本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:フロンティアインターナショナルは、AIじゃない方の「フロンティア」です
こんにちは、みずきです。2026年2月6日、うちの長女(もうすぐ6歳)は春からの小学校入学に向けて、着々と準備が進んでいます。この時期になると、親としては「小1の壁」対策で頭がいっぱいになりますよね。学童や習い事など、支出が増える時期に備えて、配当金で家計の守りを固めたいと改めて考えています。
今日取り上げるのは、東証プライム上場の(株)フロンティアインターナショナル(9224)です。
最近、「フロンティア」という言葉を聞くと、真っ先にAIを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実は今週、OpenAIが法人向けAI基盤「Frontier」を発表したというニュースが話題になりましたね(参照記事)。
でも、今回私たちがチェックするのは、AIとは全く違う分野、つまり企業のプロモーションやイベントを手掛ける日本の会社です。名前が似ているので混乱しそうになりますが、我が家の人生設計を支えてくれるのは、このリアルな「イベントのプロ」の方かもしれません。
この銘柄が、我が家の「小1の壁」の家計負担をどれだけ現実的にサポートしてくれるか、逆算思考でじっくり検証していきますね。
我が家の人生設計シナリオ:小1の壁に備える月8,000円の習い事費用
我が家の最大の家計課題は、来月2026年4月に小学校に入学する第一子の教育関連費用です。
幼稚園時代と比べて、小学校に入ると学童保育や習い事の費用が一気に膨らみます。特に、時間的な制約から、学童以外の習い事をいくつか詰め込むことになりそうです。わが家では、小学校入学後、最低でもピアノや水泳などの習い事で月8,000円程度の支出増を見込んでいます。この8,000円を、投資の配当金で完全に賄うことを目標にしています。
この目標を達成できれば、家計のキャッシュフロー(現金の流れ)が改善し、私たち親の精神的な余裕も生まれます。子どもが小学校に上がって、バタバタと忙しくなる時期にこそ、配当金がもたらす「時間の余裕」は本当に重要だと考えています。
目標配当額の逆算計算
必要な年間配当額と、それをフロンティアインターナショナルで実現するために必要な投資額を逆算します。
| 項目 | 計算式 | 金額 |
|---|---|---|
| 目標月間配当額(税引前) | 8,000円 | |
| 目標年間配当額(税引前) | 8,000円 × 12ヶ月 | 96,000円 |
| フロンティアの会社予想配当利回り | 4.25% | |
| 目標達成に必要な投資元本 | 96,000円 ÷ 4.25% | 約226万円 |
| 税引後の手取り年間配当額 (配当課税20.315%の場合) | 96,000円 × (1 – 0.20315) | 約76,500円 |
約226万円の元本で、月8,000円分の配当を狙うという計画ですね。ただし、これは税引前の数字なので、実際の手取りは年間約76,500円(月換算約6,375円)となります。目標の8,000円には少し届きませんが、他の高配当銘柄や、制度を組み合わせることで補完可能だと考えています。
フロンティアインターナショナル(9224)の概要と指標
フロンティアインターナショナルは、企業やブランドのマーケティング活動を支援する「プロモーション」事業が柱です。イベント、展示会、店舗・施設などの空間デザイン、セールスプロモーションなど、体験型マーケティングに強みを持っています。
現在の株価情報(2026年2月6日時点)
| 指標 | データ | みずきの評価ポイント |
|---|---|---|
| 株価(終値) | 1,489円 | |
| 最低購入代金(100株) | 148,100円 | 比較的購入しやすい価格帯です。 |
| 配当利回り(会社予想) | 4.25% | 高配当銘柄として魅力的です。 |
| 1株配当(会社予想) | 63.00円 (2026/04期) | |
| PER(会社予想) | 11.87倍 | 割安感がありますね。 |
| PBR(実績) | 1.45倍 | 解散価値(BPS)よりは高い水準です。 |
| 自己資本比率(実績) | 61.4% | 財務の安定性は高いと言えます。 |
| 配当性向(予想) | 約50.5% | EPS 124.72円に対する配当63.00円で計算。まだ余裕があります。 |
複数銘柄の比較紹介:成長性を取るか、鉄壁の安定性を取るか
フロンティアインターナショナルは、配当利回り4.25%、自己資本比率61.4%、配当性向約50.5%と、一見すると非常にバランスの取れた優良な高配当株に見えます。
しかし、イベント・プロモーション事業は景気や社会情勢(特にパンデミックのような緊急事態)に左右されやすいというリスクがあります。我が家の小1の壁費用を任せるにあたり、景気耐性をどう見るかがポイントになります。
そこで、同じく「小1の壁の費用を補填する」という目標を持つ高配当株の選択肢と比較検討してみます。
| 銘柄 | フロンティア(9224) | 比較銘柄A: 千代田インテグレ(6915) | 比較銘柄B: IDEC(6652) |
|---|---|---|---|
| 主な事業 | イベント、プロモーション企画・制作 | 自動車・電気機器向け精密機能部品 | FA機器、制御機器(スイッチ、表示灯など) |
| 配当利回り | 4.25% | 4.79% (過去記事参照) | 4.48% (過去記事参照) |
| 配当性向 | 約50.5% | 約30%台 | 約40%台 |
| 自己資本比率 | 61.4% | 80%超(鉄壁) | 70%超(非常に高い) |
| 収益性/成長性 | 改善傾向 | 安定 | 改善傾向 |
| リスク特性 | 景気変動、イベント需要に左右される | 自動車産業の動向に左右されるが財務安定 | FA市場の需要に左右されるが長期増配基調 |
フロンティアの特徴:成長性と収益性の改善に期待
フロンティアの魅力は、収益性が改善傾向にある点です。コロナ禍で落ち込んだイベント需要が回復している中で、今後、企業のプロモーション予算が増えれば、業績も連動して伸びる可能性があります。
配当性向も約50.5%とまだ余裕があり、増配の余地も残されています。また、自己資本比率61.4%は、事業の性質を考えると非常に高い水準で、短期的な業績悪化には耐えられるだけの体力があると言えます。
一方で、千代田インテグレやIDECといった製造業系の高配当銘柄と比較すると、財務の「鉄壁さ」や、配当の歴史的な安定性(増配基調)では一歩譲るかもしれません。
みずきの「人生設計マッチ度」評価
イベント事業という景気連動性の高さを踏まえて、我が家の人生設計にどれくらいマッチするかを評価します。
A. 配当の持続性・成長性:△(やや懸念あり)
フロンティアは収益改善傾向にあり、配当性向も健全(約50.5%)です。ただし、コロナ禍のように大規模イベントが全面的に禁止されるような事態や、リーマンショックのような急激な景気後退が来た場合、企業はまずプロモーションやイベントの予算を削ります。その結果、業績が急降下するリスクがあります。
もちろん、自己資本比率61.4%という数字は立派ですが、「配当を減らされない安定企業」という観点では、製造業やインフラ系企業ほどの安心感は持てません。今は回復期ですが、長期的な安定性については注視が必要です。
B. 人生設計との適合性:○(悪くない)
「2026年4月の小1の壁対策(月8,000円目標)」という緊急性の高い家計課題に対しては、投資元本約226万円で利回り4.25%を確保できるため、現実的な選択肢です。最低投資金額も約15万円と手を出しやすく、少しずつ買い増しして目標額に近づけることができます。
我が家がまさに資金を投入したい「今」は、イベント需要の回復期にあたりますので、キャピタルゲイン(値上がり益)の恩恵も受けやすい可能性があります。教育費の準備が間に合うまでの約10年間、しっかりと配当を出し続けてくれれば、大きな助けになるでしょう。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:△(やや緊張感ある)
我が家は、今後数年間、子どもの教育費が増えることで、家計の余剰資金がタイトになりがちです。そのため、配当金が減ってしまうリスクは最小限に抑えたいところです。フロンティアインターナショナルは財務は健全ですが、事業リスクが高い分、コア資産(中核となる安定資産)としては少し不安が残ります。
もし購入するなら、ポートフォリオ全体で景気耐性の高い銘柄(例:生活必需品、高財務の設備メーカー)で守りを固めた上で、景気回復の恩恵も取りたいという「サテライト(補完的)な位置づけ」で組み込むのが適切だと思います。
| 評価軸 | みずきの評価 | 評価理由 |
|---|---|---|
| 配当の持続性・成長性 | △(やや懸念あり) | 配当性向は健全だが、イベント事業の性質上、景気や社会情勢に業績が左右されやすい。 |
| 人生設計との適合性 | ○(悪くない) | 目標配当額(月8,000円)を実現するための投資元本が現実的。時期的な適合性も高い(需要回復期)。 |
| 我が家のリスク許容度との整合性 | △(やや緊張感ある) | コア資産にするには景気連動性が高すぎるため、サテライト的な位置づけが望ましい。 |
制度活用で税効率を高める:ジュニアNISAと配当控除の組み合わせ
私たち子育て世代の投資家にとって、税制優遇制度の活用は絶対に見逃せません。配当金で教育費を賄う計画なら、特にジュニアNISAの活用を強く検討すべきです。
フロンティアインターナショナルは、最低投資金額が約15万円と比較的少額なので、子どもの名義でジュニアNISAの枠を使って保有するのに適しています。
もし長女(2020年生まれ)のジュニアNISA口座でフロンティア株を購入すれば、本来20.315%かかる配当課税が非課税になります。目標の年間配当96,000円に対して、通常なら約19,500円が税金で引かれますが、これがまるごと手元に残ります。
つまり、非課税枠をフル活用することで、税引後でも月8,000円近い配当金を手元に残すことが可能になります。
また、私たち親の特定口座やNISA口座で保有する場合、配当控除の仕組みも理解しておくべきです。国内株の配当は総合課税を選択すれば配当控除の対象になりますが、共働きで所得が多い場合はかえって税負担が増える可能性があるため、特定口座(源泉徴収あり)で受け取るか、NISA制度を活用して非課税にするのが基本だと思います。
みずきの総合評価と判断
フロンティアインターナショナル(9224)は、現在の高配当利回り(4.25%)と健全な配当性向(約50.5%)、そして高めの自己資本比率(61.4%)から見ると、非常に魅力的な銘柄です。
しかし、「人生設計を支える配当」として考えた場合、事業内容が景気変動に非常に左右されやすい点が気になります。私たちが目標としているのは、2026年4月から始まる子どもの小学校入学後の習い事費用を賄うこと。これは数年で終わる話ではなく、中学受験や大学受験まで、長期間にわたって家計をサポートしてほしいのです。
したがって、この銘柄単体で「月8,000円」の全てを任せるのはリスクが高いと判断します。
私の結論:
- フロンティアは、景気回復期における「高利回り・成長期待枠」として、ポートフォリオの10%程度のサテライト的な位置づけで組み込むことを検討します。
- 目標の月8,000円の配当のうち、フロンティアで得られる配当(税引後 月6,375円程度)はジュニアNISAを活用して非課税とし、残りの不足分は、千代田インテグレのような財務が鉄壁で景気に左右されにくい銘柄で補完するのが、私たち子育て世代の現実的なリスク管理だと思います。
このフロンティアという銘柄は、「成長性と回復力」を評価するなら「買い」ですが、「不況時の配当の減らなさ」を最重要視するなら、他の安定企業に分散すべき、というのが現時点での私の正直な判断です。
投資の判断はご自身の家計状況とリスク許容度に合わせてくださいね。私たち子育てママにとって、家計防衛は最大の課題。制度を賢く使って、一緒に資産形成を頑張っていきましょう!
もし、景気耐性の高い銘柄に興味があれば、過去に紹介した銘柄も参考にしてみてくださいね。例えば、安定的な配当を重視するなら、高財務で教育費を支えるJPMCなども候補になると思います。


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