本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:子どもの教育費と高配当株の現実
こんにちは、みずきです。2026年に入って、なんだか時間の流れがすごく早い気がしますね。娘(5歳、年長)の小学校入学まであっという間だと思うと、少し焦りを感じています。
小学生になると、公立でも習い事や通信教育、学童代などで家計の支出が一気に増えますよね。いわゆる「小1の壁」です。
今回は、この「小1の壁」対策として、高配当で知られる教育関連の銘柄、
1. シナリオ設定:2年後の「小1の壁」と教育費対策
我が家の現在地と、ナガセを検討する上での家計課題は以下の通りです。
- 娘の年齢:5歳(年長)
- 目標時期:娘が小学校2年生になる2年後(2028年春)
- 家計課題:小学校高学年以降の中学受験に備え、低学年のうちに通信教育や先取り学習を導入したい。
- その課題を解決するために必要な配当額:月々8,000円(年間96,000円)
月8,000円は、我が家が検討しているタブレット型通信教育と、追加の教材費を合わせた金額です。この費用を配当金で賄えれば、旦那さんのお給料や私の収入から捻出する必要がなくなり、家計に大きな自由度が生まれると考えています。
特にナガセは、現在の会社予想配当利回りが
2. 目標配当額の逆算計算:96,000円を実現するには?
目標とする年間配当額96,000円を、現在のナガセの予想利回り(5.59%)で割って、必要な投資元本を計算します。ここでは、税金控除前の額で計算します。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 目標年間配当額 | 96,000円 |
| 候補銘柄の配当利回り(ナガセ予想) | 5.59% |
| 必要投資元本(税引前) | 約171.7万円 |
約172万円。ナガセの最低購入金額(単元株100株)が約26.8万円(2026年1月16日時点)ですから、一括で買うには少しハードルが高いですが、ジュニアNISAの枠をフル活用しながら、年間で少しずつ積み立てていけば、2年後には達成できそうなラインです。
ただし、配当金には通常20.315%の税金がかかります。もし全額を特定口座で保有すると、手取り配当額は76,500円程度になり、月8,000円の目標達成には少し足りなくなってしまいます。だからこそ、税制優遇制度の活用が絶対条件になりますね。
3. 複数銘柄の比較紹介:教育費を支える選択肢
ナガセは魅力的な利回りですが、教育費という重要な支出を支える柱とするには、本当に安定しているかを見極めたいですよね。特に教育産業は、少子化という大きな逆風があり、ビジネスモデルの安定性が問われます。
ナガセと同じく教育セクターや、高利回りの銘柄と比較してみましょう。ナガセの最大の特徴は、
(株)ナガセ(9733)の詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 業界・主なビジネス | 教育サービス(東進ハイスクール、四谷大塚など) |
| 直近株価(26/01/16) | 2,664円 |
| 最低投資金額 | 268,500円(100株) |
| 配当利回り(予想) | 5.59% |
| 1株配当(予想) | 150.00円 |
| 配当性向(予想) | 約103.5% |
| 財務状況(自己資本比率) | 34.6% |
| 配当方針 | 積極的な株主還元志向。ただし、現行の配当水準はやや無理をしている懸念あり。 |
ナガセの最大の懸念点は、予想配当性向が
代替選択肢(比較検討)
教育費という長期的に必要な資金源を確保するためには、たとえ利回りがナガセより低くても、
◎(7488)ヤガミ : 育休中も3年後月1万円教育費をジュニアNISAで支えるや、◎(3309)積水ハウス・リート : 4年後、月7,500円の教育費をジュニアNISAで非課税サポートのように、教育費を目的とした投資は、確実性が大事なんですよね。
高配当を維持できる安定した企業を選びたいので、ナガセは魅力的だけど、ポートフォリオ全体のリスクを上げる可能性がある、という視点で次の評価に進みます。
4. ナガセの「人生設計マッチ度」評価
ナガセの現状の業績や配当方針を見て、我が家の「2年後の教育費補助」という人生設計のシナリオにどれだけマッチするかを3つの軸で評価します。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
ナガセのビジネスモデル自体は、大学受験予備校としては強力なブランド力と市場シェアを持っています。しかし、問題は財務上の配当体力です。
- 配当性向が100%超え:EPS(一株当たり利益)が144.91円に対し、配当が150円です。これは、利益がこの水準から少しでも落ち込むと、すぐに減配のリスクに繋がります。
- 収益性の不安定さ:収益性が悪化傾向にあるというデータも気がかりです。少子化の影響もありますし、オンライン教育の競合も激しいです。
正直、この水準の配当を10年単位で維持し続けることには、大きな疑問符がつきます。短期的な高配当狙いの投資家にとっては魅力でも、長期で教育費を賄いたい私にとっては、「いつ梯子を外されるか」という不安が大きいです。
B. 人生設計との適合性:○(悪くない)
目標額である年間96,000円を利回り5.59%で実現できる必要投資額は172万円でした。この金額自体は、NISA枠を活用しながら2年間で積み上げる目標としては現実的です。
また、教育産業の銘柄を子どもの教育費目的で保有するというストーリーは、投資へのモチベーション維持にも役立ちます。もしナガセが配当を維持できた場合、教育費の増加時期と配当収入のタイミングはぴったり合うため、適合性は「悪くない」と考えます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)
我が家はまだ子どもの教育資金を本格的に積み上げている最中です。さらに第二子の計画もあり、数年内に私が育休に入れば、家計の収入源が一時的に細くなります。このような状況で、配当の安定性に疑念がある銘柄に約170万円を投入するのは、リスクが高すぎると判断します。
高配当株ポートフォリオの中でも、ナガセは「コア(安定的な柱)」ではなく、「サテライト(高リスク・高リターン期待枠)」としての役割しか持てない銘柄だと感じました。
5. みずきの総合評価+判断:高配当の罠に注意し、短期目標に絞る
ナガセの現在の配当利回り5.59%は目を引きますが、その背景にある
もし私がナガセに投資をするとしたら、それは「2年後の教育費補助」という目的を達成できるまでの限定的な期間と、リスク許容度内の少額に留めるべきでしょう。
具体的な戦略としては:
教育費のコア部分(積立NISA、iDeCo、高財務な安定配当株) で土台を固める。ナガセはサテライト枠(高利回り期待枠) として、目標額(172万円)の20%程度(約35万円、単元株100株強)に抑える。
もし100株だけ保有し、この配当が維持された場合、年間配当は15,000円(税引前)です。これは月1,250円にしかなりませんが、まずはこれで様子を見て、配当性向の改善が見られるか、あるいは企業が明確な増配方針を出し直すかを見極めるのが賢明だと思います。
6. 制度活用との組み合わせ:教育費=ジュニアNISAが最強
もしナガセを購入するならば、絶対に活用したいのが
ナガセは配当利回りが高いため、税制優遇の恩恵が大きくなります。通常、配当金には約20%の税金がかかり、150円の配当だと約30円引かれてしまいますが、ジュニアNISA内で保有すれば、この30円が丸々手元に残ります。つまり、実質的な利回りが跳ね上がるわけです。
我が家が設定した「月8,000円(年間96,000円)」という目標は、非課税前提で計算する必要がありました。教育費は、必要な時期が明確に決まっているので、非課税で効率的に資金を準備できるジュニアNISAとの相性が抜群に良いのです。
また、私たち親世代は
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
高配当株を探していると、ナガセのように「利回りは高いけれど、ちょっと危なっかしい」銘柄にどうしても目が惹かれてしまいます。
正直、ナガセへの投資は非常に迷います。
もしこの150円の配当が続けば、2年後に目標の教育費を賄うのは簡単です。でも、もし来年になって業績悪化で配当を半額(75円)に減らされてしまったら?
その場合、目標の月8,000円を得るには、当初の倍、約344万円もの元本が必要になってしまいます。2年間で344万円を貯蓄から投資に回すのは、我が家の家計状況では難しいです。
だから、ナガセは「配当が減っても大丈夫な範囲」で持つのが、子育て世代の鉄則かな、と思います。配当性向100%超えは、私にとっては「減配のサイン」に見えてしまうんです。子どもの教育費という、絶対に必要なお金のために、安定性を犠牲にするのは避けたいところですね。
最終的な判断としては、今はコア投資を優先し、ナガセは「ウォッチリスト」に入れて、業績や配当性向の改善が見られたら少額で検討を開始する、というスタンスで行こうと思います。


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