◎(4249)森六 : 4.96%配当とPBR0.54倍で3年後の小4の壁の教育費を支える計画

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:我が家の人生設計と「3年後の小4の壁」

皆さん、こんにちは!子育てママ投資家のみずきです。2020年1月生まれの娘もすくすくと育ち、いよいよ小学校生活を送り始めました。毎日ランドセルを背負って元気に登校する姿を見ると成長を感じて嬉しい反面、親として今から頭をよぎるのが「3年後の小4の壁」です。

小学4年生になると、学童保育の利用が難しくなったり、放課後の過ごし方が大きく変わりますよね。民間学童への切り替えや、高学年に向けた進学塾・習い事の追加など、子どもの教育や居場所の確保にかかる費用がガクンと増える時期でもあります。

我が家では「お金は人生の自由度を高めるツール」という考えのもと、子どもの成長の節目で発生する家計課題に対して、株式からの配当金という「現金流」で前もって備える戦略をとっています。

今回の人生設計シナリオは、「娘が小4になる3年後までに、月1万円(年間12万円)の配当収入の柱を追加で作る」という計画です。この月1万円の余裕があれば、習い事の月謝や塾代の負担をしっかり和らげることができますよね。

今回は、この目標を達成するための候補として、配当利回り約4.96%(2026年8月5日時点)を誇る歴史ある総合化学・自動車部品メーカー、森六株式会社(4249)に注目し、我が家の人生設計にどう組み込めるかをじっくり分析してみました!

我が家の現在地と3年後の家計課題

まずは、我が家の基本状況と3年後の課題を整理しておきます。

【我が家の現在地】
・家族構成:私(上場企業の営業・企画職)、夫、娘(2020年1月生まれ、小1)
・居住地:関東郊外
・投資スタイル:2021年から開始。新NISAやiDeCoでベースを固めつつ、個別株で配当金(キャッシュフロー)を積み上げ中

【3年後の家計課題】
・娘が小学4年生(10歳)に進級
・学童保育の終了に伴う民間学童や習い事、進学塾の増加費用:月1万円〜1.5万円程度を見込む
・目標とする追加配当額:月10,000円(年間120,000円)

目標配当額からの逆算計算:森六(4249)にいくら投資が必要?

「月1万円(年間12万円)」の配当金を獲得するために、森六(4249)の最新データをもとに具体的な投資金額を逆算してみましょう。

【森六(4249)の主要データ(2026年8月5日時点)】
・株価:2,518円
・最低購入代金:251,800円(100株)
・予想1株配当:125.00円(2027年3月期予想)
・予想配当利回り:4.96%
・PER(会社予想):11.63倍
・PBR(実績):0.54倍
・自己資本比率:53.5%

配当利回り約4.96%という高い水準を活用し、非課税メリットを受けられる「新NISA(成長投資枠)」で購入する場合と、「特定口座(課税)」で購入する場合で比較してみます。

1. 新NISA(成長投資枠)を活用する場合(非課税)

新NISA枠を利用すれば、受け取る配当金に税金がかかりません。
目標年間配当額:120,000円
必要株数:120,000円 ÷ 125円(1株配当) = 960株(約10単元)
必要投資額:960株 × 2,518円 = 約2,417,280円

2. 特定口座で購入する場合(税率20.315%引後)

特定口座では約20%の税金が差し引かれるため、手取り利回りは約3.95%となります。
手取り1株配当:125円 × (1 – 0.20315) = 約99.6円
必要株数:120,000円 ÷ 99.6円 = 約1,205株(約12単元)
必要投資額:1,205株 × 2,518円 = 約3,034,190円

このように逆算してみると、新NISAを活用すれば約242万円の投資で、3年後の「小4の壁」で必要となる月1万円の教育費サポートが配当金だけで完全に自動化できる計算になります。我が家の貯蓄・投資ペースから考えると、3年間で240万円分を少しずつ積み上げていく計画は非常に現実的だと感じます。

複数銘柄の比較紹介:我が家の目標を支える自動車関連・高配当株

一つの銘柄に集中投資をするのはリスクが高いため、同じ自動車部材・素材関連セクターで高配当な銘柄と比較検討しながらポートフォリオを組むのが我が家の基本姿勢です。

今回比較対象とするのは、以前から注目している高配当銘柄であるタチエス(7239)の分析記事や、ユニプレス(5949)の分析記事でも紹介した2社です。

また、NISA枠で中小型の高配当株を選ぶ視点については、こちらの外部記事NISAで中小型株!TOPIX新規採用候補の銘柄11選(トウシル)でも解説されている通り、東証のPBR1倍割れ改善要請や株主還元強化の流れに乗る割安株をしっかり見極めることが重要になっています。

森六、タチエス、ユニプレスの3社を比較した一覧表を作成しました。

銘柄名(コード) 株価 / 最低投資額 予想配当利回り PBR / 自己資本比率 特徴と我が家での役割
森六(4249) 2,518円 / 約25.2万円 4.96% 0.54倍 / 53.5% ホンダ向け樹脂部品と化学品商車の二本柱。割安度が極めて高く配当の安定感があるコア候補。
タチエス(7239) 約2,100円 / 約21.0万円 約5.08% 約0.60倍 / 約58.0% 自動車用シートの大手。還元姿勢が強大で高利回りを狙えるサテライト候補。
ユニプレス(5949) 約1,500円 / 約15.0万円 約5.24% 約0.45倍 / 約50.0% 日産系のプレス部品大手。PBR水準の低さからの見直し買いと配当狙いを両立。

森六の大きな強みは、四角い樹脂成形技術を誇る「モビリティ(テクノロジー)事業」だけでなく、創業400年超の歴史を持つ「ケミカルズ事業(化学品等の商社機能)」を併せ持っている点です。自動車業界の波を受けつつも、商社機能によるリスク分散が利いているため、業績の底固さがあるのが特徴ですね。

みずきの「人生設計マッチ度」評価:森六(4249)

我が家の人生設計軸に沿って、森六の評価を「持続性・適合性・リスク許容度」の3つの視点から行いました。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○」

森六の自己資本比率は53.5%と、製造・商社機能を併せ持つ企業としては非常に健全な水準です。有利子負債の削減も進んでおり、財務の安定感は申し分ありません。

直近の業績では、純利益率や営業利益率に改善の兆しが見られており、1株配当も年間125円(予想)と高い還元姿勢を示しています。配当性向も無理のない範囲でコントロールされています。

懸念点としては、ROE(自己資本利益率)が3.77%と日本企業の目標とされる8%に対してやや低めである点です。今後、レゾナック社からの事業譲受などを通じた収益性の向上が期待されますが、現時点では「安定した配当維持」がメインの「○」評価としました。

B. 人生設計との適合性:評価「◎」

我が家の「3年後の小4の壁に向けて、月1万円の配当を得る」という目標に対し、4.96%という高い配当利回りは抜群の威力を発揮します。

最低購入額も約25万円と手が届きやすく、新NISAの成長投資枠を使って少しずつ買増ししていくのにぴったりのサイズ感です。子どもの成長スケジュール(3年後)と、同社の安定した配当支払いタイムラインが実によく合致しています。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○」

共働きで安定収入がある現在の我が家にとって、製造業特有の景気変動リスクは一定程度許容できます。森六は主要顧客である本田技研工業(ホンダ)の生産動向や、北米・中国市場の景気変化、原油価格上昇による樹脂原料高の影響を受けやすい側面があります。

しかし、ケミカルズ事業という別軸の事業を展開していることや、手厚い自己資本(BPS 4,620円に対して株価2,518円とPBR 0.54倍)の解散価値割れ水準が安全クッション(セーフティネット)となってくれるため、安心して長期保有しやすい水準だと判断しています。

みずきの総合評価+判断

総合評価:我が家の配当ポートフォリオを支える「実力派コア候補」

森六(4249)は、我が家の人生設計における「3年後の小4の壁対策」として、非常に魅力的な選択肢だと感じています。

配当利回り4.96%という高さはもちろんのこと、BPS(1株当たり純資産)が4,620円を超えているにもかかわらず株価が2,500円近辺で放置されている割安さは、長期投資家にとって大きな魅力です。将来的な株主還元策の強化やPBR是正に向けた動きも期待できます。

我が家の判断としては、森六単体に240万円を全額投入するのではなく、先ほど比較したタチエスやユニプレス、その他の安定高配当株と組み合わせて、「自動車・素材グループから月5,000円、他セクターから月5,000円」という分散アプローチで目標の月1万円を目指すのが、一番リスクとリターンのバランスが良いと考えています。

制度活用との組み合わせ:新NISA・配当控除・iDeCo

みずきブログで最もお伝えしたいのが、「制度活用による税効率の劇的改善」です。森六のような高配当銘柄を組み入れる際、制度をどう組み合わせるかを解説します。

1. 新NISA(成長投資枠)の優先利用

森六の配当利回り4.96%を100%手取りにするために、まずは新NISAの成長投資枠を最優先で使います。非課税枠で保有できれば、毎年受け取る約12万円の配当金に約2万4千円の税金がかからないため、3年間・5年間と積み重なると教育費へのインパクトが大きく変わってきます。

2. 特定口座で購入する場合の「配当控除」活用

もし新NISAの枠を使い切って特定口座で購入する場合、課税所得によっては確定申告で「総合課税」を選択し、配当控除を適用することで、差し引かれた税金の一部を取り戻すことができます。働き方や世帯年収に応じて税制を賢く選ぶのがポイントです。

3. つみたてNISA・iDeCo(インデックス)との補完関係

我が家では、つみたて投資枠やiDeCoで「オルカン(全身世界株)」や「S&P500」などのインデックスファンドを毎月定額積み立てています。これは20年後の老後資金や大学教育費のベースです。

一方で、今回のような個別高配当株は、「3年後の小4の壁」という直近数年〜10年で必要になる現金流(キャッシュフロー)を作るための補完的な役割を果たしてくれます。インデックスで資産の「拡大」を狙い、高配当株で日々の生活や教育費の「ゆとり」を作るという二刀流が、我が家のベストバランスです。

失敗・迷い・懸念も素直に述べる:投資前に知っておきたいリスク

どれほど魅力的な銘柄であっても、100点満点の完璧な投資先はありません。森六を検討するうえでの迷いや懸念点も素直に整理しておきます。

【気になっているリスクと懸念点】
ホンダ依存度と自動車市場の影響:モビリティ事業はホンダ向けが中心のため、ホンダの減産や車種の切り替え時期によって業績が左右されやすい点。
原材料コストの高騰:原油高や為替の急変動(会社予想前提:1ドル145円、1元19.5円)によって、樹脂原料コストが膨らむリスク。
低ROEの継続:ROEが3%台と低水準なため、資本効率の改善が見られない場合、株価の大幅な値上がりが期待しにくい点。

「株価がドカンと何倍にもなる成長株」を期待して買うと、もやもやしてしまうかもしれません。しかし、「割安な水準で放置されている間に、しっかりとした財務基盤から生み出される配当金を毎月コツコツ受け取り、子どもの教育費に充てる」という目的が明確であれば、とても心強い味方になってくれる銘柄だと思います。

一気に買うのではなく、決算発表や株価の押し目を観察しながら、我が家のペースで少しずつポートフォリオに組み入れていきたいと考えています。

おわりに:人生設計から逆算する投資

今回は、森六(4249)という高配当銘柄を軸に、我が家の「3年後の小4の壁」に向けた教育費準備シナリオをご紹介しました。

投資を始めるとき、「どの株が上がるか」から探し始めると迷子になりがちですが、「我が家は◯年後に◯万円が必要だから、この配当利回りの銘柄をこれくらい持つ」という人生設計からの逆算思考を持つと、銘柄選びや投資額が驚くほどスッキリ決まります。

子育てや家事で毎日忙しいママ・パパだからこそ、制度を賢く使って、お金にも働いてもらう仕組みを作っていきたいですね。皆さんのご家庭の人生設計や教育費準備のヒントに少しでもなれば嬉しいです!

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