○(8150)三信電気 : 5.18%配当で小1の壁の習い事費を支える家計の補強策

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

みなさん、こんにちは。子育てママ投資家のみずきです。2026年に入り、我が家の長女も4月に無事、小学校に入学しました。幼稚園の時とは生活リズムがガラリと変わり、いわゆる「小1の壁」に直面している真っ最中です。毎日の宿題のチェックや、学童の準備など、親の側も慣れるまで本当にドタバタですね。完璧を目指さず、ボチボチやっていこうと自分に言い聞かせています。

小学校に入ってから、お友達の影響もあってか、娘が「英語とプログラミングの習い事をやってみたい!」と言い始めました。子どもの「やりたい」という意欲はできる限り応援してあげたいのが親心ですよね。でも、現実問題として、新しい習い事を2つ増やすと、毎月の月謝が合計で約15,000円ほど上乗せになります。これは家計にとって、地味に大きな固定費アップになりますよね。

そこで今回は、「我が家の人生設計」から逆算して、この増える習い事代を「高配当株の配当金」でどうやってカバーしていくか、具体的なシミュレーションを交えながら、エレクトロニクス商社である三信電気(8150)を中心に、複数の銘柄を比較・検討してみたいと思います。

1. シナリオ設定:我が家の人生設計と「小1の壁」の解決策

まずは、今回なぜこの投資を検討するのか、我が家の状況を整理してみました。

我が家は現在、私(41歳)と夫、そして6歳の長女の3人暮らしです。第二子も授かれたら嬉しいな、という気持ちはありつつも、まずは今目の前にある「長女の教育環境の充実」と「家計の安定」が最優先課題です。

現在の貯蓄やインデックス投資(つみたてNISAやiDeCo)は順調に継続していますが、これらは「20年後の老後資金」や「高校・大学の学費」のための、いわば「触ってはいけないお金」です。それに対して、今直面している「毎月15,000円の習い事代」は、日々の生活費のキャッシュフローから捻出する必要があります。

もし、給与だけでこれを賄おうとすると、毎月の家計のやりくりに少し窮屈さを感じてしまうかもしれません。だからこそ、「今使えるお金(配当金)」を増やして、家計の自由度を高めるアプローチが必要だと考えたわけです。

今回の具体的な目標は以下の通りです。

  • 家計課題:長女の新しい習い事代(英語・プログラミング)の捻出
  • 必要なキャッシュフロー:毎月15,000円(年間18万円)
  • 目標設定:この年間18万円を、配当金(税引き後)で安定的に受け取れるポートフォリオを構築する

2. 目標配当額の逆算計算

では、具体的にどれくらいの投資額があれば、目標とする「月15,000円(年間18万円)」の配当金を手に入れられるのか、逆算して数字を出してみましょう。

配当金には通常、約20.315%の税金がかかります。そのため、手取りで180,000円を確保するためには、税引き前の「額面配当金」がいくら必要なのかを計算します。

必要額面配当金 = 180,000円 ÷ (1 - 0.20315) ≒ 225,889円

切りよく、年間で約226,000円の額面配当を目指すことになりますね。次に、投資する銘柄の配当利回りごとに、必要な総投資額がどれくらいになるかを試算してみます。

配当利回り(税引き前) 必要な年間配当額(額面) 必要となる総投資額
4.0% の場合 226,000円 5,650,000円(約565万円)
4.5% の場合 226,000円 5,022,222円(約502万円)
5.0% の場合 226,000円 4,520,000円(約452万円)
5.2% の場合 226,000円 4,346,153円(約435万円)

いかがでしょうか。利回りが5%を超えてくると、必要な投資額が450万円以下に抑えられます。我が家の特定口座や、新NISAの「成長投資枠」をフル活用すれば、決して非現実的な金額ではないと感じます。ただ、これを1つの銘柄に集中投資するのは、万が一の減配や無配リスクを考えると怖すぎますよね。複数の頼れる高配当株に分散して、この「月15,000円システム」を作っていくのが、我が家のような子育て世帯には合っていると思います。

3. 複数銘柄の比較紹介(エレクトロニクス・商社セクター)

今回は、高い配当利回りが魅力的なエレクトロニクス・商社セクターから、有力な候補となる3つの銘柄を比較してみたいと思います。メインで検討するのは三信電気(8150)ですが、同じように家計を支えるサテライト枠として優秀な2銘柄も並べてみました。

比較する3つの銘柄スペック一覧(2026年6月23日時点)

銘柄名(コード) 直近株価 最低購入代金 予想配当利回り 1株配当(会社予想) PBR(実績) 自己資本比率
三信電気(8150) 2,701円 270,100円 5.18% 140.00円 0.72倍 50.5%
リョーサン菱洋ホールディングス(167A) 2,800円前後 約28万円 4.99% 約140円 0.8倍前後 55%程度
高島(8007) 3,000円前後 約30万円 6.22% 約186円 0.9倍前後 40%程度

1. 三信電気(8150)の特徴と魅力

三信電気は、ルネサスエレクトロニクスなどの半導体や電子部品を扱う「デバイス事業」と、官公庁や企業向けにネットワークインフラなどを構築する「システムソリューション事業」の二本柱で展開しているエレクトロニクス商社です。

注目すべきは、なんといっても5.18%という高い予想配当利回りです。1株配当予想は140円となっており、100株保有するだけで年間14,000円(税引き前)の配当が受け取れます。PERは9.19倍、PBRは0.72倍と、東証が求める「PBR1倍割れ改善」の恩恵を受けやすい割安水準に放置されているのも魅力ですね。

収益性についても、自己資本比率が50.5%と財務基盤は安定しており、ROE(自己資本利益率)は11.47%と、一般的に合格ラインとされる8%を上回っています。売上高も右肩上がりで成長が続いており、中長期での底堅さが期待できそうです。

2. リョーサン菱洋ホールディングス(167A)との比較

同じエレクトロニクス商社として、近年経営統合によって誕生したリョーサン菱洋ホールディングスも非常に魅力的な比較対象です。配当利回りは4.99%と、三信電気の5.18%に引けを取らない高水準を維持しています。規模のメリットを活かした効率化が進んでおり、業界内での存在感はピカイチです。我が家では、どちらか一方に偏るのではなく、同セクター内での分散先としてこの2銘柄をセットで検討する価値があると考えています。

3. 高島(8007)との比較

一方で、より高い利回りを誇るのが高島です。配当利回りは6.22%と非常に魅力的ですが、エネルギー・建設資材など扱う分野が異なるサステナブル商社です。利回りだけで見れば高島が優勢ですが、自己資本比率は40%程度と、三信電気の50.5%に比べるとやや財務のタイトさがあります。業績のブレや景気耐性を考慮し、ポートフォリオのバランスを取りながら組み合わせることが大切ですね。

4. 業界ニュースから見る三信電気のリスクと将来性

高配当株投資で最も避けたいのは、購入した後の「減配(配当金が減ること)」や「株価の大幅な下落」ですよね。特にエレクトロニクス業界は、いわゆる半導体サイクルや電子部品の需給に大きく業績が左右される「景気敏感セクター」です。

ここで、気になる外部ニュースを1つご紹介します。

日本の大手電子部品メーカーである太陽誘電の格下げに関するニュースです。岡三証券が太陽誘電のレーティングを「強気」から「中立」に格下げしたと報じられています(参考:太陽誘電、岡三証が「中立」に格下げ 速報 | 株式新聞Web)。MLCC(積層セラミックコンデンサ)などの電子部品市場において、スマートフォンの需要低迷や車載向けの在庫調整など、市場環境が一時的に不透明になっていることが背景にあるようです。

このように、電子部品の製造元(メーカー)の評価が下がったり、在庫調整が長引いたりすると、それを仕入れて顧客に届ける立場であるエレクトロニクス商社(三信電気など)の業績にも、時間差で影響が及ぶ可能性があります。ニュースから学べるのは、「今はエレクトロニクス業界全体が、踊り場や調整局面にあるかもしれない」という点です。

ただし、こうした調整局面こそ、株価が安くなって利回りが上昇するため、長期保有目的の個人投資家にとっては「安く仕込むチャンス」とも言えます。直近の三信電気の株価も、年初来高値3,275円から、調整を経て安値圏の2,701円付近まで下がってきています。この水準であれば、リスクを織り込んだ上での「買い時」として、前向きに監視リストに入れておきたいところです。

5. みずきの「人生設計マッチ度」評価

それでは、我が家の人生設計において、三信電気がどれくらいフィットするのか、3つの軸で客観的に評価してみます。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

直近の財務データを見ると、自己資本比率は50.5%と、商社としては十分な財務余裕があります。EPS(1株当たり純利益)も294.05円と高く、配当性向は約47.6%(140円÷294.05円)と、50%以下に抑えられています。これは「稼いだ利益の半分近くを配当に回しつつ、残りは次の投資や内部留保に回している」という健全な状態を意味します。

ただ、前述したように半導体・電子部品業界の景気循環に影響されやすいため、業績の落ち込み期には配当が維持できるか、やや警戒が必要です。そのため評価は「○」としました。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

利回り5.18%は、我が家の「月15,000円(年間18万円)の習い事代を補う」というミッションにおいて、非常に強力なエンジンになります。たとえば、この三信電気を200株(投資額:約54万円)保有するだけで、年間28,000円(税引き前)の配当が手に入ります。目標額の約15%をこの1銘柄だけでクリアできる計算です。必要な時期(今まさに小学校に入ったばかりの今!)に、しっかりキャッシュをもたらしてくれる点で、適合性は抜群の「◎」です。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○(まあ大丈夫)」

我が家は現在、夫婦共働きで安定した給与収入があるため、多少の株価のボラティリティ(値動き)には耐えられます。株価が下がっても「配当金が維持されているなら、安く買い増せてラッキー」と思える精神的余裕があります。ただし、将来的に第二子の育休などで私の収入が一時的に下がる可能性を考慮すると、景気敏感株ばかりに偏るのは危険です。ポートフォリオの主役はあくまで安定したインデックスやJ-REITとし、三信電気は「少し冒険しつつリターンを狙う、頼もしいサテライト枠」として配置するのがベストだと考えています。

6. 制度活用との組み合わせで税効率を劇的に上げる方法

みずきブログのこだわりは、ただ銘柄を買うだけでなく、「国の制度をフル活用して、手取りの配当金を最大化する」という点です。今回の三信電気を保有するにあたって、どのような制度活用が考えられるか整理してみました。

① 新NISA(成長投資枠)での保有

何と言っても、まずはこれですね!特定口座で保有すると配当金に約20%の税金がかかりますが、新NISAの成長投資枠で保有すれば、配当金は丸々非課税になります。

もし特定口座で三信電気を1,000株保有した場合、年間140,000円の配当のうち、約28,000円が税金として差し引かれ、手取りは約112,000円になってしまいます。しかし、NISA枠であれば140,000円がそのまま手元に残ります。この「28,000円の差」は、娘の習い事の月謝約2ヶ月分に相当します。この差は本当に大きいですよね!

② 課税口座なら「配当控除(総合課税)」も選択肢に

もしNISA枠を使い切っている場合や、別の目的で枠を空けておきたい場合は、特定口座で保有することになります。その際、もし夫婦それぞれの所得水準(課税所得が900万円以下など)によっては、確定申告で「総合課税」を選択し、「配当控除」を適用することで、源泉徴収された所得税の一部を取り戻すことができます。

「確定申告なんて難しそうだし、時間がない…」と思われがちですが、今はスマホからマイナポータル連携で驚くほど簡単に申告できるようになりました。少しの手間で、家計に数千円〜数万円が戻ってくる可能性があるなら、やらない手はありませんよね。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に告白します

ここまで三信電気の魅力をお伝えしてきましたが、完璧な銘柄なんてこの世に存在しません。私がリアルに迷っている、懸念しているポイントも隠さずシェアしますね。

一番の懸念は、やはり「1単元(100株)の購入に約27万円が必要」という初期投資のハードルの高さです。家計管理をしている身としては、27万円というまとまったお金を一箇所に投じるのは、少し緊張感があります。特に今は、日経平均全体の動きも荒く、いつドカンと大きな調整が来るか読めない時期です。

「買った直後に、さらに20%株価が下がったらどうしよう…」という不安は、投資歴5年目に入った今でも普通にあります。また、太陽誘電の格下げニュースのように、エレクトロニクス業界全体の先行きに一時的なモヤモヤがある中で、急いで一度に上限まで買い進める必要はないのかな、とも思っています。

8. みずきの総合評価+我が家の判断

さて、色々と考えてきましたが、我が家の結論です!

「三信電気は、我が家の小1の壁・習い事支援ポートフォリオの『有力なサテライト候補』として、ぜひ組み入れたい。ただし、一度に27万円を投じるのではなく、時期を分散してコツコツ集めていく方針にする!」

具体的には、以下のようなステップで進めていこうと思っています。

  1. まずは、単元未満株(1株から買えるサービス)を利用して、毎月数株ずつ、あるいは株価が下がった日に少しずつ買い足していく。
  2. 秋から冬にかけて、もし株価がさらに調整して「配当利回りが5.5%を超えるような水準(株価2,500円前後)」まで下がることがあれば、そこでまとまった数量(単元株)を購入して、NISAの成長投資枠に引き渡す。
  3. 同時に、同じセクターのライバルであるリョーサン菱洋ホールディングス(167A)などにも分散し、エレクトロニクス商社1社だけに依存しないポートフォリオを作る。

こうして時間と銘柄を分散させながら、目標である「月15,000円」の配当キャッシュフローを数年かけてじっくり育てていきたいな、と思います。これなら、株価の下落も「安く買えるチャンス」として、心の平穏を保ちながら笑顔で子育てと投資を両立できそうです。

投資のゴールは、決してお金を増やすことそれ自体ではなく、「家族がやりたいことを笑顔で選択できる自由を手に入れること」。娘が楽しそうに新しい習い事に向かう姿を想像しながら、一歩一歩、我が家らしいペースで資産形成を進めていきたいと思います。みなさんのご家庭の人生設計には、どんな銘柄がフィットしそうでしょうか?この記事が、皆さんの家計管理と投資のヒントになれば嬉しいです。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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