はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
こんにちは、みずきです。2020年生まれの娘が、いよいよ2026年4月に小学校に入学します。いわゆる「小1の壁」が目前に迫ってきました。共働きを続ける中で、放課後の学童保育や、新しい習い事、さらには時短勤務による収入減など、家計には不透明な変化が予想されます。そんな中、私の投資の役割は「家計の現金流を太くし、選択肢を増やすこと」です。今回は、高い配当利回りが魅力的な共同印刷株式会社(7910)を、我が家の人生設計という視点から深掘りしてみたいと思います。
1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」
我が家の現在地と、これから直面する課題を整理しました。ここが明確になると、どの銘柄が「今の我が家に必要か」が自然と見えてくるんです。
我が家の現在地:
- 私(39歳):上場企業の営業・企画職。
- 夫:会社員。
- 娘(2020年1月生まれ):現在、幼稚園年長さん。
- 貯蓄:つみたてNISA、iDeCoを中心に、個別株で配当収入を構築中。
○年後の家計課題:
2026年4月、娘が小学校に入学します。この時期に発生する「小1の壁」が最大の懸念です。学童の費用が月額1万円〜2万円、さらにピアノやスイミングなどの習い事を追加すると、家計の支出は月5,000円から1万円ほど膨らむ見込みです。また、私の仕事のスタイルを変える必要が出てきた場合、手取り収入が減る可能性もあります。
課題を解決するために必要な配当額:
まずは第一歩として、「月5,000円(年間60,000円)」の配当金を確保することを目指しています。この月5,000円があれば、娘の習い事ひとつ分、あるいは学童の延長料金を、労働収入以外で賄うことができます。この「心の余裕」が、子育て中の私たちには何より大切だと感じています。
2. 目標配当額の逆算計算
「月5,000円」という具体的な目標が決まったら、次はそれを実現するためにいくら投資が必要かを計算します。共同印刷の現在の株価と配当予想をベースに考えてみましょう。
| 項目 | 内容(2024年5月時点想定) |
|---|---|
| 目標年間配当額(税引前) | 60,000円 |
| 共同印刷の予想配当利回り | 5.16% |
| 必要投資額 | 1,162,790円 |
| 必要株数(100株単位) | 800株(約123万円) |
共同印刷の利回りが5%を超えているため、約120万円ほどの投資で、目標とする月5,000円の配当が実現できる計算です。これは、メガバンクや通信株よりも効率的にキャッシュフローを作れる水準ですね。もちろん、1銘柄に120万円を集中させるのはリスクがあるため、他の銘柄と組み合わせてポートフォリオを組むのが我が家流です。
3. 複数銘柄の比較紹介
同じ目標(月5,000円の配当)を達成するために、共同印刷と似た性質を持つ銘柄や、安定性の高い銘柄を比較してみました。
| 項目 | 共同印刷 (7910) | 凸版HD (7911) | 大日本印刷 (7912) | エクセディ (7278) |
|---|---|---|---|---|
| 株価(目安) | 1,513円 | 4,200円前後 | 4,500円前後 | 2,900円前後 |
| 配当利回り | 5.16% | 約2.1% | 約2.4% | 5.95% |
| PBR | 0.65倍 | 0.8倍前後 | 0.9倍前後 | 0.5倍前後 |
| 自己資本比率 | 49.8% | 55%前後 | 52%前後 | 70%前後 |
| 特徴 | 高利回り・中堅大手 | 業界首位・多角化 | 業界2位・自社株買い強 | 自動車部品・超高利回り |
印刷業界の2強(凸版、大日本)は、事業規模や安定性は抜群ですが、配当利回りの面では共同印刷が圧倒しています。また、過去記事で紹介したエクセディ(7278)は、さらに高い利回りを誇りますが、業種が製造業(自動車部品)のため、印刷業の共同印刷とは景気感応度が異なります。共同印刷は、パッケージ(包装)や医薬品関連の資材も扱っているため、比較的底堅い需要が期待できると考えています。
ここで気になるニュースがあります。最近、AI関連で大きな動きがありました。
Blackstone and Goldman among backers for $1.5bn JV with Anthropic – Financial Times
この記事(日本語要約:ブラックストーンやゴールドマン・サックスなどの金融大手が、AIスタートアップのアンソロピックと協力し、15億ドル規模の共同事業を立ち上げる)によると、生成AIを活用した業務効率化やデータ分析が、あらゆる企業のコア業務に浸透しようとしています。
印刷業界も「情報の伝達」を担う産業として、デジタル化の荒波の中にあります。共同印刷もデータプリントサービスやDX支援に力を入れており、こうした世界的なAI活用の潮流は、長期的にはコスト削減や新サービス創出の追い風になるかもしれません。高配当を維持するためには、古い「紙」のビジネスだけでなく、こうしたテクノロジーをどう取り込んでいくかが鍵になりますね。
4. みずきの「人生設計マッチ度」評価
共同印刷を、我が家の3つの評価軸で判定してみました。
A. 配当の持続性・成長性:○(まあ大丈夫)
配当性向は会社予想のEPS 140.24円に対して1株配当78円ですから、約55%です。やや高めではありますが、自己資本比率が50%近くあり、有利子負債も減少傾向にあるため、すぐに減配されるリスクは低いと見ています。PBR 0.65倍という低水準も、東証の「資本コストや株価を意識した経営」の要請を考えると、株主還元を維持・強化せざるを得ない状況にあり、安心感があります。
B. 人生設計との適合性:◎(ぴったり)
何より5.16%という利回りが、2026年の小学校入学に向けた「短期的なキャッシュフロー構築」に非常に役立ちます。少ない投資元本で大きな配当を得られるのは、教育費がかさむ子育て世帯にとって、まさに「助っ人」的な存在です。また、100株約15万円から購入できるため、毎月の貯金の中から少しずつ買い増していくのにも向いています。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(安心して持てる)
印刷業界は劇的な成長は期待しにくいですが、共同印刷は生活に密着した包装資材やICカードなども手がけており、景気が悪くなっても売上がゼロになるようなビジネスではありません。営業利益率も改善傾向にあり、守りの資産としてポートフォリオの一部に組み入れるには、今の我が家のリスク許容度に合致しています。
5. みずきの総合評価+判断
共同印刷は、「2026年の小1の壁を乗り越えるための利回りブースター」として、非常に有力な候補だと思います。派手さはありませんが、地道に収益を改善し、株主に還元しようとする姿勢が数字に表れています。
我が家の戦略としては、新NISAの成長投資枠を活用して保有することを検討します。特定口座(課税口座)だと配当金から約20%の税金が引かれてしまいますが、NISAなら丸々受け取れます。月5,000円の配当を目指すなら、この税金の差は月1,000円分に相当します。この差は大きいですよね!
6. 制度活用との組み合わせ
みずき流の差別化ポイント、制度活用の視点です。
- 新NISA 成長投資枠: 共同印刷のような高配当株は、非課税枠で持つのが鉄則です。1,513円という株価は、枠を少しずつ埋めるのにも適しています。
- 配当控除の検討: もし特定口座で購入した場合でも、我が家のような共働き世帯で課税所得が一定以下なら、確定申告で「総合課税」を選択し、配当控除を受けることで税金が戻ってくる可能性があります。育休中で所得が下がる時期などは、特に有効な手法です。
- iDeCoとの住み分け: iDeCoでは全世界株式などのインデックス投資で「20年後の老後資金」を作り、共同印刷のような個別株で「数年後の教育費・生活費」を作るという、時間軸の使い分けをしています。
7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる
もちろん、手放しで喜べるわけではありません。印刷業界全体の「ペーパーレス化」という構造的な課題は、常に頭の片隅に置いておく必要があります。もし、売上高が右肩下がりになり、配当性向が80%を超えるような事態になれば、潔く撤退することも考えなければなりません。
また、最低購入代金が約15万円というのは、毎月の生活費から捻出するには少し勇気がいる金額です。一度に買わずに、株価が安くなったタイミングを見計らって、数回に分けてエントリーするのが、精神衛生上もいいかなと思っています。
投資は100点満点の答えがありません。でも、「娘が小学校に入った時の笑顔」と「私の心のゆとり」のために、今できる範囲で一歩ずつ進んでいきたいですね。皆さんのご家庭では、どんな人生設計を立てていますか?
以上、共同印刷の紹介でした。この記事が、皆さんの家計管理と投資のヒントになれば嬉しいです!


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