本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:M&A仲介の成長株、(株)ストライクの配当は家計の守りになるか?
こんにちは、みずきです。
今日は、高い成長性と、予想配当利回り4.56%という魅力を併せ持つ、M&A仲介の雄、(株)ストライク(6196)を見ていきますね。
M&A仲介業というと、景気に左右されやすそうなイメージがあるかもしれませんが、ストライクの主なターゲットは中小企業の事業承継です。これは日本の社会課題とも深く結びついています。ただ、気になるのは収益性の「不安定さ」の評価。高配当でも、配当が不安定だと、家計の支えとしてはちょっと心もとないですよね。
私たち子育て世代にとって、配当金は「将来のための貯金」であると同時に、「今すぐ家計を助けてくれる現金流」であることが大事です。
今回は、ストライクの配当が、もうすぐ始まる長女の小学校生活、そして「小1の壁」の費用を支えることができるのかどうか、我が家の人生設計に当てはめてシビアに検証したいと思います。
1. シナリオ設定:2026年4月、小1の壁「月1万円」をどう補うか
いよいよ2026年4月が目前に迫ってきましたね。うちの長女(2020年1月生まれ)も小学校に入学します。
小学校入学は嬉しいけれど、共働きにとって一番頭を悩ませるのが、いわゆる「小1の壁」です。学童保育の費用はもちろん、学童だけではカバーできない習い事や、長期休暇中の追加支出を見込んでいます。
我が家の家計課題と目標
私たちは、2026年4月以降、毎月平均して1万円の追加支出(年間12万円)が発生すると見込んでいます。このうちの全額ではないにせよ、半分以上を配当収入で賄いたいというのが目標です。
- 家計課題: 2026年4月からの小学校関連費用の増加(小1の壁)
- 必要な配当サポート: 年間12万円(月1万円)
- ストライクに期待する役割: ポートフォリオの中核ではないため、このうちの約25%、年間3万円をストライクの配当で賄いたい。
ストライクは単価が高く、M&A仲介という特性上、景気や業績変動の影響も受けやすいので、コアな家計防衛資金として全額を投じるのはリスクが高いと考えています。そのため、全体の高配当戦略の中で、「成長性も期待できる銘柄」として一部を組み込むイメージですね。
2. 目標配当額の逆算計算:ストライクで年間3万円の役割分担
では、ストライクの予想配当利回り4.56%を基に、目標額である年間3万円(税引前)を達成するために必要な投資額を逆算してみましょう。
(※今回の計算は、税引前の配当利回りを用いて計算します。税制優遇の活用については後述しますね!)
年間目標配当額:30,000円
ストライク予想利回り:4.56%
必要投資額 = 30,000円 ÷ 0.0456 ≒ 658,000円
現在の株価(2026年2月上旬終値3,955円)から計算すると、最低購入単位(100株)は約39.5万円です。年間配当は18,000円(税引前)。
年間3万円を狙うためには、200株(約791,000円)の保有が現実的です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 必要投資額(税引前) | 約65.8万円 |
| 現実的な投資額(200株) | 約79.1万円 |
| 年間予想配当額(200株) | 36,000円 |
| 月間配当サポート目安(税引後・約8割) | 約2,400円 |
200株保有すれば、年間36,000円の配当が得られる見込みです。これは税金を引いても月々2,400円程度の収入になります。これを積立NISAやiDeCoでカバーできない現金の流れとして受け取ることで、学童代の一部を気持ちよく払える、という設計ですね。
3. 銘柄紹介:(6196)ストライクの基本情報とM&A市場
ストライクのビジネスモデル
ストライクは、主に中堅・中小企業のM&A仲介を担っている会社です。日本のM&A市場は、後継者不足による事業承継ニーズが高く、今後も拡大が見込まれる成長性の高い分野です。
ストライクの特徴は、成功報酬型のフィー体系であること。案件が成立すれば大きな収益になりますが、成立しなければ収益になりません。これが、データの「収益性は不安定」という評価に繋がっているんですね。高ROE(23.63%)を達成しているのは素晴らしいですが、これは利益率が高い反面、不安定さも内包している、と解釈できます。
財務・配当指標の確認
指標を詳しく見てみましょう。自己資本比率が86.7%と非常に高い水準で、財務基盤は鉄壁です。M&A仲介業は、設備投資などがほとんど必要ないので、高い自己資本比率を維持しやすい側面があるとはいえ、これは安心材料ですね。
| 指標名 | 値 | みずきの評価 |
|---|---|---|
| 株価(02/05終値) | 3,955円 | 単元で約40万円。高単価。 |
| 予想配当利回り | 4.56% | 高配当水準で魅力的 |
| 1株配当(予想) | 180.00円 | しっかりとした配当。 |
| PER(予想) | 13.22倍 | 成長株としては割安感がある水準。 |
| PBR(実績) | 4.01倍 | 市場からの成長期待が高い。 |
| 自己資本比率 | 86.7% | 非常に安定。 |
| 配当性向(不明) | — | M&A仲介業は業績変動が大きいため、配当性向の推移を注意深く見る必要あり。 |
| 収益性評価 | 悪化傾向、不安定 | この評価が最大のリスク要因。 |
配当性向の明確なデータはありませんが、EPS(予想298.81円)に対して配当(180円)は50%~60%程度になる見込みで、無理のない範囲だと思います。ただ、M&Aの成約件数によってEPSが大きく変動するため、配当の持続性には常に目を光らせる必要がありますね。
一方で、日本全体で株主還元意識が高まっているのは追い風です。例えば、今日のニュースでも長瀬産業が自社株買いを発表したように、企業は資本効率を重視する傾向にあります。ストライクも、潤沢な自己資本を背景に、安定配当と成長投資のバランスを取ってくれると期待したいところです。
4. 複数銘柄の比較検討:M&A関連の高配当銘柄
ストライク(6196)と同じくM&Aやコンサルティング領域で高配当を出し、私たちの子育て家計をサポートしてくれる可能性がある銘柄を比較してみましょう。
以前検討した山田コンサルティンググループ(4792)と、M&Aとはセクターが異なりますが、高い利回りを誇り財務の安定しているオープンアップグループ(2154)と比較します。
| 銘柄名 | (6196) ストライク | (4792) 山田コンサルティンググループ | (2154) オープンアップグループ |
|---|---|---|---|
| 業種 | M&A仲介 | コンサルティング・M&A支援 | 技術者派遣(人材) |
| 予想配当利回り | 4.56% | 4.45% (過去記事参照) | 4.50% (過去記事参照) |
| 配当方針 | 業績連動要素あり、高配当維持 | 安定配当+増配志向 (配当性向50%目安) | DOE(配当性向30%前後) |
| PBR/ROE | 4.01倍 / 23.63% | 1.10倍 / 13.92% | 1.83倍 / 16.48% |
| 財務健全性 | ◎ (自己資本比率86.7%) | ◎ | ◎ |
比較すると、ストライクはPBRが圧倒的に高いことが分かります。これは市場がストライクの成長性を非常に期待していることの裏返しです。高ROEも魅力的ですが、私たちの目的は「安定した現金流」なので、PBRが低く、配当性向にも余裕がありそうな山田コンサルやオープンアップの方が、守りの配当としては安心感がありますね。
ストライクは、高成長を享受しつつも、高すぎるPBRと収益性の不安定さから、ポートフォリオの「守り」というよりは「成長も兼ねた攻めの高配当株」として位置づけるべきだと考えます。
5. みずきの「人生設計マッチ度」評価
ストライクが、我が家の「小1の壁・月3万円サポート」という役割にどれだけマッチするか、3つの視点で評価します。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
M&A仲介市場自体は事業承継ニーズで今後も堅調ですが、案件の成立時期や規模によって、年間の業績が大きくブレる可能性があります。会社自体の財務は鉄壁なので、一時的に業績が悪化してもすぐに減配になるリスクは低いでしょう。ただ、今後10年、右肩上がりの増配を確約できるかというと、業種柄、不安が残ります。
B. 人生設計との適合性:○(悪くない)
目標とする年間3万円の配当を得るには、約80万円の投資で実現可能です。これは我が家の貯蓄ペースから見ても現実的な投資額です。長女が小学校高学年になるまでの期間(約6~8年)で、M&A市場の成長とともに増配が期待できれば、結果的に「小1の壁」だけでなく「中学受験の壁」など、さらに大きな教育費の課題をサポートできる可能性があります。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)
我が家は長女の小学校入学を控え、家計の流動性を高めたい時期です。そのため、本命の配当株は景気耐性の高い生活必需品やインフラ系で固めたいのが本音です。ストライクのような成長性の高いサービス業は、コア(中核)の役割を担うには、収益の不安定さがややリスクになります。全体のポートフォリオの5~10%程度の「サテライト(補完的)」な位置づけで持つのが妥当だと考えます。
6. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAと配当控除
ストライクの配当金は、ぜひ税制優遇制度を活用して受け取りたいですね。
我が家の場合、すでに長女名義のジュニアNISAで、将来の大学資金を見据えた高配当株やETFへの投資を進めています。ストライクは成長性と高い利回りを兼ね備えているため、ジュニアNISA口座で保有することでメリットが最大化されます。
メリット1:配当金の非課税
通常、配当金には約20%の税金がかかります。200株保有で年間36,000円の配当があった場合、税金は7,200円です。ジュニアNISA口座であれば、この7,200円が非課税になるため、まるまる家計のサポートに回せます。小1の壁対策は、細かな積み重ねが大事なので、この非課税メリットは絶大だと思います。
メリット2:売却益も非課税
ストライクはPBRが高く、今後株価が大きく成長する可能性も秘めています。もし将来、長女が大学入学などで資金が必要になった際、株価が上がっていたとしても、その売却益が非課税になるのは大きな魅力です。
一般口座や特定口座で保有する場合、配当控除の仕組みを利用して税負担を軽減することも可能ですが、ジュニアNISAが使えるうちは最大限活用するのが、みずきの流儀ですね。
7. 総合評価と結論
ストライクはM&A仲介という社会課題解決型のビジネスモデルを持ち、財務体質も非常に健全で、高い配当利回りが魅力的な銘柄です。
しかし、高配当を「小1の壁」のような短期〜中期的な家計サポートとして頼る場合、業績変動リスクが大きい点が懸念されます。配当性向は健全に見えますが、収益性が「不安定」という評価は、子育て家計の守りを固めたい私たちにとっては看過できません。
みずきの総合判断:
ストライクは、ジュニアNISA口座で、ポートフォリオの10%程度のサテライト銘柄として保有するのが最適だと考えます。
教育費の課題(月1万円)全体を支える「コア銘柄」には、やはり食品やインフラ系など、不況に強い銘柄(例:東京鐵鋼のような安定業種)を充てて、ストライクには高い成長性と配当利回りを追求してもらうのが理想的です。仮に減配があっても家計全体への影響が限定的になるよう、分散投資を心がけることが大切ですね。
私たち子育て世代の投資は、「完璧なリターン」を求めることよりも、「人生設計に必要な時期に必要な現金流」を確保することが最優先です。ストライクの魅力的な利回りも、その役割を明確にして組み込むことで、家計の力になってくれるでしょう。
みずきでした!


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