本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに
こんにちは!「みずきの家計簿+株」を運営している、子育てママ投資家のみずきです。2026年4月に、我が家の長女が小学校に入学しました。ランドセルを背負って元気に登校する姿を見て、成長の早さにジーンとする毎日です。それと同時に、世間でよく言われる「小1の壁」を肌で感じつつ、仕事と育児、家計管理のバランスを取るために知恵を絞っています。
そんな慌ただしい日々の中ですが、子育て中の私たちにとって、お金の悩みは尽きないものですよね。我が家では、短期の株価の上下に一喜一憂するのではなく、「20年後の家族の幸せ」から逆算した資産形成をモットーにしています。特に「配当金」は、家計に直接キャッシュを運んでくれる頼もしいサポーターです。
今回は、3年後に控える長女の「小4の壁」を見据えて、家計を支えてくれるかもしれない高配当なIT企業、都築電気株式会社(銘柄コード:8157)について、我が家の人生設計と照らし合わせながらじっくりと考えてみました。同じように子育てと家計管理、そして投資の両立に悩むパパ・ママの参考になれば嬉しいです!
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
投資を始めるときに、一番大切なのは「どの銘柄が上がるか」を考えることではありません。「我が家の人生設計において、いつ、いくらのお金が必要になるのか」を明確にすること、これが私のブレない軸です。
現在、長女は小学1年生になったばかりですが、私の頭の中にはすでに「3年後の未来」の家計図が描かれています。長女が小学4年生になる2029年4月、いわゆる「小4の壁」がやってきます。地域の学童保育は3年生までで終了することが多く、4年生になると放課後の過ごし方が一気に変わります。習い事を増やしたり、本格的な塾に通い始めたりするご家庭も多いですよね。それに伴い、教育費の月々の負担がぐんと跳ね上がることが予想されます。
我が家では、この3年後の「小4の壁」に向けて、今から「家計に月5,000円(年間60,000円)のゆとり」を生み出してくれる配当金システムを作りたいと考えています。たかが5,000円、されど5,000円。毎月の習い事の月謝の一部や、夏休み・冬休みのイベント費用の足しになってくれれば、心理的な負担は驚くほど軽くなると思うのです。
この「3年後から発生する教育費の増加」という課題を、今から投資を積み立てることで解決したい。これが今回の我が家の投資シナリオです。
2. 目標配当額の逆算計算
シナリオが決まったら、次は具体的な数字の逆算です。「3年後に月5,000円の配当金」を得るためには、いくらの投資資金が必要で、どのくらいの利回りを狙えばいいのでしょうか。一緒に計算してみましょう。
目標とする年間配当額は、月5,000円かける12ヶ月で「60,000円」です。
今回注目している都築電気の会社予想配当利回りは、2026年7月3日時点で「4.80%」と、非常に魅力的な水準にあります。この利回りを基準に、新NISAの成長投資枠(非課税)を活用して保有する場合の必要投資額を計算してみます。
必要投資額 = 60,000円 ÷ 4.80% = 125万円
つまり、都築電気の株を3年後までに「約125万円分」保有することができれば、目標とする月5,000円の配当金が非課税で手に入る計算になります。125万円を3年間で準備すると考えると、年間約42万円。月々に直すと「約3.5万円」の積み立てです。これなら、日々の固定費の見直しやボーナスの一部を充てることで、我が家でも現実的に目指せる金額だと感じています。
このように、具体的な必要額と期間、そして必要投資額が分かると、「よし、今月もこれだけ節約して投資に回そう!」とモチベーションが湧いてきますよね。
3. 複数銘柄の比較紹介
目標が決まったからといって、1つの銘柄だけに全額を注ぎ込むのはリスクが大きすぎます。我が家のような子育て世帯は、何よりも「大負けしないこと」が最優先です。そこで、都築電気と同じように「3年後の小4の壁」に向けたキャッシュフローを支えてくれるIT・情報システム系の高配当株をいくつかピックアップして比較してみました。
今回比較するのは、以下の3つの銘柄です。
- 銘柄A:都築電気(8157) ―― 老舗のシステムインテグレーターで、高い配当利回りと強固な財務が特徴。
- 銘柄B:システムエグゼ(548A) ―― 企業のDX支援で強みを持ち、成長性と配当のバランスが良い。詳しくはこちらの記事でも紹介しています:システムエグゼの分析記事。
- 銘柄C:アルゴグラフィックス(7595) ―― 製造業向けPLMシステムで圧倒的な強み。安定した高配当が魅力。詳しくはこちらの記事もご覧ください:アルゴグラフィックスの分析記事。
それぞれの銘柄の主なデータを表にまとめてみました。(データは2026年7月3日現在のものです)
| 項目 | 都築電気 (8157) | システムエグゼ (548A) | アルゴグラフィックス (7595) |
|---|---|---|---|
| 株価 | 3,955円 | 約1,500円 | 約3,500円 |
| 最低投資金額 | 395,500円 | 約150,000円 | 約350,000円 |
| 配当利回り | 4.80% | 4.95% | 5.47% |
| 自己資本比率 | 55.1% | 約50% | 約75% |
| ROE(実績) | 14.00% | 約12% | 約15% |
| 配当の特徴 | 業績連動・安定配当 | 成長投資と配当のバランス | 安定増配志向 |
それぞれの銘柄に個性がありますね。都築電気は、富士通系のディーラーとして長い歴史を持ち、通信ネットワークと情報システムの両方に強いのが強みです。時価総額は約750億円と、この中では中堅規模の安心感があります。一方、システムエグゼは、近年上場したばかりでこれからの成長による増配も期待できる「期待の星」枠。アルゴグラフィックスは、驚異の自己資本比率75%を誇る財務の「絶対防御」枠です。
ここ最近、ネットニュースなどでも高配当株への関心が非常に高まっています。例えば、こちらのニュース「7月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30(株探ニュース)」などでも、個人投資家が夏の配当や高利回り銘柄に注目している様子が伺えます。やはり、物価上昇が続く中、実物資産であり、そこから現金(配当)を生み出してくれる高配当株は、私たち子育て世帯の強い味方だと言えますね。
では、これらの比較を踏まえた上で、都築電気を我が家の人生設計に当てはめて、3つの軸で徹底評価していきましょう!
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
A. 配当の持続性・成長性:評価「◎」
まず一番大切なのは、「この高配当が10年、20年先も続くのか、そして増えていくのか」という点です。都築電気の業績は、現在「改善傾向」から「拡大局面」に入っています。売上高は増加傾向にあり、営業利益率や純利益率も上向きです。特に稼ぐ力を示すROEが14.00%と、日本の平均的な企業(約8%)を大きく上回っているのが魅力的です。
また、企業の「お財布の健康状態」を示す自己資本比率は55.1%と、一般的に健全とされる30%を大きく超えています。有利子負債も減少傾向にあり、非常に筋肉質な財務体質になっていると言えます。EPS(1株当たり純利益)も、2027年3月期予想で315.70円となっており、直近の伸びも力強いです。配当性向は会社方針として適切にコントロールされており、現在の高配当(1株あたり190円予想)は決して無理をしている水準ではないと判断しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)という社会的な大潮流に乗っているビジネスでもあるため、配当の持続性は非常に高いと考えて「◎」としました。
B. 人生設計との適合性:評価「○」
我が家の目標である「3年後に月5,000円(年間60,000円)の配当を得る」という目的との相性です。利回り4.80%は、目標を達成する上で非常に効率的です。もし利回りが2.5%程度だと、倍以上の240万円の投資資金が必要になってしまうので、限られた予算内で教育費を準備したい我が家にとって、この高い利回りは心強い限りです。
ただし、一つだけネックになるのが「最低投資金額の高さ」です。都築電気は1単元(100株)を購入するのに、2026年7月3日時点で約39.5万円が必要です。3年間で125万円を積み立てる計画において、1回あたりの購入金額が約40万円というのは、家計のキャッシュフローとしては少し「大物」すぎます。一度にドカンと買うのはタイミングをとるのが難しく、心理的ハードルも高いですよね。そのため、買い方の工夫が必要という点を考慮して、適合性は「○」としました。これについては、後ほど私の具体的な解決策をお話ししますね。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「◎」
現在、私はフルタイムで働き、家計にはある程度の安定した収入があります。また、つみたてNISAやiDeCoといった「王道のインデックス投資」で老後資金や長期の教育資金の土台はすでにガッチリと固めています。つまり、我が家の家計全体の土台は安定しているため、個別株で少し攻めた高配当株を取り入れるリスク許容度は十分にあります。
都築電気のビジネスは、BtoB(企業間取引)が中心です。派手さはありませんが、日本の多くの企業がITシステムなしでは業務が回らない現代において、なくてはならないインフラのような存在です。景気が悪くなったからといって、企業がすべてのITシステムを明日から解約する、なんてことは考えにくいですよね。この「景気耐性の強さ」は、3年後、5年後に確実に発生する教育費の補填用として保有するのにぴったりです。安心して保有できる銘柄だと考えています。
5. みずきの総合評価+判断
ここまで分析してみて、我が家における都築電気の総合評価は「小4の壁を乗り越えるための、頼もしい主戦力候補」となりました!
ただ、先ほども触れた「約40万円という最低投資金額の壁」をどう乗り越えるかが、私の一番の悩みどころでした。そこで、我が家が考えている作戦は次の2つです。
作戦その1:単元未満株(S株・ミニ株)を活用してコツコツ買う
最近は、多くのネット証券で1株から株が買えるようになっていますよね。都築電気の株価が約3,950円であれば、1株なら約4,000円から購入可能です。これなら、「今月はちょっと家計に余裕があるから3株(約12,000円分)買おう」「今月は出費が多かったから1株だけ」といったように、家計のペースに合わせて無理なく積み立てていくことができます。これぞ、子育てママの「完璧を目指さない、できる範囲で最適」な等身大投資です。
作戦その2:他の銘柄と組み合わせて「チームIT高配当」を作る
都築電気だけで125万円を埋めるのではなく、先ほど比較した「システムエグゼ(548A)」や「アルゴグラフィックス(7595)」などと分散して保有するのも面白いと思っています。システムエグゼは最低購入金額が約15万円と、都築電気に比べて購入しやすいサイズ感です。これらを組み合わせることで、「ITセクター」という強みを活かしつつ、1社に依存しない、我が家だけの「3年後教育費サポートポートフォリオ」が完成します。
6. 制度活用との組み合わせ
みずきブログのこだわりは、ただ銘柄を選ぶだけでなく、「税制優遇制度をしゃぶりつくすこと」です!今回の都築電気の運用においても、どのような制度をどう組み合わせるかが運命の分かれ道になります。
新NISA(成長投資枠)の活用
基本は、やはり「新NISAの成長投資枠」一択です。通常、株式の配当金には約20.315%の税金がかかります。もし、都築電気から年間60,000円の配当金を受け取った場合、特定口座(課税口座)だと約12,000円も税金で引かれてしまい、手元には約48,000円しか残りません。これでは月5,000円の目標が、実質月4,000円に目減りしてしまいますよね。
新NISAの成長投資枠で保有すれば、この12,000円の税金が丸々浮いて、60,000円をそっくりそのまま家計の潤いとして受け取ることができます。この差は、3年、5年、10年と長期で積み重なると、家族旅行が1回分増えるくらいの大差になります。成長投資枠の年間投資上限額は240万円ありますから、我が家の3年計画(125万円)は十分にこの枠内に収まります。
配当控除という裏ワザ(特定口座の場合)
「新NISAの枠は、すでに老後資金用のインデックス投資で埋めたいから、個別株は特定口座で買いたい」というパパ・ママもいるかもしれません。その場合に知っておきたいのが「配当控除」です。
確定申告の際に「総合課税」を選択すると、所得税の計算において配当控除が適用され、納めすぎた税金が戻ってくる可能性があります。特に、夫婦のうち「課税所得が少ない側(例えば、パートタイムや時短勤務で所得が一定以下の側)」の特定口座で運用する場合、この配当控除を活用した方が、源泉徴収される20%よりも実質的な税率を低く抑えられるケースがあります。こうした細かい税制の仕組みを知っておくことで、我が家の手取りを最大化できるのが、個人投資家の最大の武器ですね。
ジュニアNISA口座(現行は新規投資不可、非課税運用継続)とのバランス
我が家では、数年前にジュニアNISAの新規買い付けが終了する前に、子供名義の口座で少しだけ投資信託や個別株を仕込んであります。ジュニアNISA口座で保有している資産は、子供が18歳になるまで非課税で保有し続けられます。ここから得られる分配金は、子供の高校・大学進学時の「大玉の教育費」として、手をつけずに完全放置して複利で増やしています。
これに対して、今回新NISAで準備しようとしている「都築電機の配当金」は、日々の生活費や習い事代に充てるための「アクティブな(今使うための)お金」です。「将来の大きな学費」は投資信託とジュニアNISAで担保し、「現在の生活のゆとり」は個別株の配当金でカバーする。この使い分けが、我が家の家計のバランス感覚です。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
ここまで良いことばかりを書いてきましたが、投資に「絶対安全」はありません。完璧な銘柄なんて存在しないからこそ、リスクや自分の「迷い」も素直に共有しておきますね。
私が都築電気について懸念しているのは、以下の2点です。
懸念1:業績連動による「減配」のリスク
都築電気は現在、非常に業績が良く、配当も増配傾向にあります。しかし、ITセクターは一般的に「景気の波」を受けやすい業界でもあります。大企業が景気後退期に入り、IT投資を一斉に手控えるような局面(リーマンショックのような大不況)が来ると、業績が一時的に悪化し、それに伴って配当が減らされる(減配)リスクはゼロではありません。
「3年後の小4の壁で、絶対に月5,000円が必要!」と、この配当金だけに100%頼り切った家計設計をしてしまうと、万が一減配されたときに家計が破綻してしまいます。あくまで「配当は家計の潤い、プラスアルファのボーナス」として捉え、最悪、配当がゼロになっても日々の生活費だけで習い事代を捻出できるくらいの、家計の「防御力(貯蓄)」は別途キープしておくことが大前提です。
懸念2:株価の変動リスク(元本割れ)
最低投資金額が約40万円ということは、株価が10%下がっただけで、評価額が4万円も減ってしまうということです。「教育費を貯めようと思って投資したのに、元本が減ってしまったらどうしよう…」と、夜も眠れなくなってしまうようであれば、それは自分の「リスク許容度」を超えている証拠です。
我が家でも、もし株価が急落したら「あちゃー、しばらく静観だな」と笑い飛ばせるくらいの、心の余裕と「使わなくてもいい余剰資金」の範囲で買うように徹底しています。皆さんも、ご自身の胸に手を当てて、「もしこのお金が一時的に半分になっても、子供の笑顔を守れるか?」と問いかけてみてくださいね。
投資は、家族を幸せにするための手段であって、目的ではありません。ハラハラして子供との時間がギスギスしてしまっては本末転倒ですから、我が家も慎重に、ゆっくりと進めていきたいと思っています。
皆さんの人生設計において、今回の都築電気のような高配当株は、どのような役割を果たしてくれそうでしょうか?ぜひ、夫婦で温かいお茶でも飲みながら、「我が家の3年後、5年後の未来予想図」について、楽しくおしゃべりしてみてくださいね。それでは、また次回のブログでお会いしましょう!


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