はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
こんにちは、みずきです。毎日、仕事に家事に育児に、本当にお疲れ様です。2026年に入って、我が家にも大きな変化がありました。そう、2020年1月に生まれた長女が、この4月に無事に小学校へ入学したのです。黄色いランドセルを背負って元気に登校する姿を見るたびに、胸がじーんと熱くなります。
でも、感動に浸っているのも束の間。世間でよく言われる小1の壁が、ついに我が家にもやってきました。保育園の頃は19時まで預かってもらえたのに、小学校の学童は基本18時まで。営業職として復職している私にとって、夕方の1時間は死活問題です。民間の学童を週に数回利用したり、長女がやりたがっている英語の習い事への送迎サービスを使ったりすることになり、家計の負担がじわじわと増えてきました。
「このままでは、毎月の生活費に余裕がなくなってしまうかも」
そんな時こそ、我が家が2021年からコツコツ続けている高配当株投資の出番です。今回は、我が家の人生設計から逆算して、この増える教育・生活費をどうやって補うか、そしてその有力な候補として注目している品川リフラクトリーズ(5351)について、じっくり考えてみたいと思います。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計と小1の壁」
まずは、我が家の現在の立ち位置を整理させてくださいね。私は1985年生まれで今年41歳、夫と6歳になったばかりの長女との3人暮らしです。将来的には第二子も授かれたら嬉しいな、なんてぼんやり考えていますが、まずは目の前の長女の教育環境を整えることが最優先課題となっています。
小学校に入学してから、学童の延長料金や新しい習い事(本人が「どうしてもやりたい!」と言った英語教室)の月謝、それに伴う教材費などで、毎月約5,000円(年間60,000円)の新しい出費が発生することになりました。これを毎月の私の給料や生活費を切り詰めて捻出するのは、精神的にもちょっとしんどいですよね。子育ての時間はただでさえバタバタしていて心の余裕が奪われがちですから、お金の面くらいはスマートに、自動でお金が入ってくる仕組み(=配当金)に頼りたいところです。
そこで今回の人生設計シナリオは、次のように設定しました。
「小学1年生になった長女の習い事代と学童費として、3年後までに月5,000円(年間60,000円)の配当金を、非課税で受け取れる仕組みを作る」
子どもが小学校高学年、そして中学生、高校生へと進むにつれて、教育費はさらに膨らんでいきます。今のうちから「子どもの成長に合わせて配当金も育っていく」ようなポートフォリオを作っておけば、10年後、15年後の自分を助けてくれるはず。そんな未来を見据えながら、具体的な数字を計算してみましょう。
2. 目標配当額の逆算計算
目標は「手取りで月5,000円(年間60,000円)」の配当金を得ることです。もし、税金が引かれる課税口座(特定口座)で受け取る場合、約20.315%の税金がかかります。そのため、額面(税引前)では年間約75,000円の配当金が必要になります。ですが、もし新NISAの成長投資枠を活用して非課税で受け取るなら、丸々60,000円の配当金で目標をクリアできます。
今回は、この目標を達成するために「いくらの投資資金が必要なのか」を、配当利回りごとに逆算してみました。分かりやすく表にまとめてみたので、一緒に見ていきましょう。
| 配当利回り(税引前/非課税) | 目標年間配当額 | 必要な投資額 |
|---|---|---|
| 4.0% | 60,000円 | 1,500,000円 |
| 4.5% | 60,000円 | 1,333,333円 |
| 4.95%(品川リフラ想定) | 60,000円 | 約1,212,121円 |
| 5.0% | 60,000円 | 1,200,000円 |
いかがでしょうか。今回注目している品川リフラクトリーズの会社予想配当利回りは、2026年5月28日時点で4.95%です。ほぼ5%近い高水準なので、新NISAの成長投資枠を使えば、約121万円の投資額で「月5,000円の配当金」という我が家の目標を達成できる計算になります。
121万円という金額は、決して一瞬で出せる安さではありませんが、「3年かけて毎月約3.4万円ずつ積み立てていく」と考えれば、十分に現実的な数字だと思いませんか?このように逆算することで、「今の我が家の家計からどれくらいのペースで投資に回せばいいのか」がはっきりと見えてきますよね。
3. 複数銘柄の比較紹介
「目標を達成するために、品川リフラクトリーズ1銘柄だけに120万円を突っ込む」というのは、子育て世代の投資としては少しリスクが高すぎます。万が一、その企業の業績が悪化して減配(配当金が減ること)になってしまったら、我が家の人生設計が崩れてしまいますからね。
そこで、同じ目標を達成するための選択肢として、同じインフラや素材、鉄鋼に関連するいくつかの有力な高配当株を比較検討してみましょう。今回は品川リフラクトリーズを含めた3つの銘柄を並べてみました。
銘柄A:品川リフラクトリーズ(5351)
まずは、今回の主役である品川リフラクトリーズです。名前だけ聞くと「何の会社?」と思ってしまいますが、実はJFEスチールが筆頭株主の、国内首位級の耐火物メーカーです。耐火物というのは、鉄を溶かす超高温の「炉」の内側を保護する特殊なレンガや素材のこと。鉄鋼産業には絶対になくてはならない、縁の下の超強力な持ち主です。
| 株価(2026/05/28終値基準) | 1,918円(最低購入代金:191,800円) |
|---|---|
| 配当利回り(会社予想) | 4.95% |
| 1株配当(会社予想) | 95.00円(2027/03期) |
| PER / PBR | 8.75倍 / 0.82倍 |
| ROE / 自己資本比率 | 26.61% / 46.1% |
| 配当方針 | 業績に連動しつつも、安定した還元を目指す姿勢。 |
売上高は各四半期で前年同期比の増加が続いており、成長性が高いのが特徴です。何より驚くべきはROE(自己資本利益率)が26.61%という驚異的な高さ。株主から預かったお金をいかに効率よく使って稼いでいるかが分かりますね。PBRも0.82倍と、1倍を大きく下回っており割安感もあります。ただ、有利子負債が増加傾向にあり、自己資本比率が46.1%とやや低下気味なのは、財務の安全性重視の私としては少しだけ気になるところです。
ここで、株式市場の面白い仕組みについても触れておきたいと思います。投資の世界では「高すぎるハードルを無理に超えるより、まずは手軽なところから試してみる」のが鉄則ですよね。最近、下関市でDIY道具のレンタルサービスが話題になっているニュースを見かけました。
【下関市】DIYをもっと気軽に。“いつか欲しい”道具は、まずレンタルから。 | 号外NET 下関市
この記事では「DIYを始めたいけれど、道具が高くて買えない」という人のために、まずはレンタルから始めてみることを勧めています。これって本当に投資にも共通する考え方だと思うんです。「高配当株投資を始めたいけれど、120万円をいきなり用意するのは無理!」という場合でも、まずは品川リフラの1単元(約19万円)、あるいはミニ株を使って数千円から「お試し」で始めてみる。このレンタル感覚のフットワークの軽さが、子育てで忙しいママ投資家にはぴったりだと思います。
銘柄B:JFEホールディングス(5411)
続いて、品川リフラの大株主であり、日本の鉄鋼業界の巨人であるJFEホールディングスです。鉄を作る本家本元ですね。
| 株価(目安) | 約2,400円(最低購入代金:約240,000円) |
|---|---|
| 配当利回り | 4.89% |
| 特徴 | 日本のインフラを支える巨大企業。景気に左右されやすい素材産業ですが、配当利回りは常に高い水準を維持しています。 |
品川リフラの親分のような存在なので、ビジネスの連動性は高いです。ただ、製鉄業は世界的な景気サイクルに非常に敏感なので、業績の波が激しいのが弱点。我が家の人生設計を支える「安定した月5,000円」の柱にするには、少しハラハラする局面もあるかもしれません。以前、JFEホールディングスについても詳しくブログで整理したので、気になる方はこちらの過去記事も読んでみてくださいね。
○(5411)JFEホールディングス : 4.89%配当と割安感で2026年小1の壁月5千円を支えるサテライト枠
銘柄C:三晃金属工業(1972)
もう一つの比較対象として、金属建材や大型建築物の「屋根」で国内トップクラスのシェアを誇る三晃金属工業を挙げておきます。こちらも、頑丈なインフラに関連する優良企業です。
| 株価(目安) | 約4,500円(最低購入代金:約450,000円) |
|---|---|
| 配当利回り | 5.11% |
| 特徴 | とにかく財務がピカイチで、自己資本比率が極めて高く、無借金に近い強固な基盤を持っています。 |
利回りは5%を超えており非常に魅力的ですが、最低購入代金が40万円台後半と、品川リフラ(約19万円)に比べて少し購入ハードルが高いのが、お小遣いや限られた家計から投資するママにとっては少し悩みどころ。こちらの銘柄も、以前「家計の備え」として評価していますので、ぜひ参考にしてみてください。
◎(1972)三晃金属工業 : 5.11%配当で2026年小1の壁月5千円を支える家計の備え
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
さて、品川リフラクトリーズ(5351)について、我が家の人生設計にどれくらいマッチしているかを、いつもの3つの軸で厳しく評価してみたいと思います。
A. 配当の持続性・成長性
評価:◎(強く信頼できる)
品川リフラが扱う耐火物は、製鉄所で鉄を1回作るたびにすり減っていく「消耗品」です。ということは、一度納入して終わりではなく、製鉄所が稼働している限り、何度も繰り返し注文が入るという、非常に手堅いリピートビジネスなんですよね。さらに、ROEが26.61%と非常に高水準で、純利益率も改善傾向にあります。稼ぐ力がこれだけ強いということは、それだけ配当を維持・増配する余力があるということ。配当利回り4.95%というのは、一時的なお祭り騒ぎではなく、ビジネスの実力に裏打ちされたものだと判断しています。
B. 人生設計との適合性
評価:○(悪くない)
「3年後に月5,000円の配当金」という目標に対し、1株あたり95円(会社予想)の配当を出す品川リフラは、約120万円(600〜700株)の保有で目標を達成できます。1単元が約19万円なので、年に2回、ボーナスや家計の余裕資金から100株ずつ買い足していく、というマイルストーンがとても描きやすいです。ただ、どうしても景気敏感な鉄鋼関連のセクターなので、娘が中学生、高校生になる10年後までの長期にわたって「絶対に減配しない」と言い切れるかというと、そこは少し不安が残ります。だからこそ、1点集中ではなく、他のセクターと組み合わせる前提での「○」評価です。
C. 我が家のリスク許容度との整合性
評価:○(まあ大丈夫)
自己資本比率が46.1%と、一般的に望ましいとされる水準をキープしてはいるものの、やや低下気味なのがマイナスポイント。ただ、我が家は夫婦共働きで、生活防衛資金はしっかり確保した上で投資をしています。さらに、つみたてNISAで手堅いインデックス投資をコア資産として保有しているため、個別株で少し攻めた「配当ブースター」を取り入れる余裕は十分にあります。約19万円という最低投資金額も、我が家のリスク許容度の範囲内にきれいに収まっています。
5. みずきの総合評価+判断
結論として、品川リフラクトリーズ(5351)は、我が家の小1の壁を支える「サテライト枠の強力な利回りブースター」として、非常に魅力的な銘柄だと考えています。
企業の収益力(ROE26.61%)は本当に素晴らしいですし、PBR0.82倍という割安放置状態も見逃せません。ただ、鉄鋼セクターゆえの景気循環リスクや、財務のわずかな悪化傾向を考えると、我が家のメインバンク(コア資産)をここに任せるのはちょっと荷が重いです。
我が家での具体的な作戦としては、まずは2026年のうちに成長投資枠で100株(約19万円)を購入し、実際に配当金(年間9,500円)が振り込まれる喜びを実感してみようと思います。そこから、株価が年初来安値(1,868円)付近まで下がるような局面があれば、少しずつ買い増していく。そして、先ほどご紹介した三晃金属工業や、他の安定したディフェンシブ銘柄(通信やインフラなど)と組み合わせることで、「合計して月5,000円」という目標をクリアしていくのが、最も賢く、かつストレスのない方法かなと思っています。
6. 制度活用との組み合わせ
みずきブログのこだわりは、ただ銘柄を選ぶだけでなく、税制優遇制度を最大限に活用して、手取りの配当金を最大化することです。品川リフラを検討する上で、以下の3つの制度・アプローチを組み合わせて考えています。
① 新NISA(成長投資枠)の活用
品川リフラクトリーズを課税口座で保有すると、年間95円の配当金に対して約19円の税金が引かれ、手元には約76円しか残りません。しかし、成長投資枠を使えば、税金はゼロ。95円がそのまま我が家の学童費や英語の月謝に回せます。この20%の差は、10年、20年という長期で考えると、教育費の総額に大きな違いを生みます。まずはNISA枠を優先的に埋めることが基本中の基本ですね。
② つみたて投資枠(オルカン・S&P500)との役割分担
我が家では、つみたてNISA(現在のつみたて投資枠)で「全世界株式(オルカン)」を毎月コツコツ積み立てています。これは15年後の長女の大学進学費用、そして私たちの老後資金のための「使ってはいけないお金」です。一方で、今回の品川リフラのような個別高配当株は、「今、目の前の生活を豊かにするための使えるお金(配当金)」を作る役割。この「未来の大きな貯金」と「今の小さなお小遣い」のハイブリッド戦略こそが、子育て中の家計管理を楽しく続けるコツなんだよね、といつも夫と話しています。
③ 配当控除の活用(課税口座の場合)
もし、将来的にNISA枠を使い切って特定口座(課税口座)で高配当株を買うことになった場合でも、あきらめる必要はありません。日本の税制には「配当控除」という素晴らしい仕組みがあります。確定申告の際に「総合課税」を選択することで、所得税や住民税の一部の税額控除が受けられ、課税所得によっては、引かれた税金の一部が戻ってくる可能性があります。子育て世代は所得控除などを組み合わせて課税所得を低く抑えられる場合も多いので、この配当控除の仕組みを知っておくだけで、特定口座での投資も怖くなくなりますよ。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
ここまで良いところを中心に書いてきましたが、投資に「絶対安全な完璧な銘柄」は存在しません。私が品川リフラに対して感じている迷いや懸念も、正直にシェアしますね。
一番の懸念は、やはり「鉄鋼業界の景気の波」です。どんなに耐火物が消耗品で底堅いとはいえ、世界的な大不況がきてJFEスチールなどの高炉が止まってしまえば、当然品川リフラの業績も大打撃を受けます。過去のリーマンショックなどの級の不況がもし再来したら、大幅な減配や株価の急落を覚悟しなければなりません。
また、最低購入金額が約19万円というのは、1株1,000円以下の銘柄に比べると、1回のお買い物としては少し勇気がいる金額です。「今月は車の車検があるから、投資に19万円回すのはちょっと厳しいな…」という月もありますよね。そういう時は無理をせず、家計のキャッシュフローを優先することが大切。投資のせいで今の生活がギスギスしてしまっては、本末転倒ですからね。
完璧な判断なんて誰もできません。私も日々、「これで本当にいいのかな?」と迷いながら、子どものお迎えの帰りにスーパーでお買い得品を探す普通の主婦です。だからこそ、自分のリスク許容度を超えない範囲で、一歩ずつゆっくり進んでいけたらいいなと思っています。
小1の壁は高いけれど、家族みんなで、そしてお財布を支えてくれる頼もしい高配当株たちと一緒に、笑顔で乗り越えていきましょうね。皆さんの家計管理と人生設計が、少しでも明るく自由なものになりますように!


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