◎(8150)三信電気 : 4.76%配当で3年後の小4の壁の習い事費を支えるサテライト枠

銘柄紹介

【ご注意】本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

こんにちは!「みずきの家計簿+株」を運営しているみずきです。1985年生まれの41歳で、普段は上場企業で営業や企画の仕事をしながら、6歳になる娘の育児に奮闘しています。

2020年生まれの娘も、今年の4月に無事に小学校へ入学しました。ランドセルを背負って元気に登校する姿を見るたびに成長を実感する一方で、親として少しずつ現実味を帯びてくるのが「これからの教育費の推移」なんですよね。

我が家では、つみたてNISAやiDeCoで20年後の資産形成の土台を作りつつ、個別株の「配当金」を活用して、数年後に訪れるリアルな教育費の負担増に備える戦略をとっています。今回は、4.76%という高い配当利回りを誇るエレクトロニクス商社「三信電気(8150)」を取り上げ、我が家の人生設計にどう役立てていくかをじっくり考えてみました。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」

我が家の投資は「銘柄ありき」ではなく、「我が家の人生設計でいつまでにいくら必要か」という逆算からスタートしています。まずは検討の背景となる我が家のシナリオからお話ししますね。

我が家の現在地と数年後の家計課題

我が家は41歳の私と夫、そして小学1年生になった6歳の娘の3人暮らしです。今はまだ学校生活に慣れることが最優先ですが、お友達の影響もあり「英会話をもっとやりたい」「ロボット教室やプログラミングに通ってみたい」という好奇心が芽生え始めています。

子どもの「やってみたい!」という気持ちはできる限り応援したいのが親心ですよね。ただ、専門的な習い事は学年が上がるにつれて受講料や教材費が高くなる傾向があります。特に3年後の2029年、娘が小学4年生になる頃には、放課後の過ごし方が変わる「小4の壁」とも重なり、複数の習い事や学習塾の費用として月額1万円〜1万5,000円ほどの追加支出が見込まれます。

課題解決に必要な目標配当額

この将来の教育費増加分を毎月の給料だけで賄おうとすると、家計のやりくりに余裕がなくなってしまいます。そこで我が家では、「3年後の小4進級までに、配当金で毎月1万円(年間12万円)の教育サテライト予算を作る」という目標を設定しました。

自動的に月1万円の現金流が生まれれば、娘が「新しい習い事に挑戦したい!」と言ったときにも、家計を心配せずに笑顔で後押ししてあげられると考えています。

2. 目標配当額の逆算計算

では、「年間12万円」の配当金を獲得するためには、どれくらいの投資資金が必要になるのでしょうか。具体的な数字で計算してみましょう。

必要投資額のシミュレーション

今回注目している三信電気(8150)の会社予想配当利回りは、記事執筆時点(2026年7月27日)で4.76%(1株あたり年間140.00円予想)という非常に高い水準です。

項目 試算内容
目標年間配当額(手取り) 120,000円(月額10,000円)
想定配当利回り(会社予想) 4.76%(1株あたり140円)
NISA(非課税)活用時の必要株数 約858株(120,000円 ÷ 140円) → 900株
必要な投資概算資金 約2,647,800円(株価2,942円換算)

三信電気の株価は現在2,942円近辺で、単元株(100株)を購入するための最低投資金額は約29.4万円です。「新NISAの成長投資枠」を活用して非課税で受け取る場合、900株(約265万円)を保有できれば、年間126,000円(月額10,500円相当)の配当金が得られる計算になります。

一度に265万円を投資するのは現実的ではありませんが、我が家では他の高配当銘柄と組み合わせたり、100株ずつ段階的に買い増したりしていくことで、無理なく目標金額に近づけていく計画です。

3. 複数銘柄の比較紹介

目標とする「年間12万円の配当獲得」に向けて、単一の銘柄だけに集中投資するのはリスクが高すぎます。同じように高い配当利回りと魅力を備えた他銘柄と比較しながら、三信電気の位置付けを確認してみましょう。

候補1:三信電気(8150)

三信電気は、IC・半導体や電子部品などを扱う独立系のエレクトロニクス商社です。単に部品を販売するだけでなく、情報通信システムなどのソリューション構築にも強みを持っています。

直近の指標データをまとめると以下の通りです。

指標名 数値・データ(2026年7月27日時点)
株価 / 最低購入代金 2,942円 / 294,200円(100株)
予想配当利回り / 1株配当 4.76% / 140.00円
PER(会社予想) / PBR(実績) 10.01倍 / 0.78倍
ROE / 自己資本比率 11.47% / 50.5%
EPS(会社予想) / BPS(実績) 294.05円 / 3,751.84円

収益性を示すROEは11.47%と目安とされる8〜10%を上回っており、自己資本比率も50.5%と財務基盤は非常に安定しています。また、PBRが0.78倍と1倍を大きく下回っており、解散価値を下回る割安な水準にあることも魅力的です。

さらに注目したいトピックとして、三信電気は本社ビルの建て替えに伴い、港区高輪に仮移転することが報じられています(参考:【移転】新築のアベニュー高輪に仮移転、三信電気が本社ビル建て替えで | 日経不動産マーケット情報)。自社ビル再開発による将来的な資産価値の再評価や、新たな拠点での業務効率化など、中長期的な企業価値向上への前向きな動きとうかがえますね。

候補2:黒田グループ(287A)

同じく電子部品やプリント配線板などを扱う商社・製造機能を併せ持つ銘柄として、黒田グループも有力な候補です。以前のブログ記事でも詳しく紹介しました(参考:○(287A)黒田グループ : 5.79%配当で3年後の小4の壁の習い事費を支えるサテライト枠)。

配当利回りが5.79%と非常に高く、家計へのブースト効果が大きい一方、三信電気と比較すると業績のボラティリティに留意する必要があります。ポートフォリオのアクセントとして少量組み込むのに向いています。

候補3:ケル(6919)

電子機器用コネクタの専門メーカーであるケルも、高い技術力と安定した配当実績を持つ銘柄です(参考:◎(6919)ケル : 5.76%配当で5年後の小学校高学年の教育費増加を支えるサテライト枠)。

製造業ならではの技術的優位性と高い配当利回り(5.76%)が特徴で、商社である三信電気とは事業構造が異なります。商社とメーカーを組み合わせることで、同セクター内でのリスク分散を図ることができます。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

我が家の人生設計に照らし合わせて、三信電気(8150)を3つの軸で客観的に評価してみました。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

三信電気の予想EPSは294.05円であり、1株配当140.00円に対する配当性向は約47.6%となります。健全性の目安とされる60%以下に収まっており、利益の中から無理のない範囲で配当を支払っていることが分かります。

自己資本比率も50.5%と高く、有利子負債も中長期で減少傾向にあるため、半導体市況の一時的な調整があったとしても減配リスクは抑えられていると考えられます。ただし、エレクトロニクス業界全体の景気循環の影響を受けやすいため、◎ではなく○と判定しました。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

配当利回り4.76%という高水準は、3年後に迫る「小4の壁」での教育費増加に備えるうえで非常に力強い味方になります。100株(約29.4万円)保有するだけでも年間14,000円(税引前)の配当が得られるため、少しずつ買い増していくことで目標の月1万円に着実に近づけることができます。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○(まあ大丈夫)」

我が家は現在共働きで一定の入金力があり、インデックス投資をコア資産として確保しています。そのため、三信電気のような高配当な個別株をサテライト枠(ポートフォリオの10〜15%程度)として保有するのはリスク許容度内です。BPS(1株当たり純資産)3,751.84円に対して株価2,900円台というPBR0.78倍の割安水準も、下値を支える安心感があります。

5. みずきの総合評価+判断

総合的に判断して、三信電気(8150)は我が家の人生設計における「3年後の教育費補強に向けた堅実なサテライト銘柄」として高く評価できると結論付けました!

エレクトロニクス業界の市況変動による株価の上下は避けられませんが、PBR0.78倍という割安感、50%を超える自己資本比率、そして4.76%の配当利回りは、長期で保有する個人投資家にとって大きな魅力です。

我が家では、株価が大きく調整したタイミングを見計らいつつ、まずは100株(約29.4万円)から打診買いを行い、黒田グループやケルといった他銘柄とともに教育サテライト枠を構築していきたいと考えています。

6. 制度活用との組み合わせ

みずきブログで最も重視しているのが、高配当株と「税制優遇制度」の組み合わせです。制度を上手に使うことで、家計に残る実質的な配当金を増やせます。

新NISA(成長投資枠)の活用

通常、株式の配当金には約20.315%の税金がかかります。しかし、新NISAの成長投資枠で購入すれば配当金は完全非課税になります。

三信電気から年間14,000円(100株保有時)の配当が出た場合、課税口座だと手取りは約11,155円に減ってしまいますが、NISAなら14,000円がそのまま手元に残ります。この差額約2,845円は、子どもの参考書や文房具代として大いに役立ちます。

配当控除という選択肢

もしNISA枠を使い切っている場合や特定口座で購入した場合でも、会社員ママ・パパなら確定申告で「総合課税」を選択し、「配当控除」を活用する方法があります。課税所得金額によっては、源泉徴収された税金の一部が還付されるケースもありますので、自身の所得税率を確認してみるのがおすすめです。

コア(インデックス)×サテライト(個別高配当株)の二刀流

我が家では、つみたてNISAやiDeCoで「全世界株式(オルカン)」などのインデックスファンドを毎月定額で積立運用しています。これにより、半導体セクターを含む世界全体の成長を幅広く享受しています。

そのうえで、今回のような個別高配当株を「サテライト枠」として併用することで、将来の資産形成と「今〜数年後のリアルなキャッシュフロー」の両立を図っています。コア資産で20年後の老後や大学教育費に備え、サテライトの配当金で数年後の習い事費を賄うという役割分担が、我が家の人生設計にぴったり合っています。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

投資に「完璧な銘柄」は存在しません。私が三信電気を検討する中で感じている懸念点や迷いについても正直にお伝えしておきますね。

業績のサイクルと株価の変動

エレクトロニクス商社は、半導体業界全体の景気循環(シリコンサイクル)の影響を受けます。収益性が改善傾向にあるとはいえ、世界的なIT需要の減速や不況が起きた場合には、業績や株価が一時的に落ち込む可能性があります。

本社ビル建て替えに伴う一時的コスト

本社ビルの建て替えと仮移転(アベニュー高輪への移転)は長期的にはポジティブですが、仮移転費用や建築施工期間中の一次コストが発生する懸念もあります。今後の決算発表で業績に与える影響を注視していく必要があります。

みずきの個人的な迷い

「4.76%という高利回りはすごく魅力的だけど、半導体関連銘柄全体が急変動している時期に一気に買うのは少し怖いな…」というのが本音です。そのため、一度にまとめて買うのではなく、株価が下がったタイミングを焦らずに待つか、単元未満株などを活用して時間を分散しながら買い進めるのが、精神的にも一番安心だと感じています。

投資に「100点満点の正解」はありません。ご家庭のリスク許容度や「いつまでにいくら必要なのか」という人生設計に合わせて、納得のいく選択をしていきたいですね。この記事が、皆さんの家計管理や資産形成の参考になればとても幸いです!

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