はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
こんにちは、みずきです!2026年4月、ついに娘が小学校に入学しました。ランドセルを背負って元気に登校する姿を見て、一安心しつつも「小1の壁」による生活リズムの変化にドキドキしている毎日です。仕事との両立を考えると、やはり家計に「自動的に入ってくる現金」があるのは、心の大きなゆとりになりますね。
さて、今日の日経平均株価は史上初めて6万円の大台を突破するという歴史的なニュースが飛び込んできました!市場全体がお祭りムードの中、私が注目したのは、その真逆を行くような衝撃的な動きを見せている(株)山大(7426)です。なんと、上場維持基準に適合できず、上場廃止の見込みとなってストップ安まで売られています。
「高配当だから」という理由だけで選ぶことの怖さを、まさに体現するような事例です。今回は、娘の入学という人生の節目において、私たちがどうやって「守りの資産」を築くべきか、山大の事例を教訓に考えてみたいと思います。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
2026年4月、我が家は一つの大きな節目を迎えました。娘が小学生になり、これからの12年間(高校卒業まで)は、教育費が段階的に増えていく時期に入ります。今のところフルタイムで働いていますが、学童の状況や放課後の過ごし方によっては、働き方を見直す可能性もゼロではありません。
そんな「変化の時期」だからこそ、我が家では以下のシナリオを立てています。
我が家の現在地と課題
娘は2020年生まれ。2026年4月に小学校入学。今後、習い事や塾の費用、将来の大学進学に向けた貯蓄など、月々の固定費がじわじわと上がることが予想されます。現在の貯蓄や「つみたてNISA」での積み立ては順調ですが、日々の「お財布のゆとり」として、配当金というキャッシュフローが欲しいと考えています。
○年後の家計課題と目標配当額
小学校低学年の間、まずは月額5,000円(年間60,000円)の配当収入を確保することを目標にしています。これがあれば、娘の新しい習い事一つ分を、私の給料を削ることなく賄えるからです。これを「小1の壁」を乗り越えるための「家計の潤滑油」と位置づけています。
2. 目標配当額の逆算計算
月5,000円、年間60,000円の配当金を得るために、どの程度の投資が必要かを計算してみます。税引き後の手取りで考えるのが、みずき流の実践的な管理術です。※配当控除などを活用しない、20.315%課税後の前提で計算します。
| 目標年間配当(手取り) | 必要年間配当(額面) | 想定配当利回り | 必要な投資額 |
|---|---|---|---|
| 60,000円 | 約75,300円 | 3.0% | 251万円 |
| 60,000円 | 約75,300円 | 4.0% | 188万円 |
| 60,000円 | 約75,300円 | 5.0% | 150万円 |
今回取り上げる山大の予想利回りは5%を超えていますが、ここには「上場廃止リスク」という、家計管理上は絶対に見過ごせない大きな落とし穴があります。利回りだけで飛びつくと、元本を大きく失い、人生設計そのものが狂ってしまう可能性があるんです。
3. 複数銘柄の比較紹介
「月5,000円の配当」という目標を達成するために、リスクの異なる3つの銘柄を比較してみます。山大の現状がいかに異質か、家計の視点で見てみましょう。
A. (株)山大 (7426)
宮城県を拠点とする木材製品のメーカーですが、現在は非常に厳しい状況にあります。
ニュース記事(山大—ストップ安売り気配、上場維持基準不適合で上場廃止へ)によると、上場維持に向けた取り組みが実らず、整理銘柄に指定された後、上場廃止となる見込みです。
- 株価:554円(2026/04/23)
- 配当利回り:5.42%(※会社予想ですが、今後の継続性は極めて不透明)
- PBR:0.32倍(資産価値はあっても、市場から評価されていない)
- 特徴:業績悪化と自己資本比率の低下が続いています。
B. (1810) 松井建設
創業400年を超える、寺社仏閣の修復も手がける超老舗ゼネコンです。我が家の人生設計において「10年後、20年後も存続しているか」という視点では、圧倒的な安心感があります。
詳細は過去記事(◎(1810) 松井建設 : 創業400年の安定財務と4.68%配当)でも紹介しましたが、堅実な経営が魅力です。
- 株価:安定推移
- 配当利回り:4.68%前後
- 特徴:鉄壁の財務。景気に左右されにくい社寺建築の強み。
C. (4928) ノエビアホールディングス
化粧品やサプリメントを展開する、ママ世代にも馴染みのある企業です。高い収益性と、株主還元への積極的な姿勢が特徴です。
(参考:◎(4928) ノエビアホールディングス : 5.17%配当と鉄壁の財務)
- 株価:高価格帯だが安定感あり
- 配当利回り:5.17%前後
- 特徴:自己資本比率が高く、不況時でも配当を維持する力がある。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
我が家の「娘の小学校生活を支える」という人生設計に照らして、(株)山大を評価してみます。
A. 配当の持続性・成長性
評価:×(リスク高すぎる)
上場廃止となれば、市場での売買が困難になり、配当方針そのものが維持される保証はどこにもありません。収益性も悪化しており、赤字が続いている状態では、配当を出している余裕はないはずです。子育て世代が「未来の教育費」を託すには、あまりにも脆い土台だと言わざるを得ません。
B. 人生設計との適合性
評価:×(不向き)
目標とする「月5,000円」を山大だけで作ろうとするのは、まさに砂上の楼閣です。上場廃止のニュースで株価がストップ安まで叩き売られているのを見ると、たとえ利回りが高くても、元本がこれほど毀損しては意味がありません。娘の学用品を買うための資金が、一晩で何割も減ってしまうような投資は、我が家の人生設計には合いません。
C. 我が家のリスク許容度との整合性
評価:×(今は避けるべき)
小学校入学という、生活コストが上がり始める時期に、わざわざ「倒産や上場廃止のリスク」を背負う必要はありません。今は日経平均が6万円を超えるような好調な相場ですから、他にも健全な財務を持った高配当株はたくさんあります。あえて、ここに大切な資金を投じる理由は見当たりませんね。
5. みずきの総合評価+判断
山大については、「我が家のポートフォリオには一切入れない」という明確な判断を下します。
投資の世界では、時として「利回り5%超」「PBR0.3倍」といった、数字上は非常に魅力的に見える銘柄が現れます。でも、その数字の裏に「なぜ、そんなに安いのか?」という理由が必ず隠れています。今回の山大のように、上場維持基準を満たせないという根本的なガバナンスの問題や、業績の構造的な悪化がある場合、それは投資ではなく「投機」になってしまいます。
私たちが目指すのは、日々の仕事や育児に専念しながら、背後で着実にお金に働いてもらうことです。株価の急落に一喜一憂し、上場廃止の行方を毎日ハラハラしながら見守るような時間は、今の私にはありません。それよりも、娘と一緒に宿題を見たり、公園で遊んだりする時間を大切にしたい。だからこそ、「何があっても配当を出し続けてくれる、潰れない会社」を選ぶことが、子育てママ投資家の正解だと思っています。
6. 制度活用との組み合わせ
こうした個別株のリスクを目の当たりにすると、改めて制度活用の重要性が身に染みます。
例えば、ジュニアNISA(※新規投資は終了していますが、既存分は保有継続可能)や、新NISAの成長投資枠を活用する場合、選ぶべきは山大のような銘柄ではなく、先ほど比較に出したノエビアや松井建設のような、長期で配当が期待できる銘柄です。非課税メリットを最大限に活かすためには、「長期で持ち続けられること」が絶対条件だからです。
また、私は配当控除についても常に意識しています。総合課税を選択して確定申告をすることで、所得税の一部が還付される仕組みは、私たち給与所得者にとって非常に強力な武器になります。でも、そもそも配当が出なくなってしまえば、この制度も宝の持ち腐れ。やはり、「利益をしっかり出している企業」を選ぶのが大前提ですね。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
正直に言うと、投資を始めたばかりの数年前の私なら、「こんなに利回りがいいなら、少しだけ買ってみようかな?」と魔が差していたかもしれません(笑)。「逆張り」で利益を出している人の話を聞くと、羨ましくなることもありますよね。
でも、実際に育児をしながら投資を続けてきて分かったのは、「夜、安心して眠れること」が最大の利益だということです。山大の株価チャートは、今の私にはあまりにも刺激が強すぎます。もし皆さんも、利回りだけに目を奪われそうになったら、「このお金が半分になっても、子どもの笑顔を見ていられるかな?」と一度自分に問いかけてみてください。
今日は日経平均6万円というお祝いムードの裏で、投資の厳しさを教えてくれる山大のニュースを深掘りしました。市場が浮かれている時こそ、私たちは冷静に、自分たちの「人生設計」というコンパスをしっかり握って歩んでいきましょうね。娘との新しい生活を支えるための投資、これからもコツコツ頑張ります!


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