本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに
こんにちは、みずきです!関東郊外で夫と、この4月に小学校へ入学したばかりの6歳の娘と一緒に暮らしている、30代の会社員ワーママです。普段は上場企業で営業や企画の仕事をしながら、家計管理と資産形成、そして個別株投資を楽しんでいます。
我が家では、2021年から「お金は人生の自由度を高めるツール」という信念のもと、つみたてNISAやiDeCoをフル活用しながら、日々の暮らしを潤してくれる高配当株投資を少しずつ進めてきました。完璧な投資家を目指すのではなく、「今の我が家にとって最適な選択は何か」を常に考えながら取り組んでいます。
さて、2026年5月。我が家は今、まさに子育て世帯の大きな節目である「小1の壁」に直面しています。保育園時代は19時まで預かってもらえたので何とかフルタイムで働けていたのですが、小学校の学童は18時まで。私の仕事のやり方を少しセーブせざるを得なくなったり、あるいはファミリーサポートさんなどの民間サービスを頼らざるを得なくなったりと、家計にも時間にも変化が押し寄せています。
今回の記事では、そんな我が家のリアルな人生設計と家計の課題をもとに、教育業界の大手である(株)ナガセ(9733)をはじめとする高配当株が、どのように我が家の家計を支えてくれるのか、具体的な逆算思考でシミュレーションしたプロセスを皆さんに共有したいと思います。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」と小1の壁
まずは、今回なぜこの銘柄たちを検討するに至ったのか、我が家の具体的な「人生設計シナリオ」からお話ししますね。ここが明確になっていないと、どんなに良い銘柄を見つけても「本当に買うべきか」の判断がブレてしまうからです。
我が家の現在地と、直面した課題
娘は2020年1月生まれで、この2026年4月に小学校に入学しました。ピカピカのランドセルを背負って登校する姿には感動したものの、現実は甘くありませんでした。学童保育の終了時間が保育園より早いため、私の残業をこれまで以上に減らす必要が出てきたのです。それに伴い、私の残業代が減る、いわゆる「プチ収入減」が現実味を帯びてきました。
さらに、小学校に入ったことで娘の「新しいことを学びたい!」という意欲がむくむくと湧いてきています。英語の学童や、お友達も通っているスイミングスクールなど、新しい習い事を検討し始めた結果、毎月の出費がこれまでより約5,000円増える見込みになりました。
解決したい課題と目標の配当額
この「月に5,000円」の家計負担を、日々の労働収入だけで補おうとすると、私の精神的なゆとりが削られてしまいます。そこで、我が家ではこの負担を「配当金という不労所得の仕組み」で丸ごとカバーすることを目指すことにしました。
つまり、我が家の今の人生設計におけるミッションは、「数年以内に、安定して月5,000円(年間60,000円)の配当金を運んでくれるポートフォリオを構築すること」です。子どもが小学生から中学生へ、そして高校生へと成長していくこれからの10年間、この月5,000円の配当金は、娘の習い事費用や教材費として、我が家の家計の大きな盾になってくれると考えています。
2. 目標配当額の逆算計算:いくら投資が必要?
目標が「月5,000円=年間60,000円の配当金」と決まったら、次にやるべきは「それを実現するために、一体いくらの投資資金が必要なのか」という逆算です。この計算をすることで、今の我が家の貯蓄ペースで実現可能かどうかが分かります。
今回、メインで検討する(株)ナガセ(9733)の配当利回りは、会社予想ベースで5.19%(2026年5月22日時点)と非常に魅力的な高水準です。この利回りを使って、2つのパターンで必要投資額を計算してみましょう。
パターンA:新NISA(成長投資枠)を活用して非課税で受け取る場合
みずきブログの最大の差別化ポイントは、制度の徹底活用です。新NISAの成長投資枠を使って、配当金を非課税で受け取る場合の計算は以下のようになります。
目標年間配当額:60,000円
配当利回り:5.19%
必要投資額 = 60,000円 ÷ 0.0519 ≒ 1,156,069円
約116万円の資金があれば、年間60,000円の配当金をノンストレスで受け取ることができます。ナガセの最低投資金額は100株で約23万円ですので、500株(約115万円分)を保有すれば、ほぼ目標をクリアできる計算になりますね。
パターンB:特定口座(課税口座)で受け取る場合
もし、新NISAの枠を使い切っていて、通常の課税口座(特定口座)で受け取る場合は、配当金に対して20.315%の税金がかかります。そのため、手取りで60,000円を確保するためには、より多くの投資資金が必要になります。
税引き後の実質利回り:5.19% × (1 – 0.20315) ≒ 4.135%
必要投資額 = 60,000円 ÷ 0.04135 ≒ 1,451,027円
ご覧の通り、特定口座を使うと必要資金が約145万円まで跳ね上がってしまいます。新NISAを使うか使わないかで、用意すべき軍資金に約29万円もの差が出るわけです。この差は子育て世帯の家計にとって本当に大きいですよね!やはり、個別株投資であっても、まずは新NISAの非課税枠を最優先で使っていくのが鉄則だと改めて実感します。
3. 複数銘柄の比較紹介:ナガセとライバルたち
我が家が目指す「年間60,000円の配当」を、たった1つの銘柄だけに頼るのはリスクがあります。万が一、その企業が減配(配当を減らすこと)をしてしまったら、我が家の習い事資金計画が崩れてしまうからです。そこで、ナガセと同じく魅力的な高配当を維持している他業界の優良銘柄と比較して、ポートフォリオ全体のバランスを考えてみましょう。
今回は、自動車部品大手のNOK(7240)、そして無借金経営で知られるFA制御機器商社のスズデン(7480)の2社を比較対象としてピックアップしました。業界を分散させることで、景気の波による影響を和らげるのが狙いです。
| 項目 | (株)ナガセ(9733) | (株)NOK(7240) | スズデン(株)(7480) |
|---|---|---|---|
| ビジネス概要 | 東進ハイスクールや四谷大塚、イトマン等の教育・スポーツ事業 | 自動車用オイルシールで国内シェア7割の部品メーカー | 工場自動化(FA)用制御機器や電子部品を取り扱う専門商社 |
| 直近株価(目安) | 2,296円 | 2,000円前後 | 2,400円前後 |
| 最低投資金額(100株) | 229,600円 | 約200,000円 | 約240,000円 |
| 配当利回り(会社予想) | 5.19% | 4.84% | 5.14% |
| 1株配当(会社予想) | 120.00円 | 96.00円(参考値) | 123.00円(参考値) |
| 自己資本比率 | 37.7% | 約60%(非常に盤石) | 極めて高い(無借金体質) |
| ROE(実績) | 11.69% | 約6.5% | 約10.2% |
| 配当方針・特徴 | 利益還元を重視し、高い利回りを維持。配当性向はやや高め。 | 安定配当と自社株買いに積極的。自動車業界の回復に連動。 | 業績連動に加え、財務が強固なため減配リスクが低い安定志向。 |
それぞれの銘柄には異なる魅力があります。ナガセは何と言っても5.19%という抜群の利回りの高さと、子育て世代にとって非常に親しみ深く、ビジネスの中身を子どもにも説明しやすい「教育」がテーマである点が特徴です。東進ハイスクールや四谷大塚、イトマンスイミングスクールなど、我が家もお世話になる可能性が高いサービスばかりですね。
ここで少し市場の大きな流れにも目を向けてみましょう。最近のニュースでも、日本経済新聞の
「日本株が異次元の大商い 1日平均10兆円に倍増、上昇相場に厚み」
という記事が話題になりました。東証の市場改革や新NISAのスタートなどを背景に、日本市場全体に国内外の莫大なお金が流れ込んできており、市場が非常に活気づいています。こうした相場環境だからこそ、私たちは一過性のブームに乗った値動きの激しい半導体株やAI関連株だけに惑わされることなく、ナガセのように実直に内需を支え、5%を超えるような配当を出し続けてくれる地に足のついた企業をしっかり見極めていきたいですね。
他の比較銘柄についても、過去にブログで詳しく考察しています。例えば、自動車部品で世界的なシェアを持つ
◎(7240)NOKの分析記事
や、財務健全性がピカイチで無借金経営を誇る
◎(7480)スズデンの分析記事
も合わせてご覧いただくと、高配当株でポートフォリオを組む際の全体像がイメージしやすいと思います!
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
それでは、我が家の「小1の壁・月5,000円配当獲得作戦」において、(株)ナガセ(9733)がどれくらいフィットしているのか、みずき独自の3つの評価軸で辛口・甘口織り交ぜてジャッジしていきます!
評価軸A:配当の持続性・成長性
評価:○(まあ大丈夫、ただし業績の注視が必要)
ナガセの1株配当予想は120.00円で、予想EPS(1株当たり純利益)166.41円から逆算すると、配当性向は約72.1%となります。これは一般的に目安とされる「60%以下」を上回っており、利益の大部分を配当に回している状態です。株主還元に非常に積極的であることは素晴らしいのですが、もし将来的に業績が大きく落ち込んだ場合、この配当水準を維持するのは少し苦しくなるかもしれません。
一方で、会社の収益性は改善傾向にあり、ROE(自己資本利益率)は11.69%と日本企業の中ではかなり優秀な水準に達しています。売上高も前年同期比で拡大傾向にあり、直近のフリーキャッシュフローも改善していることから、教育ビジネス特有の「授業料の前受けシステム」による潤沢なキャッシュが強みになっています。急な減配リスクは低いと見ていますが、配当性向の高さから「増配の余力」はやや緩やかかな、ということで「○」評価です。
評価軸B:人生設計との適合性
評価:◎(ぴったり!)
我が家の最大のテーマは「子どもの成長に伴う教育費の確保」です。ナガセという、まさに日本の民間教育をリードする企業の株を保有し、そこから得られる配当金(年間6万円)で娘のスイミングや英語の月謝を支払うというのは、人生のストーリーとして非常に美しく、モチベーションが上がります。
また、利回りが5.19%と高いため、目標額を達成するための必要投資額が116万円程度で済むのも、家計への負担感が少なくて現実的です。娘が小学生の間(これからの6年間)に、この配当金が毎月チャリンと口座に入ってくる仕組みを確立できれば、教育費の先取り貯蓄としての役割を完璧に果たしてくれます。
評価軸C:我が家のリスク許容度との整合性
評価:○(まあ大丈夫、ただし一括購入は避ける)
現在の我が家は、私が「小1の壁」による仕事の調整を行っている最中であり、家計のキャッシュフローはややタイト。この状況で、ナガセ株を一度に500株(約115万円分)どんと一括で購入するのは、精神的に少しリスクを取りすぎだと感じます。株価が一時的に下がったときに、「ああ、私の判断が間違っていたのかな」と焦ってしまうのが一番良くないからです。
幸い、ナガセは100株(約23万円)から購入可能です。まずは「100株だけ買って、配当金を12,000円受け取ってみる」という小さな成功体験を積み重ね、家計の様子を見ながら時期を分散して200株、300株と買い増していく戦略をとれば、我が家の現在のリスク許容度にも心地よくフィットしてくれます。
5. みずきの総合評価+判断
以上の分析を踏まえた、我が家としてのナガセへの総合評価とリアルな投資判断をお伝えします!
結論として、「ナガセは、我が家の『小1の壁対策ポートフォリオ』の頼もしいエース候補!ただし、他業界の銘柄と組み合わせて、合計で月5,000円を目指すのが我が家の最適解」だと考えています。
ナガセの5.19%という高い利回りは非常に魅力的ですが、配当性向が高めであることや、中長期的な少子化の波を考えると、1つのカゴに全ての卵を盛るのは危険です。そこで、以下のような「3大高配当株の分散ポートフォリオ」を作るのが、我が家の家計にとっては一番安心できる戦略かなと思っています。
- (株)ナガセ(教育):200株(投資額:約46万円 / 年間配当:24,000円)
- (株)NOK(自動車部品):200株(投資額:約40万円 / 年間配当:約19,200円)
- スズデン(株)(FA商社):100株(投資額:約24万円 / 年間配当:約12,300円)
これらを合計すると、投資総額は約110万円。そして得られる年間配当金の合計は約55,500円となり、目標である年間60,000円(月5,000円)にほぼ手が届く計算になります。教育、自動車、工場向けシステムという、全く景気循環の異なる3つのセクターに分散させることで、どこか1社が一時的な業績不振で減配になっても、家計へのダメージを最小限に抑えられます。これこそが、家族を守る主婦投資家としての、堅実で心地いい攻め方です。
6. 制度活用との組み合わせ:みずき流・お得な税制ハック
高配当株に投資する上で、絶対に無視できないのが「税金をどうやって節約するか」という視点です。税制を味方につけるだけで、投資の利回りは実質的に大きく向上します。我が家が実践している、また検討している制度活用のポイントを3つご紹介します。
① 新NISAの「成長投資枠」を最優先で使う
個別株を買うなら、まずは新NISAの成長投資枠(年間最大240万円、生涯1,200万円まで)を使いましょう。先ほどの計算通り、配当金が非課税になるだけで、必要な投資資金を約30万円も減らすことができます。我が家でも、つみたてNISA(現在のつみたて投資枠)でオルカンやS&P500といった投資信託を老後資金として毎月コツコツ積み立てつつ、配当金を「今使えるお金」として生み出すために、このナガセのような個別株は新NISAの成長投資枠で少しずつ購入する計画を立てています。
② ジュニアNISA(新規投資は終了、払い出し制限解除)の名残を活かす
我が家では、かつてジュニアNISA口座を開設し、娘の名義で少しだけ運用をしていました。ジュニアNISAの新規投資は終わってしまいましたが、残った資産は非課税のまま保たれています。もし、子ども自身の教育資金として完全に割り切る資金であれば、子どもの口座内で高配当株を保有し、配当金も非課税で受け取ってそのまま将来の学費に再投資していくのも、家族全体の税効率を最大化する素晴らしい方法ですね。
③ 特定口座で保有する場合の「配当控除」という裏ワザ
もし新NISAの枠を他の投資で使い切ってしまい、どうしても特定口座(課税口座)で高配当株を保有せざるを得なくなった場合でも、諦める必要はありません。日本の税制には「配当控除」という仕組みがあります。
これは、確定申告の際に「総合課税」を選択することで、課税所得が一定金額(目安として課税所得が900万円以下、特に所得の低い主婦や時短勤務で所得が下がった世帯)であれば、源泉徴収された20.315%の税金の一部、あるいは大部分が還付される(戻ってくる)制度です。私のように、育児や時短勤務で一時的に個人の年収が下がっている時期は、確定申告で配当控除を申請したほうが、税率がぐっと低くなってお得になるケースが多いんですよ!世帯全体で誰の口座で買うのが一番税効率が良いか、夫婦でお金の話をしながらシミュレーションするのも楽しい時間です。
7. 完璧な銘柄はない:ナガセをめぐる私の迷いと懸念
ブログの読者の皆さんには、いつも私の「リアルな迷い」も包み隠さずお伝えしたいと思っています。ナガセは素晴らしい高配当株ですが、手放しで「今すぐ買うべき完璧な銘柄」というわけではありません。私が感じている懸念点も共有しておきますね。
最大の懸念は、やはり日本が避けて通れない「少子化問題」です。子供の数が減っていく中で、いくら「東進ハイスクール」や「四谷大塚」といったブランド力が強くても、市場全体のパイ自体は縮小していきます。同社は指導力の向上や、1人当たりの単価を上げる高付加価値化、さらにはオンライン教育の推進でカバーしようとしていますが、長期的な成長性については常にアンテナを張っておく必要があります。
また、先ほども触れた「配当性向の高さ(約72%)」も気になるところです。もし業績が一時的に悪化した場合、減配を避けるために無理をして配当を出し続けるか、あるいはやむを得ず減配に踏み切るかの瀬戸際に立たされる可能性があります。自動車部品メーカーのように、世界中に顧客がいる製造業と比べると、日本の受験・教育市場に特化している内需株ゆえの「頭打ち感」に対する懸念は、常に私の頭の片隅にあります。
「だからこそ、一気に全力買いはせず、まずは100株。そして、会社の四半期ごとの決算発表を見ながら、生徒数や売上高が順調に維持されているかを確認しつつ、慎重に歩みを進めていきたいなと思っています。投資に100点満点の選択肢はありません。リスクを正しく理解した上で、自分たちの人生設計というパズルにどう組み込んでいくかが一番大切なんですよね。」
まとめ
今回は、娘の小学校入学に伴う「小1の壁」と「新しい習い事の月謝5,000円」を解決するために、(株)ナガセ(9733)をベースにした高配当株投資の逆算シナリオをご紹介しました。
投資資金として約115万円を確保し、新NISAを上手に使えば、ナガセ株(利回り5.19%)から毎年6万円(月5,000円)の配当金を税金ゼロで受け取ることができます。このお金が、娘が一生懸命取り組むスイミングや英語の月謝になり、私たちの働き方や心のゆとりを支えてくれる。そう考えると、毎日の仕事や家計管理にも、もっと前向きなエネルギーが湧いてきませんか?
この記事が、同じように子育てとこれからの教育費、そして日々の仕事の両立に悩むパパ・ママにとって、投資を「自分事」として捉え、人生設計を描くためのちょっとしたヒントになれば嬉しいです。完璧じゃなくて大丈夫。今の自分たちにできる範囲で、心地いい家計と未来を作っていきましょうね!


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