はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
こんにちは、みずきです。2026年も折り返し地点に入りましたね。関東の梅雨空を眺めながら、家計簿と資産運用のアロケーションをウンウンと見直す毎日を送っています。我が家の娘は2020年1月生まれなので、この春に無事、小学校に入学しました。いわゆる小1の壁に直面している真っ最中です。保育園の頃とは違って、学童保育の費用がかかったり、本人が「やりたい」と言い出したピアノや英語の習い事を始めたりと、毎月の固定費がじわじわと膨らんでいるのが最近の切実な悩みだったりします。
家計のやりくりだけでこの教育費の増加をカバーするのも大切ですが、それだけだと心がギスギスしてしまいがちですよね。そこで私は、人生設計から逆算して必要な配当金を得るというアプローチを大切にしています。今回は、我が家と同じように「子どもの成長に伴う教育費の負担を、株式の配当金でスマートに補いたい」と考えているパパママに向けて、配当利回り5%を超える実力派企業、スターティアホールディングス株式会社(3393)を軸にした我が家の投資戦略をご紹介しますね。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計と家計課題」
まずは、今回の投資を検討するにあたって、我が家がどのような人生設計を描き、どのような課題を抱えているのかを具体的に整理してみます。銘柄ありきではなく、まずは自分たちのライフプランを可視化することが、失敗しない投資への第一歩だと思います。
我が家の現在地と家計状況
私(みずき)は1985年生まれの会社員で、夫と6歳の娘(小学1年生)の3人暮らしです。2021年から本格的に投資をスタートし、つみたてNISAやiDeCoといった税制優遇制度を夫婦フル活用して、老後資金や教育資金のベース(コア資産)をコツコツ作ってきました。現在の貯蓄ペースは順調ですが、やはり子どもが小学生になってから、教育関連の支出が目に見えて増えてきたのが現状です。
現在の家計課題:小1の壁と習い事費の増加
娘が小学校に入学したことで、放課後の学童保育代や、新しく始めた習い事(ピアノとスイミング)の月謝が発生するようになりました。これが合わせて毎月約5,000円(年間で60,000円)の純増となっています。この先、学年が上がるにつれてさらに塾代などがかさむことは目に見えています。この「月5,000円の負担増」を、お給料から捻出するのではなく、保有する高配当株から生み出される配当金で自動的に相殺できたら、精神的にどれほど楽になるでしょうか。
課題を解決するために必要な目標配当額
今回のターゲットは、手取りで年間60,000円(月5,000円)の配当金を安定的に受け取ることです。これをクリアできれば、娘の習い事費を「配当金が全額支払ってくれている」状態になり、家計のキャッシュフローは劇的に改善します。この具体的な目標に向けて、高配当株の選定と必要投資額の逆算を行っていきます。
2. 目標配当額の逆算計算
それでは、目標である「年間60,000円の配当金」を実現するために、一体いくらの投資資金が必要になるのかを計算してみましょう。今回は、現在(2026年6月15日時点)のスターティアホールディングスの会社予想指標データをベースに算出します。
スターティアホールディングスの現在の主な指標は以下の通りです。
- 株価(最低購入代金目安):289,600円(単元株数:100株)
- 1株配当(会社予想):145.00円(2027年3月期)
- 配当利回り(会社予想):5.01%
税制優遇制度であるNISAの成長投資枠を活用し、配当金を非課税で受け取る前提で計算を進めます。
計算式
必要投資額 = 目標年間配当額(60,000円) ÷ 配当利回り(5.01%)
計算結果
必要投資額 = 60,000円 ÷ 0.0501 = 1,197,604円(約120万円)
スターティアホールディングス単体でこの目標を達成しようとする場合、約120万円の投資資金が必要になるというわけですね。単元株数(100株=約29万円)で考えると、およそ400株(投資額:1,158,400円、年間配当:58,000円)を保有すれば、ほぼ目標の月5,000円に手が届く計算になります。一気に120万円を1銘柄に投入するのは、いくら財務が良くてもリスク分散の観点から少し躊躇してしまいますよね。そこで、他の高配当銘柄と比較しながら、どのような組み合わせが我が家にとってベストなのかを比較検討していきます。
3. 複数銘柄の比較紹介
同じように「月5,000円の習い事費を支える」という目的を達成するために、スターティアホールディングス(3393)と、過去に検討した優秀な高配当・高収益の2銘柄を並べて比較してみましょう。比較対象とするのは、社会人向け研修で高い利益率を誇るインソース(6200)と、堅実なシステム開発を展開するベース株式会社(4481)です。
まずは、3社の基本的なスペックを表にまとめてみました。
| 項目 | スターティアHD(3393) | インソース(6200) | ベース株式会社(4481) |
|---|---|---|---|
| 事業内容 | 中小企業向けITインフラ導入支援・デジタルマーケティング | 社会人向け研修・教育ITサービス | 製造・金融・流通向けITシステム開発 |
| 配当利回り(予想) | 5.01% | 5.04% | 6.00% |
| 1株配当(予想) | 145.00円 | 過去記事参照 | 過去記事参照 |
| 最低投資金額 | 289,600円 | 約10万〜15万円(時期による) | 約30万〜40万円(時期による) |
| 自己資本比率 | 54.0% | 強固(高財務水準) | 強固(高財務水準) |
| ROE(実績) | 28.99% | 非常に高い | 高水準 |
| 個別記事リンク | 本記事 | インソース紹介記事 | ベース紹介記事 |
それぞれの銘柄には異なる魅力とリスクがあります。スターティアホールディングスは、中小企業向けにコピー機やサーバー、ネットワーク構築といったITインフラを提供する「ITインフラ関連事業」と、電子ブック作成ツール「ActiBook」などを提供する「デジタルマーケティング事業」の2つの柱を持っています。収益性は改善傾向にあり、営業利益率や純利益率が持ち上がっています。特にROEは28.99%と驚異的な高水準で、効率よく利益を稼ぎ出す仕組みが出来上がっているのが強みですね。
これに対して、社会人研修大手のインソース(6200)は、人手不足を背景とした企業のDX研修需要をがっちり掴んでおり、同じく非常に高いROEと5%超の利回りが魅力です。また、システム開発のベース株式会社(4481)は、配当利回りが6.00%と頭一つ抜けており、高配当ポートフォリオのブースター役として非常に頼もしい存在です。
ここで、中小型IT・サービスセクター全体の動きとして、とても興味深いニュースを見つけました。2026年6月15日の株探ニュースによると、光通信株式会社が株式会社Arent(5254)の保有割合を増やしたとの変更報告書が提出されました(詳細:Arentについて、光通信(株)は保有割合が増加したと報告 [変更報告書No.5] – 株探)。
光通信といえば、ビジネスモデルが優秀で、ストック収入によるキャッシュ創出力が高い企業の株を精力的に買い集めることで有名な機関投資家です。ArentのようなDX関連・高収益企業への投資姿勢を強めていることは、同じ中小企業向けIT・マーケティング支援でキャッシュを稼ぎ出すスターティアホールディングスのような銘柄にとっても、市場での再評価を後押しするポジティブな風として受け止めることができます。やはり、今の時代は「DX」「業務効率化」を推進し、かつ安定した財務を持つ企業にプロの資金も集まりやすいのだと感じますね。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
さて、ここからはスターティアホールディングスが、我が家の人生設計にどれくらいマッチしているのかを、ママ投資家・みずき独自の3つのモノサシで厳しく評価していきます。
A. 配当の持続性・成長性:【 評価:◎ 】
高配当投資で一番怖いのは「減配」ですよね。せっかく習い事費をアテにして買ったのに、配当が半分になってしまったら人生設計が狂ってしまいます。その点、スターティアHDは非常に安心感が高いと評価しています。まず、自己資本比率は54.0%と、望ましいとされる30%を大きく上回っており、財務の健全性はばっちりです。有利子負債もおおむね減少傾向にあります。何より、売上高が右肩上がりで拡大しており、1株利益(EPS)も力強く伸びています。キャッシュフローの状況を見ても、自由に使えるお金である「フリーキャッシュフロー」が前年同期比で増加・改善しているため、株主への還元原資は十分に確保されています。利益率が高く、無駄な借金を減らしている企業だからこそ、この「5.01%」という高い配当利回りを維持、さらには将来的な増配まで期待できると考えています。
B. 人生設計との適合性:【 評価:○ 】
我が家の小1の娘が小学校を卒業するまでの6年間、そしてその後の中学・高校生活を見据えたとき、安定して年145円(100株あたり14,500円)の配当をもたらしてくれる存在は非常に心強いです。ただし、最低購入代金が約29万円というのは、主婦のお財布からパッと出すには少し勇気がいる金額ですよね。10万円以下で買える少額高配当株と比べると、購入のハードルがやや高いため、評価は「○」としました。とはいえ、NISAの成長投資枠で数回に分けて買い増していく「時間分散」の戦略を取るには、非常にポートフォリオの軸にしがいのある銘柄です。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:【 評価:○ 】
スターティアHDが展開する中小企業向けのITインフラやマーケティング支援事業は、企業の景気が悪くなると、IT投資の抑制や広告宣伝費の削減といった影響をダイレクトに受けやすいという「景気敏感」な側面を持っています。そのため、我が家の家計が「育休中」などで一時的に収入が減っている時期であれば、もう少し守備力の高いディフェンシブ銘柄(インフラや通信など)を優先すべきかもしれません。しかし、現在私はフルタイムで働いており、夫婦共働きで家計の基礎体力は十分にあります。メインの資産はつみたてNISAで手堅い世界株インデックスに置いているため、サテライト枠としてこうした「高収益・高成長・高配当」の肉食系銘柄を組み入れることは、リスク許容度の範囲内だと判断しています。
5. みずきの総合評価+判断
以上の分析を踏まえて、スターティアホールディングスに対する我が家の総合評価と、今後の具体的な投資判断をお話ししますね。
結論として、スターティアホールディングスは「教育費を支えるポートフォリオにおいて、非常に頼もしいエンジン役になる銘柄」だと考えています。
一社だけに120万円を集中投資して「月5,000円」を作るのは、万が一の業績ブレを考えると少しリスクがあります。そこで我が家が検討しているのは、「中小型高収益セクターの分散保有戦略」です。例えば以下のようなパッケージで合計120万円をポートフォリオに組み込みます。
- スターティアHD(3393):100株(投資額:約29万円 / 年間配当:14,500円)
- インソース(6200):100株(サテライト教育枠として補完)
- ベース株式会社(4481):100株(利回り底上げ枠として補完)
- その他の優良割安高配当株:数銘柄
このように複数の高配当・高ROE企業に分散して合計120万円を運用することで、特定の1社が減配になったり不調に陥ったりしたときのリスクを最小限に抑えつつ、目標とする「手取り年間60,000円(月5,000円)」の習い事費キャッシュフローを安全に構築することができます。スターティアHDはその中核として、高い収益力でポートフォリオを牽引してくれる存在になると期待しています。
6. 制度活用との組み合わせ
みずきブログの最大のこだわりであり、個人投資家が絶対に活用すべきなのが、国が用意してくれた税制優遇制度の最大活用です。スターティアHDを保有する際、どのような制度と組み合わせるのが最もおトクなのかを整理しておきますね。
NISA(成長投資枠)の活用
通常の特定口座で高配当株を保有すると、せっかくの配当金に約20.315%の税金がかかってしまいます。スターティアHDの配当金14,500円を受け取っても、手元に残るのは約11,500円に減ってしまうわけです。これでは実質的な利回りが下がってしまい、目標達成が遠のきます。しかし、NISAの成長投資枠を使えば、配当金はまるまる非課税で手元に入ります。月5,000円の習い事費を効率よく作るなら、まずは夫婦のNISA枠の範囲内で保有するのが鉄則ですね。
ジュニアNISA(既存保有分)や子ども名義の運用
かつて制度があったジュニアNISA口座で運用を継続している方は、子どもの教育資金専用の「非課税ポケット」として、こうした高配当株を寝かせておくのも手です。我が家も過去にジュニアNISA枠で仕込んだ銘柄の配当金は、そのまま子ども専用の口座で再投資され、将来の高校・大学進学時のまとまった費用として複利で育てる設計にしています。
配当控除の活用(課税所得による選択肢)
もし、将来的にNISA枠を使い切って特定口座で高配当株を保有することになった場合は、確定申告で「総合課税」を選択して配当控除を適用するという裏ワザもあります。課税所得が一定金額(およそ900万円以下)の世帯であれば、総合課税にして確定申告をすることで、源泉徴収された税金の一部が還付され、実質的な税負担を10%程度に抑えることができます。こうした税金面の知識を1つ持っておくだけで、手取りの配当金は大きく変わってきますので、ぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べます
完璧な銘柄はこの世に存在しません。もちろん、スターティアホールディングスにも投資する上での懸念点や、私が「ちょっと迷うなぁ」と感じているポイントがあります。
最も気になるのは、現在のPBR(株価純資産倍率)が3.22倍という点です。一般的にバリュー株投資(割安株投資)ではPBR1倍割れなどが注目されますが、3.22倍というのは、市場から「将来の成長」がかなり織り込まれている証拠でもあります。ROEが28.99%と驚異的に高いのでこの高評価は納得なのですが、万が一、成長ストーリーに陰りが見えたり、業績予想の下方修正などが出たりした場合には、株価が急落するリスク(ボラティリティの高さ)を秘めています。
また、最低投資金額が約29万円と、お小遣い投資としては一回の買い付け金額が大きいため、購入した直後に地政学リスクや市場全体の急落(○○ショックのようなもの)が起きると、精神的なダメージが大きくなりがちです。そのため、「今すぐ全力買い!」と焦るのではなく、市場が落ち着いているタイミングを見計らって、まずは100株から慎重にポートフォリオに組み入れていくのが、我が家のリスク管理としては正解かなと思っています。
投資は「他人がおすすめしているから」ではなく、「自分たちの家庭が、いつ、どれくらいのリスクを取って、何のためにお金を増やしたいのか」という人生設計があってこそ輝きます。小1の壁を乗り越えるための月5,000円のゆとり作り。皆さんもぜひ、ご自身のライフプランに照らし合わせながら、最適な投資の形を見つけてみてくださいね。一緒に一歩ずつ、自由な未来へ向けて歩んでいきましょう!


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