◎(1768)ソネック : 5.05%配当と強固な財務で小1の壁月5千円を支える教育費の盾

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

こんにちは、みずきです。2026年もあっという間に6月ですね。関東の梅雨入りも間近に迫り、毎日傘のマークと睨めっこしながらバタバタと過ごしています。実は、我が家の長女がこの4月に小学校に入学したばかりなんです。2020年1月生まれの娘なので、ピカピカの1年生になってまだ2ヶ月。少しずつ学校生活には慣れてきたようですが、親の私のほうがいわゆる「小1の壁」の洗礼を日々浴びています。

仕事と育児の両立でスケジュールが過密になるだけでなく、放課後の過ごし方や、新しい習い事の月謝など、家計にも地味に新しい支出がプラスされるようになってきました。そこで今回は、「人生設計から逆算する高配当株投資」という我が家のモットーに立ち返り、この小1の壁で増えた支出をサポートしてくれる頼もしい銘柄を探してみたいと思います。具体的には、地域密着型で抜群の安定性を誇る建設会社(株)ソネック(1768)を中心に、いくつかの候補を比較しながら、我が家の人生設計にどう組み込めるかをじっくり考えてみました。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」と小1の壁

まずは、今回なぜこの銘柄を検討するに至ったのか、我が家のリアルな現在地と人生設計のシナリオを共有させてください。これがないと、ただ「利回りが高いから買う」という、目的のない投資になってしまいますからね。

我が家の長女は、公立小学校に通い始めました。放課後は週の半分を地域の学童保育で過ごしていますが、残りの日は民間が運営する少しサポートの手厚い預かりサービスや、新しく始めた英語のグループレッスンに通わせることにしたんです。小学校に入ると保育園の頃よりも早く帰ってくるため、親がフルタイムで仕事を続けるためには、どうしてもこうした放課後の「居場所づくり」と「習い事」の併用が必要になります。

ここで発生したのが、毎月約5,000円〜10,000円の教育費・習い事費の純増です。これまでは保育園の保育料が無償化の恩恵を受けていたこともあり、家計へのダイレクトなインパクトに正直少し驚いています。そこで、私の人生設計シートに以下のような課題と目標を書き込みました。

  • 我が家の現在地:共働き世帯。長女6歳(小1)、第二子も将来的には視野に入れつつ、現在は目の前の生活基盤を安定させることが最優先。投資は2021年から継続中で、新NISAやiDeCoをフル活用中。
  • 家計の課題:小学校入学に伴い、放課後のサポートや習い事で月5,000円以上の固定費が新たに発生。この支出が今後、中学校、高校へと進学するにつれてさらに拡大していくことが予想される。
  • 解決策としての目標配当額:まずはこの増えた「月5,000円(年間60,000円)」のゆとりを、個別の高配当株からの配当金で永続的に生み出すシステムを構築する。

毎月の給料から支払うのも不可能ではありませんが、一度増えた固定費を投資の配当金、つまり「自動的に入ってくる現金流」で相殺できれば、気持ちのゆとりが全く違います。子どもが成長して習い事を辞めるかもしれない10年後、15年後まで、この配当金が家計の強力なサポーターになってくれるはずです。

2. 目標配当額の逆算計算

目標が「月5,000円(年間60,000円)」と決まれば、次にやるべきことは「それを実現するために、いくらの投資資金が必要か」という逆算計算です。このステップを踏むことで、「今の我が家の貯蓄ペースで現実的に届く目標なのか」がクリアになります。

今回、検討のメインに据えているソネックの指標データ(2026年6月1日時点)をベースに計算してみましょう。

項目 設定数値・計算内容
目標年間配当額(税引前) 60,000円(月5,000円相当)
ソネックの1株配当(会社予想) 50.00円
必要な保有株式数 60,000円 ÷ 50.00円 = 1,200株
ソネックの株価(2026年6月1日終値想定) 1,022円
必要な目標投資額 1,200株 × 1,022円 = 1,226,400円

ソネックの配当利回りは、会社予想ベースで約5.05%と非常に高い水準にあります。そのため、約123万円を投資することで、目標とする「月5,000円の配当金ロード」をほぼ完成させることができる計算になります。

もしこれが配当利回り3.0%の銘柄であれば、同じ年間60,000円を得るために200万円の資金が必要になりますから、5%を超える利回りは資金効率の面で非常に魅力的ですね。ただ、これは「新NISA(成長投資枠)」などの非課税制度を活用した場合の計算です。もし特定口座(課税口座)で保有する場合は約20.315%の税金が引かれてしまうため、実際に手元に残る額を月5,000円にするには、さらに約1.25倍の資金(約153万円)が必要になります。やはり、制度の活用が不可欠だということがよく分かりますね。

3. 複数銘柄の比較紹介

目標額がわかったところで、ソネック1択にするのではなく、同じような投資金額と利回り水準を持つ類似の堅実な銘柄と比較してみましょう。今回は、我が家が教育費のサポート役として注目している、建設セクターの優良高配当株3銘柄を並べてみました。

候補1:(株)ソネック(1768)

兵庫県播磨地域を地盤とする中堅の総合建設会社です。民間建築と公共土木をバランスよく手掛けており、地域での信頼性は抜群です。派手さはありませんが、地元密着だからこその底堅い需要があります。

  • 株価:1,022円(2026年6月1日終値)
  • 最低投資金額:102,200円(100株)
  • 予想配当利回り:5.05%
  • 1株配当:50.00円
  • PBR:0.70倍、PER:8.80倍
  • 自己資本比率:66.2%
  • 財務・業績の特徴:自己資本比率が60%を超えており、建設業界の中でも極めて財務が健全です。ROEも14.04%と効率的な経営がなされており、収益性は改善傾向にあります。

候補2:第一建設工業(1799)

JR東日本が主要顧客で、線路のメンテナンスや駅舎の耐震補強など、インフラに直結した特殊な強みを持つ建設会社です。過去の記事でも紹介した、我が家がお守りのように注目している銘柄の一つです。

候補3:イチケン(1847)

こちらはマルエツなどの商業施設の建築・内装に強みを持つ建設会社です。再開発プロジェクトや店舗のリニューアル需要を捉えるのが得意で、比較的高い利回りを維持しています。

それでは、これら3銘柄の主な指標を一覧表で比較してみましょう。

銘柄名(コード) 予想配当利回り PBR / PER 自己資本比率 特徴・位置づけ
ソネック(1768) 5.05% 0.70倍 / 8.80倍 66.2% 地域密着、高収益・高利回りのバランス型
第一建設工業(1799) 4.95% 割安水準 86.5% 鉄道インフラ特化、最強クラスの財務・ディフェンシブ
イチケン(1847) 4.97% 割安水準 約40%以上 商業施設特化、内需リバウンド期待のサテライト向き

このように並べてみると、同じ「利回り約5%前後の建設株」であっても、その中身は三者三様ですね。第一建設工業が究極のディフェンシブ(インフラ守備型)だとすれば、イチケンは商業需要に特化した攻め型。そして今回注目するソネックは、高い自己資本比率(66.2%)と優れた経営効率(ROE 14.04%)を両立させながら、PBR0.70倍と極めて割安に放置されている、実力派の地域優良株という位置づけになります。

4. 投資環境と中小型株への注目

ここで少し、現在の株式市場の全体像にも目を向けてみましょう。実は、日経平均株価は一時初の6万7,000円台をつけるなど、歴史的な高値圏で推移しています。しかし、この上昇を引っ張っているのは主に半導体関連や超大型のハイテク株であり、私たちの身近にある中小型株や地方の優良株には、まだその波が十分に波及していないのが現状です。

楽天証券の投資情報メディア「トウシル」の解説記事(日経平均6万6,000円超、割高感なし!?小型株に上昇期待)でも、大型株の株価指標に割高感がない一方で、これからは割安な中小型株、特にしっかりとした利益と配当を出している銘柄に上昇の期待がかかっているという趣旨の指摘がなされています。

この記事を読んで、私は深く納得しました。日経平均の最高値更新というニュースを聞くと、つい「もう高すぎて株は買えないのではないか」と焦ってしまいがちですが、ソネックのような地方の実力派企業に目を向けると、PERは8倍台、PBRは1倍を大きく下回る0.70倍という水準で、静かに割安なまま放置されているのです。こうした「市場の主役ではないけれど、足元の業績が極めて頑強で、しっかり配当を出し続けてくれる中小型株」を見つけ出して、自分の人生設計に合わせてコツコツと買い溜めていくことこそ、私たち個人投資家、特に忙しい子育て世代が取るべき最も賢いアプローチなのだと思います。

5. みずきの「人生設計マッチ度」評価

それでは、我が家の「小1の壁・月5,000円配当システム」という人生設計に照らし合わせて、(株)ソネック(1768)を3つの軸で評価してみたいと思います。

A. 配当の持続性・成長性:【◎】強く信頼できる

いくら現在の利回りが5%を超えていても、子どもが小学生の間に減配(配当が減ること)されてしまっては、我が家の習い事計画が狂ってしまいます。ソネックの配当性向は、会社予想EPS(112.66円)に対して1株配当(50.00円)ですので、約44%となります。これは、一般的に配当の健全性の目安とされる「60%以下」を十分にクリアしており、無理のない範囲で配当を出していることが分かります。

さらに、同社は自己資本比率が66.2%と非常に高く、手元資金が豊富です。建設業は景気の波を受けやすい業界ではありますが、これだけの財務基盤があれば、一時的な業績の落ち込みがあっても、配当を維持する余力が十分にあります。また、近年のROEの向上(14.04%)に見られるように、資本を効率的に使って稼ぐ力がついてきているため、将来的な増配の期待も持てますね。

B. 人生設計との適合性:【○】悪くない

我が家の目標である「月5,000円」をソネックだけで達成しようとすると、必要な投資額は約123万円です。これを一気に購入するのは、いくら割安株とはいえ、特定の地方建設株に資金を集中させすぎることになり、ポートフォリオのリスク管理上、少し緊張感がありますね。そのため、一銘柄に頼るのではなく、前述した「第一建設工業」や他のセクターの優良高配当株と組み合わせて、合計で120万円ほどのポートフォリオを作るのが現実的だと感じています。

ただ、1単元(100株)が約10万円という手頃な金額から購入できるのは、教育費や日々の生活費でまとまった出費が多い子育て世帯にとって、非常に親切な価格設定です。毎月の貯蓄やボーナスから、少しずつ「今月は100株、また来期に100株」と買い足していく積立投資のタイムラインにもぴったり合致しています。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:【○】まあ大丈夫

我が家は現在、夫婦共働きで安定した収入があります。ただし、将来的には第二子の出産などで一時的に私の収入が減る(育休に入る)可能性もゼロではありません。そのため、ポートフォリオ全体としては、ボラティリティ(価格変動)が大きく、配当が業績に完全に連動して乱高下するようなハイリスク銘柄は避けたいと考えています。

その点、ソネックは地方の地味な銘柄であり、流動性(取引の活発さ)がやや低いというデメリットはあるものの、株価が急激に乱高下するリスクは比較的低いと考えられます。年初来安値を更新している現状(安値980円)は一見ネガティブに見えますが、割安な水準で仕込めるチャンスとも捉えられます。最悪のケースとして、もし景気後退が来て株価が一時的に下がったとしても、強固な財務体制によって配当金さえ維持されれば、我が家の「習い事費を補填する」という目的は果たせるため、我が家のリスク許容度には十分に収まっています。

6. 制度活用との組み合わせ

私のみずきブログで最もお伝えしたいのが、こうした高配当株を「どの口座で、どう保有するか」という税制優遇制度との組み合わせです。ただ普通に株を買うだけでは、せっかくの配当金の約20%が税金として引かれてしまいます。月5,000円をフルに受け取るための具体的な戦略を見てみましょう。

(1) 新NISA「成長投資枠」の活用

最も王道で効果的なのが、新NISAの成長投資枠で保有することです。ソネックをNISA口座で保有すれば、年間50,000円(100株なら5,000円)の配当金が丸々非課税で口座に振り込まれます。特定口座だと手元に残るのが約39,842円になってしまうため、この差は非常に大きいです。年間約1万円の差は、娘のドリルや絵本数冊分に相当しますから、絶対に新NISAの枠内で購入したいところですね。

(2) ジュニアNISA(旧制度)からの払い出しと家族の役割分担

すでに新規投資は終了していますが、過去にジュニアNISAで運用していた資金があるご家庭も多いと思います。我が家でも、長女名義のジュニアNISA口座で保有している資産があります。こうした子ども名義の資産は、原則として18歳まで非課税で保有・引き出しが可能です。もし将来的に教育費として使うことが確定している資金であれば、こうした高配当株を子ども名義の口座で保有し、配当金をそのまま教育用資金としてプールしていくのも、家計の「見える化」として非常におすすめです。

(3) 配当控除の活用(特定口座で運用する場合)

もしNISAの枠を使い切ってしまい、特定口座で保有せざるを得なくなった場合でも、日本の税制には「配当控除」という強力な味方があります。総合課税を選択して確定申告をすることで、所得税や住民税の税率によっては、源泉徴収された税金の一部が還付される可能性があります。特に、私たち共働き世帯で、個々の課税所得がそれほど高くない場合は、この配当控除を利用することで税効率を劇的に改善できることがあります。少し手続きは面倒に感じるかもしれませんが、「知っている人だけが得をする」のが税金の世界。時間がある時にぜひ調べてみてくださいね。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べます

ここまでソネックの魅力的な面を中心に書いてきましたが、もちろん完璧な銘柄なんてこの世に存在しません。投資家として、また一つの家計を守るママとして、私が本音で迷っているポイントや懸念点も隠さずに共有します。

まず最大の懸念は、建設業界全体の「2024年問題(時間外労働の上限規制)」や人手不足の影響です。ソネックのような地方の建設会社にとって、職人さんの高齢化や若手不足は非常に深刻な課題です。どんなに受注(仕事)があっても、現場を動かす人がいなければ売上になりません。同社の売上高は右肩上がりで成長傾向にありますが、今後の労務コストの上昇が利益率を圧迫しないか、四半期ごとの決算書で「営業利益率」の推移をしっかりウォッチしていく必要があります。

また、もう一つの懸念は「出来高(売買の活発さ)」が非常に少ないことです。データを見ると、ある日の出来高が33,500株程度と、市場全体の中では非常にマイナーな銘柄です。これは、自分が「売りたい」と思った時に、希望する価格ですぐに売却できないリスク(流動性リスク)を意味します。もし我が家が「急にお金が必要になったから、この株を解約して現金にしよう」と思った時、市場で買い手が少なくて株価が不当に下がってしまう可能性があります。

ですから、この銘柄に投資する場合は、「途中で売却して元本を回収することは原則として考えない。教育費が必要になる10年先まで、ひたすら配当金を受け取り続けるための永久保有枠」として割り切る覚悟が必要です。もし、将来的に株価の変動を気にして一喜一憂しそうなのであれば、もう少し流動性の高い大手企業の高配当株(例えばインフラや通信セクターなど)を選んだほうが、精神衛生上は良いかもしれません。

8. まとめと我が家の判断

ここまで、(株)ソネック(1768)を中心に、小1の壁を乗り越えるための配当投資戦略を考えてきました。最後に、我が家の総合的な判断をまとめてみます。

ソネックに対する、我が家の人生設計マッチ度評価のまとめです。

  • 配当の持続性:◎ (自己資本比率66.2%、配当性向40%台と、極めて安全圏)
  • 人生設計適合性:○ (1単元約10万円から購入でき、5%超の利回りは教育費の補填に最適。ただし、1銘柄集中は避けるべき)
  • リスク許容度整合性:○ (価格変動リスクはあるが、強固な財務のおかげで長期保有なら安心感が高い)

総合的に見て、ソネックは「我が家の教育費を支える、極めて優秀なサテライト(脇役)候補」という結論に達しました。メインの資産形成は、新NISAのつみたて投資枠やiDeCoを使った世界株のインデックス投資でしっかりと世界経済の成長の波に乗りつつ、こうしたソネックのような「実力があるのに割安で放置されている地方の優良高配当株」を、成長投資枠の余力で少しずつ買い足していく。

この二段構えの戦略こそが、毎日の生活に具体的な「現金」という潤いを与えつつ、20年後の未来に向けた資産形成も怠らない、我が家にとっての最適解(85点〜90点の選択)なのだと思います。

長女が始めた英語のレッスン代、毎月支払うたびに「大変だな」と思うのではなく、「この支払いは、ソネックや第一建設工業が運んでくれた配当金で賄えているんだな」と思える日を夢見て、私も日々の家計管理とお仕事、そして娘とのドタバタな毎日を、無理せず一歩ずつ楽しんでいきたいと思います。みなさんのご家庭でも、それぞれの人生設計に合った、素敵な銘柄との出会いがありますように。

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