△(6069)トレンダーズ : 5.37%配当で3年後の小4の壁の習い事費を支える家計のサテライト枠

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

こんにちは!「みずきの家計簿+株」を運営している、子育てママ投資家のみずきです。1985年生まれの私は、関東の郊外で夫と、2020年1月生まれの愛娘の3人で暮らしています。仕事は上場企業で営業や企画を担当しており、毎日家事と育児、そして仕事のやり繰りに追われています。

さて、2026年4月に娘が無事に小学校に入学したのですが、いわゆる「小1の壁」に直面して毎日ドタバタしています。放課後の預け先や宿題のフォロー、そして新しく始めた習い事の送り迎えなど、想像以上に時間も体力も、そしてお金もかかることを実感する日々です。でも、親として子どもが新しい世界で楽しそうにしている姿を見るのは、本当に何よりの喜びですね。

そんな我が家ですが、家計管理と投資のモットーは「お金は人生の自由度を高めるツール」ということ。完璧を目指さず、今できる範囲でコツコツと20年後の複利を見据えた資産形成をしています。普段はつみたてNISAやiDeCoで世界株のインデックスをコツコツ買い増していますが、同時に日々の暮らしを潤してくれる「高配当株」も大好きです。配当金という目に見える「家計の現金流」があると、生活に少しだけゆとりが生まれますよね。

今回は、SNSマーケティングや美容・トレンド領域で知られるトレンダーズ(株)(証券コード:6069)について、我が家の人生設計に照らし合わせながら、じっくりと検討してみたいと思います。単に「利回りが高いから買う」のではなく、「我が家の課題をどう解決してくれるか」という視点でお話ししていきますね。

1. シナリオ設定:3年後の「小4の壁」と習い事費用の確保

小学校に入学したばかりの娘ですが、親としての関心はすでに次のステップに向いています。それが、3年後にやってくる「小4の壁」です。多くの地域では、小学校3年生までしか公立の学童保育を利用できないケースが多く、4年生になると放課後の過ごし方を一気に考え直さなければなりません。民間学童に切り替えるにしても、あるいは高学年に向けて本格的な進学塾や専門的な習い事を増やすにしても、教育費の負担は今よりぐっと重くなります。

そこで我が家では、「3年後(娘が10歳、小学校4年生になるタイミング)に、家計に月5,000円(年間60,000円)の自由なお金を生み出す」という目標を立てました。月5,000円あれば、新しい習い事の月謝の半分を補填できたり、ちょっといい教材を買ってあげたりすることができます。家計の財布を直接痛めることなく、配当金という「自動で入ってくる仕組み」からこの教育費を捻出できたら、精神的にもすごく楽になりますよね。

この「3年後までに月5,000円の配当を作る」という人生設計のシナリオを頭に置きながら、トレンダーズという銘柄が我が家のポートフォリオにどうフィットするのか、逆算思考で検証していきましょう。

2. 目標配当額の逆算計算

では、トレンダーズの株を使って「年間60,000円の配当金」を得るためには、具体的にいくらの投資額が必要になるのでしょうか。2026年7月16日時点の同社のデータをもとに、現実的な計算をしてみたいと思います。

トレンダーズの最新の指標データは以下の通りです。

指標名 数値・データ(2026/07/16時点)
株価終値 677円
予想配当利回り 5.37%
1株当たり予想配当 36.00円(2027年3月期予想)
最低購入代金(100株) 67,000円

この5.37%という非常に高い配当利回りを前提に、年間60,000円の配当金を得るための必要投資額を逆算してみましょう。

【逆算計算式】
必要年間配当額:60,000円
必要株数 = 60,000円 ÷ 36.00円(1株配当) = 1,666.6株 → 1,700株(17単元)
必要投資額 = 1,700株 × 677円 = 1,150,900円(約115万円)

なんと、トレンダーズ1銘柄だけで目標の月5,000円を達成しようとすると、約115万円の投資資金が必要になるというわけです。「最低購入代金が67,000円だから手軽に買えるな」と思いきや、まとまった配当金を得るためには、やはりそれなりの元手が必要になりますね。ここで投資ママとしての冷静な判断が求められます。果たして、トレンダーズという1つの企業に115万円もの大切な資産を集中させて大丈夫でしょうか?

トレンダーズは魅力的な高配当ですが、後述するように業績のブレ(ボラティリティ)がやや大きいIT・マーケティング関連企業です。家計の安定を第一に考えるママ投資家としては、1銘柄への集中投資はリスクが高すぎると感じます。そこで、同じような高配当かつ、ITやECに関連する他銘柄と比較しながら、どのようにポートフォリオに組み込むべきか検討してみましょう。

3. IT・マーケティング系高配当銘柄との比較紹介

今回は、トレンダーズと同様に「IT、インターネット、EC支援」などの領域で活躍し、かつ魅力的な配当を提供している他銘柄と比較してみます。比較対象として、EC支援事業で手堅いビジネスモデルを持つコマースOneホールディングス(4496)と、ハンドメイドマーケットやレンタルサーバーなどでファンも多いGMOペパボ(3633)を並べてみました。

項目 トレンダーズ (6069) コマースOne (4496) GMOペパボ (3633)
株価(07/16) 677円 約800円前後 約1,300円前後
予想配当利回り 5.37% 5.48% 5.40%
自己資本比率 34.3% 高水準(財務良好) 中水準
配当方針 業績連動・積極還元 安定配当重視 成果配分・株主還元重視
収益性の特徴 SNSマーケ、美容特化。ヒットによる変動あり。 ECプラットフォーム。月額課金でストック性が高い。 サーバー、ロリポップ、minne。基盤は安定。

こうして比較してみると、同じ5%超の高配当利回りであっても、ビジネスモデルによる「配当の安定性」に違いがあることが見えてきますね。コマースOneホールディングスはECサイト向けのシステム(ストックビジネス)を提供しているため、景気の変動に比較的強く、売上の急激な減少が起きにくい特徴があります。GMOペパボも、レンタルサーバーやネットショップ開業サービス(カラーミーショップ)など、一度契約すると解約されにくいインフラ的なサービスが強みです。

一方でトレンダーズは、SNSマーケティングやインフルエンサーを活用したプロモーション、そして「MimiTV」などの美容メディア運営が主力です。トレンドの移り変わりが非常に早く、企業の広告予算の増減にダイレクトに影響を受けやすいという特徴があります。つまり、当たったときの爆発力はあるけれど、景気が悪くなると真っ先に企業の広告費が削られるため、業績の振れ幅が他2社よりも大きくなる傾向があるのです。

ここで少し、グローバルな消費者トレンドに関する面白いニュースをご紹介します。アメリカのニュースメディア『Newsweek』に掲載された、ファッション業界における「返品問題」を解決しようとするある投資に関する記事です。

(参考ニュース:Can Fashion Finally Solve Its Returns Problem? One Investor Thinks So – Newsweek

この記事では、アパレル通販における最大の課題である「高い返品率」を、リアルな体型(サイズ0から34まで)に合わせたデザイン設計によって劇的に削減したイギリスのブランド「SNAG」と、そこへの投資について解説されています。消費者の多様性(インクルージョン)に応えつつ、企業のコストを抑えるビジネスモデルが投資家から高く評価されているという内容です。要約すると、「ただ単に流行を追うだけでなく、生活者のリアルな課題を解決し、サステナビリティと実用性を兼ね備えた企業がこれからの時代に選ばれる」ということです。

この考え方は、トレンダーズのビジネスを考える上でも非常に示唆に富んでいます。トレンダーズが得意とするSNSやインフルエンサーマーケティングも、これまでは「いかに流行らせるか」「見栄えを良くするか」に焦点が当てられがちでした。しかし今後は、消費者が本質的な課題解決やインクルーシブな価値観(ありのままの自分を愛する美容など)を求めるようになる中で、マーケティング手法そのものも変化していく必要があります。トレンダーズがこうした時代の価値観の変化を先取りし、本質的な消費者理解に基づいたプロモーションを企業に提案し続けられるかどうかが、中長期的な成長の鍵を握っていると言えそうですね。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

それでは、我が家の投資方針に照らし合わせ、トレンダーズを3つの軸で評価してみます。

A. 配当の持続性・成長性:評価:△(やや懸念あり)

現在の配当利回り5.37%は非常に魅力的ですし、1株配当36円という数字は嬉しい限りです。ただ、会社の収益性データを見ると「悪化しています」との記述が目立ちます。直近の営業利益率や純利益率が前年同期比で低下しており、ROE(実績)も4.99%と、一般的に優秀とされる8〜10%の基準を下回ってしまっています。さらに、自己資本比率が34.3%と、前年同期比で大きく低下している点も気になります。有利子負債が増加傾向にあるなど、財務の「安定性」にもやや陰りが見えるため、3年後もこの「36円」という配当が維持されるかどうかには、ややハラハラしてしまうのが正直なところです。配当性向も約62%(EPS 57.99円に対して配当36.00円)と、少し高めの水準にあります。業績がもう一段落ち込んだ場合、減配の可能性を考えておく必要がありますね。

B. 人生設計との適合性:評価:○(悪くないが、工夫が必要)

3年後の「小4の壁」に向けて、年間60,000円の配当金を作りたいというシナリオに対して、100株あたり約6.7万円という少額から投資を始められる点は、家計管理の面から見て非常に評価できます。「今月はちょっと家計に余裕があるから、トレンダーズを100株買い増そうかな」といった機動的な積立がしやすいのは大きなメリットです。ただし、前述の通り「この銘柄だけで年間60,000円を得る」という計画を立ててしまうと、もしも減配があったときに我が家の「習い事予算」に直接大穴が空いてしまいます。ですから、この銘柄単体に頼るのではなく、他の安定した高配当株やJ-REITなどと組み合わせて、ポートフォリオ全体で目標を達成するための「アクセント」として活用するのが現実的だと思います。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価:△(今は慎重にいくべき)

我が家は現在、娘が小学校1年生になったばかり。これから教育費が本格化していく「貯め時」の後半戦に差し掛かっています。さらに、第二子も授かれたらいいなと考えているため、あまりリスクの高い個別株に大きな資金を投じるわけにはいきません。トレンダーズの「収益性が不安定で、有利子負債が増加傾向にある」という現状を踏まえると、我が家の主力エンジンとしてフル投資するのはリスク許容度を超えてしまいます。あくまで、余剰資金の範囲内で、日々の生活をちょっと豊かにする「サテライト枠(お楽しみ枠)」として捉えるべきですね。

5. みずきの総合評価+判断

以上の分析を踏まえた、我が家におけるトレンダーズの総合評価は「お勉強を兼ねた、お小遣いでのサテライト投資枠」です!

私自身、仕事で企画やマーケティングに関わることがあるため、トレンダーズが仕掛けるSNSのトレンドや、美容領域でのインフルエンサー活用ビジネスにはとても興味があります。株主になることで、同社のIR資料やニュースリリースを熱心に読むようになり、仕事への良い刺激にもなるという「目に見えないメリット」もあります。また、最低購入金額が約6.7万円と手頃なので、家計を脅かすことなく保有できるのが嬉しいですね。

ただ、子どもの将来の学費や、絶対に削れない「習い事の月謝」を担保するための「堅牢な土台」としては、やはりコマースOneやGMOペパボのような、ストック性の高いビジネスモデルを持つ企業や、財務がより強固な大型高配当株を優先したいと考えます。トレンダーズは、「当たればデカい、でも減配リスクもある」というワクワク半分、ハラハラ半分のスパイシーな銘柄として、ポートフォリオの3〜5%程度に抑えて保有するのが、我が家にとっての「心地よい投資のバランス」だと結論づけました。

6. 賢く資産を育てるための「制度活用」のコツ

私たちのような子育て世代が限られた資金の中で賢く資産を育てるためには、国が用意してくれている「税制優遇制度」をフル活用することが絶対に欠かせません。みずきブログのこだわりとして、今回のトレンダーズを検討する上での制度活用のアイデアを共有しますね。

① コア・サテライト戦略での補完
我が家の資産形成の軸(コア)は、つみたてNISAとiDeCoを利用した「全世界株式(オール・カントリー)」などのインデックス投資です。こちらは15年、20年といった長期の複利効果を狙うもので、途中で取り崩すことは原則想定していません。しかし、これだけだと「今現在の生活の楽しさ」が実感しにくいんですよね。そこで、新NISAの「成長投資枠」を利用して、トレンダーズのような高配当の日本個別株を保有します。新NISA口座であれば、配当金にかかる約20%の税金が「非課税」になるため、5.37%の利回りをそのまま丸々家計に受け取ることができます。これは本当に大きいです!

② 配当控除の活用という選択肢(課税口座の場合)
もし、新NISAの枠をすでに使い切ってしまっている場合や、特定口座(課税口座)でトレンダーズを保有する場合は、「配当控除」という仕組みを覚えておくと便利です。これは確定申告の際に「総合課税」を選択することで、支払った所得税・住民税の一部が税額控除として戻ってくる制度です。我が家のように、課税所得が一定以下の世帯(おおむね課税所得900万円以下)であれば、源泉徴収されている20.315%の税金よりも、総合課税で課税された後の税率の方が低くなるため、結果的に還付金を受け取れる可能性があります。「確定申告って難しそう…」と思うかもしれませんが、スマホから簡単に申請できますし、この少しの手間が「家計の節約」に直結しますよ。

7. 完璧な銘柄はないからこそ。今回の迷いとまとめ

今回のトレンダーズの分析を通して、改めて感じたのは「世の中に完璧な銘柄は存在しない」ということです。利回りが5%を超えるような魅力的な銘柄には、やはりそれなりの理由(業績の不安定さや財務の課題など)が隠れているものです。

実は私自身、投資を始めたばかりの2021年頃に、「配当利回りが7%超だ!」という理由だけで、業績がボロボロだった企業の株を飛びつくように買ってしまった苦い経験があります。買ってからわずか半年のうちに大減配が発表され、株価も急落。当時は大ショックで、「子どもへのクリスマスプレゼント、これで豪華にできたはずなのに…」と、本当に落ち込みました。高配当株投資で一番大切なのは、「今の利回り」ではなく、「その配当が未来もずっと支払われ続けるか」という持続性なんですよね。

トレンダーズについても、収益性の悪化というファクトがある以上、楽観視はできません。でも、そのリスクを理解した上で、「お小遣いの範囲で持つ」「他の安定銘柄とブレンドして、ポートフォリオ全体のクッションにする」という工夫をすれば、非常に面白い投資先になり得ます。

家計管理も投資も、正解は人それぞれ。私たちの人生設計に合った「XX点の選択肢」を、自分たち自身で納得して選んでいくプロセスこそが、何よりも大切だと思います。この記事が、同じように子育てと家計管理に奮闘する皆さんの、何かしらのヒントになれば嬉しいです。一緒に楽しみながら、一歩ずつ進んでいきましょうね!

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