○(1818)株式会社イチケン : 4.75%配当で3年後の小4の壁に向けた習い事費を支える家計の備え

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:2026年夏の我が家のリアルな家計課題

こんにちは、みずきです!2026年の夏、毎日暑い日が続きますね。我が家の小学1年生になった娘は、毎日汗だくになりながらも元気に小学校へ通っています。子どもの成長は本当に早いもので、少し前までヨチヨチ歩きだった娘が、今では自分でランドセルを背負って歩いている姿を見るだけで、なんだか胸が熱くなってしまいます。

でも、親として嬉しい半面、現実的な「家計のやりくり」については常に先回りして考えておかなければなりません。最近、同じ小1のお子さんを持つママ友の間で早くも話題になっているのが、3年後に待ち受ける小4の壁についてです。

小学4年生になると、地域の学童保育に預けられなくなったり、放課後の過ごし方を工夫しなければならなくなったりします。民間のはしご型学童や、プログラミング、英語といった少し専門的な習い事をプラスするご家庭も増える時期ですよね。そうなると、当然のように教育費や習い事代が跳ね上がります。我が家でも、3年後には毎月5,000円(年間60,000円)ほどの新しい教育費・習い事代の負担が発生すると見込んでいます。

「月5,000円くらい、毎月の給料から出せばいいんじゃない?」と思われるかもしれません。でも、生活費やこれまでの貯蓄ペースを崩さずに、この先10年、15年と続く教育費の増加に耐えるためには、家計を助けてくれる新しいキャッシュフローの仕組みを作っておくことが大切だと私は考えています。そこで我が家が実践しているのが、人生設計から逆算して高配当株をコツコツ積み上げ、配当金で教育費の増加分をカバーしていくという戦略です。

今回は、この「3年後の小4の壁・月5,000円対策」という人生設計にフィットする候補として、商業施設の建設や内装に強みを持つ株式会社イチケン(1818)という銘柄に注目してみました。我が家の人生設計と照らし合わせながら、じっくりと分析プロセスをシェアしていきますね。

我が家の人生設計シナリオ:3年後の習い事費「月5,000円」をどう作るか

まずは、今回の銘柄選びのベースとなる我が家の人生設計シナリオを整理してみます。ただ単に「利回りが高いから買う」という買い方をしてしまうと、いざ株価が下がったときに不安になって手放してしまったり、家計に必要な時期にお金が手元になかったりという失敗に繋がりやすいからです。お金はあくまで「人生の自由度を高めるツール」ですので、いつ、いくら必要なのかを明確にすることがスタートラインになります。

  • 我が家の現在地:2026年7月現在、長女は6歳(小学1年生)。日々の生活費や教育資金のベースは、私と夫の給料、そして「つみたてNISA」や「iDeCo」を活用したインデックス投資で着実に準備しています。
  • 3年後の家計課題:長女が小学4年生になる3年後(2029年春)。学童の終了に伴い、放課後の安全な居場所の確保や、新しい習い事をスタートさせる予定。ここで月5,000円の教育費アップを想定します。
  • 必要な配当額:月5,000円、つまり年間60,000円(税引き後)の配当金を、今から3年後までに用意すること。

この年間60,000円という目標金額を、株式の配当金という「働かなくても入ってくるお金」で準備できれば、家計の貯蓄ペースを一切落とさずに娘にやりたい習い事をさせてあげることができます。子どもに「お金がないからその習い事は我慢してね」とは言いたくないですからね。親としての安心感も、配当金がもたらしてくれる大きなメリットだと思います。

目標配当額からの逆算計算:いくら投資すれば達成できる?

では、年間60,000円(税引き後)の配当金を得るためには、具体的にいくらの資金が必要になるでしょうか。今回は非課税で運用できるNISA(成長投資枠)を活用することを前提として、税引き前の目標額を計算していきます。

今回注目する(株)イチケンの配当利回りは、会社予想ベースで4.75%(2026年7月14日時点)という非常に魅力的な高水準です。この利回りを利用して、必要な投資金額を逆算してみましょう。

項目 設定・計算内容
目標年間配当額(非課税) 60,000円(月5,000円分)
候補銘柄(イチケン)の配当利回り 4.75%
必要投資額の目安(逆算) 60,000円 ÷ 4.75% = 1,263,157円
イチケンの株価(2026/07/14終値想定) 2,631円
単元株数(最低購入単位) 100株(最低購入代金:263,100円)
1株あたりの予想配当金 125.00円
目標達成に必要な株数 60,000円 ÷ 125.00円 = 480株(端数を切り上げて500株)
500株購入時の実際の投資金額 500株 × 2,631円 = 1,315,500円
500株保有時の年間配当見込み 125.00円 × 500株 = 62,500円(目標達成!)

計算してみると、イチケンの株を500株(5単元)保有することができれば、年間で62,500円の配当金を受け取ることができ、目標である「月5,000円の習い事費」をきれいにカバーできることが分かりました。必要な総投資額は約131.6万円ですね。

「130万円以上を一度に投資するのは、ちょっと家計に負担が大きいな…」と感じる方も多いと思います。私も同じです!でも、3年後までにこのポートフォリオを完成させれば良いので、毎年約44万円(月々約3.6万円)ずつ、100株ないし200株ずつ段階的に買い増していくというアプローチをとれば、我が家の家計でも十分に現実的なペースになります。

注目する選択肢:(株)イチケン(1818)の実力と魅力

それでは、今回ターゲットとして検討している「株式会社イチケン」について、そのビジネスや財務諸表などの指標を詳しくチェックしていきましょう。どんなに利回りが良くても、ビジネスモデルが理解できなかったり、財務がボロボロで減配(配当金を減らされること)のリスクが高かったりする銘柄は、大切な子どもの教育費を託すパートナーとしては選べませんからね。

1. どんな会社?ビジネスモデルをかみ砕いて解説

株式会社イチケンは、主に商業施設の建設や内装、リニューアルを手がけている建設会社です。私たちは普段、スーパーマーケットの「マルエツ」や「ライフ」、あるいは各種専門店、ショッピングモール、アミューズメント施設などを日常的に利用していますよね。そうした身近なお店の「建物」や「お洒落な内装」を作っているのが、このイチケンという会社なのです。

建設業界と一言で言っても、道路やダムを作る公共土木が得意な会社もあれば、タワーマンションが得意な会社もあります。その中でイチケンは、私たちの暮らしに密着した店舗づくりに特化しているという強みを持っています。子どもと一緒に買い物に行くお店の内装を支えている会社だと思うと、「この会社なら子どもに説明できるビジネスだな」と親しみやすさを感じますね。

2. 直近の主な指標データ(2026年7月14日現在)

イチケンの現在の株価状況や財務指標を、分かりやすく表にまとめてみました。

指標名 数値・実績値 みずきのチェックポイント
株価(終値) 2,631円 最低購入代金は約26.3万円。
配当利回り(会社予想) 4.75% 東証プライム平均を大きく上回る高利回りですね。
1株配当(会社予想) 125.00円 2027年3月期も安定した配当が期待されています。
PER(株価収益率) 6.82倍 10倍を大きく下回っており、割安感があります。
PBR(純資産倍率) 0.95倍 解散価値である1倍を割れており、こちらも割安水準です。
ROE(自己資本利益率) 17.30% 一般的に8%以上で優良とされる中、非常に高い水準を誇ります。
自己資本比率 53.7% 50%を超えており、建設業としては十分な健全性です。

指標を細かく見てみると、高い収益性を表すROEが17.30%と驚くほど高いことに気づきます。効率的にお金を稼ぎ、それを株主にしっかり還元している様子がうかがえますね。また、自己資本比率も53.7%と高く、財務の安定性もしっかりと確保されています。これなら、多少の景気の波が来ても、すぐに経営が傾くようなリスクは低いと考えられます。

外部ニュースから見るイチケンの追い風:良品計画の好調とのシナジー

ここで、最近の気になる経済ニュースをご紹介します。投資をするときは、その会社単体の数字だけでなく、その会社を取り巻く「世の中の流れ」にも目を向けることがとても大切です。

日本経済新聞のニュースによると、無印良品を展開する良品計画の業績が非常に好調で、株価が上場来高値を更新したそうです。
(参考ニュース:良品計画株価、上場来高値 海外好調で26年8月期上方修正 – 日本経済新聞

「無印良品とイチケンに何の関係があるの?」と思われるかもしれませんが、実はこれが大ありなのです。良品計画のような大手の小売企業が好業績を背景に出店ペースを加速させたり、既存の店舗を新しく綺麗に改装(リニューアル)したりするときに、実際に工事や内装を受注して形にするのが、イチケンのような商業施設特化型の建設会社です。

人々がリアルな店舗に足を運び、買い物や体験を楽しむ流れは、コロナ禍を経て改めて見直されています。消費者の購買意欲を刺激するために、各小売チェーンは魅力的な店舗づくりに投資を惜しみません。大手小売企業の業績拡大と積極的な店舗投資は、そのままイチケンの受注獲得という形で追い風になるわけですね。こうした「世の中の明るい実需」と結びついているビジネス展開は、長期で株を保有する上でとても心強い材料になります。

同じ目標を狙える!高配当建設セクターの比較

さて、高配当の建設・インフラ関連セクターには、イチケンの他にも魅力的な銘柄がいくつかあります。投資の世界では、1つの銘柄だけに固執するのではなく、似たような役割を持つ選択肢と比較した上で、自分たちの人生設計に一番フィットするものを選ぶことが大切です。過去に本ブログでご紹介した銘柄も含めて、いくつか比較してみましょう。

これらの銘柄と比較したとき、イチケンの特徴は「商業施設(リアル店舗)の出店や活性化という、景気回復期・消費活発期の波をダイレクトに捉えられる高い収益性」にあります。大豊建設やノバックが「守りの公共インフラ」だとすれば、イチケンは「攻めの消費活性化インフラ」と言えるかもしれませんね。ポートフォリオのバランスを考える上では、これらを組み合わせて保有することで、より強固なインフラ・建設セクターの守りを固めることができそうです。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

では、私の個人的な判断基準である「3つの軸」で、(株)イチケンが我が家の人生設計にどれくらいマッチしているかを星評価してみたいと思います。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○」

現在の自己資本比率は53.7%と高く、EPS(1株あたりの利益)も右肩上がりの成長トレンドにあります。収益性が極めて高いため、現状の1株配当125円を維持・あるいは今後増配していく余力は十分にあります。ただ、商業施設は個人の消費動向や企業の出店計画に影響を受けやすいため、公共工事メインの土木会社に比べると、やや業績のぶれが発生しやすい点を考慮して「○」としました。

B. 人生設計との適合性:評価「◎」

3年後の「小4の壁」に向けて、段階的に買い進めていくアプローチにとても適しています。現在の株価が2,600円台、最低購入額が約26万円なので、年に1〜2回、冬のボーナスや家計の余剰資金から「100株ずつ買い増す」というマイルストーンが描きやすいです。利回り4.75%という高い水準は、少ない投資効率で最大の効果(月5,000円の配当)を出すための最短ルートになりますね。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○」

我が家はまだ私と夫がフルタイムで働いており、家計全体で見れば「つみたてNISA」などでのコア資産がしっかりと土台を形成しています。ですので、個別株で多少の価格変動リスクを取ることは許容範囲内です。PBR0.95倍、PER6.82倍という割安な水準で放置されているため、ここからの極端な株価暴落リスクは比較的限定的ではないかと考えています。家計を揺るがすような過度なリスクを負わずに、ポートフォリオの「高配当エンジン」として活躍してくれるはずです。

税制優遇制度を賢く使って手取りを最大化する

さて、ここからが「みずきブログ」ならではのちょっとしたこだわり、税制優遇制度の最大活用についてお話しします。どんなに魅力的な配当金をもらっても、そこに約20%の税金がかかってしまうと、手元に残る金額は目減りしてしまいますよね。せっかくの教育費ですから、1円でも多く手元に残したいのが本音です。

今回のイチケンを我が家がポートフォリオに組み入れるにあたり、2つの活用シナリオを考えています。

シナリオ1:新NISA(成長投資枠)での完全非課税運用

最も王道でシンプルな方法です。NISA口座(成長投資枠)でイチケンを保有すれば、年間125円、500株保有時の62,500円の配当金に一切税金がかかりません。通常口座であれば約12,700円も差し引かれてしまう税金が、丸々浮くことになります。この浮いたお金で、娘のドリルを何冊も買ってあげられますね!投資期間3年という時間軸の中で、毎年少しずつNISAの枠を使ってイチケンを買い増していくのが一番スマートだと思います。

シナリオ2:特定口座での「配当控除」を活用した税金の取り戻し

もしすでにNISAの枠を他の成長株や世界株投資で使い切ってしまっている場合は、特定口座(課税口座)で購入することになります。その場合にぜひ知っておきたいのが配当控除の仕組みです。

日本国内の個別株(イチケンなど)から受け取る配当金は、所得税の確定申告の際に「総合課税」を選択することで、税額控除(配当控除)を受けることができます。課税所得が一定以下(目安として課税所得が900万円以下、特に子育て中でパートタイム勤務や時短勤務、あるいは一時的な育休などで所得が下がっている時期など)であれば、源泉徴収された20.315%の所得税の一部が、確定申告によって還付される可能性が非常に高くなります。

「確定申告なんて難しそう…」と感じるかもしれませんが、最近はスマートフォンの国税庁アプリから、年間取引報告書をカメラで読み取るだけで驚くほど簡単に申告できるようになっています。こうした少しの手間を惜しまないことで、我が家の実質利回りを引き上げ、大切な教育費のキャッシュフローを守ることができるのです。

失敗・迷い・懸念:完璧な銘柄はないからこそ、ここを警戒する

投資に「絶対安全な100点満点の銘柄」は存在しません。良いところばかりを見るのではなく、マイナス面やリスクについても事前にしっかりと納得した上で購入することが、長期投資を長続きさせるコツです。私がイチケンに関して「ちょっと気になるな」「注意しておこう」と思っているポイントは以下の2点です。

  • 資材価格の高騰と人手不足の影響:昨今のインフレに伴い、建設資材の価格上昇や、いわゆる「2024年問題」に代表される建設業界の人手不足が続いています。これによって工事の採算が悪化し、せっかく受注が多くても利益が残りにくくなるリスクがあります。会社予想通りのEPS(385.76円)がしっかり達成されるかどうか、今後の四半期決算で「営業利益率」が下がっていないかをウォッチしていく必要があります。
  • 景気後退期の商業投資の手控え:もし将来的に大きな不況がやってきた場合、小売企業は一番に「新しいお店を建てる計画」を凍結したり先送りしたりします。公共土木のように国が予算をつけてくれる分野と違い、イチケンのビジネスは良くも悪くも民間企業の業績に左右されやすいという性質があります。そのため、ポートフォリオの全てをイチケンのような商業建設株にするのではなく、前述したレイズネクストのような保全関連株や、大豊建設のような公共・土木を得意とする銘柄と分散して保有することが欠かせません。

まとめ:我が家の結論

株式会社イチケンは、高い配当利回り(4.75%)と強固な財務体質、そして良品計画の好調に見られるようなリアル店舗への活発な投資需要に支えられた、非常にポテンシャルの高い高配当株だと思います。

我が家の「3年後の小4の壁に向けた、月5,000円の習い事費づくり」という人生設計においては、以下のようなステップで取り組むのが良さそうだと考えています。

  1. まずは、家計の貯蓄から無理のない範囲で、今年の秋までに100株(約26万円)を新NISA口座で打診買いしてみる。
  2. 半期ごとの決算や、世の中のスーパー・小売店の出店状況を見極めつつ、毎年100〜200株ずつを3年かけて計画的に買い増していく。
  3. 3年後に無事500株の保有を達成し、年間約6万円の非課税配当を受け取るシステムを構築。娘の新しい習い事の月謝を、配当金から全額スムーズに支払う。

お金を貯めること、増やすことは決してそれ自体が目的ではありません。すべては、子どもが「これをやってみたい!」と目を輝かせたときに、笑顔で「いいよ、やってみよう!」と背中を押してあげるための、親としての愛情の準備なのだと思います。少しの知識とコツコツとした行動で、未来の家計のゆとりはいくらでも作っていけます。

みなさんもご自身の人生設計やご家族のタイムスケジュールに合わせて、「この銘柄は我が家の未来にどう役立ってくれるかな?」と、ワクワクしながら想像してみてくださいね。それが投資を一番楽しく、そして長く続けられる秘訣だと思います。一緒に、一歩ずつ進んでいきましょう!

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