はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。日々、育児や仕事に追われながらも「将来のお金」について真剣に考えている皆さんと、等身大の投資プロセスを共有できれば嬉しいです。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
我が家には2020年1月生まれの娘がいます。早いもので、2026年4月には小学校入学を迎えます。いわゆる「小1の壁」が目前に迫っているんですよね。共働きの我が家にとって、放課後の過ごし方は大きな課題です。民間学童の利用や、娘が興味を持ち始めている英語教室などの月謝を考えると、家計には今よりも月5,000円程度のゆとりが欲しいところです。
そこで今回のシナリオは、「2026年4月から、家計を月5,000円(年間60,000円)助けてくれる配当ポートフォリオを作る」というものです。今のうちに仕込んでおくことで、入学時のバタバタを金銭的な余裕でカバーしたいと考えています。
我が家の現在地と目標:
・家族構成:私(30代後半)、夫、娘(4歳)
・課題:2026年4月の小1の壁に伴う教育・預かり費用の増加
・目標配当額:年間60,000円(税引き前)
2. 目標配当額の逆算計算
今回注目するUBE(株)(4208)は、配当利回りが4.65%(執筆時点)と非常に高い水準にあります。この銘柄を使って、目標とする年間60,000円の配当を得るために必要な投資額を計算してみます。
計算式:60,000円 ÷ 0.0465 = 約1,290,322円
UBEの単元株数は100株で、最低購入代金は約23.7万円です。つまり、約600株(約142万円分)を保有すれば、目標の6万円に到達する計算になりますね。一度に買うには勇気がいる金額ですが、2026年までの約2年間で少しずつ買い増していく、あるいは他の銘柄と組み合わせることで現実的なラインが見えてきます。
3. 複数銘柄の比較紹介
目標の「月5,000円」を達成するために、UBEだけでなく、性格の違う他の銘柄とも比較してみましょう。どれが我が家の人生設計にフィットするか、一緒に考えてみてくださいね。
| 銘柄名(コード) | 株価(目安) | 配当利回り | 配当方針・特徴 |
|---|---|---|---|
| UBE(4208) | 2,391円 | 4.65% | 化学大手。事業構造改革中で、配当維持に積極的。 |
| ニチリン(5184) | 4,000円前後 | 4.65% | 自動車用ホース。財務が非常に強固で、守備力が高い。 |
| メイテックGHD(9744) | 3,200円前後 | 5.7% | 技術者派遣。高い還元方針(DOE)で増配期待大。 |
| ノエビアHD(4928) | 5,000円前後 | 5.17% | 化粧品。キャッシュリッチで安定感がある。 |
UBEは、利回りの高さもさることながら、PBR(株価純資産倍率)が0.54倍と、解散価値である1倍を大きく下回っているのが特徴です。最近、東証が「PBR1倍割れ」の改善を企業に強く求めているので、今後、自社株買いや増配などの株主還元がさらに強化される「おまけ」も期待できるかもしれません。
比較対象として、以前ご紹介したニチリン(5184)は、同じ4%台の利回りでも財務の堅実さが際立ちます。一方で、メイテックGHD(9744)は、より攻撃的に配当を狙いに行く時の選択肢になりますね。我が家としては、UBEの「伝統企業ゆえの割安さと、これからの変化」に面白みを感じています。
4. 外部ニュースに見るリスクと将来性
投資を考える上で、外部環境のチェックは欠かせません。最近気になるニュースがありました。
ニュース引用: Brent crude tops $125 a barrel on Iran war worries – AP News
この記事は、イラン情勢への懸念から原油価格(ブレント原油)が1バレル125ドルを超えたことを伝えています。これはUBEのような化学メーカーにとって、「原材料コストの上昇」という直接的なリスクになります。せっかく利益を出そうとしても、原油高でコストが膨らむと、配当の原資となる利益が削られてしまう可能性があります。
しかし、UBEは現在、古い設備を整理し、電池材料などの「スペシャリティ化学」への転換を急いでいます。単なる素材メーカーから、付加価値の高い製品を作る企業へ脱皮できれば、こうしたコスト増を価格転嫁しやすくなるはず。娘が中学生になる頃には、もっと「強い会社」になっていてほしいなという願いも込めてウォッチしています。
5. みずきの「人生設計マッチ度」評価
UBE(株)を、私の3つの評価軸でジャッジしてみます。
A. 配当の持続性・成長性:○(まあ大丈夫)
配当性向は適正範囲内で、会社側も安定配当を意識しています。ただ、ROEが直近でマイナスだったりと、業績に振れがある点は要注意。景気敏感なセクターなので、10年放置というよりは、定期的に「稼ぐ力」が戻っているか確認したい銘柄です。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
2026年の小学校入学に向けて、今の割安なうちに仕込めるのは魅力的。最低投資額が20万円台なので、ボーナスなどを活用して少しずつ枚数を増やし、入学までに「月5,000円の盾」を完成させる計画が立てやすいです。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(まあ大丈夫)
私は営業・企画職として働いているので、ある程度の景気変動リスクは理解しています。ただ、これから第二子を考える可能性もあるので、ポートフォリオのすべてをこうした景気敏感株にするのではなく、ノエビアHD(4928)のような安定したディフェンシブ株と組み合わせて、全体のバランスを取りたいと思います。
6. 制度活用との組み合わせ
ここが「みずきブログ」で一番お伝えしたいポイントです!UBEを普通に特定口座で買うのもいいですが、「配当控除」の活用をぜひ検討してみてください。
配当控除のメリット:
年収によりますが、確定申告で「総合課税」を選択すると、支払った税金の一部が戻ってくることがあります。特に、私のような共働き家庭で、所得税率がそこまで高くない場合は、この仕組みを使うだけで実質的な利回りを数パーセント底上げできるんです。
また、もし余力があればジュニアNISA(現在は新規買付不可ですが、保有継続中の方)や、新NISAの成長投資枠を活用して「非課税」で受け取るのが最強ですね。2026年からの教育費を賄うなら、税金で20%引かれるのと引かれないのでは、月5,000円の重みが全然違ってきます。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べます
正直に言うと、UBEへの投資には迷いもあります。指標データを見ると、自己資本比率が45.6%と少し低下傾向にあります。また、信用倍率が14.82倍と高く、将来の売り圧力になりそうなのも気になるところ。「今すぐ全力買い!」とするには、少し慎重になりたい局面かもしれません。
「もし2026年に原油価格がさらに高騰して、配当が維持されなかったら?」という最悪のシナリオも考えておく必要があります。だからこそ、一つの銘柄に固執せず、分散投資を心がけることが大切なんだなと、娘の寝顔を見ながら改めて感じています。
まとめ:
UBEは、2026年の「小1の壁」を支えるための、高利回りな補強メンバーとして非常に面白い存在です。原油価格や業績の波をチェックしつつ、まずは100株から、自分たちのペースで家計の「現金流」を育てていければと思います。皆さんのご家庭では、どんな「壁」に備えて投資をしていますか?


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