○(3452)ビーロット : 5.94%配当で小1の壁の習い事費月5,000円を支える家計のスパイス枠

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

こんにちは、みずきです。ブログ「みずきの家計簿+株」にお越しいただきありがとうございます。日々、仕事に育児にとドタバタしながら、2021年からコツコツ投資を続けています。

我が家の2020年1月生まれの長女が、今年2026年の4月にめでたく小学校へ入学しました。ついに噂に聞く「小1の壁」に突入したわけですが、これが予想以上に家計にも時間管理にもインパクトを与えています。保育園時代とはガラリと生活リズムが変わり、放課後の過ごし方に頭を悩ませる毎日です。民間の学童や新しい習い事を検討し始めたのですが、送迎サポートや月謝など、これまでになかった地味な出費が重なるんですよね。

子育て世帯にとって、数千円から数万円単位の固定費の上昇はダイレクトに家計に響きます。そこで重要になるのが、我が家がずっと大切にしてきた「人生設計から逆算して、必要な配当金を作る」という投資の姿勢です。今回は、足元で注目している不動産セクターの(株)ビーロット(3452)を中心に、いくつかの高配当株を比較しながら、「月5,000円の習い事費」をどのようにして不労所得でカバーしていくか、我が家のリアルな検討プロセスをご紹介しますね。

我が家の人生設計と「小1の壁」の習い事費

まずは、我が家がなぜこのタイミングで高配当株を検討しているのか、その背景となる人生設計についてお話しします。長女が小学校に入学したことで、我が家のライフステージは一つ次の段階に進みました。小学校生活に慣れていく中で、英語やプログラミングなど、本人が興味を示す習い事を一つ増やしてあげたいなと考えています。ただ、それには月々約5,000円の新たな費用が発生することになります。

たかが5,000円、されど5,000円です。年間で計算すると6万円の負担増。これを今の労働収入(給与)からやり繰りして捻出するのも不可能ではありませんが、今後の第二子の可能性や教育費の本格的な積立を考えると、できれば家計のキャッシュフローは痛めずに、新しい仕組みでまかないたいところ。そこで、「月5,000円(年間6万円)の配当金を、サテライト枠の投資から生み出す」というミッションを立てました。

ただ、足元の株式市場は非常にボラティリティが高くなっています。先日も、日本株の急落に関する興味深いニュースがありました。こちらの記事「日本株の急落と3つの逆風(NRI研究員の時事解説) – Yahoo!ニュース」によると、米国の利下げ観測の後退や地政学的リスク、そして日本国内の金利上昇懸念といった複数の逆風が株式市場に影を落としていると指摘されています。こういった急落局面では、株価の下落に怯えてしまいがちですが、長期的な視点を持つ私たち個人投資家にとっては、高配当な優良株を割安に仕込む「チャンス」とも捉えられますよね。

特に金利上昇への懸念から売られやすい傾向にある「不動産セクター」ですが、ビーロットのような富裕層向けビジネスを展開するデベロッパーや、再生不動産を手がける企業は、逆風下でも高い収益性を維持しているケースがあります。今回は、市場の荒波の中でどのようにして我が家のキャッシュフローを強固にしていくか、冷静に見極めていきたいと思います。

目標配当額の逆算:月5,000円への道のり

では、具体的に「月5,000円(年間60,000円)」の配当金を得るためには、どれくらいの投資金額が必要になるのでしょうか。今回主役に据える「(株)ビーロット」のデータをもとに、現実的なシミュレーションを行ってみます。

2026年6月8日時点のビーロットの主な指標は以下の通りです。

項目 データ内容
前日終値 1,369円
最低購入代金(100株) 134,700円(株価約1,347円換算)
予想1株配当 80.00円(2026年12月期)
配当利回り(会社予想) 5.94%

このデータをもとに、年間60,000円の配当金を得るために必要な投資額を逆算してみましょう。今回は、非課税で受け取れる「新NISAの成長投資枠」を活用することを前提に計算します。

必要年間配当額:60,000円

必要投資額 = 60,000円 ÷ 5.94% = 1,010,101円(約101万円)

1株あたりの予想配当が80円ですので、株数に換算すると以下のようになります。

60,000円 ÷ 80円 = 750株

現在の株価(最低購入単価から1株約1,347円と仮定)で750株を購入する場合、約1,010,250円の投資が必要になる計算です。

この「約101万円」という投資額は、我が家の家計にとってどうでしょうか。現在、つみたてNISAやiDeCoなど、将来の教育費や老後資金に向けた「コア資産」への積立は毎月定額できちんと回せています。この101万円は、そのコアとは別に用意する「サテライト枠」の資金になります。一度に100万円以上を不動産セクターという単一の業界に集中投資するのは、ややリスクが高すぎると感じます。そのため、いくつかの銘柄に分散させたり、毎月少しずつ単元未満株で買い足していくなどの工夫が、我が家のリスク許容度からすると現実的だなと感じています。

不動産セクター4銘柄を徹底比較

目標の年間6万円を、すべてビーロット1銘柄でまかなうのは心許ない部分もあります。そこで、同じ不動産セクター、かつ高配当利回りを誇る複数の銘柄を比較して、我が家に一番フィットするポートフォリオの組み合わせを考えてみましょう。比較対象とするのは、過去にも検討したことのある以下の実力派不動産株たちです。

銘柄名(コード) 株価(目安) 予想配当利回り 財務(自己資本比率) 主な特徴・ビジネスモデル
ビーロット(3452) 1,347円 5.94% 19.7% 富裕層向けの不動産投資開発・コンサル。ROEが23.47%と非常に高い。
ディア・ライフ(3245) 800円前後 6.63% 約50%前後 首都圏で投資用マンション開発。高配当。
ADワークスグループ(2982) 200〜300円前後 5.25% 約35%前後 中古不動産の再生・小口化。少額から購入可能。
グローバル・リンク・マネジメント(3486) 2,000円前後 5.80% 約30%前後 環境配慮型マンション開発。地政学やDX対応。

各銘柄の詳しい特徴を見ていきましょう。

1. ビーロット(3452)

同社は、不動産投資開発、再生、そして富裕層向けの不動産コンサルティングを軸に急成長している企業です。直近の業績データによると、売上高・EPS(1株当たり利益)ともに拡大傾向にあり、右肩上がりの成長が続いています。特に目を引くのは、驚異のROE 23.47%という数値です。一般的に優良とされる10%を大きく上回る、非常に効率的な経営が行われていることがわかります。1株配当は2026年12月期に80円を予定しており、配当性向は約29.8%(EPS 268.23円に対して80円)と、まだまだ増配の余力を持たせた設計になっているのが魅力です。一方で、自己資本比率は19.7%と低めで、有利子負債が増加傾向にあるため、金利上昇局面での財務的な負荷が懸念材料として挙げられます。

2. ディア・ライフ(3245)

首都圏を中心に、単身者・DINKS向けなどの投資用マンション開発を行っている企業です。配当利回りは6.63%と、今回比較する銘柄の中でもピカイチの高さ。こちらの企業の強みは、開発した物件をリート(不動産投資信託)や個人投資家へスムーズに売却できるネットワークを持っている点にあります。財務の健全性も比較的高く保たれており、バランスの良い高配当株として非常に魅力的な存在です。

3. ADワークスグループ(2982)

中古のビルやマンションをリノベーションしてバリューアップし、富裕層向けに販売する「不動産再生ビジネス」を得意としています。さらに、一口数十万円から投資できる「不動産小口化商品」など、今の時代のニーズに合わせたビジネスモデルを展開しているのが強みです。利回りは5.25%とやや控えめに見えますが、最低投資金額が3万〜4万円台と非常に低いため、家計の余剰資金から「今月は少しだけ買い足そう」といった、細かな買い方がしやすい点が子育て世帯にとって心強いメリットですね。

4. グローバル・リンク・マネジメント(3486)

「環境配慮型」の省エネマンション開発に力を入れており、ESG投資を意識する機関投資家からの注目度も高まっています。利回りは5.80%と高く、業績も成長路線を走っています。こちらも成長力と高配当のバランスが取れた銘柄として、サテライト枠の候補にふさわしい実力を持っています。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

今回ピックアップした主役銘柄である「ビーロット」について、我が家の人生設計にどれくらいマッチしているのか、3つの軸からじっくり評価してみたいと思います。完璧な銘柄がないからこそ、こうして多角的に評価することが大切だと感じています。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

ビーロットの配当の持続性は、一見すると「◎」をつけたくなるほど魅力的です。なにしろ、売上高も利益も右肩上がりで成長を続けており、EPSも非常に力強い伸びを見せています。配当利回り5.94%を維持しながらも、配当性向は30%未満。これは「無理をして高い配当金を出しているわけではない」という証拠です。収益性に関しては、ROE 23.47%という驚異的な実績があり、富裕層ビジネスの底堅さを物語っています。しかし、不動産業界は景気の波(波及する金利の動向)を直接受けやすい業界です。今後、日本で本格的な金利上昇局面に入った際に、これまで通りの利益率をキープできるかという点で、若干の不確実性が残るため「○」としました。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

我が家の「娘の新しい習い事費(月5,000円)」という具体的なライフイベントに対して、ビーロットの高い配当金は非常に頼もしい存在です。現在、娘は小学1年生になったばかり。これから高学年、中学生と進むにつれて、教育費は指数関数的に膨らんでいきます。小学校低学年の今のうちに、約100万円の資金で月5,000円のキャッシュフローを生み出すベースを作っておければ、10年後の大学進学期などにも、その配当金が大きな助けになることは間違いありません。成長投資枠を活用すれば、毎年非課税で配当金を満額受け取れるため、教育費の補填という我が家の人生設計にこれ以上ない形で適合しています。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(やや緊張感ある)」

ここで少し冷静にならなければいけません。ビーロットの「自己資本比率19.7%」という数字は、子育て中の我が家にとっては、ややヒヤヒヤする財務状況です。不動産開発業というビジネスモデル上、金融機関からの融資(借入金)に依存してレバレッジをかけるのは珍しくありません。しかし、先ほどのニュースでも触れられていた「金利上昇の足音」が現実味を帯びてくると、有利子負債が多い企業は、利払い負担の増加によって業績が急激に圧迫されるリスクをはらんでいます。我が家はまだ幼い子どもを抱える世帯。家計に致命的なダメージを与えるわけにはいかないため、ポートフォリオ内でのビーロットの保有割合は、最大でも全体の数%程度に抑えるなど、厳格なリスク管理が必要だと考えています。

みずきの総合評価+判断

以上の分析を踏まえた、我が家としての結論をお話ししますね。

(株)ビーロットに対する我が家の総合評価:サテライトの「お宝スパイス枠」として、分散保有を前提に検討!

ビーロットは、約5.9%という抜群の利回りと、富裕層向けビジネスの高い成長性がとにかく魅力的です。今買えば、わずか100万円強の投資で「月5,000円の習い事費」を永続的に生み出せる計算になるため、家計のブースターとしては非常に魅力的。ですが、自己資本比率の低さ(19.7%)と有利子負債の多さは、やはり長期で安心して全額を委ねるには心もとないのも事実です。

そこで我が家が出した「答え」は、「不動産高配当株のいいとこ取りパック」を作ることです。具体的には、以下のような分散戦略をとるのがベストだと考えています。

  • ビーロット(3452):高い成長性とROEに期待し、全体の3割程度を割り当てる。
  • ディア・ライフ(3245):6%台の超高利回りと、比較的強固な財務(自己資本比率50%前後)のバランスを活かし、全体の4割程度を割り当ててポートフォリオの軸にする。
  • ADワークスグループ(2982):1株単価が安く、買い増しがしやすい点を活かし、全体の3割程度を割り当てて、毎月の余剰金で少しずつ微調整しながら買い増していく。

このように同じ不動産セクター内でも、ビジネスモデルや財務体質の異なる銘柄に分散させることで、金利上昇や特定の企業の不祥事・業績悪化リスクを抑えつつ、目標とする「月5,000円(年間60,000円)の配当金」を、より安全に、そして効率的に実現できると思います。まさに、100点満点の完璧な1銘柄を探すのではなく、自分たちの人生設計に合わせた「チーム力」で合格点を目指す戦略ですね。

制度活用との組み合わせ

みずきブログのこだわりは、ただ銘柄を選ぶだけでなく、「いかに国が用意してくれているお得な制度と組み合わせるか」という税効率の視点です。今回の高配当不動産株のチーム運用において、我が家が活用する制度についてお話しします。

1. 新NISA「成長投資枠」の活用

高配当株を保有するにあたって、新NISAの成長投資枠は「最大の武器」です。特定口座で配当金を受け取ると、約20.315%の税金が源泉徴収されてしまいます。せっかくビーロットから年間60,000円の配当をもらっても、手元に残るのは約47,800円まで目減りしてしまうわけです。これでは月5,000円の習い事費には足りなくなってしまいます。新NISAの成長投資枠で保有しておけば、丸々60,000円をそのまま受け取ることができます。この非課税効果は、子育て家計のキャッシュフローを最大化する上で絶対に欠かせません。

2. iDeCo(個人型確定拠出年金)とのバランス(コア・サテライト戦略)

我が家では、iDeCoや新NISAの「つみたて投資枠」を利用して、全世界株式(オルカン)などのインデックスファンドを毎月上限近くまで積立しています。これが我が家の「コア(中核)資産」です。今回のビーロットをはじめとする不動産株は、あくまで「サテライト(サテライト枠)」に位置づけます。iDeCoで老後資金をガッチリ守りつつ、サテライト枠の個別株で「今の家計を助ける配当金(習い事費など)」をスポットで生み出す。この役割分担を明確にすることで、将来への備えと、今この瞬間の生活の豊かさを両立させています。

3. 特定口座で保有する場合の「配当控除」の裏ワザ

もし、将来的に新NISAの枠を使い切ってしまい、特定口座でこれらの高配当株を買うことになった場合でも諦める必要はありません。日本の税制には「配当控除」という強力な制度があります。確定申告の際、課税される所得金額が一定以下(一般的には課税所得900万円以下、特に所得税のみ総合課税を選択する場合)であれば、総合課税を選択して配当控除を適用することで、源泉徴収された所得税の一部を取り戻すことができます。働きながら子育てをしているママ・パパにとって、こういった税金の仕組みを知っておくことは、大きな固定費削減(実質的な手残りアップ)につながるんですよね。

失敗・迷い・懸念も素直に述べる

ここまで、あたかも完璧な計画のように語ってきましたが、実を言うと私も毎日迷いの中にいます。不動産株は、株価のボラティリティが本当に激しいのです。ちょっと金利が上がると噂されるだけで、ドスンと株価が下がることがあります。購入した翌日に株価が数万円下がってしまい、「あぁ、あの時買わなければ良かったな…」と、夜中に長女の寝顔を見ながら少し落ち込むことだってあります。

特に今回のビーロット(3452)は、自己資本比率が20%を下回っているという点が、常に私の心に引っかかっています。「もし数年後にリーマンショックのような大きな金融危機が来て、銀行の融資態度が急変したら、この会社は耐えられるだろうか?」そんな不安が頭をよぎることもあります。だからこそ、自分の直感だけで「この株は上がる!」と信じ込むのではなく、常に財務データをフラットに見つめ、今回の比較で紹介したような他の手堅い銘柄に分散させることが大切なんだなと、身をもって感じています。

お金を増やす目的は、家族が笑顔で幸せに暮らすためです。株価の上下に一喜一憂して、育児や仕事に支障が出てしまっては本末転倒ですよね。自分のリスク許容度の範囲内で、最悪のシナリオ(例えばその企業が減配・無配になるシナリオ)まで想定した上で、笑顔でいられる金額だけを少しずつ投資していく。そんな「ゆるやかな、でも芯の通った投資」を、これからも皆さんと一緒に続けていけたら嬉しいです。

皆さんのご家庭でも、「このライフイベントのために、どれくらいの配当金が欲しいか」という逆算を、ぜひ一度夫婦で話し合ってみてくださいね。意外と、目の前の小さな出費を配当金で解決する楽しさに目覚めるかもしれません。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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