△(4932)イムラ : 育休家計月5千円目標、5.79%高利回りの減配リスクと適合性

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:超高配当5.79%!アルマードは「育休中の家計」の柱になるか

こんにちは、みずきです。
もうすぐ2026年。年が明けると、娘はすぐに小学1年生。時間の流れの早さに驚くばかりです。そして、私たち夫婦は今、真剣に第二子を検討し始めたところなんです。

第二子を迎え入れるとなると、必ずやってくるのが「育休中の収入減」ですよね。私の場合、育休中は手取りが大きく減る見込みなので、その期間の家計の穴埋めをどうするか、今から準備を進めています。

そこで今回注目したのが、卵殻膜美容液で有名な(株)アルマード(2413)です。なんと、会社予想の配当利回りが5.79%(2026年12月30日時点)と驚異的!

「この高い配当利回りがあれば、育休中の家計をしっかり支えてくれるのでは?」と期待が高まる一方で、高配当には必ず「なぜこんなに高いの?」という裏側があります。今回は、アルマードが我が家の人生設計に合うかどうか、厳しくチェックしていきたいと思います。

1. シナリオ設定:「2年後の育休家計を月5,000円でサポートしたい」

我が家の現在の目標は、2年後(2028年)の私の育休期間における家計の安定化です。

  • 我が家の現在地:娘(5歳・年長)、第二子検討中。投資はNISA・ジュニアNISAを活用し、長期安定株を中心に運用中。
  • 2年後の家計課題:私の育休による収入減。生活費は抑えられますが、上の娘の習い事代や予備費として、月々の現金収入を補填したい。
  • 解決のために必要な配当額:月5,000円(年間60,000円)を、育休期間中の手取り配当として確保したい。

この目標を達成するために、アルマードの5.79%という高利回りが、どれだけ現実的なのかを逆算してみましょう。

2. 目標配当額の逆算計算:約104万円で目標達成可能!

目標年間配当額:60,000円

現在のアルマードの会社予想配当利回り:5.79%

必要投資額(税引前):
60,000円 ÷ 5.79% = 約1,036,269円

現在の株価が約1,132円ですから、約900株(9単位)を購入すれば、年間6万円の配当に手が届く計算です。約104万円という投資額は、我が家の貯蓄ペースから見ても、2年間の準備期間で十分達成可能な水準です。

同じく月5,000円の配当を目指す場合、もし利回り3%の安定株(例:メガバンクなど)を選ぶと、約200万円の投資が必要になります。アルマードの利回りがいかに高いか、よく分かりますね。

ただし、ここで重要なのは、この高配当が「安定しているか」「今後も続くか」という点です。

3. 複数銘柄の比較とアルマードの基本情報

アルマードは、卵殻膜を原料とした化粧品や健康食品の通信販売(D2C)を手掛けている企業です。主力商品には根強いファンがいるのが強みですね。しかし、安定性と比較して見ると、その魅力とリスクが浮き彫りになります。

銘柄 アルマード(2413) 安定配当の柱(例:ENEOS HD (5020)) 他の高配当株(例:プリモグローバルHD (367A))
ビジネス 化粧品・健康食品D2C エネルギー(石油・電力) ブライダルジュエリーD2C
配当利回り(予想) 5.79% 約3.5% 約6.27%
必要投資額(月5千円目標) 約104万円 約171万円 約96万円
配当性向(予想) 約83.4%(65円÷77.94円) 50%前後 40%台
収益トレンド 悪化傾向、不安定 安定 成長中

アルマードのデータを見て、私は正直「これは育休家計の柱にするのは怖いかも」と感じました。

【アルマードのリスクポイント】

  1. 配当性向が非常に高い(83.4%):利益のほとんどを配当に回しています。これは、少しでも業績が悪化すると、すぐに減配しなければ配当を維持できない水準です。
  2. 収益の不安定さ:データにもある通り、純利益率や営業利益率が前年同期比で悪化しており、収益の不安定さが目立ちます。
  3. PBRが高い(12.64倍):PBRが1倍を超えているのは良いことですが、12倍超えはかなり株価が割高に評価されている状態です。業績の不安定さと合わせて考えると、株価下落リスクも意識する必要があります。

もし、我が家が「安定して毎年増える配当」を求めているなら、同じく育休中の家計を支えるために検討した◎(5020)ENEOSホールディングスのような、利回りは低くても安定性のある銘柄を選ぶべきでしょう。

外部ニュースから見る業界の動向

アルマードのような美容・ライフスタイル関連の企業は、景気動向やトレンドに左右されやすい側面があります。今回の分析に関連し、別の視点から市場を見てみましょう。

ハイブランドの業界では、イタリアの巨匠ジョルジオ・アルマーニ氏の引退に関するニュース(イタリアの巨匠ジョルジオ・アルマーニ、最後のインタビュー。|Fashion|madameFIGARO.jp)が話題になっていましたが、これは日本のアルマード社とは全く別の企業です。しかし、このニュースが示唆するのは、ライフスタイルや美容業界は、個人のカリスマ性やトレンドへの依存度が高いということです。

アルマードがD2Cで安定した顧客基盤を築いているとはいえ、化粧品・健康食品市場は競争が激しいです。広告宣伝費が増えたり、新しいトレンドに乗り遅れたりすると、すぐに利益が圧迫されます。高すぎる配当性向は、こうした競争に対応するための「未来への投資」を削っている可能性もあり、長期的な成長性には疑問符がついてしまいますね。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

目標とする「2年後の育休家計サポート」という視点から、アルマードを3つの軸で評価します。

A. 配当の持続性・成長性

評価:△(やや懸念あり)

利回りは非常に高いですが、配当性向83.4%は危険水準です。これは「無理をしてでも高配当を維持している」状態に見えます。今後、業績悪化が続けば、減配は避けられないかもしれません。我が家が求める「減らされない配当」の基準を満たすのは難しいでしょう。

B. 人生設計との適合性

評価:△(微妙)

約104万円という少ない投資額で目標の月5,000円に手が届くのは素晴らしい点です。しかし、育休中の収入減を補うための配当は、絶対に安定している必要があります。不安定な収益体質で、もし育休中に減配されてしまったら、家計が狂ってしまいます。この銘柄は「育休期間の命綱」としての役割には不向きです。

C. 我が家のリスク許容度との整合性

評価:△(やや緊張感ある)

私は長期安定を好みますが、アルマードはPBRが高く、収益の振れが大きいことから、どちらかというと成長期待や株主還元政策の維持に賭けるサテライト(リスク許容度が高めの)枠に入れるべき銘柄です。現在の我が家は第二子を控えているため、コア資産はより盤石なディフェンシブ銘柄で固めておきたい時期です。アルマードに投資するなら、全体のポートフォリオの5%未満など、ごく少額に限定するべきだと判断します。

5. みずきの総合評価+判断:高配当の魅力より減配リスクを重視

アルマードは非常に魅力的な配当利回りを持っていますが、我が家の「2年後の育休家計を安定的にサポートする」という人生設計の目標とは、残念ながら適合性が低いと判断せざるを得ません。

月5,000円という目標配当額を達成するために、減配リスクの高い銘柄に約100万円を投じるのは、今の私たちの子育て家計にとってはリスクが高すぎます。

もし、私たちが既に十分な資産を築いており、「多少の減配があっても影響はない」「株価成長にも期待したい」というスタンスであれば、検討の余地はあります。しかし、「必ず手元に現金流入が欲しい」というニーズには、配当性向が低く財務基盤が強固な銘柄を優先すべきです。

どうしてもこの高い利回りを生かしたい場合は、他の超安定銘柄(例えば、◎(4659)NECキャピタルソリューションズ◎(7751)キヤノンなど)を9割コアに据え、アルマードを1割の挑戦枠として組み込むのが、賢明な戦略だと思います。

6. ジュニアNISA活用術:教育費のための「非課税配当の種まき」としてなら

仮にアルマードに投資する場合、我が家が活用を検討するのはジュニアNISAです。

この銘柄は、短期的な安定性に不安があるものの、配当利回りが高いため、非課税メリットを最大限享受できます。

【ジュニアNISAでの活用メリット】

  1. 配当が全額非課税:アルマードの配当65.00円が、税金で約20%引かれることなく、娘の口座にそのまま入ります。
  2. 再投資効率が良い:非課税で受け取った配当金を、そのまま複利で再投資に回すことで、将来の教育資金の種銭を効率よく増やせます。
  3. 長期目線でのリスク分散:2年後の育休中の家計(短期リスク)ではなく、娘が18歳になるまで売らない(長期目線)で保有することで、短期的な株価のブレを気にしすぎずに済みます。

もし100株(約11.3万円)をジュニアNISAで持てば、年間6,500円(税引前)が非課税で受け取れます。これは「娘への毎年の小さなボーナス」として、教育費の積立に役立つでしょう。この使い方なら、仮に減配があっても家計の危機には直結しません。

高配当株は、「配当を何のために使うか」という目標設定によって、NISAやジュニアNISAの使い分けが重要になるということですね。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

実は、この手の「超高利回り」銘柄を見るたびに、私自身「少ない投資額で目標達成できる!」とつい心が揺れてしまうんです。

でも、夫と「我が家の投資の目的は何?」と確認し合うと、必ず「子育て期間の経済的な安定」という答えに立ち戻ります。

アルマードのような銘柄は、高配当を出す代わりに、将来の成長のための投資(研究開発やマーケティング強化など)を抑えている可能性があります。D2C業界は競争が激しいので、成長投資を怠ると、数年後には収益が大幅に落ち込むかもしれません。

もし私が独身で、まだ子どもがいなかったら、この高利回りに賭けて、サテライト枠で少額投資したかもしれません。しかし、今は「絶対に減配しないでね」と願う必要のある時期。そう考えると、魅力的な5.79%利回りであっても、今は避けておき、もっと財務が安定している銘柄で、堅実に家計の柱を築くのが、みずき流の答えだと感じています。

投資は、あくまで人生設計を支えるツール。その目標に合わないリスクを取る必要はない、というのが今の私の結論です。

皆さんも、高利回りに惑わされず、ご自身の家計のリスク許容度に合わせて銘柄を検討してみてくださいね。

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