○(7097)SBIアルヒ : 5.04%配当で3年後の小4の壁に向けた習い事費を支える家計のサテライト枠

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

みなさん、こんにちは。みずきです。毎日、子育てにお仕事に、本当にお疲れ様です。我が家の娘も2020年生まれで、2026年の春についに小学校に入学しました。ランドセルを背負って元気に登校する姿に日々成長を感じつつも、親としては早くも「数年後の家計の壁」が頭をよぎる今日この頃です。

よく子育て世帯で話題にのぼるのが、小学校4年生になるタイミングでやってくる「小4の壁」ですよね。地域の学童に入れなくなったり、放課後の居場所として民間の学童や本格的な塾、専門的な習い事を検討し始めたりする時期です。私の周りのママ友たちの間でも、「小4からは月々の教育費がグンと跳ね上がるよ」という話をよく耳にします。

そこで今回のブログでは、今から3年後、娘が小学4年生になるタイミングを見据えて、「月5,000円(年間60,000円)の習い事費を配当金でカバーする」という具体的な人生設計から逆算して、高配当株として注目されるSBIアルヒ(7097)を中心に複数の銘柄を比較・検討してみたいと思います。我が家のような子育て世帯にとって、この銘柄がどのように役立つのか、リアルな視点でお届けしますね。

我が家の人生設計シナリオ:3年後の「小4の壁」に備える

まずは、今回なぜこの投資を検討するのか、我が家のライフプランシートをもとに背景を整理してみます。

現在、娘は小学1年生です。今は学校の放課後キッズクラブなどを利用しながら、元気に過ごしてくれています。しかし、3年後の2029年には小学4年生になります。この頃になると、お友達の影響や本人の興味から、プログラミングや専門的なスポーツ、あるいは本格的な進学塾など、月謝が少しお高めの習い事を始めたいと言い出す可能性がとても高いと考えています。

家計のシミュレーションをしたところ、現状の貯蓄ペースを崩さずに、娘にやりたいことを思い切りやらせてあげるためには、3年後に「毎月5,000円(年間6万円)」の新しい自由なキャッシュフローが手元にあると非常に心強いという結論に達しました。もちろん、お給料から捻出することもできますが、日々の生活費とは別に「配当金という自動でもらえるお金」でカバーできれば、気持ちのゆとりが全然違いますよね。

目標配当額からの逆算計算

では、3年後に「年間6万円」の配当金を得るためには、今どれくらいの資金を、どのような利回りで運用すればよいのでしょうか。簡単な逆算シミュレーションをしてみましょう。

目標とする年間配当額:60,000円(税引後)

今回は、配当金が非課税になる「新NISA(成長投資枠)」を活用することを前提とします。これにより、税金の約20%を引かれることなく、丸々家計に組み入れることができます。もし配当利回りが「5.0%」の銘柄群でポートフォリオを組むと仮定した場合、必要な元本は以下のようになります。

必要投資額 = 60,000円 ÷ 5.0% = 120万円

つまり、3年後までに合計120万円を利回り5%の銘柄に投資できれば、目標とする「月5,000円の教育費サポート」が完成するわけです。3年間で120万円ということは、年間40万円、月々に直すと約3.3万円の積み立て投資で達成できる計算になります。これなら、我が家の家計でも「今からコツコツ準備すれば無理なく目指せる数字だな」と、現実味を帯びてきますよね。

ただし、1つの銘柄に120万円を丸ごと投資してしまうのは、その企業に何かあった時のリスクが大きすぎます。そこで、複数の高配当銘柄に分散投資することを基本路線として、候補となる銘柄を比較してみたいと思います。

同じ目標を実現する!複数銘柄の比較紹介

今回、利回り5%前後を目指せる高配当株の中から、我が家のサテライト枠(少し攻めの姿勢で配当を狙う枠)として比較検討したい4つの銘柄をピックアップしました。

銘柄名(コード) 株価(最低投資金額) 予想配当利回り 1株配当(会社予想) PBR(実績) 自己資本比率
SBIアルヒ(7097) 794円(79,400円) 5.04% 40.00円 0.84倍 18.4%
GMOフィナンシャルHD(7177) 815円(81,500円) 5.15% 42.00円 1.25倍 12.5%
NSグループ(471A) 1,008円(100,800円) 4.96% 50.00円 1.10倍 45.2%
パーソルHD(2181) 238円(23,800円) 5.05% 12.00円 1.45倍 52.0%

※株価等の各種指標は2026年7月17日時点のデータに基づいています。実際の投資の際は最新の株価をご確認ください。

それぞれの銘柄について、我が家の人生設計に合うかどうか、詳しく見ていきましょう。

SBIアルヒ(株)(7097)

SBIアルヒは、日本最大手の住宅ローン専門金融機関です。特に「フラット35」の貸し出しシェアでは長年トップを走り続けています。2022年にSBIホールディングスの子会社となり、グループの強みを活かした金融サービスの多様化を進めています。直近の株価は794円付近で、最低購入代金も約7.9万円と、子育て家庭でも手の届きやすい金額なのが嬉しいポイントですね。

現在、会社予想の配当利回りは5.04%と、非常に魅力的な高水準にあります。しかし、企業の財務状況や業績推移を見ると、少し気になる点もあります。自己資本比率が18.4%と一般的な目安とされる30%を下回っており、さらに直近の収益性や成長性については、純利益率の低下など「伸び悩み」や「悪化」の兆候が見られます。これは、現在の日本の金利上昇局面や住宅市場の動きが、同社のビジネスモデルに大きな影響を与えているためと考えられます。

ここで、少し視野を広げてSBIグループ全体の動きにも注目してみましょう。最近のニュースによると、グループの中核であるSBI証券では、システムのクラウド移行に伴う統合運用の実践が注目を集めています。詳しくは、こちらの外部記事「クラウド移行で見えた監視の死角、SBI証券が選んだ統合オブザーバビリティ実践 – ホワイトペーパー」でも紹介されているように、IT基盤の強化を貪欲に進めている様子が窺えます。アルヒもSBIグループの一員となったことで、こうした高度なITテクノロジーや顧客基盤とのシナジーが将来的に発揮されれば、効率的なコスト削減や新しいサービスの創出につながるかもしれません。ただ、それが実際の業績回復として数字に現れるまでには、もう少し時間がかかるのかな、というのが私の率直な印象です。

GMOフィナンシャルホールディングス(株)(7177)

GMOクリック証券などを傘下に持つ、ネット金融の大手グループです。配当利回りは5.15%と、今回比較した中では最も高い水準を示しています。こちらの銘柄については、以前のブログ「GMOフィナンシャルホールディングス:5.15%配当で3年後の小4の壁の習い事費を支える枠」でも詳しく書きましたが、ネット証券ならではのローコスト運営と高い収益力が魅力です。ただ、証券ビジネスは株価のボラティリティ(値動き)や市場の取引活発度によって業績が左右されやすいため、業績連動による配当金のブレがやや大きいというリスクは頭に入れておく必要があります。

(株)NSグループ(471A)

ブライダルやホテル、アミューズメント事業などを幅広く展開する企業です。予想配当利回りは4.96%と高く、最低購入代金も約10万円と投資しやすい規模感です。詳細は「NSグループ:4.96%配当で3年後の小4の壁の習い事費を支える家計の主力候補」で紹介していますが、自己資本比率が45.2%と比較的健全な財務基盤を維持しており、アフターコロナでのレジャー需要の回復を背景に、安定したキャッシュフローが期待できる点が強みです。サービス業なので景気変動の影響は受けますが、実生活で身近なサービスを提供しているため、ビジネスの仕組みが子どもにも説明しやすいという良さがありますね。

パーソルホールディングス(株)(2181)

「テンプスタッフ」などで有名な、人材派遣・転職支援サービスの超大手企業です。株価が200円台前半と非常に安く、単元(100株)でも約2.4万円から投資できるのが、初心者パパ・ママにとってもハードルが低くて魅力的です。この銘柄の検討プロセスは「パーソルホールディングス:5.05%配当で3年後の小4の壁の習い事費を賄う家計の柔軟な備え」で解説した通り、人材不足という日本の構造的な課題に対して強い需要を持つビジネスを展開しており、自己資本比率も52.0%と非常に高く、高配当でありながらディフェンシブな性質も兼ね備えています。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

さて、今回メインで取り上げた「SBIアルヒ」について、我が家の3年後のライフプランに合うかどうか、3つの軸で厳しく評価してみたいと思います。

A. 配当の持続性・成長性

評価:△(やや懸念あり)

会社予想の1株配当40円に対し、予想EPS(1株当たり純利益)は46.79円となっています。ここから配当性向を計算すると、なんと約85.5%という非常に高い数値になります。一般的に、利益の何割を配当に回しているかを示す配当性向は、30%〜50%程度が「無理のない健全な水準」とされています。85%を超えているということは、稼いだ利益のほとんどを配当金として株主に切り崩して出している状態です。今後、住宅ローン市場の競争激化や金利上昇による住宅買い控えなどでさらに業績が圧迫された場合、現在の配当水準を維持できずに「減配(配当金を減らすこと)」となるリスクが比較的高いと感じます。10年単位で安心して持ち続けられるかと言われると、現時点では慎重にならざるを得ません。

B. 人生設計との適合性

評価:○(悪くない)

3年後の「小4の壁」に向けて、今から少しずつ配当を積み上げるという時間軸においては、約7.9万円という手頃な最低投資金額で5%超の利回りを狙える点は魅力的です。もし減配リスクを考慮した上で、「サテライト(脇役)枠」として保有割合を抑えつつ、他の安定した高配当株と組み合わせる前提であれば、家計のキャッシュフロー作りに一定の貢献をしてくれると思います。

C. 我が家のリスク許容度との整合性

評価:△(やや緊張感ある)

我が家は現在、夫婦共働きで比較的家計に余裕がありますが、将来的には第2子の出産による育休や、一時的な収入減少も視野に入れています。そうした中、自己資本比率18.4%で財務の波風にやや弱いSBIアルヒを、ポートフォリオの主役(コア資産)として多額の資金を投入することはできません。万が一の株価下落や減配があっても、「まあ、サテライト枠だからこれくらいの影響で済んだね」と笑顔で流せる程度の、ごく少額の保有に留めるのが、我が家の現在のリスク許容度には合致していると考えています。

みずきの総合評価 + 我が家の判断

以上の3軸評価を踏まえて、我が家のSBIアルヒに対する総合判断は、「サテライト枠のさらに端っこで、業績の推移を見極めながらごく少額のみ打診買いを検討するレベル」としました。

配当利回り5.04%という数字は、家計を預かる身としては確かにとても眩しく見えます。しかし、子育て世代の投資で最も避けたいのは、「高い利回りに惹かれて買ったものの、その後業績悪化で大幅に減配され、おまけに株価も大暴落して大損してしまった」というシナリオです。教育資金という、絶対に減らしたくない目的のお金を運用する以上、目先の利回りの高さだけで飛びつくのは危険です。

我が家の「3年後に年間6万円の配当を得る」という目標を達成するためには、以下のような組み合わせ戦略が最も現実的で、かつ心の平穏を保てると考えています。

  • コア(守りの主軸):財務が鉄壁で景気に左右されにくい、パーソルHD(2181)のような人材関連や、大手通信・インフラ株(配当利回り4%前後)を主戦力として、目標額の約7割を固める。
  • サテライト(攻めのアクセント):高財務でレジャー需要を取り込むNSグループ(471A)や、ネット金融で効率経営を行うGMOフィナンシャルHD(7177)などを組み合わせる。
  • 超サテライト(実験枠):SBIアルヒ(7097)については、SBIグループのシステム統合や今後のシナジーによる業績回復シナリオを応援する気持ちで、まずは100株(約8万円)程度を保有し、決算短信などを毎回ママ目線で厳しくチェックしながら様子を見る。

このように役割を分担させることで、全体の配当利回りを4.5%〜5.0%付近に維持しつつ、特定の1社がダメになった時のダメージを最小限に抑えることができます。「完璧な1銘柄」を探すのではなく、パズルのように組み合わせて自分たちだけの「最強の家計応援ポートフォリオ」を作るのが、本当に楽しいんですよね。

税制優遇制度(NISA・配当控除)との組み合わせ戦略

私たち個人投資家が、プロや機関投資家と対等に渡り合い、かつ最も効率よく資産を増やすための強力な武器。それが、国が用意してくれている税制優遇制度です。みずきブログでは、ここを一番大切にしています!

今回のような「高配当株投資」を行う場合、どの口座で株式を購入するかによって、最終的に手元に残るお金が劇的に変わってきます。具体的な活用法を3つのポイントで整理しておきますね。

1. 新NISA(成長投資枠)を最優先で活用する

通常、株の配当金には20.315%の税金がかかります。つまり、アルヒから年間4,000円の配当をもらっても、普通なら手元に約3,200円しか残りません。しかし、新NISAの成長投資枠で保有していれば、配当金はまるまる非課税となり、4,000円がそのまま家計のサイフに入ります。この約2割の差は、長期の複利効果を考えると驚くほど大きな差になります。まずはNISA枠の残高を確認し、非課税枠を使い切ることを最優先にしましょう。

2. 課税口座(特定口座)で買うなら「配当控除」を頭の片隅に

もしすでにNISA枠を他のインデックス投資などで使い切っている場合は、特定口座(源泉徴収あり)で高配当株を買うことになります。その際、もしご自身の課税所得が「900万円以下」であれば、確定申告をして「総合課税」を選択し、配当控除を申請することで、引かれた税金の一部が還付される可能性があります。会社員だと確定申告は少し面倒に感じるかもしれませんが、スマホから簡単に申告できる時代ですので、税効率を上げるためにぜひ知っておいてほしい知識です。

3. つみたてNISA(つみたて投資枠)やiDeCoとの役割分担

我が家では、老後資金や娘の「高校・大学の学費」といった超長期で絶対に動かさないお金は、iDeCoやすみたて投資枠を使って「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」などのインデックスファンドに毎月淡々と積み立てています。今回の「3年後の習い事費」のような、中期かつ「今使いたいお金」の準備として初めて、個別株の高配当投資を位置づけています。この「出口(いつ使うか)」に合わせた制度と商品の使い分けができるようになると、家計の管理はぐっとシンプルで頑丈になりますよ。

子育てママのリアルな迷いと懸念

ブログの最後に、いつも通り私の「生々しい迷い」も書いておきますね(笑)。

正直なところ、SBIアルヒの「最低投資金額が8万円以下で、利回り5%超」というのは、お小遣い口座の余剰資金でサクッと買えてしまうので、ポチッと注文ボタンを押したくなる誘惑に駆られます。しかし、現在の日本の金利環境を考えると、これからは固定金利の「フラット35」よりも変動金利を選ぶ人が増える可能性があり、同社の本業であるローン実行件数がさらに落ち込むのでは…という懸念がどうしても拭えません。

また、自己資本比率の低さも、もし今後金融市場に大きな混乱(〇〇ショックのようなもの)が起きた時に、経営の重荷になるのではないかと心配になります。「完璧な銘柄はない」とは言いつつも、やはり子どもの笑顔を守るための教育資金の裏付けとしては、もう少し財務がしっかりした会社を主軸に据えるべきだな、と自分の頭を冷やしているところです。投資はいつでもできますから、焦らず、夫とも「これ、どう思う?」と週末のコーヒータイムに相談しながら、ゆっくりと決めていきたいと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は、3年後の「小4の壁」での習い事費を配当金で賄うという人生設計から、SBIアルヒをはじめとする高配当銘柄を比較してみました。

投資の正解は、それぞれの家庭の「人生設計」や「リスク許容度」によって100人100様です。誰かにとっての「超優良株」が、我が家にとっては「リスクが高すぎる株」になることもよくあります。だからこそ、自分の家庭のタイムラインと必要な金額をしっかり見極めて、それにぴったり合うサイズとリスクの銘柄を選んでいきたいですよね。

これからも、完璧を目指さず、今できる範囲で等身大の家計管理と楽しい株式投資を続けていきましょう。忙しい日々ですが、息抜きをしながら、一緒に一歩一歩進んでいけたら嬉しいです。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!

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