○(7305)新家工業 : 5.65%配当で3年後の小4の壁に向けた教育費を補うサテライト枠

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

みなさん、こんにちは!子育てママ投資家のみずきです。「みずきの家計簿+株」にお越しいただきありがとうございます。

我が家には2020年1月生まれの娘が一人います。2026年4月にピカピカの小学校1年生になったばかりで、毎日ランドセルを背負って元気に登校しています。入学前は「書類の手続きが多すぎる!」「集団登校の集合場所に間に合うかな?」とパニックの連続でしたが、少しずつ小学校のある生活リズムにも慣れてきました。

ただ、子育て中の家計管理って本当に息つく暇がありませんよね。小学校に入学したと思ったら、先輩ママたちからよく耳にするのが「小4の壁」という言葉です。4年生になると学童保育に入れなくなったり、習い事が本格化したり、塾に通い始めたりして、教育費のステージが一段上がると言われています。

今回は、そんな我が家の「3年後の小4の壁」を見据えて、配当金で家計の固定費を賢く補填する人生設計シナリオと、注目銘柄である新家工業(7305)を中心とした高配当株の比較検討についてお話ししたいと思います。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」

まずは、我が家がなぜ今から「配当金作り」に取り組んでいるのか、その具体的な人生設計のシナリオから共有させてくださいね。

我が家の現在地と、3年後に直面する家計の課題は以下の通りです。

【我が家の現在地】

私(みずき):1985年生まれ、上場企業の営業・企画職

娘:2020年1月20日生まれ(現在小学校1年生)

投資歴:2021年から本格スタート。新NISAやiDeCoをフル活用中

【3年後(2029年4月)の家計課題】

娘が小学校4年生に進級するタイミングです。公的な学童が終了するため、民間アフタースクールの利用や、習い事の週コマ数増加、あるいは進学塾への通塾などが現実化してきます。

試算してみると、これまでの習い事費に加えて月額5,000円(年間60,000円)程度の教育費アップが見込まれることがわかりました。

毎月5,000円と聞くと「家計の節約でなんとかカバーできるかな?」と思いがちですが、物価高が続く中で毎月の給料から捻出し続けるのは地味にストレスがかかるものです。そこで我が家では、「自分の労働収入から出すのではなく、株式の配当金にその費用を支払ってもらう」という仕組み作りを目指しています。

2. 目標配当額の逆算計算

では、3年後の小4進級時に「月5,000円(年間60,000円)」の配当金を得るためには、今いくらの投資が必要になるのでしょうか。逆算して計算してみましょう。

今回注目している新家工業(7305)の指標データをもとに計算してみます。

新家工業の株価は2,595.8円(最低購入代金約260,000円前後)、会社予想の1株配当は150.00円、予想配当利回りは約5.65%と非常に高い水準にあります。

【目標配当額:年間60,000円を実現するための必要投資額】

① 非課税口座(新NISA成長投資枠など)を活用する場合:

必要投資額 = 60,000円 ÷ 5.65% = 約1,061,947円

単元株(100株=約26万円)で計算すると、約400株(約104万円〜106万円分)を保有できれば、それだけで年間60,000円の配当金が達成できる計算になります。

② 課税口座(税率約20.315%控除)で購入する場合:

手取り配当利回り = 5.65% × (1 – 0.20315) = 約4.50%

必要投資額 = 60,000円 ÷ 4.50% = 約1,333,333円

課税口座であっても、約133万円ほどの投資で月5,000円の教育費補填枠が完成します。我が家の貯蓄・投資ペースであれば、数年間かけて少しずつ積み上げていくのに十分現実的な金額だと実感できますよね。

3. 複数銘柄の比較紹介

とはいえ、人生設計において特定の1銘柄だけに集中投資するのはリスクが高すぎます。特に子育て世代の投資では、「配当が減らされないこと(減配リスクの低さ)」が何より大切だからです。

そこで、同じように高利回りで我が家の「小4の壁対策サテライト枠」候補となり得る複数銘柄を集めて、比較検討を行ってみました。

今回比較するのは、金属製品・スチールパイプ大手の新家工業(7305)、建材メーカーの東洋シヤッター(5936)、そしてエレクトロニクス商社の三信電気(8150)の3銘柄です。

銘柄名(証券コード) 新家工業(7305) 東洋シヤッター(5936) 三信電気(8150)
主なビジネス 各種鋼管、自転車リム、福祉機器製造 シャッター、各種建材の製造販売 半導体・電子部品の販売、情報通信サービス
株価 / 最低購入代金 約2,595.8円 / 約260,000円 約1,000円前後 / 約100,000円 約2,100円前後 / 約210,000円
予想配当利回り 約5.65% 約4.70% 約4.76%
PER / PBR 14.90倍 / 0.74倍 割安水準 割安水準
自己資本比率 57.8% 良好 盤石
配当方針・特徴 1株あたり150円予想の高還元方針 安定配当・株主還元重視 業績連動+累進的配当思考

ここで株式市場全体の地合いにも目を向けておきましょう。トウシルの「決算ウイークは『AI株急落』に警戒?…」などのニュースでも分析されているように、昨今の株式市場は決算発表や外部環境の変化によって株価が乱高下しやすい状況が続いています。好材料が出ても売られたり、AI・半導体関連株から割安な伝統的産業株へと資金が逃げたりする局面も頻繁に発生しています。

こうした市況だからこそ、単に「利回りが高いから」という理由だけで飛びつくのではなく、企業の足元の業績推移や財務の安定性を落ち着いて見極めることが不可欠なんですよね。

新家工業(7305)の詳細分析

新家工業は、構造用鋼管やステンレスパイプ、自転車のリム(ホイールの外枠)などでトップクラスのシェアを誇る老舗メーカーです。近年では介護福祉機器などの分野にも事業を広げています。

直近の指標データを確認すると、予想配当利回りは5.65%と強烈な魅力を放っています。PBRも0.74倍と1倍を大きく割り込んでおり、解散価値を下回る割安な水準に放置されていることがわかります。

しかし、投資家ママとして慎重に見なければいけないのが収益性と成長性のデータです。足元の業績指標を見ると、売上高は前年同期比で弱い動きが続いており、純利益率や営業利益率も伸ばしきれていません。ROE(自己資本利益率)は4.64%と日本企業の目標とされる8%を下回っており、フリーキャッシュフローも減少基調にあります。また、自己資本比率は57.8%と健全なライン(30%以上)を十分に保っていますが、有利子負債は増加傾向にあります。

つまり、新家工業は「財務の基盤はしっかりしているものの、本業の稼ぐ力(収益性)には波があり、現在の150円という高配当が将来にわたって絶対に安全かと言われると、やや注意深く見守る必要がある」という状態だと判断できます。

4. 新家工業(7305)のみずき流「人生設計マッチ度」評価

それでは、我が家の人生設計シナリオ(3年後の小4の壁に向けた月5,000円の教育費補填)に照らし合わせて、新家工業を3つの軸で評価してみますね。

A. 配当の持続性・成長性:評価「△(やや懸念あり)」

配当利回り5.65%という数字は文句なしのトップクラスですが、配当の「持続性」という点では少し慎重な評価になります。

会社予想EPS(1株利益)178.31円に対して、予想配当が150.00円ということは、配当性向(利益のうち何%を配当に回しているか)が約84.1%に達している計算になります。一般的に配当性向の安心目安は30%〜50%と言われていますから、80%超えという数字は「会社が得た利益のほとんどを配当金として株主に還元している」ことを意味します。

株主還元への姿勢は素晴らしいのですが、万が一、鋼材価格の変動や需要減退で業績が下振れした場合、減配(配当金が減ること)のリスクが一定程度存在します。したがって、配当の持続性・成長性は「△」と判断しました。

B. 人生設計との適合性:評価「○(悪くない)」

我が家の目標は「3年後に月5,000円(年間6万円)」のキャッシュフローを作ることです。

新家工業の場合、100株(約26万円)保有するだけで年間15,000円(税引前)の配当が得られます。目標の60,000円を作るために必要な金額が約106万円で済むというのは、家計の資金効率として非常に優秀です。

ポートフォリオの配当火力を手っ取り早く引き上げてくれる存在として、人生設計上の役割は十分果たしてくれるため「○」と評価します。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(やや緊張感あり)」

我が家には6歳になったばかりの娘がおり、これから習い事や教育費が本格化していく大切な時期です。我が家の投資スタンスは「コア(主力)はインデックス投資や増配傾向の堅実な大型株」「サテライト(分散枠)で高配当株を活用する」というスタイルをとっています。

新家工業は自己資本比率57.8%と倒産リスクなどは低いものの、鉄鋼・金属という景気循環の影響を受けやすいセクターであり、有利子負債も増加傾向にあります。我が家の家計全体のリスク許容度から考えると、資産の何割も集中投入する銘柄ではなく、ポートフォリオの数パーセント程度に抑えて保有するのが精神的にも安心だと感じます。

5. みずきの総合評価+判断

以上の分析を踏まえた、みずきとしての総合判断をお伝えしますね。

我が家の人生設計において、新家工業(7305)は「高利回り効果で目標達成を早めるための、限定的なサテライト(アクセント)枠」として評価するのが最適だと考えました!

投資の世界に100点満点の完璧な銘柄はありません。利回りが高ければそれ相方の業績波や減配リスクが存在し、逆に堅牢すぎる超優良企業は利回りが2%〜3%台と控えめだったりします。

だからこそ我が家では、「新家工業だけに単独で100万円以上投資する」という取り方はしません。

たとえば、3年後の目標配当額60,000円を作るために、以下のように分散投資するイメージです。

・新家工業(7305):100株(約26万円投資)→ 年間配当 15,000円

東洋シヤッター(5936):200株(約20万円投資)→ 年間配当 約9,400円

三信電気(8150):200株(約42万円投資)→ 年間配当 約20,000円

・その他安定増配株:残り約15,000円分を補填

このように複数の異なる業界(金属パイプ、建材、電子商社)に分散しておけば、万が一どれか1社が業績悪化で減配しても、家計の配当金収入全体が崩壊するリスクを防ぐことができますよね。

6. 制度活用との組み合わせ

子育て世代の資産形成において、絶対に忘れてはいけないのが「非課税制度・優遇制度の使い倒し」です。みずきブログの最大の差別化ポイントでもあるこの視点整理をしておきましょう。

① 新NISA(成長投資枠)の活用

新家工業のような5.65%という超・高配当銘柄こそ、新NISAの成長投資枠で購入するメリットが大きいです。通常であれば約20%の税金(配当金15,000円なら約3,000円)が引かれてしまいますが、NISA口座なら15,000円がそのまま手元に残ります。この「丸々手に入る感覚」は家計管理において大きな味方になります。

② 課税口座(特定口座)で購入する場合の「配当控除」

もしNISA枠を使い切っていて特定口座で購入する場合でも、日本の税制には「配当控除」という制度があります。総合課税として確定申告をすることで、課税所得によっては取られた税金の一部を取り戻すことができます。働きながら子育てしているママ・パパも、自分の年収水準に合わせて税効率をチェックしておきたいポイントですね。

③ iDeCo・つみたて投資枠との役割分担

我が家では、iDeCoや新NISAのつみたて投資枠で「全世界株式(オール・カントリー)」や「S&P500」などのインデックスファンドを毎月積み立てています。これは20年後、30年後の老後資金や子どもの大学進学費用という「遠い未来の資産」を作るためのコア(核)です。

一方で、今回ご紹介しているような高配当個別株は、「3年後の小4の壁」という「近い未来の現金流」を作るためのサテライト(補強)です。遠い未来と近い未来の両方にアプローチすることで、家計のバランスがとても良くなりますよ。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

最後に、投資ママとしての素直な迷いや懸念点も共有させてくださいね。

実は私、投資を始めたばかりの2021年頃、「利回り6%超え!」という数字だけを見て飛びつき、その直後に業績悪化で大幅減配されて株価も急落…という痛い失敗を経験したことがあります。当時は配当金で子どものおもちゃを買おうと楽しみにしていたので、ショックで一晩寝込みそうになりました(笑)。

新家工業の配当利回り5.65%は非常に魅力的ですし、PBR0.74倍という割安さも投資家心をくすぐります。しかし、指標データが示している「収益性の悪化」や「EPS178円に対して配当150円という高い配当性向」は、頭の片隅にしっかりと置いておく必要があります。

「もしかしたら、将来業績が厳しくなった時に配当が100円や120円に減額されるかもしれない」という最悪のシナリオも想定した上で、「減配されても家計が破綻しない程度の金額」にとどめておくのが、子育てママ投資家として無理のない付き合い方かなと思っています。

完璧な投資判断なんて誰にもできません。大切なのは、自分たちの家庭の人生設計に合っているかどうか、そして夜ぐっすり眠れるリスク範囲におさまっているかどうかですよね。

みなさんのご家庭では、3年後や5年後の教育費に向けてどのような備えをされていますか?この記事が、ご家族の未来を話す小さなきっかけになれば嬉しいです。一緒に焦らず、今できる範囲で最適なお金育てを楽しんでいきましょうね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました