本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに
みなさん、こんにちは。みずきです。いつもブログに遊びに来てくださってありがとうございます。我が家の娘は2020年1月生まれなのですが、この春(2026年4月)に無事、小学校に入学しました。ピカピカのランドセルを背負って元気に登校する姿を見るたびに、胸がじーんと熱くなる日々を過ごしています。
でも、小学校に入学して少し落ち着いたかと思いきや、ママ友たちの間で早くも話題にのぼるのが「放課後の過ごし方」や「これからの習い事」についてなんです。小学校低学年のうちは民間の学童や、地域のスポーツクラブ、ピアノなどでなんとかなっていても、小学校4年生、いわゆる「小4の壁」がやってくると、放課後の預け先が減ったり、塾の費用が本格化したりしますよね。時間的にも金銭的にも、もう一段階ハードルが上がるのがこの「小4の壁」なんです。
そこで今回は、そんな3年後の未来に向けて、我が家が今から仕込んでおきたい「配当金による教育費サポート戦略」についてお話ししたいと思います。具体的に注目しているのが、配当利回りが魅力的な水準に達しているマネックスグループ(8698)です。この銘柄を、我が家のリアルな人生設計と家計簿の視点からじっくり分析してみました。完璧な銘柄なんてないからこそ、リスクも含めて「我が家ならどう付き合うか」を等身大で書いていきますね。少し長くなりますが、ぜひ最後までお付き合いください。
シナリオ設定:我が家の人生設計と「3年後の壁」
まずは、我が家がなぜ今、この銘柄を検討しているのか、その背景にある「人生設計のシナリオ」から共有させてください。私はいつも、「銘柄選びから入るのではなく、人生設計から逆算して投資を考える」ことを大切にしています。
我が家の現在地と、これからのライフプランはこんな感じです。
- 我が家の現在地:夫と私(ともに1985年生まれの41歳)、娘(6歳の小学1年生)の3人家族。
- 3年後の課題:娘が小学校4年生(10歳)になります。この頃には、本人がやりたがっている本格的な英語学習やプログラミング教室、あるいは中学受験を見据えた進学塾への通塾がスタートする予定です。
- 家計に必要な金額:塾や新しい習い事を増やすと、今よりも「月に5,000円(年間60,000円)」ほど、教育費の固定支出が上乗せされると試算しています。
この「月5,000円」という増額分を、日々のやりくりだけで捻出しようとすると、食費を削ったり、私の小遣いを減らしたりと、どうしても「我慢」が伴いますよね。せっかく娘が「学びたい」と言ってくれているのに、家計がギスギスするのは避けたい。だからこそ、今から3年間かけて「自動的に月5,000円を生み出してくれる仕組み(=高配当株ポートフォリオ)」を作っておきたいと考えているんです。
目標配当額からの逆算計算:いくら投資が必要?
では、「3年後に月5,000円(年間60,000円)の配当金を得る」ためには、いったいどれくらいの投資元本が必要になるのでしょうか。ここが、みずき流の「逆算思考」のポイントです。候補となる銘柄の配当利回りごとに、必要な投資額を計算してみました。
| 目標年間配当額 | 想定配当利回り(税引前) | 必要な投資額(元本) | 毎月の積立イメージ(3年間で準備する場合) |
|---|---|---|---|
| 60,000円 | 3.00% | 2,000,000円 | 約55,500円 / 月 |
| 60,000円 | 4.00% | 1,500,000円 | 約41,600円 / 月 |
| 60,000円 | 5.00% | 1,200,000円 | 約33,300円 / 月 |
| 60,000円 | 6.00% | 1,000,000円 | 約27,700円 / 月 |
これを見るとわかるように、配当利回りが高ければ高いほど、目標を達成するために必要な投資元本は少なくて済みます。もし利回り3%の堅実な銘柄だけで揃えようとすると、200万円もの元手が必要になります。3年で貯めるには毎月約5.5万円の積立が必要になり、今の我が家の貯蓄ペースだと少し家計を圧迫してしまいます。
一方で、利回りが5.00%あれば、必要な元本は120万円。これなら3年間で毎月約3.3万円を配当枠に振り向ければ達成できる計算になり、かなり現実的な数字になってきます。だからこそ、利回り5.00%を提示しているマネックスグループのような高配当銘柄が、我が家の「3年後対策ポートフォリオ」の候補として急浮上してきたわけです。
複数銘柄の比較紹介
もちろん、1つの銘柄に120万円をすべて集中投資するのはリスクが高すぎますよね。同じように「高い利回りで家計をサポートしてくれる金融・サービス系の銘柄」と比較しながら、どれが我が家の人生設計に合うかを見極めていきましょう。今回は、同じように利回りが高く、我が家のサテライト候補として検討している3つの銘柄を並べてみました。
比較対象の3銘柄スペック表
| 項目 | マネックスグループ(8698) | GMOフィナンシャルHD(7177) | ジャフコ グループ(8595) |
|---|---|---|---|
| 株価(2026/06/19) | 619.9円 | 約750円(※参考値) | 約2,000円(※参考値) |
| 最低投資金額(100株) | 61,600円 | 約75,000円 | 約200,000円 |
| 配当利回り(予想) | 5.00% | 5.26% | 6.01% |
| 1株配当(予想) | 30.80円 | 実績スライド | 業績・EXIT連動 |
| 自己資本比率 | 16.9% | 低め(金融特有) | 高め(VC特有) |
| みずきの過去記事リンク | なし(本記事が初) | GMOフィナンシャルHD記事 | ジャフコグループ記事 |
それぞれの銘柄が持つ「キャラクター」を、我が家の目線で解説しますね。
1. マネックスグループ(8698)
オンライン証券の大手ですが、単なる「証券会社」にとどまらないユニークなビジネスモデルを展開しています。NTTドコモとの資本業務提携により、d払いアプリとの連携やドコモショップでのアプローチなど、これまでアプローチできなかった「投資未経験の巨大な顧客層」を開拓している真っ最中です。また、暗号資産取引所の「コインチェック」を傘下に持っており、ビットコインなどの市場が盛り上がると利益が跳ね上がるという、強力な起爆剤(ボラティリティ)を秘めています。さらにアセットマネジメント事業など、ストック型のビジネスも育てています。現在の利回りはきっちり5.00%。最低購入金額が6万円台と、主婦のお小遣い口座からでもコツコツ買い増しやすいのが嬉しいポイントです。
2. GMOフィナンシャルホールディングス(7177)
こちらはFXや株式取引で国内屈指のシェアを誇る、GMOグループの金融セクターです。手数料の安さとシステムの強さを武器に、非常に高い収益力を誇っています。配当利回りは5.26%と、マネックスよりもさらに高い水準ですね。ただ、ネット証券・FX業界は手数料引き下げ競争が激しく、業績が市況(株安やボラティリティの低下)に左右されやすいという弱点があります。詳しい分析は、以前書いたこちらの記事でも触れていますので、気になる方はあわせて読んでみてくださいね。
(参考:GMOフィナンシャルホールディングス(7177)の分析記事)
3. ジャフコ グループ(8595)
日本を代表するベンチャーキャピタル(VC)です。これから成長するスタートアップ企業にお金を投資し、その企業が上場(IPO)したり売却されたりした際の売却益(キャピタルゲイン)を狙うビジネスです。利回りは6.01%と驚異的な高さですが、この配当の源泉は「投資先がうまく上場できたかどうか」に100%依存しています。そのため、大ヒットが出た年は配当が跳ね上がりますが、不況でIPO市場が冷え込むと、配当がガクッと減ってしまうリスクがあります。安定した「小4の習い事代」としては、ちょっとドキドキが強すぎる銘柄かもしれません。
(参考:ジャフコ グループ(8595)の分析記事)
みずきの「人生設計マッチ度」評価
それでは、今回メインで検討しているマネックスグループ(8698)について、我が家の「人生設計にどれくらいマッチしているか」を3つの軸で厳しく評価してみたいと思います。
A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫だが市況に注意)」
マネックスグループの収益性は現在、改善傾向にあります。純利益率は前年同期比で明確に回復しており、直近期まで上昇の勢いが続いています。ROEも8.72%と、一般的に望ましいとされる8~10%付近で推移していて、総合的な収益性は安定寄りだと言えます。
ただし、配当の源泉となる利益は、株市場の活況度や、コインチェックが扱う暗号資産の価格変動に強く影響を受けます。ドコモとの提携によって顧客の基盤(ストック収入)は強くなっていますが、10年、20年と「完全にフラットな安定配当」を出し続けられるかというと、少し疑問符がつきます。業績が良いときには増配(配当が増えること)が期待できますが、冬の時代には減配(配当が減ること)の覚悟も必要になるタイプです。
B. 人生設計との適合性:評価「◎(資金効率と時期がぴったり)」
3年後の「小4の壁」に向けて、少ない元本で効率的にお金を準備したい我が家にとって、利回り5.00%という数字は文句なしの◎です。例えば、3年間で200株(約12万円分)を少しずつ買い集めるだけでも、年間約6,000円の配当になります。これだけでも「本を一冊買ってあげる」「ドリルを1冊買い足す」といった、子どもの教育へのプチ投資が無理なく行えます。最低投資金額が61,600円(2026/06/19時点)と低いため、家計の余剰資金からスポットで買いやすいのも、子育て世帯のライフサイクルに非常によく馴染みます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(やや緊張感あり)」
家計の安定を第一に考えたとき、マネックスの財務状況は「少しハラハラする」レベルです。自己資本比率は16.9%と、一般的な安全水準である30%を大きく下回っています。もちろん、証券会社や暗号資産取引所を運営する金融グループなので、顧客から預かった資産や有利子負債が大きく膨らむ性質があり、自己資本比率が低めに出るのは業界の常です。しかし、有利子負債が前年同期比で増加傾向にあり、直近も膨らむ動きを見せている点は、リスク管理の観点から無視できません。もし世界的な金融危機が起きれば、株価も配当も大きな打撃を受ける可能性があるため、我が家のリスク許容度からすると「メイン(コア)には据えられない、あくまでスパイス枠」という位置づけになります。
みずきの総合評価+判断
以上の分析を踏まえた、我が家の結論です。
「マネックスグループは、3年後の小4の壁を支える『サテライト(脇役)のブースター』として、全体の数パーセントだけ保有するならアリ!」
家計のベースとなる教育資金(大学の学費など)は、つみたてNISAでの全世界株(オルカン)やiDeCoといった、超手堅いインデックス投資でコツコツ準備しています。これが我が家の「盾(コア)」です。この盾がしっかりしているからこそ、利回り5.00%という高いリターンを狙えるマネックスのような銘柄を「矛(サテライト)」として取り入れることができます。
もしマネックスの業績が悪化して配当が一時的に減ったとしても、生活や大学資金が破綻することはありません。逆に、ドコモとのシナジーが爆発したり、新しい金融サービスが軌道に乗ったりして大増配してくれれば、「3年後の習い事代」が思った以上に潤うことになります。そんな「ちょっとしたワクワク」を家計に持たせるために、100株、200株といった少額から保有してみるのは、我が家の人生設計にとって「ちょうどいいスパイス」になりそうです。
制度活用との組み合わせ:NISAと配当控除
さて、ここからが「みずきブログ」ならではの、少し踏み込んだ税金のお話です。個別株で高配当を狙うなら、国の制度を賢く使って「税効率」を最大化することが何より大切になります。
1. 新NISA(成長投資枠)の活用
通常、株の配当金には約20.315%の税金がかかります。つまり、マネックスから1株あたり30.80円(100株で3,080円)の配当をもらっても、手元に残るのは約2,450円になってしまうんです。せっかくの習い事代が2割も税金で引かれてしまうのはもったいないですよね。そこで、新NISAの「成長投資枠」を使って購入します。非課税枠のなかであれば、配当金は1円も引かれることなく、丸ごと3,080円が家計のウォレットに入ってきます。月5,000円を達成するためのハードルが、NISAを使うだけでグッと下がるわけです。
2. ジュニアNISA(旧制度)の出口戦略
我が家では、旧制度時代に娘名義で「ジュニアNISA」を運用していました。現在は新規の買い付けはできませんが、娘が18歳になるまでは非課税で保有し続けることができます。もしジュニアNISAの口座内に、こうした高配当株を一部残している場合、そこから生み出される配当金を、そのまま娘の「子ども口座」の中で再投資に回すこともできます。「お金がお金を生む仕組み」を、子どもが大きくなったときに通帳を見せながら教えてあげるのも、素敵なお金教育になるなぁと思っています。
3. 配当控除(課税される場合)のウラ技
もしNISA枠を使い切ってしまって特定口座(課税口座)で保有する場合、覚えておきたいのが「配当控除」です。我が家のように夫婦共働きで、もしどちらかの所得税率が低い場合、確定申告で「総合課税」を選択すると、支払った税金の一部が還付(戻ってくる)される可能性があります。日本の税制はちょっと複雑ですが、知っているだけで数千円、数万円の差が出ることも。最新の税制改正の流れを意識しながら、我が家にとって一番おトクな受け取り方法をつねにアップデートしていきたいですね。
ちなみに、同じように教育費や子どもの未来を守るための高配当株として、教育ビジネスそのものを展開している学究社(9769)なども検討したことがあります。こちらはビジネスモデルが身近で、親として非常に理解しやすいのが特徴です。もし気になる方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
(参考:学究社(9769)の分析記事)
夢と現実:SpaceXのニュースから考える「投資のワクワク」と「家計の堅実さ」
ここで少し、最近見かけた興味深いニュースをご紹介します。宇宙ベンチャーのSpaceX社に関するお話です。
参考ニュース:SpaceX上場で主要株主の資産膨張 初期投資家や幹部の保有株も急騰
このニュースでは、イーロン・マスク氏率いるSpaceXの企業価値が急騰したことで、初期から同社を支えていた投資家や幹部たちの資産が、数十億ドル規模にまで膨れ上がっていることが報じられています。まさに「未来の技術に賭けて、莫大な富を手に入れる」という、投資の持つ最高のロマン(夢)が描かれていますよね。
実は、マネックスグループがやっているビジネスも、この「投資のワクワク」に非常に近い部分があるんです。彼らは暗号資産のコインチェックだけでなく、最新の金融技術(フィンテック)や、未来を創るスタートアップ企業への投資(オルタナティブ投資)を積極的に行っています。もしその中から、SpaceXのような「未来のモンスター企業」や、新しいデジタル通貨の爆発的な普及が生まれれば、マネックスの株価や配当は何倍にも跳ね上がるかもしれません。
でも、私はこうも思うんです。「私たちは、ロマンだけで日々の生活を送っているわけではない」と。
3年後に娘が「英語を習いたい」「プログラミングをやってみたい」と言い出したとき、私たちの手元に必要なのは、何年後かに大化けするかもしれない不確実な夢ではなく、毎月きっちり支払える「現実の5,000円」です。夢を追う投資(サテライト)は本当に楽しいし、ブログを書いていてもワクワクしますが、家計管理の軸足は常に「堅実さ」に置いておかなくてはなりません。
だからこそ、SpaceXのニュースを見て「すごいな!夢があるな!」と胸を躍らせつつも、自分の家計簿に戻ってきたときは、「よし、マネックスはあくまでポートフォリオの数パーセントの『お楽しみ枠』にして、残りはインデックス投資と、財務がガチガチに硬い安定高配当株で固めよう」と、冷静に頭を冷やすことが大切なんだと思います。このバランス感覚こそが、子育て世代の投資において一番失敗しない秘訣なんじゃないかな、と感じています。
まとめ:等身大の家計管理のために
いかがでしたでしょうか。今回はマネックスグループ(8698)という、ちょっと尖った高配当銘柄を、我が家の「3年後の小4の壁対策」という人生設計に重ね合わせてご紹介しました。
改めてマネックスグループの我が家における位置づけをまとめます。
- メリット:5.00%という高い配当利回りと、ドコモ提携による成長のポテンシャル。6万円台から買える手軽さ。
- 懸念点:自己資本比率16.9%という財務の不安定さと、暗号資産や株市況に左右される業績のボラティリティ。
- 我が家の結論:メインの教育費には使わず、新NISA枠を活用した「サテライト(スパイス枠)」として、少額をコツコツ拾っていく。
世の中には「絶対に減配しない最強の株」なんて存在しません。でも、「このリスクなら、我が家のコア資産が守られているから許容できる」「この利回りなら、3年後の目標をこれだけの元本で達成できる」という自分なりのモノサシを持っていれば、どんな銘柄に対しても迷わずに判断を下すことができます。
完璧な100点の銘柄を探す必要はないんです。自分たちの今の生活、そして未来の家族の笑顔にちょうどいい「70点、80点の付き合い方」ができれば、それで大成功だと思います。私のこの試行錯誤が、同じように子育てをしながら家計管理と投資に励むママさん、パパさんの少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!みずきでした。


コメント