本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:小1の壁が迫る今、リスクを取って「月8,000円」を確保すべきか?
皆さん、こんにちは!みずきです。
2026年2月を迎え、いよいよ我が家の人生設計における最大の壁の一つ、「小1の壁」まで残りわずかとなりました。娘の小学校入学は4月。学童保育や習い事をどうするか、具体的に計画を詰め始めたところです。
小1になると、どうしても家計の固定費が増えますよね。学童費や、放課後の習い事費(英語やプログラミングなど)を合わせると、月々8,000円〜1万円の予算を確保したいところです。
今回は、この「小1の壁」を配当金で補完するという目標に対して、利回り5%を超える高配当銘柄、(株)オプティマスグループ (9268)を分析してみたいと思います。この銘柄の最大の論点は、高い利回りとは裏腹に、財務安定性にやや懸念がある点です。守りを固めたい我が家にとって、この銘柄は本当にアリなのでしょうか?
高配当株を選ぶとき、「利回り」に目が行きがちですが、安定性が低い銘柄をコア資産にしてしまうと、いざという時に家計が崩れてしまうので、慎重に判断したいですね。
1. シナリオ設定:我が家の人生設計における「家計の守り」
我が家の現在地と、2026年4月の家計課題
娘(2020年1月生まれ)が小学校に入学するまで、あと2ヶ月です。私たち夫婦は共働きで、時短勤務などを活用していますが、長期休みの対応や学童利用料、そして習い事費用が増えることで、家計に負担がかかることは避けられません。
特に、私が子どものサポートに時間を割くことで残業代が減る可能性があるため、その分を株式の配当金で補填したいと考えています。これは、私が「小1の壁」対策として、安定した月8,000円の配当確保を目指す理由ですね。
その課題を解決するために必要な配当額の逆算
目標とする年間配当額を96,000円(税引前、月8,000円)と設定します。
この目標を、オプティマスグループ (9268) の予想配当利回り5.08%で達成するために必要な投資額を逆算します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 目標年間配当額(税引前) | 96,000円 |
| オプティマスグループ予想利回り | 5.08% |
| 必要投資額 | 約189万円 (96,000円 ÷ 0.0508) |
約189万円の投資が必要になります。利回り5%超えは魅力的ですが、この金額を投資するとなると、企業の安定性を厳しくチェックする必要がありますよね。特に、この銘柄は株価354円(2026年1月30日終値)と単価が安いので、つい気軽に手が出そうになりますが、目標額を達成するにはまとまった資金が必要です。
2. オプティマスグループ (9268) の基本分析とリスク評価
企業の簡単な紹介:自動車輸出を支えるプロフェッショナル
オプティマスグループは、中古車をメインとした自動車の輸出入支援、そして検査・認証代行サービスを提供している企業です。海外の自動車ディーラーやユーザーに対して、日本の高品質な自動車を届けるという、国際的なビジネスを展開しています。
ビジネス自体は、日本の中古車人気を背景に需要がありますが、海外の規制や為替の影響を受けやすいという特性があります。
利回り以外の重要指標のチェック
私たちが重視するのは、一時的な高配当ではなく、「子どもが成人するまで配当を出し続けられるか」という持続性です。
| 指標 | オプティマスグループ (9268) | みずきの所感 |
|---|---|---|
| 株価(2026/01/30) | 354円 | |
| 配当利回り(予想) | 5.08% | 非常に高い |
| 1株配当(予想) | 18.00円 (2026/03) | |
| PER(予想) | 21.97倍 | やや高め。割安感は薄い |
| PBR(実績) | 1.02倍 | 解散価値程度 |
| 自己資本比率(実績) | 14.9% | × 非常に低い。最大のリスク要因 |
| 収益性 | 悪化。直近は純利益率マイナス | × 懸念あり |
このデータを見て、正直に言って「うーん」と考え込んでしまいました。利回り5.08%は非常に魅力的ですが、自己資本比率14.9%というのは、子育て世代の家計防衛を担わせるにはあまりにも心許ない数字です。
自己資本比率が低いということは、会社の借金が多い、つまり財務基盤が非常に弱いということです。自動車輸出という景気や為替に左右されやすいビジネスモデルで、収益性も悪化傾向にある中で、この財務状況は「配当減額」のリスクを強く示唆しているように見えます。
外部環境と減配リスクの考察
国際的な自動車流通市場は、地政学的なリスクや為替の変動、そして各国の規制強化など、常に不安定な要素に晒されています。マクロ経済全体を見ても、金利政策やインフレ動向により、市場は不安定です。(The Week That Was, The Week Ahead: Macro and Markets, Feb. 1の記事にもあるように、市場は変動しています)。
このような不安定な外部環境の波を受けたとき、自己資本比率が低い企業は真っ先にコスト削減(人件費、投資、そして配当)に踏み切る可能性が高いです。我が家が「小1の壁」を乗り越えたい数年間に、もし減配に見舞われたら、計画が大きく狂ってしまいます。
3. 人生設計マッチ度と、リスク分散戦略
比較検討:安定配当と高リスク配当
月8,000円の配当を目指すにあたり、オプティマスグループのように利回りが高い銘柄は、同じ目標をより少ない資金で達成できるため、一見魅力的に見えますが、安定性が命です。
| 銘柄タイプ | 利回り(目安) | 必要投資額(月8千円目標) | 安定性 (自己資本比率) | みずきの家計上での位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| オプティマス (9268) | 5.08% | 約189万円 | 低 (14.9%) | サテライト(少額の投機枠) |
| 安定企業A(例) | 4.50% | 約213万円 | 高 (60%以上) | コア(家計防衛のための柱) |
| 安定企業B(例) | 4.99% | 約192万円 | 高 (50%以上) | コア(守りの高配当) |
もし、私たちがこの目標を達成するために189万円を投じるなら、利回りがわずかに低くなっても、財務が鉄壁な銘柄を優先すべきだと思います。例えば、過去に検討したような◎(6257)藤商事のような財務状況が強固な銘柄であれば、精神的な安心感も大きいですからね。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
オプティマスグループ (9268)を、我が家の「小1の壁」対策として評価します。
A. 配当の持続性・成長性
評価:△(やや懸念あり)
理由:利回りは高いものの、自己資本比率が低すぎます。配当性向の具体的な情報が見当たりませんが、収益がマイナス傾向にあるため、配当を「維持」する体力があるのかどうかが疑問です。増配どころか、減配リスクを考慮すべきでしょう。
B. 人生設計との適合性
評価:△(微妙)
理由:目標配当額を達成するための投資効率は高いですが、その不安定さがネックです。家計の「守り」に使うには、このボラティリティは高すぎます。目標達成の時期が2ヶ月後に迫っている今、リスクを大きく取るタイミングではないと考えます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性
評価:×(今は避けるべき)
理由:子育てと仕事の両立で家計を安定させたい時期です。リスク許容度は低めです。もし、この銘柄で減配や株価急落があった場合、精神的なダメージも大きく、すぐに「投資辞めようかな」と思ってしまうかもしれません。これは、私が大切にしている「長期複利の力」を信じる姿勢に反します。
4. 税制優遇制度活用との組み合わせ
高配当株を保有するならば、制度をしっかり活用して手取りを増やしたいですね。
ジュニアNISAの活用(教育資金の非課税化)
娘の将来の教育資金のために投資をしていますが、オプティマスグループのような財務リスクが高い銘柄は、非課税メリットがあっても、子どもの名義で長期保有させるには不向きだと考えます。
ジュニアNISAや新NISAの成長投資枠は、高いリターンを狙いたい場合や、長期安定企業で配当の再投資効果を最大限に活かしたい場合に使うべきです。この銘柄は「配当の安定性」が保証されないため、制度の枠を使うメリットよりも、減配リスクの方が大きいと判断します。
配当控除の仕組みと、税効率の視点
特定口座でこの銘柄の配当金を受け取った場合、前述の通り約20%が源泉徴収されます。配当控除を活用することで税負担を軽減できますが、まず「配当金が支払われること」が前提です。
高配当利回りを追求する際は、この配当控除を意識すると実質利回りが上がりますが、オプティマスグループの場合、それよりも財務の健全性を高めることが、株主への最大の貢献だと感じますね。
5. みずきの総合評価と、今後の判断
オプティマスグループ (9268)は、利回り5.08%という数字だけを見れば魅力的です。しかし、家計の「守り」として機能させるには、自己資本比率14.9%という財務の脆弱さが決定的なマイナスポイントになります。
私は、家計の安定化という「人生設計」の目標を達成するためには、リスクに見合わない高利回りは追いかけるべきではない、という結論に至りました。
小1の壁対策として月8,000円を確保する戦略は継続しますが、そのために約190万円を投じるのであれば、安定したインフラ系や高財務の製造業、あるいは安定分配のJ-REITなど、より確実性が高い銘柄群(例えば利回り4.5%〜4.8%の範囲)を複数組み合わせて、リスク分散を図る方が安心できます。
投資は焦らず、自分たちのリスク許容度と時間軸に合わせて、無理のない選択をしていきたいですね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!


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