◎(3489)フェイスネットワーク : 6.22%配当と高ROEで小1の壁月5千円を支える家計のサブエンジン

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

こんにちは。子育てママの個人投資家、みずきです。2026年の5月も終わりに近づき、日差しがすっかり夏めいてきましたね。我が家の6歳になる長女は、この春から小学校に入学しました。毎朝、黄色い帽子をかぶって元気に登校する姿を見送るたびに、成長の早さにじーんとしてしまいます。でも、親の心境としては感動ばかりしていられないのが現実ですよね。世間でよく言われる小1の壁という言葉を、今まさに身をもって実感しているところです。

保育園のときよりもお迎えの時間が早くなったり、学童保育の費用がかさんだり、新しい習い事を始めたりと、とにかくライフスタイルが激変しました。そして、それに伴って地味に家計に響いているのが、細々とした教育費や生活費の増加です。今回は、そんな小1の壁を乗り越え、家計にちょっとした潤いと心のゆとりをもたらすために、我が家がどのように人生設計を立て、配当金を活用しようとしているのかをお話ししたいと思います。都内の洗練された不動産開発で注目を集める株式会社フェイスネットワーク(3489)を主なアプローチの対象に据えながら、我が家の具体的なシミュレーションを共有しますね。

シナリオ設定:我が家の人生設計と「小1の壁」

我が家の現在地としては、私(41歳)と夫、そして小学1年生になったばかりの長女(6歳)の3人暮らしです。将来的には第二子も授かれたらいいなと考えていますが、まずは目の前の長女の学校生活を軌道に乗せることが最優先となっています。保育園時代は延長保育が充実していたためフルタイムでしっかり働けていましたが、小学校に入ると「放課後の居場所」をどう確保するかが大きな課題になりました。我が家では、民間学童を週に数回利用しつつ、プログラミングや英語の習い事を組み合わせることにしたのですが、これが思った以上に出費を押し上げています。

ざっと計算したところ、小学校入学前と比べて月に約5,000円(年間で60,000円)ほど、教育・学童関連の固定費が増加してしまいました。この「月5,000円」という金額、毎月の給与から補填しようとすると、なんだか家計が削られているような、少し寂しい気持ちになりますよね。そこで我が家が目指しているのが、「増えた固定費は、株式投資による配当金(家計のサブエンジン)で全額カバーする」という戦略です。毎月郵便ポストにお知らせが届く配当金で学童代や習い事代の一部をスマートに支払うことができれば、精神的な負担は一気に軽くなります。子どもが小学校を卒業するまでの6年間、この月5,000円のサポートを継続的に生み出してくれる仕組みを、今からしっかりと構築していきたいと考えています。

目標配当額の逆算計算

人生設計における課題が「月5,000円(年間60,000円)の配当金を得る」と明確になったところで、次に必要なのが逆算思考による投資額の算出です。単に「この銘柄は利回りが高いから買う」のではなく、「目標を達成するために、どのくらいの資金をどこに投じるべきか」を計算します。

まず、手取りで年間60,000円の配当金を得るためには、税金を考慮する必要があります。日本の税制では、配当金に対して約20.315%の税金が課されます。そのため、税引前で必要な年間配当額は以下のように算出できます。

必要年間配当額(税引前) = 60,000円 ÷ (1 - 0.20315) ≒ 75,300円

この約75,300円の配当金を得るために、今回注目するフェイスネットワーク(配当利回り6.22%、2026年5月28日時点)を活用する場合の必要投資額を逆算してみましょう。

必要投資額 = 75,300円 ÷ 6.22% ≒ 1,210,610円

約121万円をフェイスネットワークに投資すれば、理論上は「小1の壁」による月5,000円の出費増をすべてカバーできる配当収入が手に入ることになります。もし、これが一般的な高配当株(利回り4.0%と仮定)であれば、必要な投資額は約188万円にまで膨らんでしまいます。フェイスネットワークの持つ「6%超」という圧倒的な利回りの高さは、限られた子育て資金の中で効率的に配当キャッシュフローを作りたい我が家にとって、非常に魅力的な選択肢に見えますよね。しかし、高利回りには必ずそれ相応の理由やリスクがあります。本当に我が家の大切な資金を託して大丈夫なのか、深く掘り下げていきましょう。

不動産ビジネスと『正直不動産』から考える投資の本質

フェイスネットワークは、東京の城南エリア(世田谷区、目黒区、渋谷区など)を中心に、デザイン性の高い新築一棟RC(鉄筋コンクリート)マンション「GranDuo(グランデュオ)」シリーズなどの開発・販売を手がける企業です。ターゲットは主に国内外の富裕層や投資家で、土地の仕入れから企画、設計、建設、その後の賃貸管理までをワンストップで提供しています。このビジネスモデルを考える上で、最近とても興味深いニュースを見つけました。

こちらのエンタメニュースで取り上げられている作品をご存じでしょうか。不動産業界を舞台にした人気作品の記事です。
山下智久の存在ときらめきに不可能はないーー『映画 正直不動産』で魅せた、みずみずしい美しさ

嘘をつくことで営業成績を上げていた主人公の永瀬財地が、ある出来事をきっかけに「風が吹くと嘘がつけなくなる」体質になり、正直さだけを武器に不動産業界で奮闘していくというストーリーです。不動産は人生で最も高い買い物であり、だからこそ「売り手の誠実さ」や「信頼」が何よりも大切だということを、この作品はコミカルかつリアルに教えてくれます。これは、私たちが不動産セクターの株式に投資する際にも、全く同じことが言えると思うのです。

フェイスネットワークが手がける都内城南エリアのRCマンション開発は、まさにその「信頼性」がビジネスの根幹にあります。城南エリアは地価が非常に高く、富裕層からの人気も根強い一等地です。そこに高いデザイン性と優れた耐震性を持つRC造の物件を供給することで、高い入居率を維持し、オーナーに対して長期にわたる安定した資産価値を提供しています。不動産業は景気の波や金利の動向に大きく左右される業種ですが、「正直不動産」のように、顧客やオーナーと強固な信頼関係を築けている企業こそが、不況期にも生き残れるタフさを持っているのではないかと思います。開発型デベロッパーとしての同社が、どのような収益性と安定性を備えているのか、複数の銘柄と比較しながら見ていきましょう。

複数銘柄の比較紹介

目標とする「月5,000円の配当金」を安定して生み出すために、フェイスネットワークと同じように高配当でありながら、異なる特徴を持つ不動産関連の銘柄を比較検討してみます。同じ目標を達成するためのアプローチとして、どのような選択肢があるのかを整理しました。

比較対象として、同じく不動産セクターで高還元な方針を持つ株式会社ムゲンエステート(3299)と、地域分散と安定したキャッシュフローが特徴のマリモ地方創生リート投資法人(8979)を並べてみました。

指標(2026/05/28時点) フェイスネットワーク(3489) ムゲンエステート(3299) マリモ地方創生リート(8979)
株価 / 投資口価格 722円 1,420円 118,500円
最低投資金額 72,400円(100株) 142,000円(100株) 118,500円(1口)
予想配当(分配)利回り 6.22% 7.45% 6.36%
1株当たり予想配当 45.00円(2027/03期) 105.78円 7,536円(年間予定)
PER(会社予想) 5.65倍 6.20倍
PBR(実績) 1.73倍 0.85倍
ROE(実績) 32.38% 13.80%
自己資本比率 35.8% 31.2% 48.5%(LTV換算)

各銘柄の詳しい特徴や分析については、過去に書いたブログ記事でも詳しく紹介していますので、ぜひこちらも合わせて参考にしてくださいね。特におなじ不動産セクターで強気な還元が話題のムゲンエステートについての記事はこちらです。
◎(3299)ムゲンエステート : 7.45%配当と割安感で小1の壁月5千円を支える家計の利回りブースター

また、個別株ではなく、より安定した賃料収入をベースに分配金を受け取りたいという場合は、こちらのJ-REITの記事がとても役に立ちますよ。
◎(8979)マリモ地方創生リート投資法人 : 6.36%配当で小1の壁月5千円を支える家計のサポーター

こうして比較してみると、それぞれの特徴が際立ちますね。フェイスネットワークの最大の強みは、なんと言ってもROEが32.38%という並外れた資金効率の高さです。自前の資本を使って、いかに効率よく利益を生み出しているかが分かります。一方で、PBRが1.73倍となっており、ムゲンエステートのような割安株(PBR0.85倍)と比べると、市場からの成長期待がある程度株価に織り込まれていると言えます。最低投資金額が約7.2万円と、3銘柄の中で最も手軽に始められる点も、家計を預かるママ投資家としては「コツコツ買い増しやすい」嬉しいポイントですね。

各銘柄の深掘りとフェイスネットワークのスペック

ここからは、フェイスネットワークのさらに細かいデータを見て、その持続可能性を検証していきます。直近の業績推移や財務状況はどうなっているでしょうか。

収益性に関しては、非常に強い動きを見せています。営業利益率と純利益率は前年同期比で上向き、直近も上昇の勢いがあります。さらに、会社予想のEPS(1株当たり利益)は128.20円(2027年3月期)となっており、1株当たりの予想配当額である45.00円と比較すると、配当性向は約35.1%と計算されます。利回りが6.22%もあると、「無理をして配当を出しているのでは?」と警戒してしまいますが、配当性向が35%程度であれば、稼いだ利益の3分の1強を配当に回しているに過ぎず、非常に健全で余裕のある還元内容だと言えますね。

安定性についても、自己資本比率は35.8%とおおむね目安とされる30%をクリアしています。不動産デベロッパーは、土地を仕入れて建物を建てるために多額の有利子負債(借入金)を抱えるのが一般的ですが、直近では有利子負債が減少に転じている点も安心材料です。成長性に関しても、城南エリアの旺盛な需要を背景に売上高・EPSともに前年同期比で拡大傾向が続いており、ビジネスそのものが順調にスケールしていることが伺えます。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

これらを踏まえて、フェイスネットワークが我が家の人生設計にどれくらいマッチしているか、3つの軸で厳しく評価してみました。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

現在の配当性向が約35%と低水準に抑えられているため、業績が急激に悪化しない限り、現在の年間45円配当は維持される可能性が高いと考えます。東京の城南エリアという一等地に特化しているため、郊外の不動産に比べて資産価値が下がりにくく、景気後退期にも耐性があります。ただし、開発型デベロッパーであるため、大型物件の引き渡しのタイミングによって四半期ごとの業績にブレが生じやすい点は頭に入れておく必要があります。そのため、毎年の増配トレンドを過度に期待するよりは、安定して現在の水準をキープしてくれることを期待する位置づけになります。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

「小1の壁」による月5,000円の負担を相殺するという目的において、この銘柄は完璧な適合性を見せてくれます。最低購入金額が約7.2万円と低いため、一気に120万円を投資できなくても、毎月の家計の余剰資金から「今月は100株、来月も100株」といった形でスモールステップで積み上げていくことが可能です。子どもが小学校を卒業するまでの6年間という時間軸の中で、段階的に配当を増やしていき、必要な時期に必要なキャッシュフローを完成させるという我が家のタイムスケジュールに非常によく馴染みます。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(やや緊張感あり)」

我が家は現在、夫婦共働きで安定した給与収入があるため、多少のリスクは許容できます。しかし、今後の日銀による金融政策の変更(金利引き上げトレンド)を考えると、借入依存度の高い不動産デベロッパーへの過度な投資はやや緊張感を伴います。金利が上がれば、土地の仕入れコストや建設資金の利払いが増え、業績を圧迫する要因になり得ます。したがって、我が家のコア資産(全世界株式やS&P500などのインデックス投信)をしっかりと土台に据えた上で、あくまで家計の利回りを引き上げるための「サテライト枠(全体の10%以下)」として保有するのが健全だと考えています。

制度活用との組み合わせでスマートに

私たち子育て世代が限られた資金を最大化するために、絶対に使わなければ損なのが税制優遇制度の活用です。配当金にかかる約20%の税金をいかにゼロに近づけるか、あるいは取り戻すかで、将来の資産形成のスピードは劇的に変わります。

まず基本となるのが新NISAの成長投資枠です。通常であれば配当金から差し引かれてしまう20.315%の税金が、NISA口座であれば完全に非課税になります。先ほどの計算で、税引後の60,000円を得るために約121万円の投資が必要と書きましたが、もし新NISAを活用してフェイスネットワークを購入すれば、以下のようになります。

必要投資額(NISA口座) = 60,000円 ÷ 6.22% ≒ 964,630円

なんと、制度を活用するだけで、必要な投資額を約96万円にまで引き下げることができるのです。約25万円分も投資資金を節約できるわけですから、これを利用しない手はありませんよね。つみたて投資枠でコツコツとインデックス投信を積み立てつつ、成長投資枠の一部を使ってこうした手堅い高配当株を保有する、というハイブリッド戦略が非常にスマートだと思います。

また、すでに新規買付は終了してしまいましたが、過去にジュニアNISAで非課税枠を確保している場合は、18歳までの非課税期間を最大限活かし、子ども名義の口座で保有し続けることも有効です。さらに、もし課税口座(特定口座)で高配当株を保有する場合でも、確定申告で配当控除を利用して総合課税を選択すれば、自身の課税所得額によっては所得税の還付を受けられる可能性があります。特に共働きで、どちらか一方の税率が低い場合は、この配当控除を組み合わせることで実質的な税負担を大幅に軽減できます。制度をパズルのように組み合わせて、我が家に最も有利な方法を選択していくことが大切ですね。

失敗・迷い・懸念を素直に打ち明けます

ここまで良い面を中心に書いてきましたが、私だって最初から完璧に投資ができていたわけではありません。実は投資を始めたばかりの2022年ごろ、利回りだけを見て飛びついた別の不動産開発会社の株が、その後の業績の下方修正とともに株価が暴落し、数年間にわたって大きな塩漬け(含み損)を作ってしまった手痛い失敗経験があります。当時は「利回りが高い=良い株だ」と思い込んでいて、企業のビジネスモデルや財務状況、ましてや配当性向なんてろくにチェックしていなかったんですよね。

フェイスネットワークに関しても、懸念が全くないわけではありません。現在の東京のマンション価格は高騰を続けていますが、これがいつまで続くのかという「バブル崩壊への警戒」は常に頭の片隅にあります。また、東京一極集中を狙ったビジネスモデルであるため、もし首都直下型地震などの巨大災害が発生した場合、保有している開発用地や物件に甚大な被害が出るという地政学的(地域的)なリスクを100%排除することはできません。さらに、信用買い残が498,200株と多く、信用倍率が110.71倍に達している点も、需給面では短期的な株価の重しになりやすいと感じています。完璧な銘柄など存在しないからこそ、こうした「弱点」や「万が一のシナリオ」から目を背けずに、自分が許容できる範囲の金額で付き合っていくことが求められます。

総合評価と判断

以上の分析と我が家の人生設計を重ね合わせた結果、みずきとしての総合評価は「小1の壁を乗り越えるための、極めて優秀なサテライト枠候補」という結論に至りました。資金効率を示すROEの高さと、無理のない配当性向(約35%)、そして何より7万円台から始められる手軽さは、忙しい日々を送る子育て世帯にとって心強い武器になります。

我が家の具体的な方針としては、一括で120万円を投資するのではなく、新NISAの成長投資枠を使って、毎月1株から購入できる単元未満株サービスなども活用しながら、数年かけてじっくりと買い進めていこうと思います。途中で景気後退や金利上昇による株価の調整局面が来たら、むしろ「安く仕込めるチャンス」と捉えて、配当利回りがさらに上がったところで買い増す姿勢で臨むつもりです。投資を人生設計の道具として上手に使いこなし、小1の壁という目の前の課題を、少しの工夫と投資の力でスマートに乗り越えていきたいですね。皆さんも、ご自身の家計状況や人生のフェーズに合わせた最適な選択肢を、ぜひじっくりと考えてみてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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