○(9733)(株)ナガセ : 5.21%配当で3年後の小4の壁の教育費を支えるサテライト枠

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

みなさん、こんにちは!子育てママ投資家のみずきです。早いもので、我が家の娘も2026年4月に無事小学校へ入学しました。ピカピカのランドセルを背負って通う姿に成長を感じる一方で、ママとして頭を悩ませるのが「これからの成長に合わせた教育費のスケジュール」なんですよね。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」と3年後の教育費増加への備え

我が家の現在地ですが、1985年生まれの私(30代後半・会社員)と夫、そして2020年1月生まれの6歳の娘の3人暮らしです。関東郊外で共働きをしながら、コツコツつみたてNISAやiDeCoを活用して資産形成を続けています。

今回考えたい我が家の人生設計のシナリオは、「娘が小学4年生になる3年後(2029年度)に向けた教育費の確保」です。

小学校低学年のうちは、公立小学校の費用や手軽な習い事で済みますが、小4あたりからいわゆる「小4の壁」がやってきます。進学塾の費用が一気に跳ね上がったり、本格的なスポーツ・習い事、さらには体験学習や英語学習の費用など、毎月の教育費負担が増えていく時期ですよね。

我が家では、この3年後までに「毎月1万円(年間12万円)」の配当収入を株式投資から得られる仕組みを作り、給料からの持ち出しを減らして家計の安心感を高めたいと考えています。

2. 目標配当額の逆算計算

月1万円(年間12万円)の配当収入を作るために、いくら資金が必要になるかを逆算してみましょう。

今回注目している(株)ナガセ(9733)の予想配当利回りは5.21%(1株あたり配当予想120円、株価2,303円想定)と非常に魅力的な高水準です。

項目 試算内容
目標年間配当額(税引前) 120,000円(月10,000円)
想定配当利回り(会社予想) 5.21%
目標達成に必要な投資総額 120,000円 ÷ 5.21% = 約2,303,263円
必要な株数(最低購入単位:100株=230,300円) 約1,000株(10単元)

株価2,303円で最低単位の100株(約23万円)を購入すると、年間で12,000円(税引前)の配当金が得られます。これを10単元(約230万円分)保有すれば、目標としている「月1万円の配当収入」が実現できる計算です。我が家の毎月の余剰資金とボーナスからの積立ペースを考えると、3年間かけて少しずつ買い足していけば十分に達成可能な金額感だなと感じています。

3. 複数銘柄の比較紹介

ただし、特定の1銘柄だけに集中投資するのはリスクが高いため、同じように教育費のサポートとして検討できる高配当・優良銘柄と比較して検討を進めています。

銘柄名(コード) 株価 / 最低投資額 予想配当利回り 主要指標(PER / PBR / ROE) 配当方針・財務の特徴
(株)ナガセ(9733) 2,303円 / 約23.0万円 5.21% PER: 13.53倍
PBR: 2.05倍
ROE: 11.69%
1株120円予想。利回りは非常に高いが、配当性向が約70%と高めで自己資本比率は37.7%。
(株)ストライク(6196) 1,307円 / 約13.1万円 4.86% PER: 妥当水準
PBR: 妥当水準
高ROE水準
M&A仲介大手。高い成長性と株主還元姿勢を両立しており、安定感がある。
(株)ビジョン(9416) 約1,200円 / 約12.0万円 5.00% PER: 割安水準
PBR: 妥当水準
ROE: 23.59%
グローバルWiFiやWi-Fi事業展開。高ROEで財務基盤も強固な成長高配当株。

ナガセは「東進ハイスクール」や「四谷大塚」、「早稲田塾」、「イトマンスイミングスクール」などを運営する教育の最大手企業で、子育てママとしても「どんな事業をしていて、どこで収益を出しているか」が直感的に理解しやすいビジネスです。配当利回り5.21%は大変魅力的ですが、足元の利益率悪化や有利子負債の増加など、慎重に見極めるべきポイントもあります。

そのため、以前分析した◎(6196)(株)ストライクのような高ROEで成長力のある銘柄や、◎(9416)株式会社ビジョンのような財務の健全な高配当株と組み合わせてポートフォリオを作るのが、家計管理としては安心だと考えています。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

(株)ナガセについて、我が家の人生設計に合うかどうかを「配当の持続性」「人生設計との適合性」「リスク許容度」の3つの軸で評価してみました。

A. 配当の持続性・成長性:評価「△(やや懸念あり)」

会社予想の1株配当は120円で利回り5.21%と非常に魅力的です。ROEも11.69%と日本企業の平均を上回る資本効率を見せています。しかし、会社予想EPSが170.24円であるため、配当性向は70.5%とやや高めな水準です。さらに直近の営業利益率・純利益率がマイナスとなる期があるなど収益性がやや不安定で、自己資本比率も37.7%と高配当銘柄としては少し控えめです。人件費や募集費用などのコスト負担が増えた場合、減配のリスクも完全には否定できない点が懸念材料ですね。

B. 人生設計との適合性:評価「○(悪くない)」

最低購入金額が約23万円(100株)と、子育て世代の我が家でも投資計画に組み込みやすい価格帯です。また、東進ハイスクールや四谷大塚など、まさに我が子が数年後にお世話になるかもしれない教育サービスを提供している企業なので、投資を通じて身近に応援できる楽しさがあります。5.21%という高利回りは、少ない投資額で効率よく配当金を作り出す上で、人生設計の強い味方になってくれます。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(サテライト枠向き)」

我が家は共働きですが、子育て中で無理なリスクは取れません。最近の株式市場は相場の変動が大きく、例えばこちらのニュース記事「この夏、キオクシア急落で個人投資家が学んだこと…自分は暴落パニックをどう回避するのか(トウシル)」でも触れられているように、急な業績悪化や暴落局面でパニックにならないリスク管理が不可欠です。ナガセは利回りが魅力的な反面、財務や業績の波があるため、資産の核(コア)として大量保有するのではなく、配当収入を底上げするための「サテライト枠」として一部だけ保有するのが我が家のリスク許容度に合っています。

5. みずきの総合評価+判断

我が家の結論としては、「ナガセは5.21%の高配当が魅力的だが、一括購入はせず、配当底上げのためのサテライト枠(ポートフォリオの5〜10%程度)として押し目を狙いながら分散して購入を検討する」という判断になりました!

教育事業という親しみやすさと高配当は子育て家計にとって大きな魅力ですが、業績の波や配当性向の高さを考えると、財務がカチッとした他の高配当株やインデックスファンドと組み合わせることで、家計の安全性を担保するのが一番安心だなと感じています。

6. 制度活用との組み合わせ

高配当株投資において、子育て世代が絶対に活用したいのが「税制優遇制度」です。我が家では以下のように制度を組み合わせて税効率を高めています。

① 新NISA(成長投資枠)の活用

ナガセのような配当利回りが5%を超える高配当銘柄は、ぜひNISA口座(成長投資枠)で購入したいところです。通常、課税口座(特定口座)では配当金に約20.315%の税金がかかりますが、NISAなら完全非課税になります。100株(約23万円)保有で年間12,000円の配当金が得られる場合、特定口座だと約2,437円が引かれて手元には約9,563円しか残りません。しかしNISAなら12,000円がそのまま手元に残ります。この差額で子供の参考書や文房具が買えてしまうと思うと、制度を使わない手はありませんよね!

② ジュニアNISAや配当控除の視点

新規のジュニアNISA口座開設は終了しましたが、過去に口座開設して子ども名義で保有している資産がある場合、非課税期間を活用して教育資金の準備に役立てることができます。また、もし課税口座で保有する場合でも、世帯の年収状況によっては確定申告で「配当控除」を利用することで、総合課税を選択して納めた税金の一部を取り戻せるケースがあります。我が家でも夫婦の働き方や所得のバランスを見ながら、最も手取りが多くなる方法を毎年確認しています。

③ つみたて投資枠・iDeCoとの補完関係

我が家の資産形成の核(コア)は、つみたてNISAやiDeCoでの「全世界株式(オール・カントリー)」や「S&P500」といった広範なインデックスファンドの積み立てです。インデックス投資は20年後の資産形成には最適ですが、毎月の生活費や教育費に使える「直近の現金流(キャッシュフロー)」を生み出してくれるわけではありません。そこで、新NISAの成長投資枠を使ってナガセのような高配当な個別株をスパイス的に組み合わせることで、「将来の資産形成」と「3年後の教育費サポート」という2つの目標を両立させています。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

正直なところ、ナガセへの投資には少し迷いもあります。

私自身、過去に「配当利回りの高さだけを見て飛びついてしまい、その後に業績悪化で減配され、株価も下がってダブルでショックを受けた」という失敗談があるんですよね。ナガセは自己資本比率が37.7%とやや低めで、有利子負債が増加傾向にある点や、営業利益率の低下が気になっています。

国内の少子化が進む中で、学習塾や各種スクール事業の生き残り競争は激しくなっています。受講単価のアップや社会人向け学び直し事業など、新しい領域で収益をしっかり伸ばせるか、四半期ごとの決算発表を丁寧に見守る必要があります。「高利回りだから」と慌てて満額購入するのではなく、まずは100株だけ打診買いをして、決算で業績の回復を確認しながら時間をかけて買い増すなど、時間分散を徹底するのが子育てママの安全運転だと思います。

100点満点の完璧な銘柄は存在しませんが、自分たちの人生設計や家族のタイムラインに合わせて「どのリスクなら許容できるか」をしっかり見極めて選んでいくことが大切ですね。みなさんのご家庭では、お子さんの数年後の教育費に向けてどんな準備をされていますか?この記事が、ご家族の未来の家計設計を考えるきっかけになれば嬉しいです!

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