○(3925)ダブルスタンダード : 6.09%配当で3年後の小4の壁に向けた習い事費を支える家計のスパイス枠

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:子どもの成長と「3年後の壁」に備えるということ

こんにちは、みずきです。関東郊外で夫と6歳になったばかりの娘と暮らしながら、平日は上場企業で営業や企画の仕事をしています。2020年1月生まれの娘は、この春無事に小学校へ入学しました。いわゆる「小1の壁」にぶつかりながらも、毎日ランドセルを背負って元気に登校する姿を見て、親としての責任を改めて実感している今日このごろです。

投資を始めた2021年以降、我が家はつみたてNISAやiDeCoといった制度をフル活用して、20年先を見据えたインデックス投資をコアに据えてきました。でも、子育てのリアルな現場でお金が必要になるタイミングって、もっと短いスパンで何度もやってくるんですよね。

そこで大活躍してくれるのが、家計に直接「現金」という潤いをもたらしてくれる個別株の配当金です。今回は、ビッグデータ処理やデータクレンジングなどの独自技術を持つ株式会社ダブルスタンダード(3925)を取り上げます。なんと会社予想の配当利回りが6.09パーセントという、驚くほどの高配当を提示している銘柄です。

「こんなに利回りが高いなら、今すぐ買うべき?」と思ってしまいそうになりますが、そこは子育て世代の投資家として冷静に見極めなければなりません。今回は「我が家の人生設計」というフィルターを通して、この高配当が本当に3年後の家計を支える武器になるのか、それともリスクをはらんだスパイスにとどまるのか、じっくり分析していきたいと思います。

1. シナリオ設定:3年後にやってくる「小4の壁」と、月1万円の教育費サポート

我が家が今、一番リアルに想定している家計の課題。それが、3年後の「小4の壁」です。

現在は小学1年生になり、学童や基本的な習い事(スイミングやピアノなど)の費用を何とか月給の範囲内でやりくりしています。しかし、子どもが小学校4年生(10歳)になる3年後には、教育にかかる費用が一段とステップアップすることが予想されます。

周りの先輩ママに聞くと、4年生からは本格的な学習塾や、プログラミング教室、ロボット教室といった「専門的で月謝の高い習い事」にシフトするご家庭が急増するのだそうです。そうなると、現在の習い事費に加えて、毎月さらに10,000円(年間120,000円)程度の教育費の上乗せが必要になってきます。

この「3年後に必要となる月1万円」を、すべて労働収入の増額や生活費の節約でカバーしようとするのは精神的にも大変です。だからこそ、今から3年間の猶予を使って「月1万円を生み出してくれる配当金の仕組み」をポートフォリオの中に構築したいと考えました。これが、今回のシナリオ設定です。

2. 目標配当額の逆算計算:ダブルスタンダードで月1万円を実現するには?

では、3年後までに「月10,000円(年間120,000円)」の配当金を手に入れるためには、ダブルスタンダードにいくら投資をすればいいのでしょうか。指標データをもとに逆算してみます。

現在、ダブルスタンダードの会社予想データは以下の通りです。

項目 数値・データ
株価(終値) 1,149円
1株配当(会社予想) 70.00円
配当利回り(会社予想) 6.09パーセント
最低購入代金(100株) 114,900円

この高い利回りを前提として、目標とする年間120,000円の配当金(税引前)を得るために必要な投資額を計算してみます。

120,000円 ÷ 6.09パーセント = 約1,970,443円

ダブルスタンダードの株を約1,97万円分(およそ17単元、1,700株)保有すれば、年間で119,000円の配当金が得られる計算になります。現在の株価が1,149円ですので、1,700株を購入するための資金は1,953,300円です。

もし、税引後の手取りで「きっちり月1万円」を確保したい場合、通常の課税口座(税率20.315パーセント)では、約15万円の税引前配当が必要になります。その場合の必要投資額は約246万円まで膨らみます。

「200万円前後の投資で、将来の塾代を丸々カバーできる仕組みが手に入る」と考えると、非常に魅力的に見えますよね。しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。「ダブルスタンダード1銘柄に、200万円近い大切な教育資金を集中させてしまって本当に大丈夫なのか?」ということです。企業の収益性や安定性を踏まえ、他の高配当な選択肢とも比較しながら検討する必要があります。

3. 類似テーマ・高配当銘柄との比較紹介

データ処理やITを活用したサービスを展開し、高い配当利回りを提示している他の銘柄と比較してみましょう。今回は、我が家で以前から注目していた「ギックス」と「コンフィデンス・インターワークス」の2社を並べて比較してみました。

企業名(コード) 株価(目安) 配当利回り 自己資本比率 特徴・みずきの視点
ダブルスタンダード(3925) 1,149円 6.09パーセント 90.5パーセント ビッグデータ生成・クレンジングに強み。財務は鉄壁だが、直近の売上減少と利益率低下が懸念材料。
ギックス(9219) 個別記事参照 5.93パーセント 高水準 データ分析を活用したDX支援に強み。成長期待が高い一方で、業績の振れ幅には注意が必要な枠。
コンフィデンス・インターワークス(7374) 個別記事参照 5.61パーセント 安定水準 ゲーム・エンタメ業界向けの人材派遣・紹介や、DX人材支援を展開。人材需要の波を捉えるサテライト候補。

このように並べてみると、どの企業もデータ処理やデジタル、人材といった「これからの時代に欠かせない分野」で独自の強みを持っています。さらに、いずれも5パーセント台後半から6パーセントを超える非常にアグレッシブな配当利回りを実現しています。

ここで、以前の記事でも紹介したギックスについての詳細は、こちらの記事を参考にしてみてください。

○(9219)ギックス : 5.93%配当で小1の壁の習い事費月5千円を支えるサテライト戦略

また、クリエイターやIT人材の支援で安定した利回りを持つコンフィデンス・インターワークスについての考え方は、以下の過去記事が参考になります。

○(7374)コンフィデンス・インターワークス : 5.61%配当で小1の習い事代月5千円を支えるサテライト戦略

これらの銘柄と比較したとき、ダブルスタンダードの最大の際立ちポイントは、なんと言っても「90.5パーセント」という極めて高い自己資本比率です。借入金に頼らない、驚異的な財務の健全性を持っています。一方で、直近の「収益性の悪化」や「売上高の減少傾向」といった弱みも存在しており、このバランスをどう評価するかが鍵になります。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

それでは、我が家の人生設計シナリオ「3年後の小4の壁に向けた、月1万円の教育費サポート」に対して、ダブルスタンダードがどれくらいフィットするのか、3つの軸で星評価をしてみたいと思います。

A. 配当の持続性・成長性:評価「△」

配当利回り6.09パーセントという数字は素晴らしいのですが、中身をじっくり見る必要があります。1株配当予想が70円であるのに対し、会社予想EPS(1株当たり純利益)は88.56円です。ここから計算される配当性向は約79パーセントとなり、かなり高い水準に達しています。

利益のほとんどを配当金として吐き出している状態ですので、今後さらに業績が伸び悩めば、減配(配当金を減らすこと)のリスクが現実味を帯びてきます。指標データでも「収益性は悪化、純利益率と営業利益率は前年同期比で低下」「売上高は前年同期比で減少傾向」と指摘されています。自己資本比率が90.5パーセントあるため、今すぐ資金ショートするような心配はありませんが、事業としての成長性が一服している現状を考えると、配当の持続性・成長性については少し慎重(△評価)にならざるを得ません。

B. 人生設計との適合性:評価「○〜△」

3年後に「塾代として毎月安定した現金」が欲しいという人生設計において、最も避けたいのは「いざその時期が来たときに減配されて、予定していた配当金が得られなくなること」です。ダブルスタンダードは財務が鉄壁なので会社が揺らぐ可能性は低いですが、業績連動で配当が削られるシナリオは十分にあり得ます。

そのため、この銘柄単体で「3年後の塾代月1万円」のすべてを担わせるのは、少し荷が重いと感じます。一方で、10万円台前半から買える最低購入代金の低さを活かして、「数万円だけお試しで保有し、他の安定した大型高配当株と組み合わせる」というサテライト枠としての使い方であれば、十分に役立ってくれると考えられます。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○」

我が家の資産形成の核(コア)は、全世界株式インデックス(オルカン)などの投資信託です。こちらはiDeCoや新NISAのつみたて投資枠で、20年後の娘の大学進学や自分たちの老後に向けて、淡々と積み立てています。そのため、個別株への投資は「生活を脅かさない、余裕資金の範囲内」で行うサテライト(スパイス)の位置づけです。

ダブルスタンダードは自己資本比率が90パーセントを超えているため、倒産による投資資金の全損リスクは極めて低いと言えます。減配のリスクはありますが、「元本が突然ゼロになるようなリスクは避けたいけれど、高い利回りの恩恵も少しは受けたい」という我が家のリスク許容度には、サテライト枠としてなら十分に整合していると評価できます。

5. 外部ニュースに見るIT・テック株の環境と、ダブルスタンダードのサイズ感

ここで、最近の株式市場の面白いトレンドを一つ共有させてください。ビジネスインサイダーに掲載されたニュース「古河電工、住友電工、花王……7月1日前後に“株式分割”する全34銘柄リスト。それぞれのファンダメンタルズも解説する」によれば、近年のAIや半導体、IT関連の株価高騰に伴い、多くの有力企業が「株式分割」を行い、個人投資家が買いやすい環境を整えていることが紹介されています。

参考ニュース:古河電工、住友電工、花王……7月1日前後に“株式分割”する全34銘柄リスト。それぞれのファンダメンタルズも解説する(BUSINESS INSIDER JAPAN) – Yahoo!ニュース

この記事では、株価が高くなりすぎたAI関連銘柄などが分割されることで、若い世代や子育て世代の個人投資家が数万円から投資できるようになるメリットが語られています。これは本当に素晴らしい変化ですよね。

翻ってダブルスタンダードを見てみると、こちらは特に株式分割を待つまでもなく、現在1株1,149円、1単元(100株)あたり約11万5,000円という、非常に手頃なサイズ感で推移しています。わざわざ大型株の分割を待たずとも、家計のボーナスやちょっとしたやりくりで捻出した資金を使って、1単元ずつ「ちょこちょこ買い」ができる絶妙な価格帯にあります。この「買いやすさ」も、私たち子育て世代にとっては重要なポイントです。

6. みずきの総合評価と、我が家のリアルな判断

これまでの分析を踏まえて、我が家のダブルスタンダードに対する総合評価と、具体的な投資判断をまとめます。

結論として、「ダブルスタンダードは、3年後の小4の壁を支える『主役(コア)』には据えない。しかし、圧倒的な財務の強さを信じて、ポートフォリオの3〜5パーセント程度を上限とする『サテライトのスパイス枠』として、少しだけお迎えするのが我が家にとってベストな距離感」だと考えました。

年間12万円の配当を得るために200万円をダブルスタンダード1銘柄に突っ込むのは、現在の業績伸び悩み(売上減少・利益率低下)を考えると我が家にとってはリスクが高すぎます。もし3年後に減配発表があり、配当が半分になってしまったら、楽しみにしていた娘のロボット教室の月謝が払えなくなってしまいますからね。

そこで我が家が検討しているのは「ハイブリッド戦略」です。
3年後の目標である「月1万円」のうち、
・7,000円分は、減配リスクが極めて低い大型高配当インフラ株や、総合商社株などをコツコツ買い増して守りを固める。
・残りの3,000円分を、利回りが尖っているダブルスタンダード(利回り6.09パーセント)やギックスなどを組み合わせて保有し、全体としての必要投資額を抑えつつ、ポートフォリオにブースターをかける。
このような組み合わせにすることで、リスクを抑えながら高い利回りの恩恵を享受できると考えています。

7. 新NISAと配当控除を活用した「賢い出口戦略」

最後に、みずきブログのこだわりである「税制優遇制度の活用」について触れておきます。高配当株投資をおこなう上で、税金をどうコントロールするかは、運用の成果を大きく左右しますよね。

ダブルスタンダードのように、利回りが6パーセントを超える超高配当な銘柄こそ、新NISAの「成長投資枠」の出番です。
通常であれば、せっかくの配当金10,000円から約2,031円が税金として差し引かれ、手元には7,969円しか残りません。しかし、新NISA口座であればこの20.315パーセントの税金が完全に非課税になります。1株70円の配当が、丸々そのまま家計の口座に振り込まれるわけです。この差は、教育費を少しでも多く準備したい我が家にとって、本当に大きなインパクトです。

もし、新NISAの成長投資枠をすでに使い切ってしまっている場合や、将来的に特定口座(課税口座)で保有することになった場合は、確定申告での「配当控除」の活用も選択肢に入ってきます。
日本の会社から支払われる配当金については、総合課税を選択して確定申告をすることで、所得税の控除(配当控除)を受けることができます。課税所得が一定以下の世帯であれば、あらかじめ源泉徴収されている20.315パーセントよりも実質的な税率を低く抑え、税金の還付を受けられる可能性があります。

「めんどくさそうだな」と感じるかもしれませんが、今はスマホから国税庁のサイトへアクセスすれば、指示通りに入力するだけで簡単に確定申告書が作れる時代です。子どものお昼寝時間や、夜のちょっとした一人時間に数十分作業するだけで数万円が戻ってくると思えば、立派な「家計防衛アクション」ですよね。

おわりに:完璧を求めず、我が家のペースで一歩ずつ

今回のダブルスタンダードの分析、いかがでしたでしょうか。
会社予想の配当利回り6.09パーセント、そして自己資本比率90.5パーセントという数字は一見すると非常に眩しいですが、足元の収益性の低下や高い配当性向といった「裏側のリスク」もしっかり存在しています。

大切なのは、「この銘柄は買いか、売りか」という単純な二元論ではなく、「私たちの3年後、5年後の人生設計に、このリスクとリターンは許容できるサイズなのか?」という視点です。

我が家は、娘の成長スピードに驚かされながらも、一歩一歩、地に足の着いた投資を続けていきたいと思っています。完璧な100点満点の銘柄を探し求める必要はありません。自分たちの人生のステージに合った、ちょうどいい付き合い方ができる銘柄を、少しずつ集めていきましょうね。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。子育てに仕事に投資に、毎日がんばるママ・パパの皆さん、今日もお疲れ様でした!

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