◎(4916)ノエビアホールディングス : 5.12%配当で3年後の小4の壁の習い事費を支える家計の備え

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

こんにちは、みずきです。毎日暑い日が続きますが、みなさん体調は崩されていませんか。我が家では、この春に小学校に入学したばかりの娘が、毎日元気にランドセルを背負って登校しています。保育園時代とはガラリと変わった生活リズムに、親子ともどもようやく慣れてきたところです。

小学生になって実感しているのが、いわゆる小1の壁ですね。放課後の預け先として民間の学童を利用したり、新しい習い事を始めたりしたことで、家計の支出が少しずつ変化してきました。これまでは「教育費の貯め時」なんて言われていた時期ですが、意外と細かいお金が出ていくものだなあ、としみじみ感じています。

でも、落ち込んでいる暇はありません。資産形成は、今できる範囲で一歩ずつ進めることが大切です。今回は、我が家のリアルな人生設計をもとに、3年後の小4の壁を見据えた高配当株投資の戦略についてお話ししたいと思います。注目しているのは、誰もが一度は耳にしたことがある美容と健康のリーディングカンパニー、ノエビアホールディングスです。

我が家の人生設計と3年後の家計課題

我が家の現在地をお話しすると、私(1985年生まれ)と夫、そして6歳になったばかりの娘の3人暮らしです。2021年からつみたてNISAやiDeCoをスタートし、インデックス投資をコアにしつつ、家計に毎月のキャッシュフローを運んでくれる高配当株をサテライトで少しずつ買い増してきました。

今一番意識しているライフイベントは、3年後、娘が小学4年生になるタイミングです。俗に言う小4の壁ですね。この頃になると、放課後の学童保育が終了する自治体が多く、放課後の過ごし方を真剣に考えなければなりません。また、中学受験を視野に入れる場合は、学習塾への通塾が本格化する時期でもあります。もし進学塾に通うとなれば、月謝や季節講習代などで、今よりも月に1万円から2万円ほどの教育費が上乗せされることになります。

「そのときになって慌てて家計から捻出するのは大変。だったら、今から3年間かけて、3年後に自動的に月1万円を運んできてくれる仕組みを作っておこう」

これが、私の立てた逆算の人生設計シナリオです。子どもの成長に合わせて必要になる教育費を、高配当株の配当金でカバーすることを目指しています。

目標配当額からの逆算計算

それでは、具体的にいくらの投資が必要になるのか、数字を使って逆算してみましょう。目標は「3年後に月1万円(年間12万円)の配当収入を得ること」です。税引後の手取りでしっかり12万円を受け取りたいので、新NISAの成長投資枠を使って非課税で受け取ることを前提に計算します。

目標年間配当額:120,000円

仮に、配当利回りが5.0%の銘柄を保有する場合、必要な投資額は以下のようになります。

必要投資額 = 120,000円 ÷ 5.0% = 2,400,000円

つまり、3年間で240万円分の高配当株をポートフォリオに組み込めば、目標を達成できる計算になります。年間で約80万円、毎月に直すと約6.6万円の投資ペースです。これをすべて1つの銘柄に集中させるのはリスクが高いので、いくつかの優良な高配当株に分散して、コツコツと積み上げていくのが我が家の現実的なプランです。

同じ目標を目指す複数銘柄の比較

ここで、目標とする「利回り5%前後」の候補となり得る銘柄をいくつか比較してみたいと思います。今回は、私と同じ子育て世代の教育費の備えとして親和性の高い3つの銘柄を並べてみました。

銘柄名(コード) 最低投資金額 配当利回り(予想) 配当方針・特徴
(株)ノエビアホールディングス(4916) 約449,000円 5.12% 安定配当を重視。自己資本比率70%超の超健全財務。
(株)スペース(9622) 約110,000円 5.04% 商業施設の内装大手。実質無借金で極めて強固な財務体質。
(株)学究社(9769) 約105,000円 5.06% 都立中高一貫受験に強い学習塾を展開。教育ビジネスそのものに投資。

まず、本日メインでご紹介するノエビアホールディングス(4916)は、対面販売の高級化粧品だけでなく、ドラッグストアでおなじみの「なめらか本舗」などのセルフ化粧品、OEM事業、食品や医薬品まで幅広く手掛けています。配当利回りは5.12%(2026年7月2日時点の予想)と非常に高く、しかも自己資本比率が70.3%という、絵に描いたようなキャッシュリッチ企業です。ただ、最低購入代金が約45万円と、ややまとまった資金が必要なのが特徴です。

次に、過去の記事でもご紹介した(株)スペース(9622)は、ディスプレイデザインのトップ企業です。こちらも非常に強固な財務体制を持っており、配当利回りは5.04%となっています。10万円台から購入できるため、資金を少しずつ分散投資したい場合にとても重宝します。詳しい分析は、こちらの過去記事「◎(9622)スペース : 5.04%配当と強固な財務で小1の壁の習い事費を支える教育費の備え」も参考にしてみてくださいね。

そしてもう一つ、教育分野そのものに投資するという視点でおすすめなのが(株)学究社(9769)です。都立中学受験で抜群の実績を誇る「ena」を運営しており、子どもの塾代を塾の配当金で賄うという、まさに教育費の自給自足が狙える銘柄です。利回りは5.06%と高水準を維持しています。こちらも「◎(9769)学究社 : 5.06%配当で小1の壁の習い事費月5千円を支える家計の教育費の盾」として過去に整理しています。

これら3つの銘柄は、いずれも利回り5%を超えつつ、それぞれの業界で独自の強みを持っています。我が家の場合は、これらの銘柄をバランスよく組み合わせることで、特定の業界の不況に強いポートフォリオを作りたいと考えています。

ノエビアホールディングスの財務と業績ファクトチェック

それでは、今回特に注目しているノエビアホールディングス(4916)について、最新の指標と業績を詳しく見ていきましょう。ママ投資家として、大切なお金を預ける以上、数字の裏付けは欠かせません。

まずは、直近の株価と基本的な指標データです。2026年7月2日の取引では、前日比+110円(+2.51%)の4,490円で引けました。この日の高値は4,495円、安値は4,400円となっています。年初来高値は2026年1月23日の4,760円、年初来安値は同年5月14日の4,190円ですので、現在はレンジのちょうど中間あたりに位置していると言えます。最低購入代金は449,000円(単元株数100株)です。

次に、配当と収益性に関するデータです。

  • 配当利回り(会社予想):5.12%
  • 1株配当(会社予想):230.00円(2026年9月期)
  • EPS(会社予想):240.07円(2026年9月期)
  • PER(会社予想):18.70倍
  • PBR(実績):3.14倍
  • ROE(実績):14.97%
  • 自己資本比率(実績):70.3%

ここから見えてくるのは、非常に高い収益性と安全性です。まず、ROE(自己資本利益率)が14.97%と、日本企業の平均を大きく上回る高水準を維持しています。会社としての収益力は非常に高く、効率よく利益を稼ぎ出していることがわかります。純利益率や営業利益率も改善傾向にあり、直近の業績も持ち直しの流れが続いています。

そして何より素晴らしいのが、自己資本比率70.3%という抜群の安定性です。有利子負債は緩やかに減少傾向にあり、実質的な無借金経営に近い状態と言えます。手元のキャッシュが非常に潤沢なため、景気が一時的に後退したとしても、すぐに財務が行き詰まるようなリスクは極めて低いと考えられます。

さらに、女性投資家、特にママにとって嬉しいのが株主優待制度です。100株以上の保有で、年2回、ノエビアグループの商品(ノエビアのカウンセリング化粧品や、なめらか本舗などのセルフスキンケア、ヘアケア商品など)がもらえます。自分の美容費や日用品費を浮かせることができるため、家計管理の視点からも非常に実用性が高い優待ですね。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

それでは、我が家の3年後の人生設計に照らし合わせて、ノエビアホールディングスを3つの軸で評価してみたいと思います。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○(まあ大丈夫)」

自己資本比率70.3%という盤石な財務基盤と、安定した営業キャッシュフローがあるため、現在の年間230円という高配当が維持される可能性はかなり高いと見ています。経営陣も「株主還元を重視する」姿勢を明確にしています。ただ、一つだけ懸念しているのが配当性向の高さです。予想EPS(1株当たり利益)240.07円に対して、予想配当が230円ですので、配当性向は約95.8%になります。稼いだ利益のほとんどを配当として吐き出している計算になるため、ここからさらに大幅な増配を期待するのは少し難しいかもしれません。そのため、成長性というよりは「安定した高い維持力」を期待する銘柄と言えます。

B. 人生設計との適合性:評価「◎(ぴったり)」

3年後の小4の壁に向けて、確実に配当金を受け取りたい我が家にとって、この5.12%という利回りは非常に魅力的です。45万円の投資で、毎年非課税(新NISA枠)なら23,000円の現金が手に入ります。これが3単元(約135万円分)あれば、年間69,000円。毎月の塾代の半分近くをカバーしてくれる計算になります。また、年2回の優待で届く洗顔料や化粧水は、私が普段使うドラッグストアでの出費を直接減らしてくれるので、家計の節約効果としても即効性があります。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「○(まあ大丈夫)」

化粧品や日用品は、不況になったからといって急に消費がゼロになるものではありません。景気耐性が比較的強い業界であるため、株価が急落するリスクはIT株などに比べて低いと考えています。ただ、やはり1単元45万円というのは、我が家の毎月の貯蓄ペースからするとやや大きめの買い物になります。一気に買うのではなく、家計の余裕資金を見極めながら、数回に分けて慎重にタイミングを計る必要があります。

みずきの総合評価と投資判断

以上の分析を踏まえて、我が家におけるノエビアホールディングスの総合評価は「3年後の教育費を守る、頼れる美容と財務の盾」に決定しました。

配当性向が高いという弱点はあるものの、無借金に近いキャッシュリッチな財務体制がその不安を補って余りあると判断しています。もし株価が一時的な地合いの悪化などで年初来安値の4,190円付近まで下がるような場面があれば、新NISAの成長投資枠を使って、最優先で1単元を拾いに行きたいと考えています。

ただし、この銘柄だけに資金を集中させるのは避け、先ほど比較した「スペース(9622)」や「学究社(9769)」といった、別の強みを持つ高配当株と組み合わせることで、ポートフォリオ全体の安定感を高めていく戦略をとります。

新NISAと税制優遇制度の活用法

ここで、みずきブログのこだわりである「制度活用」について、少し掘り下げてお話しします。最近のニュースでも、株式投資を取り巻く環境が大きく変わってきていることが話題になっていますね。

例えば、こちらの日本経済新聞の記事「個人株主、最多の延べ9200万人 株高で若年層に広がり – 日本経済新聞」にあるように、日本国内の個人株主数は過去最多を更新し、若年層や子育て世代への広がりが顕著になっています。新NISAのスタートをきっかけに、「将来の備えとして株を始めてみよう」と動き出す人が本当に増えているのを肌で感じます。

私たち子育て世代がノエビアホールディングスのような高配当株に投資する場合、絶対に活用したいのが新NISAの成長投資枠です。通常、配当金には約20.315%の税金がかかります。23,000円の配当金をもらっても、課税口座だと手元に残るのは約18,300円に減ってしまいます。これが新NISAなら、23,000円がそのまま丸ごと家計のキャッシュとして入ってくるわけです。この差は、教育費をコツコツ貯める身としては本当に大きいですよね。

もし、すでに新NISAの枠を他のインデックス投資などで使い切っているという場合は、特定口座(課税口座)で保有し、確定申告で配当控除を利用するという方法もあります。これは、配当にかかる税金を一部取り戻せる素晴らしい仕組みです。ただし、所得控除や住民税の所得制限(児童手当や高校無償化の判定基準)に影響を与える可能性があるため、私たちのような子育て世帯は、まずは非課税で完結する「新NISA枠内」での保有を最優先に計画するのが一番シンプルで安全だと思います。

また、かつてジュニアNISA口座で子供名義で運用していた資金があるご家庭は、その非課税期間を最大限活かしつつ、高校・大学進学時という「超・長期」の出口に向けて寝かせておき、親の新NISA枠で「3年後の小4の壁」といった「中・短期」の教育費をカバーする、というように使い分けをすると、人生設計のパズルがきれいにハマると思います。

完璧を求めない、私のモヤモヤと懸念ポイント

さて、ここまで良いところを中心に書いてきましたが、私のブログでは「完璧な銘柄はない」という現実もきちんとお伝えしたいと思っています。ノエビアホールディングスに対する私の正直なモヤモヤ、懸念ポイントは以下の通りです。

第一に、先ほども触れた高すぎる配当性向(約95.8%)です。利益のほとんどを配当に回しているため、もし化粧品の原材料費高騰や為替の影響で業績が少しでも悪化した場合、減配(配当金が減ること)に踏み切るハードルが他社に比べて低いのではないか、という不安は拭えません。

第二に、インバウンド依存と国内市場の縮小です。ノエビアは高級化粧品も扱っているため、訪日外国人観光客の消費動向に業績が左右されやすい側面があります。また、日本の少子高齢化が進む中、国内の化粧品市場全体が縮小傾向にあることも、長期的な成長性という観点では少し心配な材料です。

「素晴らしい財務を持った会社だけど、10年後、20年後も今の配当額を維持できるかは、世の中の変化をしっかり見ておく必要があるな」

そう心に留めながら、定期的に決算短信をチェックする習慣をつけたいですね。投資に100点の正解はありません。大切なのは、メリットもリスクも納得した上で、「我が家の人生設計にちょうどいいXX点の選択肢」として、愛着を持って付き合っていくことだと思っています。

おわりに

娘が小学校に入学したことで、子育てのステージがまた一つ進んだことを実感する毎日です。小1の壁にぶつかりながらも、こうして少しずつ先の未来(小4の壁、そして大学進学)を具体的にイメージし、家計の仕組みを整えていく作業は、どこか冒険の準備をしているようでワクワクもします。

お金は、私たちの人生の自由度を高め、選択肢を広げてくれる大切なツールです。忙しい日々の合間に、完璧を目指さず、できる範囲で知恵を絞りながら、これからも楽しく投資を続けていきましょうね。

みなさんのご家庭の人生設計には、どんな高配当株がフィットしそうでしょうか。この記事が、少しでもみなさんの家計管理や投資のヒントになれば嬉しいです。それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

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