△(2146)UTグループ : 10年後売却益50万、子育て世代の成長種まき枠

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに:配当利回り80%超え?UTグループ(2146)を「成長枠」として検討する

こんにちは、みずきです。2026年に入り、株価は堅調に推移していますね。今日はちょっと変わった銘柄、UTグループ(2146)について検討していきます。

実はこのUTグループ、データ上では**「配当利回り81.36%」**という驚異的な数字が出ていて、最初見た時「え、何かの間違い?」と目を疑いました。もちろん、これは何らかの特殊要因かデータ上のエラーだと思います。(後で詳しく解説しますね)。

ですが、この銘柄、中身を見るとROE(自己資本利益率)が31.67%と非常に高く、**「お金を稼ぐ力」**がとてつもなく強い企業なんです。わが家の人生設計においては、配当金で家計を支える「守りの高配当株」と、将来大きく育ってくれることを期待する「攻めの成長株」の両方が必要です。

今回は、このUTグループを「配当目的」ではなく、**「少額から始められる、高成長期待の種まき枠」**として、10年後の教育資金の準備に組み込めるか、という視点で見ていきたいと思います。

1. シナリオ設定:「10年後、売却益で教育費を賄いたい」

我が家は現在、娘が5歳(年長)で、第二子も検討中です。今は毎月のキャッシュフローを安定させるために、地味で安定した高配当株(ENEOSホールディングスキヤノンなど)をNISAでコツコツ積み上げています。

その一方で、10年後には娘が高校に進学するタイミングが来ます。その際、公立高校でも入学金や制服代などでまとまったお金(50万円程度)が必要になります。これは毎月の配当では賄いきれない、**「大きな節目のお金」**ですよね。

そこで、UTグループのような成長期待の高い銘柄をポートフォリオの一部に組み込み、**「10年後に売却益で50万円を準備する」**というシナリオを立てました。

  • 我が家の現在地:娘5歳(年長)、守りの高配当株投資は継続中。
  • 10年後の家計課題:娘の高校入学費用(50万円)を賄いたい。
  • この銘柄に期待する役割:配当ではなく、10年間の成長による売却益を狙う「攻めの成長枠」。

2. 目標額の逆算計算:少額投資で大きなリターンを狙えるか

UTグループは最低購入代金が20,000円(株価196円、単元株数100株)と、非常に少額から投資を始められます。

もし10年後に50万円の利益を出すためには、どれくらいの成長が必要でしょうか?仮に現在20,000円分だけ購入したとします。

必要リターン = 500,000円 ÷ 20,000円 = 25倍

…現実的ではありませんよね(笑)。

では、投資額をもう少し増やして、例えば**新NISAの成長投資枠**を活用し、**100万円**をこの成長株に投資すると仮定してみます。

  • 目標利益:500,000円
  • 投資元本:1,000,000円

この場合、株価は10年で1.5倍になれば(100万円→150万円)、目標の50万円の利益が得られます。年平均成長率(CAGR)にすると約4.14%の成長が必要です。

UTグループの驚異的なROE(31.67%)を考えると、年4.14%の成長は十分に射程圏内だと私は考えています。もちろん、景気変動の影響は受けますが、**10年という長期目線で見れば、日本がモノづくり大国である限り、人材支援の需要は消えない**からです。

3. 銘柄紹介:UTグループ(2146)はどんな会社?

UTグループは、主に製造業向けに人材派遣や請負サービスを提供している会社です。特に「無期雇用派遣」に力を入れており、社員のキャリアアップ支援を通じて、高い定着率を実現しています。製造業の現場、特に半導体や自動車関連の工場など、技術が求められる分野で活躍しています。

異常な配当利回りに惑わされないこと

先ほど触れたデータ異常について、しっかり確認しておきましょう。

データでは配当利回り81.36%、1株配当162.72円となっていますが、予想EPS(1株あたり利益)はわずか10.53円です。

配当性向の計算: 162.72円 ÷ 10.53円 = 約1545%

つまり、利益の15倍以上の配当を出すという、常識では考えられない数字です。これは一時的な「特別配当」や、何らかの会計・データ上のエラーである可能性が高いです。私たち個人投資家は、**この異常な高配当を当てにしてはいけません。**

私たちが注目すべき「本当の魅力」

この銘柄の真の魅力は、異常な配当利回りではなく、その**収益性と成長性**です。

  • ROE(自己資本利益率):31.67%
  • PBR(株価純資産倍率):4.54倍
  • 収益性・安定性:改善傾向、安定(自己資本比率 44.1%)

ROEが30%を超えるというのは、資本を効率的に使って利益を生み出す力が非常に高いことを意味します。PBRが4.54倍と高いのは、市場がこの高い成長力に大きな期待をかけている証拠です。

財務の安定性も自己資本比率44.1%と問題なく、利益も改善傾向にあるため、「成長投資枠」として十分検討に値すると私は考えています。

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

配当目的ではなく、10年後の教育資金の売却益を狙う成長株として、UTグループの評価をします。

A. 配当の持続性・成長性:×(短期配当目的なら)

短期的な配当の持続性は全く期待できません。配当性向1500%超えは、継続不可能だからです。しかし、企業の利益成長性(ROE 31.67%)は非常に高いため、**中長期での株価成長**という点では、大きな期待が持てます。

もし、この企業が利益成長に伴って、配当性向を現実的な30%〜40%に抑えつつも増配を続けてくれれば、10年後には利回りも改善している可能性はあります。しかし、あくまで今は「配当の柱」にはしない、というのが賢明な判断です。

B. 人生設計との適合性:△(リスク許容度に応じて)

我が家が設定した「10年後の教育費50万円」という目標に対して、この銘柄は**少額から成長期待に乗れる**という点でメリットがあります。最低2万円から始められるので、試しにジュニアNISAや新NISAの成長枠で「種まき」をしやすいです。

適合性を△とした理由は、UTグループが**製造業派遣という景気敏感セクター**にあるからです。景気が悪化すると業績が急降下し、株価も大きく下落するリスクがあります。10年後に景気後退局面と高校入学が重なってしまうと、売却益が得られないどころか、元本割れのリスクもあります。

だからこそ、この銘柄は教育資金の全てを賭けるべきではなく、**全体のポートフォリオの10%未満**に抑えるべき「サテライト(衛星)枠」だと考えています。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:○(少額投資なら)

最低購入代金が2万円なので、**「とりあえず買ってみる」**ことができるのは、忙しい子育て世代にとって大きなメリットです。

もし2万円を失っても家計に大きな影響はありませんが、この2万円が10年後に10万円になっていれば、娘と旅行に行けるかもしれません。この少額投資が可能であるため、景気敏感性というリスクを許容しやすい状態にあります。

もし育休に入るなど、家計が不安定になる時期が近い場合は、景気敏感株の購入は控えるべきですが、我が家はまだ第二子の予定が明確ではないため、成長性の高い銘柄を少しだけ組み込むのはありだと判断しています。

5. 外部環境と総合評価:好景気の波に乗れるか?

UTグループが属する製造業セクターは、景気の影響を強く受けます。現在の景況感はどうでしょうか。

直近のニュースでは、2026年大発会で日経平均株価が一時1200円超も上昇し、特に半導体関連株が牽引したという報道がありました。

「大発会の日経平均株価、上げ幅一時1200円超 半導体関連に買い」(日本経済新聞 2026年1月5日)

UTグループは製造業、特に半導体製造ラインへの人材派遣も主要なビジネスとしています。半導体市場が好調であれば、製造現場の人手不足は深刻化し、UTグループの業績は大きく伸びる傾向にあります。

このため、現在の好景気の波が続いている間は、業績拡大と株価上昇が期待できるでしょう。

みずきの総合判断

私は、このUTグループは短期的な配当収入を期待する銘柄ではなく、**「日本の製造業の底力と高いROEを信じて、10年後の売却益を狙う成長期待枠」**として非常に魅力的だと考えます。

最低購入金額が2万円と安いので、まずは1単元(100株)だけ購入してみて、ポートフォリオのアクセントにするのが良いかなと思っています。10年後に目標の50万円を達成するには追加投資が必要ですが、まずは少額で「景気敏感株を保有する感覚」を掴むのが大事だと思います。

6. 制度活用との組み合わせ:ジュニアNISAと新NISAの成長枠

この銘柄の最大のメリットは、少額である点と、売却益狙いの「成長株」である点です。これらは日本の税制優遇制度と組み合わせることで、最大限の効果を発揮します。

ジュニアNISA(2026年まで利用可能)での種まき

もしUTグループを娘(5歳)のジュニアNISA口座で購入すれば、10年後の高校入学時に売却益が出た場合、その利益は**完全に非課税**になります。

例えば、2万円投資した株が10万円になったとして、その8万円の利益に税金がかからないというのは本当に大きいですよね。成長株は株価の変動が大きい分、売却益も大きくなる可能性を秘めているので、非課税の恩恵を最大限に享受できます。

ただし、ジュニアNISAは2026年末で新規投資が終了しますし、18歳までは原則引き出しができないので、高校入学(15歳頃)での引き出しには注意が必要です。我が家はもうすぐジュニアNISAの枠が埋まりそうなので、夫の新NISA成長投資枠での購入も検討しています。

新NISA成長投資枠で「リスク分散」

新NISAの成長投資枠(年間240万円)であれば、UTグループのような個別株を制限なく購入できます。この枠を「景気に左右されにくいディフェンシブ株」と「UTグループのような高成長期待の景気敏感株」に分けて投資することで、リスク分散を図るのが理想です。

ちなみに、UTグループは配当金も出しますが、異常な高利回りは一時的なものとみなし、もし今後、現実的な利回り(例えば2%)になったとしても、非課税で受け取れるのは嬉しいポイントですね。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べる

UTグループは魅力的な銘柄ですが、懸念点ももちろんあります。

懸念点1:配当データの信頼性の低さ

81.36%という利回りデータは、企業の信頼性とは関係なく、情報の提供元で何らかの異常が発生していることを示しています。このように市場に出回る情報が不安定だと、判断の基準がブレやすいのが怖いです。

だからこそ、私たちは**「数字の表面だけを見て飛びつかない」**という冷静さが必要です。高配当の幻想を捨て、ROEの高さやビジネスモデルといった本質的な価値で判断することが、この銘柄を検討する上での最重要ポイントだと思います。

懸念点2:景気変動への耐性

UTグループの業績は、製造業の生産調整に直結します。もし世界経済がリセッション(景気後退)に陥れば、工場は稼働を減らし、派遣社員の需要は激減します。

私たち子育て世代は、夫の給与や私の給与が一時的に減るリスクと、投資先である景気敏感株の株価が下がるリスクが、同時に発生する可能性があります。**家計と投資のリスクが連動しやすい**、という点は常に頭に入れておく必要があります。

だからこそ、この銘柄はあくまで「お試し」の少額から始めるのが鉄則。もし大きな金額を投資したいなら、景気後退局面で株価が大きく下がった時を狙うのが、みずき流の安全策かもしれませんね。

景気敏感株は波に乗れればリターンが大きいですが、その分リスクも高い。我が家のリスク許容度と照らし合わせながら、慎重に判断していきたいですね。

(他にも、我が家がどのように高配当株を家計の柱にしているかについては、こちらの記事も参考にしてくださいね:◎(287A)黒田グループ : 育休中の家計月7千円を6.50%高利回りで2年後サポート

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