本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに:小1になった娘の成長と、3年後を見据えた家計の作戦会議
こんにちは、みずきです。2026年4月に娘が小学校に入学してから、早いもので数ヶ月が経ちました。毎朝、黄色いカバーのランドセルを背負って元気に登校する姿を見送るたびに、胸がいっぱいになると同時に、「子どもの成長って本当にあっという間だな」としみじみ感じています。
小学校生活にも少しずつ慣れてきて、お友達と放課後に遊んだり、新しい習い事を検討したりする時期に入ってきました。ただ、子育て中のママ友たちの間で最近よく話題にのぼるのが、放課後の過ごし方や、それに伴う教育費の負担増についてです。特に、子どもが小学校4年生になる頃に直面すると言われる「小4の壁」は、学童保育の定員問題や、塾への通塾スタートなどが重なり、家計への負担が一段と重くなるタイミングなんですよね。
我が家の娘が4年生になるのは、今から3年後の2029年4月。そのときになって慌てて教育費を捻出するのではなく、今から少しずつ「未来の家計をサポートしてくれる不労所得の仕組み」を作っておきたい。そんな思いから、今回は我が家の人生設計に合わせた、ある高配当株の検討プロセスをご紹介します。今回注目したのは、水処理や浄水器のビジネスを展開しているOSGコーポレーション(銘柄コード:9637)です。高配当でありながら、私たちの暮らしに身近な「お水」を扱う企業について、ママ投資家の目線でリアルに掘り下げていきたいと思います。
シナリオ設定:「我が家の人生設計」と3年後の家計課題
投資を考えるとき、私はまず「銘柄ありき」ではなく、「我が家の人生設計でいつ、いくら必要なのか」という逆算からスタートすることにしています。これが、私なりの失敗しないためのマイルールです。今回の我が家のシナリオは、以下のように設定しました。
- 我が家の現在地:2026年6月現在、娘は小学校1年生(6歳)。日々の暮らしは共働きで安定しているものの、教育費や将来の貯蓄ペースは緩めずに維持したい。
- 3年後の家計課題:娘が小学校4年生(2029年4月)になると、放課後の学童から塾や高度な習い事への移行が予想されます。これによって、月々の教育費が今よりも5,000円ほどアップする見込みです。
- その課題を解決するために必要な配当額:月5,000円(年間60,000円)の配当金を、今から3年後までに株式投資のポートフォリオから生み出せるようにすること。
月に5,000円と聞くと小さな金額に思えるかもしれませんが、年間で60,000円。これが10年続けば60万円になります。しかも、自分が働いて得る労働収入とは別に、口座に自動的に振り込まれる「配当金」でこれをカバーできれば、家計の精神的なゆとりは全く違ったものになりますよね。子どもの成長に合わせて、必要な固定費を配当金で相殺していく。これが、私が目指している「人生設計と地続きの投資」です。
目標配当額の逆算計算:OSGコーポレーションで「月5,000円」を実現するには?
では、この「月5,000円(年間60,000円)」という目標を、配当利回りが魅力的なOSGコーポレーション(9637)で実現しようとした場合、いくらの投資資金が必要になるのかを具体的に逆算してみましょう。
執筆時点(2026年6月18日)のOSGコーポレーションの主要な株価指標は以下の通りです。
| 指標名 | 数値・データ |
|---|---|
| 株価(東証終値比) | 818円(2026年6月17日終値) |
| 最低購入代金(単元株数:100株) | 81,500円(2026年6月18日安値ベース) |
| 予想1株配当(会社予想) | 40.00円 |
| 配当利回り(会社予想) | 4.91% |
配当利回りは4.91%と、かなりの高水準ですね。この高い利回りを活かして、目標である「年間60,000円(税引前)」の配当金を得るための必要投資額を計算してみます。
計算式:目標年間配当額 60,000円 ÷ 配当利回り 4.91% = 必要投資額 約1,221,995円
OSGコーポレーションの株数に換算すると、15単元(1,500株、投資総額 1,227,000円)を保有することで、年間60,000円の配当金を受け取ることができる計算になります。もし非課税のNISA口座をフル活用できれば、税金(約20%)を引かれることなく、この金額がそのまま家計の教育費口座に入ってくることになります。一方で、特定口座(課税口座)で保有する場合は、税引後の手取りを考慮して約1.25倍の資金(約153万円、1,900株)が必要になることも、頭の片隅に置いておく必要がありますね。
「120万円以上の投資が必要か、ちょっと一度に買うには勇気がいるな」と感じるかもしれませんが、3年間かけて計画的に買い増していくアプローチや、後述するように他の銘柄と組み合わせて「ポートフォリオ全体で月5,000円を作る」と考えれば、十分に現実的な目標だと私は思っています。
複数銘柄の比較紹介:同じ目標を実現するための選択肢
一つの銘柄だけに資金を集中させるのは、子育て世代の堅実な家計管理としては少しリスクが高いですよね。そこで、同じ「3年後に月5,000円の配当金を得る」という目標を達成するために、個性の異なる他の高配当銘柄と比較検討してみましょう。今回は、我が家の投資候補として、以下の3つの銘柄を並べて比較してみました。
| 銘柄名(コード) | 最低投資金額 | 予想配当利回り | 配当方針・特徴 | 我が家での位置づけ候補 |
|---|---|---|---|---|
| OSGコーポレーション(9637) | 約8.2万円 | 4.91% | 水処理・浄水器。業績は持ち直し傾向、高い利回りが魅力。 | サテライト枠(利回り重視) |
| 学究社(9769) | 約10〜20万円 | 5.06% | 都立中高一貫校向けの学習塾を展開。安定した経営基盤。 | 教育費の盾(ディフェンシブ) |
| 明和産業(8103) | 約5〜10万円 | 5.48% | 化学品商社。高い還元意識と、しっかりとした財務基盤。 | サテライト枠(分散・商社セクター) |
このように並べてみると、それぞれの銘柄が持つ「強み」と「家計における役割」が見えてきます。
例えば、過去記事でもご紹介した学究社の詳細(5.06%配当で教育費を支える盾)は、子どもを塾に通わせる親の目線からもビジネスモデルが非常に理解しやすく、教育関連セクターとしてのディフェンシブさが魅力です。一方、同じく過去記事で検討した明和産業の検討内容(5.48%配当で小4の壁を支えるサテライト枠)は、商社としてのグローバルな事業展開と高い利回りが魅力的。これらの銘柄とOSGコーポレーションを組み合わせることで、「水関連の生活必需セクター」「塾・教育セクター」「化学品商社セクター」という、異なる業界への分散投資が実現できるわけですね。どれか一つがダメになっても、他が支えてくれる。この「心の安定」こそが、忙しい日々を送る子育てママにとって一番大切な要素だと思います。
世界の環境への取り組みから考える、OSGコーポレーションの「ビジネスの未来」
長期投資をする上で、私がとても大切にしているのは「その会社が、これからの時代、社会にとって本当に必要な事業をしているか?」という視点です。子どもたちが生きていくこれからの未来を考えたとき、環境問題への配慮や資源の持続可能性(サステナビリティ)に取り組む企業の価値は、ますます高まっていくと考えています。
ここで一つ、非常に興味深い世界のニュースをご紹介します。フィリピンでの金・銅鉱山運営に関するサステナブルな取り組みについての記事です。
OceanaGold unit diverts waste to cement production – Inquirer.net
この記事では、OceanaGold社のフィリピン法人が、鉱山から発生する固形廃棄物を埋立地に捨てるのではなく、セメント大手であるホルシム・フィリピン社と連携して、セメント製造の代替原料や共同処理用の燃料として再利用している取り組みが紹介されています。これによって、地域の埋立地への負荷を劇的に減らし、資源の「循環型社会(サーキュラーエコノミー)」の実現に貢献しているという内容です。世界中で、このように「ただ廃棄するのではなく、資源を循環させる」という動きがスタンダードになりつつあるのを感じますね。
この「資源の循環や環境への配慮」という文脈は、実はOSGコーポレーションのビジネスにも深く関わっています。OSGコーポレーションは浄水器や水処理技術を通じて、私たちが「安全で美味しい水」をいつでも飲める環境を作っています。近年では、マイボトルを推奨してプラスチックゴミ(ペットボトル)を削減する取り組みや、オフィス・商業施設でのウォーターサーバーの普及など、エコロジーに直結する製品展開を強化しているんです。フィリピンの鉱山会社が廃棄物を減らす工夫をしているように、OSGコーポレーションも私たちの暮らしの中から「プラスチックゴミ」を減らす役割を担っています。このような「地球の未来を守るために、なくてはならない仕事」をしている会社だからこそ、私たちの長期の教育資金を預けるパートナーとして応援したいな、という温かい気持ちになれるのです。子どもに「このお水の会社を応援しているんだよ」と、自信を持って説明できるのも嬉しいポイントですね。
みずきの「人生設計マッチ度」評価:3つの軸でチェック!
それでは、OSGコーポレーションが我が家の人生設計にどれくらいマッチしているのか、3つの軸で客観的に判定してみましょう。
A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」
OSGコーポレーションの配当利回りは4.91%と非常に高利回りですが、その配当が今後も持続可能かどうかが一番の懸念点になります。会社の予想EPS(1株あたりの純利益)は57.47円で、1株配当予想が40.00円です。ここから計算される配当性向は、約69.6%となります。一般的に「配当を無理なく出し続けられる目安」とされる60%をやや上回っているため、「少し無理して配当を出してくれているのかな?」という印象を受けますね。ただ、収益性に関しては、営業利益率や純利益率が前年同期比で上向きの期が増えており、直近でも持ち直しの流れにあります。ROE(自己資本利益率)は4.20%と、一般的な目安である8%にはまだ届いていませんが、水準は緩やかに改善傾向にあります。今後、本業の水処理ビジネスや新分野での成長によって、この高い配当が維持、さらには増配されるかどうかが鍵になりますね。
B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」
我が家の目標である「3年後に向けた習い事代の補填」というタイムラインに対して、この銘柄は非常に適しています。最低購入代金が81,500円(2026年6月18日時点)と、10万円以下という少額から投資を始められる点が、子育て家計にとって抜群に使いやすいからです。毎月の家計のやりくりから、余剰資金を少しずつ回して買い増していくのに最適なサイズ感ですね。3年間という十分な準備期間の中で、ドルコスト平均法のように時期をずらしながら100株ずつ買い足していくことで、一時的な株価の変動リスク(年初来高値1,018円〜年初来安値788円)を抑えつつ、着実に目標株数まで積み上げることができます。
C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△(やや緊張感あり)」
一方で、リスク許容度の観点からは、少し慎重に構える必要があります。OSGコーポレーションの時価総額は4,483百万円(約44.8億円)と、市場の中では非常に小規模な企業(いわゆるスモールキャップ)に分類されます。出来高も3,400株(2026年6月18日)とかなり少なめであるため、市場全体のパニック売りや、大口投資家の売買によって、株価が大きく上下にぶれやすいという特性を持っています。また、安定性の面では、自己資本比率は一般的に健全とされる30%を上回る38.4%を維持しているものの、直近では有利子負債が増加傾向にあり、自己資本比率がやや低下気味な点が少し気になります。万が一、不況が来たときに配当金が減らされる(減配される)リスクはゼロではありません。そのため、我が家としては「ポートフォリオのど真ん中に置く主軸銘柄」にするのではなく、あくまで全体を活性化させるための「サテライト(脇役)枠」として活用するのが賢明だと判断しています。
みずきの総合評価+判断:我が家はどう動く?
以上の分析を踏まえた、OSGコーポレーションに対するみずきの総合判断は以下の通りです!
「新NISAの成長投資枠を活用し、全体の1割程度のサテライト枠として、株価が下がる局面でコツコツ少量ずつ買い進めたい銘柄」
高配当であることは最大のメリットですが、規模の小ささや財務の微減傾向といったリスクも同時に併せ持っています。だからこそ、「この銘柄だけで月5,000円を作る」という作戦は避け、複数の銘柄を組み合わせる戦略がベストだと思います。例えば以下のような「ポートフォリオのチーム分け」を検討しています。
- 主力(コア)枠:つみたてNISAで保有する「全世界株式(オルカン)」や「S&P500」といった、世界全体の経済成長に乗るインデックス投資(資産の土台作り)。
- ディフェンシブ(防衛)枠:過去記事の学究社(9769)のような、安定したビジネスモデルと底堅い財務を持つ高配当株。
- サテライト(アクセル)枠:今回のOSGコーポレーション(9637)や、過去記事の明和産業(8103)を、株価が割安な時に仕込み、全体の配当利回りを大きく底上げする役割。
このように、全体のバランスを保ちながら配置することで、急な株価下落が起きても我が家の家計全体への影響は最小限に抑えつつ、高い配当金の恩恵だけを賢く受け取ることができます。「完璧な一つの銘柄」を探すのではなく、「個性豊かな選手をバランスよく並べるサッカーチーム」を作るイメージですね。投資の自由度が高い今だからこそ、こういった柔軟な組み合わせが活きてくるのだと思います。
制度活用との組み合わせ:みずきブログの差別化ポイント
高配当株投資の効果をさらに跳ね上げるのが、国が用意してくれている「税制優遇制度」のフル活用です。これをやるかやらないかで、手元に残るお金の額が将来的に驚くほど変わってきます。子育て世代の限られた予算を効率よく回すための、具体的な制度活用法について整理しておきますね。
新NISA(成長投資枠)での非課税メリット
OSGコーポレーションを特定口座(課税口座)で購入すると、年間4,000円の配当金(100株保有時)から約20%(800円強)が税金として引かれてしまい、手取りは約3,200円になってしまいます。しかし、新NISAの「成長投資枠」で購入すれば、この約20%の税金が完全にゼロになります!つまり、利回り4.91%をそのまま丸々享受できるのです。この約800円の差は、子ども向けのドリル1冊分や、ちょっとしたおやつ代になりますから、ママにとっては絶対に見逃せないポイントですよね。
iDeCo(個人型確定拠出年金)との住み分け
我が家では、夫も私もiDeCoを活用して毎月所得税や住民税の節税を行っています。iDeCoは「老後資金(60歳まで引き出せない資産)」の形成に特化しているため、ここでは一切の個別株リスクは取らず、投資信託(全世界株式など)で淡々と自動積立をしています。一方で、今回のOSGコーポレーションのような個別株投資は、「数年後から子どもが社会人になるまでの『今そこにある出費』を助けるための、お小遣い・生活費製造マシン」という役割。この「遠い未来のためのiDeCo」と「近い将来のゆとりのための新NISA・高配当株」という目的別の住み分けが、家計を綺麗に整理するコツです。
配当控除の活用という裏技(課税口座で買う場合)
もし将来的に、NISA枠を全て使い切って特定口座で高配当株を保有するようになった場合、日本国内の個別株であれば「配当控除」という確定申告の仕組みを利用することができます。これは、総合課税で確定申告をすることで、配当にかかる税率を実質的に引き下げることができる(年収によっては税率が約5%〜10%程度まで下がる)非常に有利な制度です。こうした税制の仕組みをあらかじめ知っておくだけでも、「どこにいくらお金を置くべきか」という投資の戦略マップが劇的にクリアになります。
失敗・迷い・懸念も素直に告白します
ブログの読者のみなさんには、私のリアルな迷いや失敗も隠さずにお話ししたいなと思っています。今回のOSGコーポレーションについて、私が手放しで「今すぐ買うべき!」と言えない最大の理由は、やはり「株の流動性の低さ(売買のしにくさ)」です。
1日の出来高が3,400株ということは、日本中の投資家がその日に数千株しか取引していないということです。これは、もし将来「急にお金が必要になったから、今日中にこの株を全部売りたい!」と思っても、希望する価格で買い手が現れず、思ったより安い価格でしか売却できない、といったリスク(流動性リスク)を意味します。また、最低購入金額が8万1,500円と手頃な反面、少しの売り注文で株価が急落することもあるため、株価の画面を見るたびにヒヤヒヤしてしまう人には、精神的におすすめできません。
私も昔、同じような少額・高利回りのスモールキャップ銘柄を、利回りだけに釣られて購入したことがあります。その後、業績が少し悪化しただけで株価が大きく下落し、怖くなって途中で売却して損失を出してしまった、というほろ苦い失敗を経験しています。その時の教訓は、「リスクの特性を正しく理解し、自分の心の許容範囲(リスク許容度)を超えた金額は絶対に投資しない」ということです。今回のOSGコーポレーションを検討する際も、その時の教訓が頭をよぎりました。だからこそ、どんなに利回りが魅力的であっても、我が家のポートフォリオの中で「主役」にはせず、あくまで「他の銘柄の隙間を埋める存在」として、慎重に向き合おうと決めています。
おわりに:完璧を目指さず、できることから一歩ずつ
子育てに追われる毎日は、本当に目まぐるしいですよね。「投資の勉強をしたいけれど、夜は子どもと一緒に寝落ちしてしまう」「小難しい経済用語が多くて、調べる時間がない」と悩んでいるママも多いのではないでしょうか。私も同じです。だからこそ、100点満点の完璧な選択肢を求める必要は全くない、と思っています。今の自分にできる範囲で、70点、80点の選択肢を少しずつ重ねていけば、それだけでも10年後、20年後に大きな差になって現れてくれます。
今回ご紹介したOSGコーポレーション(9637)は、4.91%という非常に高い配当利回りが最大の武器。しかし、時価総額が小さく流動性が低いという「じゃじゃ馬」な一面も持っています。この特徴を「怖い」と切り捨てるのではなく、「それなら全体の1割だけのサテライト枠として、新NISAで数万円だけ持ってみよう。残りは手堅い銘柄で固めよう」というふうに、自分なりのカスタマイズができるのが個別株投資の最大の面白さです。
「3年後に娘が小学校4年生になる時、月5,000円のゆとりを配当金でプレゼントする」。そんな具体的な夢に向かって、これからも忙しい家事や育児の合間に、コツコツとお金の種をまき続けていきたいと思います。みなさんも、ご自身の人生設計や、お子さんの成長のタイムラインを思い描きながら、ワクワクするような家計の未来を一緒に作っていきませんか?
それでは、また次回のブログでお会いしましょう。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!


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