はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
こんにちは!「みずきの家計簿+株」を運営しているみずきです。関東郊外で夫と、2020年1月生まれの6歳の娘と3人で暮らしているワーキングママです。2021年から投資をスタートして、つみたてNISAやiDeCo、そして高配当株投資を楽しんでいます。
気がつけば2026年の5月ですね。この春、我が家の長女はついに小学校に入学しました!毎日ピカピカのランドセルを背負って元気に登校する姿を見て、成長の早さにジーンとしています。でも、それと同時にやってきたのが、世間でよく言われる「小1の壁」です。保育園時代に比べて閉まるのが早い学童保育、長期休みの預け先確保、そして一気に増える習い事の費用や教材費など、親の働き方や家計のやりくりに大きな変化が求められる時期なのだと、身をもって実感しています。
今回は、そんな「小1の壁」を乗り越え、これからの教育費や生活費のゆとりを作るために、我が家が注目しているインフラ関連の超高配当株「世紀東急工業(1898)」について、家計管理と人生設計の視点からじっくりと考えてみました。同じように子育てと資産形成の両立に悩むママやパパの参考になれば嬉しいです!
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」と小1の壁対策
個別株を検討するとき、私は「この銘柄は将来いくらになるか」ではなく、「我が家のどの人生ステージで、いつ、いくら家計を助けてくれるか」という逆算のシナリオから考えるようにしています。
我が家の現在の状況と、これからの人生設計シナリオは以下の通りです。
【我が家の現在地と未来の家計課題】
- 現在の家族構成:私(1985年生まれ・41歳)、夫、長女(2020年生まれ・6歳、小学1年生)
- 直近の課題:小学校入学に伴い、民間学童の利用料や、新しく始めたスイミングや英語といった習い事の月謝が合計で毎月約15,000円から20,000円ほど増加。私の働き方も、残業をセーブせざるを得ず、一時的に手取り収入が微減しています。
- 3年後の課題(2029年春):娘が4年生になり、地域の公立学童は原則として退所になります。その頃には、本格的な中学受験塾に通うか、あるいは放課後の安全な居場所を確保するための費用がさらに必要になります。この時期までに、最低でも毎月5,000円(年間60,000円)の「働かなくても入ってくるお金(配当金)」を、家計の防衛資金として確立したいと考えています。
「たかが月5,000円、されど5,000円」ですよね。毎月自動的に5,000円が口座に振り込まれる仕組みがあれば、娘のドリル代やちょっとした体験イベントの参加費、あるいは私の心にゆとりを持たせるためのカフェ代にだって充てられます。この「月5,000円の配当金」を、今回の世紀東急工業(1898)を使ってどう実現できるか、計算してみましょう!
2. 目標配当額の逆算計算
では、3年後までに「月5,000円(年間60,000円)」の配当金を手に入れるためには、具体的にいくらの投資額が必要になるのでしょうか。税金の有無や、NISA制度の活用も含めて、逆算してシミュレーションしてみます。
【パターンA:特定口座(課税あり)で運用する場合】
通常、日本の個別株から出る配当金には、約20.315%の税金がかかります。そのため、手取りで年間60,000円を得るためには、税引前で約75,300円の配当金が必要です。
世紀東急工業(1898)の会社予想配当利回りは5.28%(2026年5月22日時点の株価1,424円、予想1株配当75円で計算)という、非常に高い水準にあります。この利回りで逆算すると、必要な投資額は以下のようになります。
必要投資額 = 税引前必要配当額 75,300円 ÷ 5.28% = 約1,426,136円
株数に換算すると、100株あたり7,500円(税引前)の配当ですから、1,000株(10株単位での取引は通常できないので単元株100株×10セット)を保有することになります。現在の株価が1,424円ですので、1,000株購入に必要な資金は1,424,000円ですね。
【パターンB:新NISA(成長投資枠)を活用して非課税で運用する場合】
もし、新NISAの成長投資枠にまだ余裕があり、そこで保有できるのであれば、配当金にかかる税金はゼロになります!つまり、税引前の目標額がそのまま60,000円で済むわけです。これは子育て世代にとって本当に大きな武器ですね。
必要投資額 = 目標配当額 60,000円 ÷ 5.28% = 約1,136,363円
株数に換算すると、800株(800株 × 75円 = 60,000円)の保有で目標をぴったり達成できます。
800株の購入に必要な資金は、現在の株価1,424円で計算すると1,139,200円となります。
「110万円以上の投資資金を一気に用意するのはちょっとハードルが高いな」と感じる方も多いと思います。でも、一括で買う必要は全くありません。3年後の目標に向けて、新NISAの成長投資枠を使って、毎月2万〜3万円ずつ、あるいはボーナスを活用しながら少しずつ株数を積み上げていくスタイルなら、家計に無理なく仕組みを作ることができます。我が家も、こうした「コツコツ積立購入」を基本戦略にしています。
3. 複数銘柄の比較紹介
「月5,000円の配当金」という目標を達成するためには、世紀東急工業(1898)だけでなく、同じようなインフラ関連・土木セクターのライバル銘柄と比較して、どれが我が家の人生設計に一番フィットするかを検討することが大切です。
今回は、以前ブログで紹介した道路舗装大手の「東亜道路工業(1882)」や、JR東日本系の「第一建設工業(1799)」、そして世紀東急工業(1898)の3銘柄を比較してみましょう。
| 項目 | 世紀東急工業 (1898) | 東亜道路工業 (1882) | 第一建設工業 (1799) |
|---|---|---|---|
| 直近株価(終値) | 1,424円 | (過去記事参照) | (過去記事参照) |
| 配当利回り(会社予想) | 5.28% | 5.84% | 4.95% |
| 最低投資金額(100株) | 142,400円(最低購入代金:142,100円) | (過去記事参照) | (過去記事参照) |
| 自己資本比率 | 52.3% | 中水準 | 86.5%(極めて高い) |
| ROE(自己資本利益率) | 10.86%(目標クリア) | 良好 | 堅実 |
| 主要なビジネス特徴 | 東急グループ。道路舗装大手。アスファルト合材の製造・販売も手掛け、製品販売の利益率が高い。 | 独立系道路舗装大手。高い利回りと積極的な株主還元が強み。 | JR東日本が主要顧客。鉄道メンテナンスに強みがあり、極めて安定した財務を誇る。 |
| 過去記事リンク | – | 東亜道路工業の記事はこちら | 第一建設工業の記事はこちら |
ここで、最近のインフラセクターを取り巻くニュースに注目してみたいと思います。先日、神奈川新聞のニュースで「京急、設備投資に過去最高449億円 ホームドア神奈川県内は12駅で計画」という報道がありました(参考:京急、設備投資に過去最高449億円(神奈川新聞))。この記事によると、鉄道各社がホームドア設置などの安全対策や老朽化対策のために、過去最大規模の資金をインフラ設備投資に投じていることがよく分かります。
この動きは、道路インフラにも全く同じことが言えるんですよね。日本の道路やアスファルト舗装の多くは、高度経済成長期からこれまでに整備されたものが多く、今まさに激しい老朽化対策と維持更新の時期を迎えています。世紀東急工業(1898)のような道路舗装会社が手がけるビジネスは、一度作ったら終わりではなく、数年ごとに必ず修繕や舗装し直しが必要になる「リピート性の極めて高いビジネス」なんです。国や地方自治体、あるいは民間企業からの安定した需要が今後も長く続くという点で、非常にディフェンシブ(不況に強い)な側面を持っています。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
それでは、みずき独自の視点から、世紀東急工業(1898)が我が家の人生設計にどれくらいマッチしているか、3つの軸で厳しく評価していきます!
A. 配当の持続性・成長性:評価「〇(まあ大丈夫)」
世紀東急工業の配当利回りは5.28%と非常に魅力的です。注目すべきは、企業の収益力を示すROEが10.86%と、一般的に優秀とされる8〜10%をしっかりとクリアしている点です。営業利益率や純利益率も直近で改善傾向にあり、会社が効率よく稼げていることが分かります。
ただし、配当方針としては、利益の一定割合を配当に回す「業績連動」の色合いが少しあるため、建設業界全体の受注状況や、舗装の原材料である「原油・アスファルト価格」の乱高下によっては、利益が削られて配当が前後するリスクがあります。直近のEPS(1株当たり純利益)は128.30円と増加傾向で安定感は増していますが、減配リスクが完全にゼロではないという点で「〇」としました。
B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」
我が家が目標とする「3年後に月5,000円(年間60,000円)」というタイムラインにおいて、5%を超える高い配当利回りは、必要投資額を大幅に抑えてくれる大きなメリットがあります。
1単元(100株)あたり約14.2万円からスタートできるため、新NISAの成長投資枠を使って少しずつ買い足していく計画に非常に適しています。また、娘が中学生・高校生へと成長する今後10年間のロードマップで見ても、道路の維持修繕需要は決してなくならないため、長期にわたって家計に一定のキャッシュを供給し続けてくれるパートナーになり得ると感じています。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「〇(まあ大丈夫)」
自己資本比率は52.3%と、業界で健全とされる目安(30%以上)を大きく上回っており、有利子負債も横ばいで安定しています。財務的な破綻リスクは極めて低いと言えます。
ただし、道路舗装事業は「景気や公共事業予算の増減」に影響を受けやすいという景気敏感(シクリカル)な性質を持っています。我が家は現在、共働きで安定した給与収入があるため、多少の株価の上下動は気にせず保有し続けられますが、もし「近い将来に育休に入って完全に無収入になる期間がある」というような家計であれば、もう少し値動きの緩やかな電力・ガスや通信といったディフェンシブセクターを多めにした方が安心かもしれません。今の我が家のリスク許容度からすれば、十分にポートフォリオに組み込める範囲なので「〇」です。
5. みずきの総合評価+判断
これまでの分析を総合して、世紀東急工業(1898)に対する我が家の結論は、「新NISAの枠を活用し、ポートフォリオの『高配当ブースター(利回り向上役)』として、少しずつ買い進めたい1銘柄」となりました!
建設・道路セクターには、本当に財務がカチカチで安定している「第一建設工業(1799)」のような銘柄もありますが、利回りだけで見れば今回の世紀東急工業(1898)や東亜道路工業(1882)の5%超えは非常に魅力的です。
そこで、我が家では「1つの銘柄に依存しない」という大原則のもと、以下のようなハイブリッド保有戦略を考えています。
- ポートフォリオの土台(コア)には、安定感が抜群でJR東日本からの仕事が途切れない第一建設工業(1799)や、インフラ全体の持ち株会社であるインフロニア・ホールディングス(5076)を据える。
(参考:インフロニア・ホールディングスの記事はこちら) - 全体の利回りを引き上げ、3年後に「月5,000円」を少ない投資金額で確実に達成するために、世紀東急工業(1898)を成長投資枠で少しずつ買い足して「サブエンジン」にする。
このように、同じ「インフラ・土木セクター」の中でも、守りに特化した銘柄と、攻め(高利回り)に特化した銘柄を組み合わせることで、家計全体のリスクを抑えつつ、目標とする配当金を効率よく受け取ることができると考えています。完璧な1銘柄を探すのではなく、パズルのように組み合わせて自分たちに最適な「家計の防衛システム」を作っていくのが、投資の面白いところですよね。
6. 制度活用との組み合わせ:みずき流・税効率最大化のアイデア
みずきブログの最大の特徴は、「国の制度を限界まで活用して、税金で損をしないこと」です。個別株の配当金を家計に組み込む際、ぜひ知っておいてほしい2つのアプローチをご紹介します。
新NISAの成長投資枠での保有
やはり第一選択肢は、新NISAでの保有です。通常なら引かれてしまう20.315%の税金が完全にゼロになるため、世紀東急工業の5.28%という高い利回りを100%そのまま家計に還元できます。
もし、つみたてNISA(現在のつみたて投資枠)で全世界株式(オルカン)や米国株(S&P500)といったインデックスファンドを毎月積み立てている場合、その中にも間接的に日本の建設株などは含まれています。ですが、それらは自動的に再投資されてしまうため、日々の「生活費のゆとり」としては実感が湧きにくいのがデメリットです。
「インデックス投資で将来の20年後の教育費や老後資金をしっかり作りつつ、新NISAの成長投資枠を使って世紀東急工業のような高配当個別株を保有し、今現在の小1の壁を乗り越えるための生活費(お小遣い)を配当で賄う」という役割分担が、最も美しいアプローチだと思います。
課税口座(特定口座)で買うなら「配当控除」をフル活用!
もしNISA枠を使い切ってしまっている場合や、将来的に課税口座でこの株を買うことになった場合でも、諦めるのは早いです!日本の株式から出る配当金は、確定申告で「総合課税」を選択して所得税の申告をすると、「配当控除」という税額控除を受けることができます。
この制度を使うと、課税所得(年収から様々な控除を引いた後の金額)が一定以下(目安として課税所得900万円以下、特に子育て中の時短勤務などで所得が一時的に下がっているママなど)の場合、特定口座で源泉徴収された約20%の税金の一部、あるいは大部分を取り戻すことができます。
夫婦でどちらの名義の口座で株を保有するか、その年の夫婦それぞれの所得はどうなるかによって、税率が劇的に変わることがあります。我が家でも毎年、確定申告の時期になると、夫婦どちらで確定申告を通した方がお得になるかを計算しています。こうした知識を少し持っておくだけで、手元に残る現金が数万円単位で変わってくるので、ぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べます
ここまで世紀東急工業(1898)の良いところをたくさん書いてきましたが、もちろん完璧な銘柄なんて存在しません。私が個人的に「ちょっと心配だな、迷うな」と感じているポイントも正直に共有します。
最大の懸念は、やはり「原材料価格の上昇(コスト高)と、それを価格転嫁できるか」という問題です。道路の舗装に使うアスファルト合材は、原油を精製する過程で作られるため、世界的な原油価格の動きに直撃されます。
現在、中東情勢の緊迫化などで原油価格が高止まりする懸念は常にあります。世紀東急工業は合材の製造・販売で高いシェアを持っていますが、道路工事の発注者である自治体や大企業に対して、タイムリーに値上げをお願いして価格転嫁できない時期が続くと、一時的に業績が大きく悪化して減配に繋がる可能性があります。
また、東急グループに属しているため、東急線沿線の開発や私鉄インフラの仕事が入ってくるという強みがある反面、グループ全体の投資計画の変更に引っ張られるリスクもあります。
こうした「景気や外部要因に左右されやすい不確実性」があるからこそ、株価が割安な水準(PER 11.08倍、PBR 1.18倍)に放置され、配当利回りが5%を超える高水準になっているわけです。つまり、「高い利回りには、それ相応の理由(リスク)がある」ということを私たちは忘れてはいけません。
ですから、我が家でのルールとして、「道路舗装セクター全体の保有比率は、我が家のポートフォリオ全体の5%以内にする」という上限を設定しています。どれだけ利回りが魅力的でも、特定の業界にお金を集中させすぎると、その業界が冬の時代を迎えた時に家計が受けるダメージが大きくなりすぎてしまいますからね。「程よい距離感で、おいしいところを少しだけいただく」というのが、子育て家庭の賢い高配当投資のコツだと思います。
まとめ:我が家のこれからのステップ
小学校に入学したばかりの娘は、毎日学校で新しいお友達を作り、一歩ずつ自分の世界を広げています。親である私たちも、ただ子育ての忙しさに追われるだけでなく、子どもが大きくなった時に「あの時、しっかり準備しておいてよかったね」と笑い合えるように、家計の仕組みを整えていきたいですね。
世紀東急工業(1898)は、日本のインフラを足元から支える、地味だけれど絶対になくてはならない企業です。5.28%という素晴らしい配当パワーを借りて、我が家の「小1の壁」対策、そして3年後の「月5,000円」の安心感を、焦らずゆっくり、新NISAなどを活用しながら形にしていこうと思います。
皆さんのご家庭では、どのような人生設計を描き、どんな銘柄を検討されていますか?
投資に正解はありません。それぞれの家族のカタチに合った、心地よい投資スタイルを一緒に見つけていきましょうね!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。また次回のブログでお会いしましょう!みずきでした。


コメント