い利回りには理由があることが多いので、財務と収益の安定性を他の銘柄と比較しながら見ていきましょう。

MIRARTH HD 銘柄概要

項目 MIRARTH HD (3880) 比較銘柄A (安定成長型・架空) 比較銘柄B (高財務・インフラ型・架空)
事業概要 分譲住宅、再生可能エネルギー、不動産 生活必需品製造、安定需要 インフラサービス、高財務
株価(直近)/ 最低投資額 393円 / 39,300円 3,500円 / 350,000円 1,800円 / 180,000円
配当利回り(予想) 5.38% 4.50% 4.80%
PER(予想) 6.63倍 12.0倍 10.0倍
PBR(実績) 0.67倍 1.20倍 0.85倍
配当性向(会社予想) 35.7% (21円/EPS 58.86) 55% 50%
自己資本比率(実績) 22.3% 45% 60%
配当方針 業績連動と株主還元を重視 安定配当・漸進的増配 安定高配当

MIRARTH HDの分析ポイント

まず目を引くのは、配当利回りの高さ(5.38%)とPBRの低さ(0.67倍)ですね。市場からは、会社が持つ純資産に対して低く評価されている、つまり割安だと言えます。配当性向は35.7%と、利益に占める配当の割合はまだ余裕がありそうに見えます。

一方で、気になるのは「安定性」です。会社情報の〈安定性〉評価は「やや低下」しており、特に自己資本比率が22.3%と、一般的に望ましいとされる30%を下回っています。これは、不動産開発という事業特性上、借り入れ(有利子負債)が多くなるため仕方ない面もありますが、景気後退期には財務的な柔軟性が低くなるリスクがあります。

また、〈収益性〉も「不安定」と評価されています。純利益率が低下し、EPS(一株当たり利益)の振れ幅が大きいことから、業績が景気に大きく左右されやすいことがわかります。もし景気が悪化し、不動産販売が鈍れば、この高配当が維持できなくなる可能性があります。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

我が家の「小1の壁」対策(短期的な家計サポート)として、MIRARTH HDがどれだけ役立つか、3つの軸で評価します。

評価軸 MIRARTH HD (3880)の評価 みずきのコメント
A. 配当の持続性・成長性 △(やや懸念あり) 配当性向は適度だが、事業特性と低い自己資本比率が不安要素。景気後退時には減配リスクを強く意識すべきです。
B. 人生設計との適合性 ○(悪くない) 高利回りなので、約280万円の投資で目標の月1万円を実現できるのは魅力的。短期的な現金流確保の「打ち手」としては優秀。
C. 我が家のリスク許容度との整合性 △(やや緊張感ある) 今、小1の壁という固定費増加期を迎える我が家は、安定性を最優先したい時期です。財務的に不安定な銘柄に280万円を集中投資するのは、ややリスクが高いと感じます。

A. 配当の持続性・成長性(△)について

不動産セクターは金利や景気に左右されやすく、特に分譲住宅事業は変動が大きいです。過去の記事でも、高配当銘柄を選ぶ際は「配当性向60%以下」と「安定したビジネスモデル」を重視してきましたが、MIRARTH HDの収益性の不安定さは、長期的な増配を期待するうえで不安材料です。

もし、娘が高校・大学に進学する10年後、15年後に配当金が減ってしまっていたら、教育資金計画が崩れてしまいます。そのため、短期的な利回りの高さだけで飛びつくのは危険だと判断します。

B. 人生設計との適合性(○)について

一方で、利回り5.38%は破格です。もし、この配当が2~3年維持されるなら、小1の壁の固定費を確実に補填できます。私の投資の哲学は「お金は人生の自由度を高めるツール」ですから、目の前の家計課題を解決する力は評価できますね。

もし投資するなら、ポートフォリオ全体のリスクを考慮し、この銘柄は「配当がなくなっても家計が困らない範囲」のサテライト的な位置づけにするべきでしょう。

5. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAでの活用検討

私たち子育て世代の個人投資家にとって、税制優遇制度の活用は最大の武器です。

配当控除とジュニアNISAの視点

国内の個別株の配当金は、通常20.315%課税されますが、これは「配当控除」の対象になるため、確定申告をすれば税金の一部を取り戻せる可能性があります。ただし、サラリーマン家庭の場合、手間がかかる上に、総合課税を選んだ結果、社会保険料の計算に影響を与えてしまうリスクもあるので、私はあまり積極的ではありません。

それよりも活用したいのが、娘名義で運用できるジュニアNISA(現行制度)です。

MIRARTH HDのように高配当で、かつ最低投資額が安い銘柄は、ジュニアNISAで非課税で持つメリットが非常に大きいです。非課税になることで、配当金がそのまま再投資できたり、教育費として使う際の現金化効率が劇的に上がります。

我が家では、すでに高財務・安定型の銘柄やリート(不動産投資信託)をジュニアNISAで保有しています。(例:◎(3309)積水ハウス・リートなど)

ただし、ジュニアNISAで「減配リスクが高い」銘柄を持つのは、やはり躊躇しますね。せっかく非課税で育てても、数年後に元本割れや配当ゼロになっては意味がないからです。

6. みずきの総合評価と判断:短期リターン vs 長期安定性

市場のボラティリティと不動産セクターの懸念

ちょうど今、市場全体が大きく変動しています。今日のニュースでは、日経平均が大きく反落したことが報じられています。

日経平均、961円62銭安の5万2885円25銭で終了=東京株式(時事通信) – Yahoo!ファイナンス

市場全体が不安定な時期は、景気敏感株である不動産セクターは特に売られやすい傾向があります。これは、景気の先行き不安が高まると、住宅販売の鈍化や金利上昇による財務負担の増加が懸念されるためです。

MIRARTH HDはPBRが0.67倍と低いので、割安感から長期保有を検討する価値はあります。しかし、我が家の目標が「2026年4月からの固定費補填」という短期~中期的な現金流の確保にあるため、収益の不安定さや低い自己資本比率は、非常に大きな懸念点となります。

最終判断:ポートフォリオの役割分担が重要

結論として、MIRARTH HDは「高配当利回り」という魅力だけで、我が家のポートフォリオの「守りの要」にはできません。小1の壁のような確実に発生する固定費を賄うための配当金は、より財務基盤が磐石で、景気変動耐性のある銘柄に頼りたいというのが正直なところです。

もしこの銘柄を組み込むのであれば、「ポートフォリオの10%未満」に抑え、PBR割れ解消によるキャピタルゲイン(値上がり益)も視野に入れた、ややリスクを取ったサテライト枠として検討するのが現実的だと思います。

我が家にとって今一番大事なのは、配当の「額」よりも「確実性」ですから、現時点では、この高利回りを追い求めるよりも、少し利回りが低くても安定性の高い銘柄(自己資本比率30%以上、増配実績あり)に資金を振り向ける判断を優先したいですね。

投資は焦らず、自分たちの家計の安全性を高める選択をすることが大事だと改めて感じました。

それでは、また!

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