本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに
こんにちは、みずきです。早いもので、今日で3月も終わりですね。明日からは4月。我が家にとっては、いよいよ長女が小学校に入学する記念すべき月になります。ランドセルを背負って元気に登校する姿を想像すると楽しみな反面、親として気になるのが「小1の壁」です。保育園よりも帰宅時間が早くなったり、長期休暇の預け先を確保したりと、これまでとは違った家計の負担や時間のやりくりが出てきますよね。
そんな「変化の時期」だからこそ、私は「配当金」という第2の給料に助けてもらいたいと考えています。今回は、化学品と自動車部品の2つの顔を持つ老舗企業、森六ホールディングス(4249)を例に、我が家の人生設計にどう組み込めるかを考えてみました。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
投資を考えるとき、私はいつも「何のためにお金を準備するのか」という出口から逆算するようにしています。今の我が家の状況と課題を整理してみました。
我が家の現在地:
・私(39歳):会社員としてフルタイム勤務中。
・長女(6歳):2026年4月に小学校入学。民間学童や習い事の追加を検討中。
・家計状況:新NISAやiDeCoは活用しているけれど、日々の「現金流」も増やしたい時期。
○年後の家計課題:
小学校に入ると、学童の費用や夏休みのキャンプ代、さらに中学受験を見据えた塾代など、教育関連の「スポット的な支出」が増えてきます。特にこれからの3年間は、生活リズムが大きく変わるため、「月に5,000円分」だけでも、家計からではなく「配当金」で支払える仕組みを作っておきたいのです。
その課題を解決するために必要な配当額:
・目標:月額 5,000円(税引き後)
・年間目標:60,000円(税引き後)
・年間目標(税引き前):約75,000円
この「年間7.5万円」の配当金を、どの程度の投資で、どんな銘柄で作るかが今回のテーマです。
2. 目標配当額の逆算計算
森六ホールディングスの指標データ(2026年3月時点の予想ベース)を使って、具体的な必要額を計算してみます。
シミュレーション:月5,000円の配当を目指す場合
・1株あたりの年間配当予想:115円
・現在の株価:2,364円(最低購入単位100株で236,400円)
・配当利回り:4.82%
目標とする年間配当額75,000円を実現するために必要な株数は、
75,000円 ÷ 115円 ≒ 652株 となります。
これを金額に換算すると、
652株 × 2,364円 ≒ 約154万円 です。
「154万円を1銘柄に投じるのは、我が家のリスク許容度としては少し高いかな」というのが正直な感想です。でも、もしNISA枠などを活用して非課税で受け取れるなら、必要額はもう少し抑えられますし、他の銘柄と組み合わせることで、「月5,000円」のパズルを完成させていくのが私のスタイルです。
3. 複数銘柄の比較紹介
森六ホールディングスを検討する際、同じように「高利回り」で家計を支えてくれそうな他の選択肢と比較してみました。それぞれの「性格」が違って面白いですよ。
| 項目 | 森六HD (4249) | テイ・エス テック (7313) | アイホン (6410) |
|---|---|---|---|
| 主な事業 | 化学品・自動車部品 | ホンダ系シート | インターホン最大手 |
| 株価目安 | 2,364円 | 1,900円前後 | 3,000円前後 |
| 配当利回り | 4.82% | 約4.9% | 約4.6% |
| PBR | 0.53倍 | 0.6倍前後 | 0.7倍前後 |
| 配当方針 | 累進配当を意識 | DOE(自己資本配当率)重視 | 安定配当 |
森六ホールディングスの特徴は、なんといってもPBR 0.53倍という「超」がつくほどの割安放置状態です。解散価値を大きく下回っているため、今後の株主還元強化への期待は持てますが、直近のROEがマイナスに沈んでいる点は、家計を守るママ投資家としては少し慎重に見たいポイントですね。
ここで、グローバルな製造業の動向を確認しておきましょう。最近のニュースによると、中国の製造業PMIが50.4まで上昇し、回復の兆しを見せているようです(China PMIs Signal Resilience as Mideast War Raises Uncertainty – WSJ)。森六は中国を含む海外展開も広いため、世界的な景況感の底打ちは、業績回復の追い風になるかもしれません。ただし、中東情勢などの不透明感も併記されており、慎重な舵取りが求められる状況です。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
さて、森六ホールディングスが「2026年からの新生活」にどれくらいフィットするか、3つの軸で採点してみました。
A. 配当の持続性・成長性
評価:○(まあ大丈夫)
自己資本比率が51.1%と高く、財務の土台はしっかりしています。直近の純利益は厳しい局面もありますが、BPS(1株あたり純資産)が4,472円と株価の2倍近くあるため、「配当を出す余力」そのものは十分にあると判断します。ただ、業績が上向かないと増配は期待しにくいかもしれません。
B. 人生設計との適合性
評価:◎(ぴったり)
2026年3月期の予想配当が115円と、現時点の株価に対して非常に高いのが魅力です。娘が小学校に入学するまさにそのタイミングで、これだけの利回りを確保できるのは、「即戦力」としての評価が高いです。教育費の上昇をカバーする「お守り」のような存在ですね。
C. 我が家のリスク許容度との整合性
評価:△(やや緊張感ある)
自動車業界、特にホンダグループとの結びつきが強いため、EVシフトの動向や完成車メーカーの生産調整の影響をダイレクトに受けます。我が家の場合、1銘柄に集中投資するのではなく、以前紹介したテイ・エス テック(7313)の分析記事にあるような銘柄と分散して持つのが、夜ぐっすり眠れる投資法かなと思っています。
5. みずきの総合評価+判断
我が家の人生設計における評価:
森六ホールディングスは、「家計の守備固めというより、家計を支える攻撃的なサブメンバー」という位置づけです。株価が解散価値を大きく下回っているため、これ以上の大きな下落リスクは限定的かもしれませんが、利益率の改善には時間がかかる可能性もあります。
もし購入するなら、単元(100株)で保有しつつ、株主優待制度(もしあれば活用)や、高配当のメリットを享受するのが良さそうです。娘が中学生になるまでの10年間で、投資元本の一部を配当で回収するイメージで、じっくり付き合うのが「みずき流」です。
6. 制度活用との組み合わせ
ここで、みずきブログおなじみの「制度活用」のお話です。個別株投資をするなら、以下の2点は絶対に忘れてはいけません。
・新NISA(成長投資枠)の活用
森六のような高配当株は、NISAで買うのが鉄則です。通常なら約20%引かれる税金がゼロになるので、先ほどの計算でも「154万円」必要だった投資額が、非課税なら「約125万円」で済む計算になります。この「税金の差」は、子育て世代にとっては数ヶ月分の食費に相当する大きな金額ですよね。
・配当控除という裏技
もし特定口座(課税口座)で保有している場合は、確定申告で「総合課税」を選択することで、配当控除を受けられる場合があります。所得税率が低い子育て世帯なら、源泉徴収された税金が戻ってくる可能性が高いですよ。手間はかかりますが、これも立派な「資産形成」です。
つみたて投資枠ではインデックス投信をコツコツ買いつつ、成長投資枠でこうした個別株をスパイス的に加える。これが「時間」と「お金」の両方を大切にするコツだと思っています。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
正直に言うと、私はまだ森六を「主力」としてガッツリ買う勇気はありません。なぜなら、ROE(自己資本利益率)がマイナスであることは、会社がお金を効率的に稼げていないサインでもあるからです。子育てと同じで、いくら体力(自己資本)があっても、本人がやる気(収益性)を出してくれないと、将来の成長が不安になりますよね。
ただ、こうした「放置された優良割安株」が、何かのきっかけで注目されたときの反発力はすごいものがあります。今の私のように「少しだけ持ってみて、家計の足しになればいいかな」という余裕を持った付き合い方が、一番ストレスがないのかもしれません。
皆さんも、ご自身の「人生設計のタイムライン」に、その銘柄がどう役立つかを一度描いてみてくださいね。それでは、素敵な新年度を迎えましょう!


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