はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。株価の変動や企業の業績変化により、期待した配当が得られないリスクもあります。常に最新の情報を確認し、ご自身のライフプランに照らし合わせて検討してくださいね。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
こんにちは、みずきです。2020年生まれの娘が、いよいよ2026年4月に小学校入学を迎えます。いわゆる「小1の壁」が、すぐそこまで迫ってきているのを実感する毎日です。
共働き家庭にとって、保育園時代よりも子どもの帰宅時間が早くなる小学校生活は、働き方の見直しを迫られる大きな節目ですよね。私自身、営業・企画の仕事を続けていますが、残業を減らしたり、場合によっては時短勤務に切り替えたりすることを検討しています。そうなると気になるのが、「手取り収入の減少」です。
我が家の試算では、残業代や手当が減ることで、月々少なくとも5,000円から1万円程度の家計へのダメージがあると予想しています。でも、娘には新しい習い事もさせてあげたいし、放課後の学童保育の費用もかかります。この「月5,000円の不足分」を、労働収入ではなく「株の配当金」で補うことができれば、精神的なゆとりが全く違ってくると思うんです。
今回は、2024年に上場したばかりの注目株、Cross Eホールディングス(298A)を中心に、環境・インフラという「守り」の視点から家計を支える戦略を考えてみました。
2. 目標配当額の逆算計算
まずは、具体的な数字で目標を立ててみましょう。感情だけで投資をするのではなく、「いくら投資すれば、いくら戻ってくるか」を冷静に把握するのが、みずき流の家計管理です。
シナリオ:「2026年の小学校入学時、月5,000円の配当が欲しい」
| 項目 | 内容・金額 |
|---|---|
| 目標月間配当(手取り) | 5,000円 |
| 目標年間配当(税引き前) | 約75,000円(※20.315%の税金を考慮) |
| 想定配当利回り | 4.0% |
| 必要投資額 | 1,875,000円 |
年間で約7.5万円の配当を得るためには、利回り4%の銘柄に約188万円投資する必要があります。これを新NISAの成長投資枠で運用すれば、税金がかからないので、必要投資額は150万円まで抑えられます。これなら、今からコツコツと積み上げていけば、2026年の入学までに十分に準備可能な金額ですよね。
3. 複数銘柄の比較紹介
今回は、Cross Eホールディングスを軸に、同じ「月5,000円」の配当目標を達成するための候補をいくつか並べてみました。それぞれの性格を比較して、我が家にぴったりの組み合わせを見つけたいと思います。
【銘柄1】Cross Eホールディングス (298A)
資源リサイクルや環境コンサルティングを手がける、2024年8月上場の新しい企業です。福岡証券取引所Q-Board上場というユニークな立ち位置ですが、ビジネスモデルは非常に堅実です。
- 株価:1,100円前後(※最低投資金額:約11万円)
- 配当利回り:約4.0%〜4.5%(予想)
- 配当方針:配当性向30%以上を目標とし、安定的な還元を目指す。
- ビジネス:建設廃材のリサイクルや、公共施設の維持管理など。景気に左右されにくい「環境インフラ」が強みです。
【銘柄2】竹本容器 (4248)
以前の記事でも紹介しましたが、化粧品や食品のプラスチック容器を作っている会社です。生活に密着した製品なので、安心感があります。
- 配当利回り:約4.2%
- 特徴:自己資本比率が高く、財務が非常に安定しています。
- 人生設計上の役割:「日用品」という安定セクターで、ポートフォリオの土台を支えてくれます。
※過去の分析記事はこちら:◎(4248)竹本容器 : 2026年小1の壁、月5千円を4.23%配当で家計防衛と人生設計
【銘柄3】佐田建設 (1826)
群馬県を基盤とする中堅建設会社です。公共工事に強く、配当利回りが高いのが特徴です。
- 配当利回り:約4.7%
- 特徴:地道なインフラ整備が中心。派手さはありませんが、還元意欲が高いです。
- 人生設計上の役割:高利回りを活用し、投資効率を高めて目標達成を早める役割です。
※過去の分析記事はこちら:◎(1826)佐田建設 : 2026年「小1の壁」、4.74%配当で月5千円が人生設計を支える
注目ニュース:AI時代でも揺るがない「実体経済」への投資
ここで、最近気になるニュースを一つご紹介します。米IBMの株価が急落したという話題です。
ニュース引用:米IBM株急落、アンソロピックのAIツールがCOBOL近代化支援 | TBS CROSS DIG with Bloomberg
このニュース、一見すると子育て世代の投資には関係なさそうですが、実は深い示唆があります。AIスタートアップのアンソロピックが開発したAIツールが、これまでIBMの独壇場だった「古いプログラム言語(COBOL)の修正」を自動化できるようになったことで、IBMの優位性が揺らいだという内容です。
ここから学べるのは、「デジタルやソフトウェアの世界は、変化のスピードが速すぎて、10年後の安泰が約束されない」ということです。一方で、今回注目しているCross Eホールディングスのような「ゴミを処理する」「建物を壊してリサイクルする」という物理的な実体経済は、AIがどれだけ進化しても消えることはありません。むしろ、データセンターの建設やAIデバイスの買い替えが進むほど、廃棄物処理の需要は増えるかもしれませんよね。
「小1の壁」から子どもが成人するまで、少なくとも15年以上のスパンで配当を受け取り続けたい我が家にとって、この「物理的な必要性」という強みは、とても魅力的に映ります。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
Cross Eホールディングスについて、3つの軸で評価してみました。
A. 配当の持続性・成長性:○
上場直後ということもあり、長期のトラックレコード(実績)はまだありません。しかし、廃材リサイクルという事業は法律で規制されており、新規参入が難しい「許認可ビジネス」の側面があります。ライバルが急に増えて利益がなくなるリスクが低いため、配当の持続性は高いと判断しています。評価:○(まあ大丈夫)
B. 人生設計との適合性:◎
最低投資金額が約11万円と、子育て家計でも少しずつ買い足しやすい価格帯です。また、9月の決算なので、3月決算の多い日本株の中で「配当時期を分散させる」という使い方もできますね。新NISAの成長投資枠に入れて、非課税で月々のキャッシュフローを増やすのにぴったりです。評価:◎(ぴったり)
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△
福証Q-Boardという新興市場の銘柄であるため、東証プライム銘柄に比べると株価の変動が大きくなる可能性があります。育休中など、資産を絶対減らしたくない時期には少しドキドキするかもしれません。メインの投資先にするのではなく、ポートフォリオの「スパイス」として10%程度に留めるのが、今の我が家には合っているかなと思います。評価:△(やや緊張感ある)
5. みずきの総合評価+判断
Cross Eホールディングスは、「未来の地球を守りながら、今の家計も守る」という、子育てママにとって非常に共感しやすい銘柄だと感じました。リサイクル事業は、子どもたちに「この会社は、ゴミを宝物に変える魔法を使っているんだよ」と説明できる素敵なビジネスです。
我が家では、以下のような戦略で検討しています。
- 主力:竹本容器や大手のインフラ株(配当利回り3%〜4%)で、安定した土台を作る。
- アクセント:Cross Eホールディングスを新NISAで保有し、利回りを底上げする。
物理的な「モノ」を扱う企業の強みは、インフレ(物価上昇)にも比較的強いことです。学用品や給食費が値上がりする時代、こうした企業の配当は、家計の強力な盾になってくれるはずです。
6. 制度活用との組み合わせ
みずきブログでいつもお伝えしている通り、「制度の活用」は最強の武器です。Cross Eのような高配当が期待できる銘柄こそ、制度をフル活用しましょう。
① 新NISA(成長投資枠)の活用
通常、配当金には約20%の税金がかかります。利回り4%の銘柄でも、手元に残るのは3.2%程度になってしまいます。これをNISA口座で持てば、4%がまるまる手に入ります。月5,000円の配当を目指すなら、NISAを使うだけで必要な投資元本を約40万円も減らせる計算です。これは大きいですよね!
② ジュニアNISA(または子どものNISA口座)
旧ジュニアNISAで保有している資金がある場合、そのロールオーバー先としてこうした「10年後も必要とされる企業」を選ぶのはアリだと思います。子どもの教育資金を、子どもが将来生きる環境を良くする企業で育てるというのは、教育的にも意味がある気がします。
③ 配当控除の検討
もし特定口座で保有する場合、総合課税を選んで確定申告をすれば「配当控除」を受けられる可能性があります。所得によっては税金が還付されるので、専業主婦期間や時短勤務で所得が下がる時期には、ぜひチェックしておきたい制度です。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
ここまで良い面を書いてきましたが、正直に言って迷っている点もあります。
一つは、「上場したばかりの企業の透明性」です。IPO直後は業績予想が強気になりがちで、数年後に「あれ?」となるケースも少なくありません。Cross Eも、今後の決算発表をしっかりと確認し、約束通りの配当が出されるかを見極める必要があります。
もう一つは、「流動性」です。地方市場の銘柄は、売りたい時にすぐに売れない、あるいは希望の価格で売買しにくいというリスクがあります。そのため、「急に現金が必要になった時に売る用」ではなく、あくまで「2026年以降、ずっと持ち続けて配当をもらい続ける用」と割り切る覚悟が必要です。
投資に「100点満点」はありません。今の我が家の人生設計(2026年の小1の壁対策)にとって、この銘柄は「75点」くらいかなと思っています。完璧ではないけれど、コンセプトに共感できるし、利回りも魅力的。そんな「自分たちらしい選択」を積み重ねていきたいですね。
皆さんのご家庭では、どのような「守りの銘柄」を検討されていますか? 家族で食卓を囲みながら、「この会社のサービス、使ってるよね」なんて話ができる投資を、これからも楽しんでいきましょう!


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