本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:高配当株が実現する「小1の壁」対策。7.99%の利回り、我が家は飛びついていいの?
こんにちは、みずきです。早いもので、長女(2020年1月生まれ)の小学校入学(小1の壁)まで、もうあと数か月となりました。新学期が始まる2026年4月に向けて、学童や習い事の費用など、家計の見直しを急いでいます。
子育て中の家庭にとって、突然増える支出をどうやって賄うかは本当に大きな課題ですよね。我が家では、この増額分を個別株の配当金でカバーすることを目標にしています。
今回注目したのは、なんと配当利回りが約8%にもなる(7814) 日本創発グループです。こんなに高利回りだと、少ない投資額で目標が達成できてしまうのですが、子育て家庭の「守りの資産」として本当に安心して任せられるのか、企業の安定性や配当の持続性について、じっくり掘り下げてみたいと思います。
1. 我が家の人生設計シナリオ:3か月後の「小1の壁」を配当金で乗り越える
我が家の現在の最優先課題は、2026年4月から始まる小学校生活に備えることです。小学校入学に伴い、学童保育料や新たな習い事(例えば、スイミングやプログラミング教室など)の費用が発生します。
我が家の家計課題と目標
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 我が家の現在地 | 長女6歳(2026年4月小学校入学予定)、つみたてNISA/iDeCoで長期資産形成中。 |
| ○年後の家計課題 | 3か月後(2026年4月)から「小1の壁」による支出増。 |
| 課題解決のために必要な配当額 | 学童・習い事費用の一部として、 月額 10,000円(年間120,000円、税引前)を配当で賄いたい。 |
月1万円といっても、年間で12万円になります。これを給与から捻出するとなると、日々の生活で節約を頑張る必要がありますが、配当金で賄えれば家計に大きな余裕が生まれます。目標達成に向けて、今回は利回り7.99%の日本創発グループがどのくらい現実的かを見ていきますね。
2. 目標配当額の逆算計算:7.99%で月1万円を実現するには
目標とする年間配当額120,000円を、日本創発グループ(7814)の予想配当利回り7.99%で逆算して、必要な投資元本を計算します。株価は2026年1月30日時点で754円前後、1株配当は60.00円(会社予想)です。
(7814) 日本創発グループで月1万円を得るための試算
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 目標年間配当額(税引前) | 120,000円 |
| 予想配当利回り(7814) | 7.99% |
| 必要投資元本(逆算) | 120,000円 ÷ 7.99% ≒ 1,501,877円 |
| 最低購入代金(100株) | 75,100円 |
約150万円を投資できれば、理論上は「小1の壁」で必要な月1万円の家計サポートが実現できる計算です。利回りが非常に高いため、200万円を超える投資が必要な5%台の銘柄と比べて、元本負担がぐっと抑えられますね。この点が、子育て世代でまだ投資元本が少ない我が家にとって非常に魅力的です。
3. 複数銘柄の比較紹介:高利回り vs 安定性
利回り7.99%という数字は魅力的ですが、高利回りは「減配リスク」と表裏一体です。本当に10年先までこの配当が続くのかを判断するため、日本創発グループ(7814)を、利回りは低いが財務が安定している銘柄と比較してみます。
日本創発グループは、印刷、企画、マーケティング、パッケージ、デジタルコンテンツなど、幅広いクリエイティブ分野のソリューションを提供するグループ企業です。収益性(ROE 18.65%)は非常に高いのですが、財務の安定性には懸念があります。
| 銘柄名(コード) | 日本創発グループ (7814) | 比較銘柄A(安定建設・架空) | 比較銘柄B(安定商社・架空) |
|---|---|---|---|
| 業種/ビジネス概要 | 総合クリエイティブ・印刷 | インフラ系建設、高財務 | 専門商社、安定収益 |
| 予想配当利回り | 7.99% | 5.50% | 5.00% |
| 配当性向(予想) | 約51.1% (健全) | 30.0% | 50.0% |
| 自己資本比率(実績) | 20.5% (低い) | 50.0% | 40.0% |
| 必要投資元本(月1万円目標) | 約150万円 | 約218万円 | 約240万円 |
| 株価 (01/30時点) | 754円 | 1,800円 | 3,500円 |
| 最低投資金額 | 75,100円 | 180,000円 | 350,000円 |
(7814) 日本創発グループの評価ポイント
この表を見て私が一番驚いたのは、高利回り(7.99%)であるにもかかわらず、配当性向が約51.1%と非常に健全な水準に収まっていることです。一般的に、高すぎる配当利回りの裏には配当性向が100%を超えている(つまり利益以上に配当を出している)ケースが多いのですが、日本創発グループはちゃんと利益の範囲内で配当を出そうとしています。
これは、今の利益水準が維持されるならば、配当が継続する可能性が高いことを示していますね。
ただし、リスクとして無視できないのは自己資本比率20.5%という点です。有利子負債が増加傾向にあるというデータもあり、景気が大きく後退した際に、この低水準の自己資本比率が足かせとなって、事業継続のために配当を優先的にカットせざるを得なくなる可能性は考慮が必要です。
PBRも2.09倍と高めですが、これはROE 18.65%という高い収益性を市場が評価しているためでしょう。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
配当性向は健全、利回りは圧倒的、しかし財務安定性には懸念あり。このバランスを踏まえて、我が家の人生設計にどれだけマッチするかを評価します。
A. 配当の持続性・成長性
- 配当性向が51.1%と適度: ◎(強く信頼できる)
- 業界安定性: 印刷・クリエイティブ業界は競争が激しいものの、多角化を進めており、すぐに衰退するリスクは低そう。○(まあ大丈夫)
- 評価:○(まあ大丈夫)
配当性向が健全であるため、他の高利回り銘柄と比べて、利益が多少落ち込んでも即座に減配する可能性は低いと考えられます。これは長期で配当を期待する私たち子育て世代にとって非常に重要ですね。
B. 人生設計との適合性
- 目標達成の現実性: 月1万円目標(年間12万円)に対し、約150万円の投資で実現可能。非常に現実的。◎(ぴったり)
- 必要な時期: 2026年4月(3か月後)に間に合わせるための投資額としては、比較的すぐに準備できる水準。◎(ぴったり)
- 評価:◎(ぴったり)
利回りの高さが、元本準備のハードルを大きく下げてくれます。「小1の壁」という差し迫った家計課題を解決する手段としては、スピード感を持って目標達成できる点で優れています。
C. 我が家のリスク許容度との整合性
- 財務リスク: 自己資本比率20.5%は、育休や大きなライフイベントを控える我が家としてはやや心配な水準です。ポートフォリオの核(コア)として全振りするのは避けたいところ。△(やや緊張感ある)
- ポートフォリオ上の位置づけ: メインの安定資産(ETFやJ-REITなど)で守りを固めた上で、高利回りを追求する「サテライト」の位置づけが適切でしょう。
- 評価:△(やや緊張感ある)
5. みずきの総合評価+判断:リスクを取ってでも、高利回りを狙うか?
日本創発グループの最大の魅力は、高配当利回りでありながら、配当性向が50%程度と利益に対する配当の無理がない点です。これにより、単なる「一発屋の高配当」ではなく、現時点での「持続可能な高配当」である可能性が高いと判断できます。
しかし、自己資本比率の低さ(20.5%)は、不況期における耐久性に疑問符がつきます。特に、我が家は今後数年間、子どもの教育費増大に加え、もしかしたら第二子の育休に入る可能性もゼロではありません。家計の現金流が一時的に細る時期に、投資先の配当が減ると、人生設計全体が揺らぎかねません。
したがって、私の判断としては以下のようになります。
【みずきの判断】
「小1の壁」対策の目標達成スピードを優先し、日本創発グループをポートフォリオに組み込みます。ただし、全額をこの銘柄に集中させるのではなく、目標達成に必要な150万円のうち、半分の75万円程度を日本創発グループに振り分け、残りの半分はより財務が安定している高配当銘柄(例:藤商事など、藤商事の記事はこちら)やJ-REITで補完する分散戦略を取るのが最適だと考えます。
高利回り銘柄は、リターンが魅力的である分、必ずリスクを内包しています。そのリスクを理解し、分散することで、家計への影響を最小限に抑えることが大切ですね。
6. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAで効率よく配当を
高配当株投資を行う上で、税制優遇制度の活用は個人投資家の最大の武器です。
配当金と税金の関係
通常、配当金には約20%の税金がかかります。年間12万円の配当を得たとしても、手取りは約96,000円になってしまいます。しかし、制度を組み合わせることでこの税金を最適化できます。
- ジュニアNISAの活用: 長女の小学校入学に備える資金は、長女名義のジュニアNISA口座(非課税)で保有するのが理想的です。日本創発グループのような国内高配当株をジュニアNISAで保有すれば、本来かかるはずの20%の税金が完全にゼロになります。目標の月1万円(年間12万円)がまるまる手元に残るのは非常に大きいです。
- 配当控除の活用: NISA口座でなく特定口座や一般口座で購入する場合、総合課税を選択することで「配当控除」を受けられる可能性があります。これは所得税の計算方法を工夫することで、実質的な税負担を軽減できる仕組みです。ただし、手続きが煩雑であるため、子育て中で忙しい時期には、非課税のジュニアNISAやNISA枠を優先的に使う方がシンプルで効率的だと思います。
私たちは今、長女の教育費準備と並行して、つみたてNISAやiDeCoで全世界株などのインデックス投資を続けています。コアな長期資産形成はインデックスで、そして「小1の壁」という具体的な短期目標のための現金流作りを、高配当個別株で担う、という役割分担が我が家の基本戦略です。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
正直なところ、この銘柄は利回り8%が魅力的すぎて、「飛びつきたい気持ち」と「自己資本比率の低さへの不安」が常にせめぎ合っています。
もし、将来的に景気が悪化し、主要顧客からの印刷・クリエイティブの受注が大きく減った場合、自己資本比率の低い企業は資金繰りが厳しくなります。その際、株主への配当を維持する体力があるか、という点は常にチェックし続けるべき懸念材料です。今のところ配当性向は健全ですが、EPS(1株あたり利益)が大きく落ち込む可能性は常に頭に入れておかなければいけません。
だからこそ、私は、この銘柄の分析を定期的に行い、財務状況が悪化の兆候を見せたら、迷わず売却して、配当の安定性が高いディフェンシブな銘柄にスイッチする準備をしておくことが大事だと考えています。
投資は「絶対に大丈夫」な判断はありません。大切なのは、リスクを理解し、自分の人生設計に合った形で、最適な選択肢を選ぶことだと思います。
みなさんの家計と人生設計に、少しでも参考になれば嬉しいです!


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