△(3002)グンゼ : 4.83%高配当で小1の壁月8千円を支えるも、持続性に懸念

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:高配当だけど、この配当は続くの?グンゼ(3002)を我が家の人生設計に組み込めるか

こんにちは、みずきです。

今日は、私たち子育て世帯にとって非常に魅力的な配当利回りを示している、グンゼ(3002)について深掘りしたいと思います。インナーウェアのイメージが強いですが、実は機能性材料の事業も展開している会社なんですよね。

利回りだけ見ると非常に魅力的。でも、配当性向が高すぎると「この配当、本当に来年ももらえるの?」と心配になってしまいますよね。特に我が家のように、数年後の教育費の計画に組み込みたい場合、その「配当の持続性」こそが最も重要になってきます。

今回の記事では、グンゼの「超高財務体質」と「不安定な収益性」という二つの顔を比較し、我が家の人生設計に本当に役立つのかどうか、具体的な数字で検証していきますね。

1. 我が家の人生設計シナリオ:2026年「小1の壁」を配当で乗り越えたい

我が家の長女(2020年1月生まれ)は、今年(2026年)4月に小学校に入学します。いよいよ「小1の壁」です。学童保育や習い事、長期休暇中の支出増加は避けられません。

夫と話し合った結果、まずはこの「小1の壁」の家計負担を緩和するため、月々8,000円(年間96,000円)の配当金収入を確保することを目標としています。この金額があれば、習い事を一つ追加したり、夏休みの学童費用を補填したりと、生活の自由度がぐっと高まります。

項目 設定値
家計課題発生時期 2026年4月(第一子小学校入学)
目標年間配当額(税引前) 96,000円
目標月間配当額(税引前) 8,000円
配当金の使途 学童・習い事などの変動費サポート

2. 目標配当額の逆算計算:グンゼ株で月8,000円を実現するには?

目標とする年間配当額96,000円を、グンゼの予想配当利回り4.83%(2026年1月28日時点)で逆算してみます。

もしグンゼ株を買い付けた場合、約198.8万円の投資が必要になりますね。

計算式:

必要投資額 = 目標年間配当額 ÷ 配当利回り

必要投資額 = 96,000円 ÷ 0.0483 ≒ 1,987,577円

グンゼの最低購入代金は447,000円(100株、4,470円)なので、この目標額を達成するには約447株(約4.5単元)を購入する必要があります。約200万円というのは、私たちにとっては決して小さな金額ではありません。この金額を投じるからには、配当の安定性を慎重に見極める必要があります。

3. 複数銘柄の比較紹介:高配当・高財務な銘柄との比較

グンゼは配当利回り4.83%と高い一方で、予想PERが51.85倍、そして配当性向が250%を超えるという点が大きな特徴です。これは「超高財務なのに、なぜ収益に対してこんなに高い配当を出すのか?」という疑問に繋がります。

この点を明確にするため、同じく高配当で財務が安定している他の銘柄と比較してみます。どちらも以前、我が家の「小1の壁」対策として検討した銘柄です。

銘柄名(コード) グンゼ(3002) 早稲田学習研究会(5869) ナカボーテック(1909)
事業内容 繊維(インナー)、機能性材料(フィルム) 学習塾運営、教育事業 各種プラント建設・防蝕工事
株価 (2026/01/28) 4,470円 参考 参考
配当利回り(予想) 4.83% 4.95% 4.44%
1株配当(予想) 216.00円 参考 参考
予想PER (連) 51.85倍 参考(低め) 参考(低め)
自己資本比率 (連) 74.6% 70%超 80%超
配当性向目安 約250% 30%台 30%台
収益・安定性 収益性悪化・不安定 収益安定・成長志向 収益安定・鉄壁財務
我が家への適合性 高利回りだが、減配リスク懸念 安定配当で教育費向き 安定配当で教育費向き

グンゼの最大の特徴は、自己資本比率が74.6%と非常に高く、財務の安定性が極めて優れている点です。しかし、その一方で、予想EPS(86.21円)に対して、予想配当(216.00円)が高すぎます。

配当性向(当期純利益に対する配当金の割合)が250%ということは、利益の2.5倍のお金を配当に回す計画ということです。これは、手元にある現預金や内部留保を取り崩して配当を出す、または特別利益などが期待されるケースですね。もしこれが通常の配当水準だとすると、継続性は非常に難しいと判断せざるを得ません。

外部ニュースから見るアパレル業界の現状

グンゼの収益が不安定な背景には、主力の繊維事業を取り巻く厳しい環境があります。ここで、ファッション業界の動向を示すニュースを一つ見てみましょう。

ドイツのシャツ専門企業SeidenstickerのCEOへのインタビュー記事では、実店舗小売の難しさや、在庫圧力の管理が依然として大きな課題であることが語られています。
(Seidensticker CEO: US expansion and return of wholesale for womenswear? – fashionunited.uk)

グンゼの繊維事業はインナーウェアが中心ですが、ファッション業界全体の在庫管理や小売チャネルの課題は無関係ではありません。グンゼは収益の柱を機能性材料(プラスチックフィルムなど)へシフトしようとしていますが、その転換期にあるため、短期的には収益のブレが大きくなる可能性が高いと考えられます。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

グンゼの銘柄特徴を踏まえ、我が家の「2026年小1の壁・月8,000円の配当確保」という人生設計の目標に対して、どれくらいマッチしているか評価します。

A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)

予想配当利回り4.83%は魅力的ですが、予想配当性向が250%超えという点は見過ごせません。これは、当期純利益だけで配当を賄えない状況を示しています。

もちろん、グンゼは自己資本比率が74.6%と鉄壁なので、一時的に内部留保を取り崩して高水準の配当を出す体力は十分にあります。しかし、私たちが求めるのは「10年単位で続く、家計を支える配当」です。この収益体制が続くと、数年以内に減配に踏み切るリスクが高いと判断せざるを得ません。経営層がPBR改善を強く意識し、株主還元に積極的であることは分かりますが、本業の収益が伴わなければ、持続性は疑問符がつきます。

B. 人生設計との適合性:△(微妙)

目標額(月8,000円)を実現するための必要投資額(約200万円)は現実的な範囲内です。しかし、配当の持続性に懸念があるため、「小1の壁」が続く数年間、家計の支えとして確約できるかというと、心許ないです。

我が家が求めているのは、教育費や日々の生活費を補完する「守りの配当」です。収益のブレが大きい銘柄は、その役割には不向きだと思います。

参考までに、同じく高財務で安定性重視の銘柄として、ナカボーテック(1909)や、早稲田学習研究会(5869)のような、配当性向が適正で業績が安定している銘柄の方が、人生設計には組み込みやすいと考えられますね。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)

我が家はまだ子育て費用がピークを迎える手前で、今は積極的に資産を積み上げたい時期です。グンゼはPBRが1.31倍であり、自己資本の割安感はさほどありません。超高財務という安心感はありますが、収益性の不安定さからくる減配リスクは、今家計の土台を固めたい私たちにとっては、やや許容しにくいリスクだと感じました。

5. みずきの総合評価+判断:高財務でも「守りの配当」には不向き

グンゼ(3002)は、「鉄壁の財務基盤」「積極的な株主還元姿勢」を併せ持っています。PBR改善の圧力や、株価対策のために、一時的に無理をしてでも高い配当を出している可能性はあります。

しかし、私たち子育て世帯が目指すのは、短期間で高い利回りを得ることではなく、「子どもが高校・大学を卒業するまでの10年〜15年間、継続的に家計を支えてくれるキャッシュフロー」の構築です。

現状の予想EPSと配当水準を見る限り、グンゼの配当は長期的な持続性に強い懸念があります。特に、もし減配した場合、家計の穴を埋めるために他の資産を取り崩すことになりかねません。これは「お金は人生の自由度を高めるツール」という私の哲学に反します。

したがって、現時点での我が家の判断は、グンゼは「コアな配当ポートフォリオ」として組み込むのは見送る、という結論になりました。もし投資するとしても、ポートフォリオ全体のごく一部に限定し、収益改善のIRを注意深く監視する必要があるでしょうね。

6. 制度活用との組み合わせ:配当控除とジュニアNISAの視点

仮にグンゼのような高配当銘柄に投資する場合、税制優遇制度をどう活用するかは極めて重要です。

ジュニアNISAの活用(過去の視点)

もし長女が小学校に上がる前に、非課税でこの銘柄を保有できていれば、高利回りの恩恵を最大限に受けられたはずです。ただし、ジュニアNISAは新規買い付けが終了しているため、今から非課税で高配当を得ることはできません。それでも、特定口座で投資する場合でも、配当金の税金(約20.315%)は確実に引かれます。

配当控除の活用

グンゼは国内個別株ですので、総合課税を選択すれば「配当控除」の対象になります。配当金にかかる税金の一部が還付される制度ですね。

私たちの家計では、私も夫も給与所得があるため、配当収入の額によっては総合課税のメリットが出にくい場合もありますが、確定申告の手間をかけてでも税効率を最大化する努力は続けるべきだと思います。

ただし、この配当控除のメリットをもってしても、減配リスクという本質的な課題を解決することはできません。個別株投資において、配当の安定性は税効率よりも優先すべきだと考えています。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

グンゼの財務の安定性(自己資本比率74.6%)と、PBR改善への意欲は本当に魅力的です。

「この高い配当は、企業が本気で資本効率を改善しようとしているサインなのでは?」という期待も捨てきれません。もし、この高配当を出しながら、次の期で収益性がV字回復したら、PBR改善期待も相まって株価が大きく上昇する可能性もあります。

でも、私は子育て中であまり頻繁に市場をチェックできませんし、失敗しても家計にダメージを与えない「遊び枠」のお金で投資しているわけではありません。

だからこそ、今の我が家にとっては、「配当性向30〜40%台で、業績も財務も安定している銘柄」を選んで、コツコツ積み立てていく方が、精神的な安心感も高いという結論になりますね。完璧な銘柄は存在しませんが、自分のリスク許容度と人生設計に合った選択肢を選ぶことが一番大切だと思っています!

お互い、頑張って家計の守備固めをしていきましょうね。

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