はじめに
こんにちは!「みずきの家計簿+株」を運営しているみずきです。関東の郊外で夫と、今年の4月に小学校に入学したばかりの小学1年生の娘と3人で暮らしている、30代の会社員ワーママです。普段は上場企業で営業や企画の仕事をしながら、2021年から本格的につみたてNISAやiDeCo、そして個別株投資をスタートして、日々「人生設計に寄り添う投資」を模索しています。
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
さて、小学校に入学して数ヶ月が経ちましたが、世間でよく言われる「小1の壁」の洗礼を、我が家も絶賛浴びているところです。保育園の頃と違って、放課後の過ごし方や、長期休暇中の預け先の確保、そして新しく始める習い事の費用など、何かと「時間」と「お金」のバランスを取るのが難しい時期ですよね。特に、娘が「やりたい!」と言い出した英語やスイミングの月謝がじわじわと家計に響き始めていて、「この教育費の増加、どうやってスマートに解決しようかな」と夫婦でお金について話し合う機会が増えました。
今回は、そんな我が家のリアルな人生設計をベースに、首都圏を中心に個別指導塾「TOMAS」などを展開するリソー教育(4714)を検討候補に挙げ、いつ、どうやって我が家の家計をサポートしてくれるのか、逆算思考でシミュレーションしてみました。完璧を求めず、今できる範囲で最適を目指すママ投資家みずきのアプローチを、ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね!
1. 我が家の人生設計シナリオ:「小1の壁」を配当金で乗り越えたい!
まずは、今回の投資を検討する背景となる、我が家の「人生設計シナリオ」を整理してみます。銘柄ありきで投資を始めると、株価の上下に一喜一憂して疲れてしまいますが、「何のために、いくら必要なのか」が明確であれば、とても心穏やかに投資を続けることができます。
【我が家の現在地】
・家族構成:夫、私(みずき)、長女(6歳、小学1年生)
・住まい:関東郊外(持ち家、住宅ローンあり)
・投資スタイル:インデックス投資(コア資産:老後&大学費用)+高配当株投資(サテライト資産:現在の家計サポート)
【直近の家計課題】
娘が小学生になり、民間学童の利用料や、新しく始めた習い事の費用として、毎月約5,000円(年間60,000円)の出費が上乗せされるようになりました。これらは、日々の生活費から捻出できなくはないものの、できれば「家計の現金流(キャッシュフロー)」である配当金で綺麗に相殺できたら、精神的なゆとりが全く違いますよね。
【目標とする解決策】
「小1の壁」の習い事費をサポートするために、「年間60,000円(月5,000円)」の税引き後配当金を得るためのポートフォリオを構築する。これが今回の明確なゴールです。
2. 目標配当額「年間6万円」の逆算シミュレーション
目標が「年間60,000円の配当金」と決まったら、次にやるべきは「それを実現するために、いくらの元手が必要か」の逆算です。今回は、検討候補であるリソー教育のデータをベースに計算してみましょう。
2026年7月3日時点のリソー教育の指標データは以下の通りです。
- 株価終値:197円
- 最低購入代金:19,700円(単元株数:100株)
- 予想配当利回り(会社予想):5.08%
- 1株配当(会社予想):10.00円
この配当利回り5.08%という数字は、東証プライムの平均と比較してもかなり高水準で、高配当株好きの私としては非常に魅力的に映ります。では、この銘柄だけで目標の「年間60,000円」の配当金を獲得しようとした場合、いくらの投資が必要になるでしょうか。新NISAの成長投資枠(非課税)を利用することを前提に計算します。
必要投資額 = 目標年間配当額 60,000円 ÷ 配当利回り 5.08% = 約1,181,102円
株価197円で換算すると、約6,000株(投資額:1,182,000円)を保有すれば、年間60,000円(月換算で5,000円)の配当金が手に入り、長女の習い事代を丸ごと賄える計算になりますね!
「えっ、118万円も投資しなきゃいけないの?」と感じる方もいるかもしれません。でも、リソー教育の最大の強みは「最低購入代金が19,700円」と、約2万円弱から投資を始められるという点です。まとまったお金を一度に準備できなくても、毎月1万円〜2万円をコツコツと買い増していけば、数年かけてこの目標額にアプローチすることができます。このように、自分たちの貯蓄ペースや家計状況に合わせてタイムスケジュールを組めるのが、個別株の楽しさであり、人生設計の自由度を高めてくれるポイントなんですよね。
3. 教育・学習支援セクターの複数銘柄比較
ただ、1つの銘柄に100万円以上を集中投資するのは、減配のリスクなどを考えると少し怖いですよね。投資の世界では「卵を一つのカゴに盛るな」とよく言われます。同じ「月5,000円の配当金」という目標を達成するために、リソー教育を含めた複数の教育関連銘柄を比較して、ポートフォリオのバランスを考えてみましょう。
| 銘柄名(コード) | 株価(円) | 最低購入代金(円) | 予想配当利回り(%) | 1株配当(会社予想) | 配当方針・みずきの視点 |
|---|---|---|---|---|---|
| リソー教育(4714) | 197 | 19,700 | 5.08% | 10.00円 | 1株2万円以下で買える。配当性向が高く、今後の成長と財務の持ち直しに期待。 |
| ナガセ(9733) | 1,915 | 191,500 | 5.22% | 100.00円 | 東進ハイスクールなどを展開。抜群のブランド力と安定した配当実績。 |
| チエル(3933) | 752 | 75,200 | 5.32% | 40.00円 | 学校向けICT支援。国策でもある教育DXの恩恵を受ける成長期待株。 |
| クリップコーポレーション(4705) | 766 | 76,600 | 5.22% | 40.00円 | 小中学生向け個別指導塾。業績推移を見極めつつ、サテライト枠として検討。 |
このように並べてみると、同じ教育セクターでも、ビジネスモデルや投資に必要な金額が全く違うことが分かります。それぞれの銘柄について、私の過去の記事でも詳しく考察しているので、気になる方はぜひ合わせて読んでみてくださいね。
例えば、抜群の知名度と実績を誇るナガセについては、こちらの記事◎(9733)ナガセ : 5.22%配当で小1の壁の習い事費を支える家計の教育費サポート枠で、我が家のコアサポーティングメンバーとして詳しく語っています。また、教育DXというテーマで非常に面白い動きを見せているチエルについては、こちらの記事◎(3933)チエル : 5.32%配当で小1の壁の習い事費を支える家計のスパイス枠で、ポートフォリオに刺激を与える戦略を解説しています。さらに、地域に根差した個別指導を行うクリップコーポレーションについては、こちらの記事△(4705)クリップコーポレーション : 5.22%配当も業績懸念あり小1の壁の習い事費を補う限定的サテライトで、少し厳し目の業績チェックを交えてご紹介しています。
では、これらの選択肢の中で、今回の主役であるリソー教育はどのような立ち位置になるでしょうか。詳しくビジネスモデルと財務状況を覗いてみましょう。
リソー教育は、首都圏を中心に「完全1対1」にこだわった個別指導塾「TOMAS」を軸に、幼児教育の「伸芽会」や、学校内放課後学習を支援する「プラスワン教育」など、プレミアムな教育サービスを幅広く提供しています。少子化が進む日本において、学習塾業界は一見すると厳しい市場のように思えますが、実は「子供1人あたりにかける教育投資」は右肩上がりで増えているんです。より確実な未来を我が子に掴ませたいという親心の受け皿として、TOMASのような高品質なマンツーマン指導は、景気に左右されにくい強いニーズを持っています。
ただし、直近の業績(2026年7月3日時点の指標)を見てみると、気になるポイントがいくつかあります。
企業の収益性を表す営業利益率や純利益率は、過去のピーク時と比較するとやや悪化傾向にあり、伸び悩んでいるのが現状です。それでも、自己資本比率は53.8%と、一般的に健全とされる30%を大きく上回って50%台をキープしており、財務の安定性は保たれています。また、ROE(自己資本利益率)は13.38%と、日本企業の目標とされる8%を軽々と超えており、効率よく利益を稼ぎ出す能力自体はしっかり残っていることがうかがえますね。
4. 「東大生のコンサル離れ」から考える、これからのプレミアム教育の価値
ここで、投資家ママの視点として、最近読んですごくハッとさせられた外部ニュースを1つご紹介します。ダイヤモンド・オンラインに掲載されていたこちらの記事です。
「キオクシア10億り人」と「東大生のコンサル離れ」の意外な関連性とは?(ダイヤモンド・オンライン)
この記事では、AIの劇的な普及によって社会が求める「優秀さ」の定義が変わりつつある、ということが論じられています。かつて就職人気ランキングのトップに君臨していたコンサルティング業界ですが、スライド資料の作成や過去データの分析といった「答えがある程度決まっている定型業務」は、AIに瞬時に代替される可能性が高まっています。その結果、東大生をはじめとする最優秀層は、コンサルを離れ、自分自身で新しい価値を生み出すスタートアップや、AI技術を実装する本質的なモノづくりの分野へとシフトし始めているというのです。
これって、私たちの子育てや教育に対する向き合い方にも、ものすごい一石を投じる内容だと思いませんか?ただ教科書の内容を詰め込む、周りのみんなと同じスピードで暗記する、といった「一斉授業型の教育」だけでは、これからの激変する時代を生き抜く力は育ちにくいのかもしれません。これからの時代に本当に必要なのは、自分だけの問いを立て、自分で考える「本質的な思考力」や「主体性」です。
リソー教育が強みとする「TOMAS」の教育メソッドは、まさに一人ひとりの目標と現在の学力に合わせて、完全にオーダーメイドでカリキュラムを設計し、講師が1対1で「なぜそうなるのか」を問いかけながら進める対話型の指導です。このように、個性に寄り添って「自分で考えるプロセス」を徹底的にトレーニングするプレミアムな教育サービスは、まさに上記のニュースが示すような「AI時代に埋もれない人間力」を育てるために、今後ますます親たちから選ばれるようになっていくのではないか、と私は感じています。ただの「お受験対策」を超えた、本質的な価値を提供するビジネスとして、リソー教育の社会的役割はこれからも非常に大きいと思います。
5. みずきの「人生設計マッチ度」評価
それでは、リソー教育が我が家の人生設計にどれくらいマッチしているか、みずき独自の3つの軸で、主観を込めてジャッジしてみたいと思います!
A. 配当の持続性・成長性:評価「△(やや懸念あり)」
利回り5.08%というのは文句なしに魅力的なのですが、ママ投資家として最も警戒しているのは「配当性向」です。会社予想のEPS(1株当たり利益)が9.98円であるのに対し、1株あたりの予想配当額は10.00円。つまり、配当性向はほぼ100%(というか100%を少しオーバーしている計算)です。これは、稼いだ利益をほぼすべて株主還元に回している(余力ギリギリまで出している)状態を意味します。企業としての強い株主還元姿勢は評価できますが、今後、もし業績が急激に悪化するようなことがあれば、減配されるリスクが極めて高い、綱渡りの状態とも言えます。配当の持続性・成長性という観点では、少し慎重に見守る必要があると判断し、評価は「△」としました。
B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」
一方で、我が家のリアルな家計状況との親和性は「◎」です!何より、最低投資額が19,700円(2万円以下)という圧倒的な手軽さが嬉しいポイント。毎月の家計管理で、通信費を見直して浮いたお金や、ちょっと外食を控えて節約できた1万円〜2万円を、「今月はリソー教育を100株買い増そう!」という風に、すぐに実践に移せるのが素晴らしいです。一度に100万円単位のお金を用意するのは難しくても、少額からコツコツと配当金を積み上げ、「小1の壁」の習い事費に充てていくプロセスが、私たちの等身大の暮らしに本当にフィットしています。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○(まあ大丈夫)」
我が家のリスク管理として、投資資金の大部分(約8割)は、つみたてNISAやiDeCoを利用した全世界株式(オルカン)などの「インデックス投資」に充てています。これは老後資金や娘の大学進学費用として、20年先まで絶対に触らない鉄壁のコア資産です。今回検討しているリソー教育などの個別株は、あくまで現在の家計に彩りと潤いを与える「サテライト(補助枠)」です。万が一、懸念している減配や株価の下落が起きたとしても、我が家の人生設計の土台が崩れることはありません。サテライト枠と割り切って、適度な緊張感を持ちつつ高いリターン(配当)の恩恵を受けるという点では、我が家のリスク許容度の範囲内にしっかり収まっています。
6. 制度活用と税効率を極めるみずきの裏ワザ
みずきの家計簿+株ブログの最大のこだわりは、やはり「国が用意してくれた税制優遇制度をしゃぶりつくすこと」です!高配当株を保有するにあたって、税効率の視点から2つの戦略を考えています。
戦略1:新NISAの成長投資枠で「非課税」の恩恵を最大化する
通常の特定口座だと、配当金を受け取る際に約20.315%の税金が引かれてしまいます。せっかくリソー教育から10.00円の配当が出ても、手元には約8円しか残らないわけです。これはもったいないですよね!でも、新NISAの「成長投資枠」を使えば、5.08%という高い配当利回りを完全に非課税で、そのまま100%受け取ることができます。娘の習い事費を効率的に作るためには、新NISAを最優先で活用するのが鉄則です。
戦略2:特定口座なら「総合課税」で「配当控除」を活用する
もし「新NISAの成長投資枠は、他の個別株や投資信託ですでに埋まってしまっている!」という場合は、あえて特定口座で保有し、確定申告で「配当控除」を利用するのも手です。日本の税制では、国内株式の配当金について「総合課税」を選択して確定申告をすると、課税総所得金額が900万円以下の世帯であれば、所得税において約10%の税額控除が適用されます。共働きで夫婦それぞれが所得を分散している場合、この制度を利用することで、源泉徴収された税金の一部を取り戻すことができるんです。こうした税制の仕組みを知っておくだけで、投資のパフォーマンスを実質的に向上させることができるので、ぜひ覚えておきたい知識ですね!
7. みずきの失敗談と、完璧を目指さない総合評価
ここまで色々とシミュレーションしてきましたが、正直に打ち明けると、私には過去に「配当利回りの高さ(約6%)だけに釣られて買った銘柄が、業績悪化で突然減配になり、株価も一緒に急落して大損した」という、かなり苦い失敗経験があります(笑)。当時は「高配当=神!」と思い込んでいて、配当性向やビジネスモデルを全くチェックしていなかったんですよね。その時のショックがあったからこそ、今では配当性向100%近くのリソー教育を見たときに、「うーん、利回りは最高だけど、これだけに全振りするのはちょっと危ないな」とブレーキをかけられるようになりました。
投資に「100点満点の完璧な銘柄」はありません。リソー教育は、少額から投資を始められて利回りも非常に高いという大きなメリットがある一方で、減配リスクが隣り合わせという弱点も抱えています。だからこそ、私が考える我が家の人生設計に合った総合評価は、以下のようになります。
「リソー教育は、毎月コツコツお小遣い感覚で買い増していく『サテライトのキャッシュフロー補強枠』として位置づける。ただし、リスク分散のために、他の教育銘柄とセットで持つのがベスト!」
具体的には、「年間6万円(月5,000円)」という目標を、リソー教育だけで達成しようとするのではなく、以下のようにポートフォリオを組み合わせる戦略が、我が家にとっての最適解だと感じています。
- リソー教育(4714):最低投資額が安いので、家計の浮いたお金で毎月小まめに買い増す(目標の30%をカバー)
- ナガセ(9733):知名度と財務の安定感があり、配当持続性が高いので、ボーナス期などのまとまったタイミングで購入(目標の40%をカバー)
- チエル(3933):教育ICTという国策成長分野の期待枠として、成長と配当の両取りを狙って保有(目標の30%をカバー)
このように、「同じ目標配当金を、特徴の異なる複数の教育関連銘柄で分担して支え合う」形にすれば、万が一リソー教育が減配を発表したとしても、家計へのダメージを最小限に抑えることができます。これこそが、忙しい日々を送る子育て世帯が、安心して投資を続けていくための「知恵」だと思うんです。
子供の成長は本当にあっという間で、直面する「壁」もその都度形を変えていきます。今ある「小1の壁」の習い事費に始まり、あと数年もすれば今度は「小4の壁」での本格的な塾代や、中学・高校・大学での大きなお金が必要になってきます。人生設計に合わせて、必要なときに、必要なだけのサポートをしてくれる「自分だけの配当マシン」を、焦らずに少しずつ、楽しみながら組み立てていきましょう!
みなさんのご家庭では、大切なお子さんの未来とこれからの教育費に、どんな投資のロードマップを描きますか?この記事が、忙しい毎日の家計管理や投資の判断に、少しでもお役に立てればとても嬉しいです。また次回の記事でお会いしましょう!みずきでした!


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